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A18 Pro搭載の低価格MacBookが年内登場?──“ちょうどいいMac”という新しい選択肢

A18 Pro搭載の低価格MacBookが年内登場?

✅ Appleが開発しているという「A18 Pro」チップ搭載の13インチMacBookが、どうやら年内にお目見えするかもしれません。 MacRumorsによると、価格は599〜699ドル(9万〜11万円前後)を想定。iPhoneのチップを積んだ“お手頃Mac”として、Chromebookに真っ向勝負をかける形です。

 

どうも、となりです。

最近のMacBookといえば、Mチップを積んだ高性能なモデルが中心でしたよね。 でもAppleは次に、「もっと手に取りやすいMac」を作ろうとしているようです。 しかも、その中身はiPhoneの心臓部と同じA18 Pro。つまり、“iPhone級のMac”が誕生するかもしれないというわけです。

A18 Pro搭載の13インチMacBook、年内に登場の可能性

MacRumorsが伝えたところによると、アナリストのMing-Chi Kuo氏やDigiTimesの報告を合わせると、この低価格MacBookは次のような構成になりそうです。

  • チップ:iPhone 16 Proと同じA18 Pro
  • 性能:M1チップに近く、GPUはM1をやや上回る見込み
  • 価格:599〜699ドル(約9〜11万円)
  • ポート:Thunderboltなし、USB-Cポート採用
  • メモリ:8GB前後
  • デザイン:薄型・軽量で、シルバー/ブルー/ピンク/イエローの4色展開
  • 量産時期:2025年末〜2026年初頭(ただし年内発表の可能性あり)

今年はすでにM5チップのMacBook Proが登場しましたが、年末にもう一台、“まったく違う方向性のMac”が出てくるかもしれません。

なぜMacにiPhoneチップ?──コストと効率のバランス

これまでMacはMシリーズ(M1〜M5)で統一されてきました。 でも、A18 Proを使えば消費電力が低くてコストも抑えられるんです。 実際、A18 ProはM4より約40%遅いものの、日常使いではM1並みの快適さ。 ブラウジング、動画視聴、WordやExcel程度なら体感差は小さいと思われます。

Thunderbolt非対応という点も気になりますが、正直そこを求めない人にとっては問題なし。 USB-Cで外付けディスプレイやSSDも使えますし、「Macを安く・軽く」したい層にはぴったりです。

Chromebook対抗というより、“入口のMac”

今回のMacは、単なる廉価版ではなく「Macの入り口を広げる」ためのモデルです。 アメリカではChromebookが教育現場を席巻していますが、 Appleはそこに「Macらしい体験をもっと安く」届けようとしているように見えます。

ちなみに、現在もWalmartではM1 MacBook Airが649ドルで販売中。 今回のA18 Proモデルは、その後継ポジションになるとみられています。 以前、AシリーズMacをテーマにしたベンチ比較記事でも話題になりましたが、 「Aチップでも十分Macは動かせる」というのは、社内でもずっと検証されてきたテーマなんですよね。

 

 

Appleが描く“iPhone級Mac”の未来

個人的に一番おもしろいのは、iPhoneとMacの境目がどんどん曖昧になっていることです。 同じA18 Proを使うなら、OSやアプリの連携がもっと自然になります。 たとえばiPhoneで作業した続きをMacで開く──そんな体験が一段とスムーズになるはず。

しかもA18 ProはAI処理(Neural Engine)が得意。 つまり、Apple Intelligenceとの相性が抜群なんです。 軽くて静か、起動も速い。日常に溶け込む“気持ちよさ”を重視するなら、 MシリーズではなくAシリーズを選ぶというのも、Appleらしい発想ですよね。

量産スケジュールと今後の展開

DigiTimesによれば、この新しいMacBookは2025年第4四半期に量産を開始。 ただし、発表だけ年内に行われる可能性も高いようです。 この点については、低価格MacBookの量産タイミングまとめでも詳しく触れました。

Appleはこれまでも、年末ギリギリの10〜11月に“隠し球”を出すことがありました。 もしかすると、ホリデー商戦の最後に「新しいMacのかたち」を出してくるかもしれません。

日本での展開は?

Thunderbolt非対応は気になりますが、学生やリモートワーク中心なら十分。 価格は為替次第ですが、国内で8〜10万円台に収まれば“初めてのMac”としてヒットしそうです。 また、USB-Cポートが主流になることで、iPadやiPhoneの充電器も共有できます。

まとめ:A18 Pro MacBookは“格安”ではなく“ちょうどいいMac”

A18 Pro搭載の低価格MacBookは、単なる安さ勝負ではなく、Macの新しい入り口を作る挑戦です。

高性能を求める人にはMシリーズが、日常使いに十分な人にはAシリーズが。 そうやってAppleがラインを整理することで、選びやすくなる時代が来るかもしれません。

そして何より、静かで軽くて、iPhoneと一体化したようなMac──。 そのコンセプト自体が、ちょっとワクワクしますよね。

ではまた!

 

 

Source: MacRumors, DigiTimes, The Information, Ming-Chi Kuo