
✅この記事では、2026年初頭に登場するといわれている3つの新型MacBook(M5 MacBook Air・M5 MacBook Pro・低価格12.9インチMacBook)について整理します。それぞれがどんなユーザー向けなのか、「今買う」「待つ」の判断軸も一緒に見ていきます。
- 要点まとめ:2026年初頭に出てくる3つのMacBook
- M5 MacBook Air:一番“無難だけど間違いない”選択肢
- M5 Pro/Max MacBook Pro:デザイン維持の“中身全振り”アップデート
- 12.9インチA18 Pro MacBook:iPhone・iPadからの“入口Mac”
- 注目したいポイント:誰にどのMacBookがハマるのか
- ひとこと:2026年のMacBookは“3レーン勝負”の年になりそう
- まとめ:2026年初頭のMacBook 3モデルをどう選ぶ?
どうも、となりです。
2025年はM5チップの登場でMac全体が一段階ギアチェンジした年でしたが、MacBookラインアップは2026年初頭にかけて、もう一度わかりやすく整理されそうです。特にM5 MacBook AirとM5 Pro/Max搭載のMacBook Pro、そしてA18 Proチップ採用の新しい低価格MacBookという3本柱は、「どの価格帯でどんな人を取りにいくのか」がはっきりした構成なんですよね。
すでにM5 MacBook Airの登場時期や仕様の噂や、低価格MacBook 2026年モデルの価格帯は別記事でも整理してきましたが、今回は9to5Macの最新記事をベースに、「3モデルをまとめて俯瞰したときにどう見えるのか」を中心に整理してみます。
要点まとめ:2026年初頭に出てくる3つのMacBook
まずは9to5Macの記事内容をベースに、ポイントだけざっくりまとめます。
- M5 MacBook Airが2026年初頭(2〜3月ごろ)に登場予定。
- デザインやサイズ構成(13/15インチ)は現行M4モデルとほぼ同じで、M5チップへの載せ替えがメイン。
- 新色が1色追加され、スカイブルーが入れ替わる可能性あり。
- M5 Pro/M5 Max搭載の14/16インチMacBook Proが、同じく2026年前半に投入見込み。
- こちらも筐体デザインは維持しつつ、プロ向けの高性能チップ+高速SSD+広いメモリ帯域が主なアップデート。
- まったく新しいポジションとして、12.9インチの「MacBook」ブランドが復活する可能性。
- チップはA18 Pro(iPhoneと共通系統)、価格は$599〜$699(約¥95,800〜¥111,800)レンジが想定。
- カラーはシルバー・ブルー・ピンク・イエローなど、iPad寄りのポップな構成になる見込み。
ざっくり言うと、現行のM5 MacBook Airが「標準」、M5 Pro/Max搭載MacBook Proが「プロ」、そしてA18 Pro廉価版MacBookが「エントリー〜ライト」の入り口を担当する三層構造になるイメージです。
M5 MacBook Air:一番“無難だけど間違いない”選択肢

まずはM5 MacBook Airから見ていきます。9to5Macによると、M5 MacBook Airは基本的に現行M4 Airと同じデザイン・サイズを維持しつつ、中身のチップがM5に置き換わる形になるとされています。
- 13インチ/15インチの2サイズ構成は継続。
- 極端な薄型化やポート削減といった“冒険”はなさそう。
- スカイブルーなど一部カラーの入れ替えで、ラインアップを少しだけ整理。
すでにM5 MacBook Airの噂記事でも触れましたが、M5はCPU性能自体がM4より一段階伸びるだけでなく、Apple IntelligenceなどのAI機能を支えるNPU(Neural Engine)側も着実に強化される見込みです。いわゆる「普通のMacユーザー」にとっては、電池持ちと静音性を保ちつつ、AI系の処理がよりスムーズに動く日常用ノート、という立ち位置になりそうなんですよね。
今M4 MacBook Airを狙っている人にとっては、
- 値下がりしたM4を早めに買うか
- M5まで待って、寿命とリセールの長さを取りに行くか
という二択になってきます。2026年春が一つのわかりやすい境目になる、という見方もできそうです。
M5 Pro/Max MacBook Pro:デザイン維持の“中身全振り”アップデート

次に、M5 Pro/M5 Max搭載のMacBook Proです。こちらはすでにM5無印搭載の14インチモデルが出ているため、その上位版としての「本命プロ機」がやっと揃う格好になります。
- サイズは14インチ/16インチの2種類。
- 現行筐体をほぼそのまま継続。
- チップはM5 Pro/M5 Maxで、コア数・GPU性能・メモリ帯域が拡張。
- SSDの読み書き性能も、M5世代でさらに底上げされる見込み。
すでにM5 MacBook Proの初期ベンチ結果を見ると、シングルコア性能はかなり高い水準に到達しており、動画編集・3D・大型コードビルドなど、ガッツリ重い処理をする人にとっては「そろそろ乗り換え候補」に入ってきている印象です。
一方で、AppleはすでにM6世代での“フルモデルチェンジ”MacBook Proも開発中と噂されています。筐体デザインの大きな変化を狙うならM6まで引っ張る選択もありそうですが、M5世代で修理性や内部構造が少しずつ見直されていることを考えると、「第2世代AppleシリコンPro機としてちょうどいい完成度」に達している、という見方もできるんですよね。
12.9インチA18 Pro MacBook:iPhone・iPadからの“入口Mac”

今回のラインアップで、一番キャラがハッキリしているのが12.9インチの新しい「MacBook」です。Mシリーズではなく、A18 Proチップを搭載することで、価格を$599〜$699(約¥95,800〜¥111,800)に抑える狙いがあるとされています。
- ディスプレイサイズは12.9インチ。
- チップはA18 Pro系(iPhone 16 Pro世代と同系統)。
- カラーはシルバー・ブルー・ピンク・イエローなど、iPad寄りのポップ路線。
- 価格レンジはエントリー〜ミドル帯を狙う設定。
このあたりは、すでにA18 Pro搭載低価格MacBookの噂や、A18 Pro廉価版MacBookのラインアップ予想でも整理してきたとおりで、「iPhoneユーザーが最初に選ぶMac」としての役割がかなり意識されていると感じます。
WindowsノートやChromebookに流れがちだった層に対して、
- iPhoneと同じApple IDでそのまま連携できる安心感
- ブラウジング・動画視聴・Office・軽めの編集作業くらいなら十分こなせる性能
- iPadよりも「ちゃんとしたノートPC感」があるフォームファクタ
をセットにして、Apple側に引き寄せたい──という構図が透けて見えるんですよね。
注目したいポイント:誰にどのMacBookがハマるのか
1. 価格レンジと「寿命の長さ」のバランス
今回の3モデルは、単に価格を縦に並べた構成ではなく、「どれくらいの年数使う想定なのか」がうっすら分かれるラインアップになりそうです。
- A18 Pro MacBook:3〜4年くらいを目安にライトに使う人向け。
- M5 MacBook Air:5年くらい、OSアップデートも含めて長く付き合いたい人向け。
- M5 Pro/Max MacBook Pro:用途によっては5年以上、ヘビーに使い倒す前提のプロ向け。
同じ「安く見える」マシンでも、低価格MacBook 2026年モデルと、セールで値下がったMacBook Airとでは、チップ世代・メモリ帯域・将来の機能対応範囲が結構違ってきます。短期間で買い換えるつもりならA18 Pro MacBookはかなり魅力的ですが、1台を長く持つなら、M5 MacBook Airに上乗せしておく方がトータルでは安心感がある、という見方もできそうです。
2. iPhone・iPadとの距離感で選ぶ
もう一つ重要なのが、iPhone・iPadとの距離感です。
- すでにiPad ProやAirを持っていて、キーボード付きで作業している人。
- iPhoneだけでPCを持っていない人。
- MacもiPadも使っているけれど、そろそろ世代交代を考えている人。
たとえば、iPad+外付けキーボードで作業している人にとっては、A18 Pro MacBookが「iPadの延長としてのノートPC」というポジションにハマりやすいはずです。一方で、すでにM1〜M3世代のMacBook Airを持っている人なら、M5 MacBook AirやM5 Pro/Max MacBook Proへのジャンプアップで、「次の5年」をまとめて更新するほうがしっくりくるかもしれません。
3. 「今買うか、待つか」の考え方
新しいMacBookの噂が出るたびに悩ましいのが、「今買うか、待つか」ですよね。今回のケースでざっくり整理すると、次のような分け方がしやすそうです。
- 今すぐノートPCが必要で、ライトな使い方がメイン:今のうちに値下がりしたM3/M4 Airを狙うか、2026年初頭のA18 Pro MacBookを待つ。
- 仕事・学業で本格的に使う予定:2026年春のM5 MacBook Airを待つほうが、寿命と快適さのバランスが取りやすい。
- 動画編集・開発・クリエイティブ用途が中心:M5 Pro/Max世代まで待ったうえで、AppleCareと組み合わせて長期運用を前提にする。
いずれにしても、「いつかはもっとすごいモデルが出る」のは間違いないので、自分の使い方と買い換えサイクルをどこに置くかを先に決めておくと、かなり判断しやすくなると感じます。
ひとこと:2026年のMacBookは“3レーン勝負”の年になりそう
個人的には、今回の3モデル構成は「一列に並んだMacBook」から「3本のレーンに分かれたMacBook」への変化だと感じています。ハイエンドのProは変わらずプロ向けのレーンを走り、Airは「標準コース」を守り、A18 Pro MacBookが新しくエントリー〜ライト層を広く受け止めるレーンとして用意される、というイメージです。
そのぶん、「どれを選ぶべきか」はこれまで以上に人それぞれになっていきます。あなたが欲しいのは、何でもそこそここなせる万能型のMacなのか、それとも最初の一歩としての“軽いMac”なのか、あるいは仕事道具としての“本気のMac”なのか──2026年初頭のラインアップは、その問いにかなり具体的な選択肢を返してくれそうだな、と感じました。
まとめ:2026年初頭のMacBook 3モデルをどう選ぶ?
- 2026年初頭には、M5 MacBook Air・M5 Pro/Max MacBook Pro・A18 Pro搭載12.9インチMacBookの3モデルが揃う見込み。
- M5 MacBook Airは、現行デザイン維持のままチップ強化とカラー調整が行われる、標準ノートの後継。
- M5 Pro/Max MacBook Proは、プロ用途向けの本命機として、性能・メモリ帯域・SSDの強化が主役。
- A18 Pro MacBookは、価格を抑えたエントリー〜ライト層向けで、iPhone・iPadからの“入口Mac”としての役割が大きい。
- どれを選ぶかは、予算だけでなく「何年使うつもりか」「どこまで負荷をかけるか」で考えると整理しやすい。
MacBookの世代交代はいつも悩ましいですが、2026年初頭は「自分の使い方に一番合うレーンはどこか」を考え直すにはちょうどいいタイミングかもしれません。あなたなら、この3つのうちどのMacBookを“次の相棒”に選びますか?
ではまた!
Source: 9to5Mac
※ドル円換算は $1=¥160 前後を想定した概算です。
