
✅この記事では、M5 Ultraを積んだ次のMac Studioをめぐる噂を、スペック・発売時期・価格の三つから整理します。
- 要点まとめ:強さより、値段と「買える構成」が気になる世代
- 36コアCPUに768GB。M5 Ultraはどれだけ変わるのか
- いつ出るのか。10月説と、止まったままの現行モデル
- 本題はお値段。1万ドル超えと、日本での目安
- M5 Ultraは「M5最後」。この先はM6を飛ばしてM7へ
- 海外の反応:値段へのツッコミと、「これはプロ向けだろう」の声
- ひとこと:数字の派手さより、削られていく「選べる幅」のほうが気になる
- まとめ:強さは前提、見るべきは「768GBが選べるか」と最上位の値段
どうも、となりです。
次のMac Studioがどれだけ強くなるか、という話より先に、思わず財布を押さえたくなるニュースが来ました。BloombergによるとAppleは2026年内にM5 Ultra版のMac Studioを出す計画で、最大768GBというとんでもないメモリ構成までテストしている、と。ただ同じ報道に、メモリ不足で発売が遅れていて、しかも値段が大きく上がりそうだ、という現実側の話がぴったり貼りついています。
新型Mac Studioとメモリ不足の組み合わせは、4月にM5 Ultraの性能とメモリ不足を整理した回でも一度追いかけました。今回はそこから一歩進んで、768GBという具体的な数字と、1万ドル超えという価格の話が出てきています。強くなるのはほぼ確実として、問題はいつ・いくらで・そもそも買える構成で出るのか。順番に見ていきます。
要点まとめ:強さより、値段と「買える構成」が気になる世代
- BloombergはAppleが2026年内にM5 Ultra搭載の新型Mac Studioを出す計画だと報じています
- M5 Ultraは36コアCPU・80コアGPU前後の見込み。Appleは最大768GBのユニファイドメモリ構成までテストしているとされます
- 当初は2026年前半の予定が、メモリ不足と値上げで延期。登場は10月ごろという見方ですが、確定ではありません
- 値上げが直撃。現行96GBのMac Studioは2026年6月25日に3,999ドルから5,299ドルへ上がり、768GBの最上位は1万ドル超えという予測も出ています
36コアCPUに768GB。M5 Ultraはどれだけ変わるのか
まず純粋にスペックの話から。M5 Ultraは、M5世代の最後に用意される最上位チップという位置づけです。Bloombergの報道では、CPUが36コア、GPUが80コアあたりになる見込みです。
ここで「思ったより伸びていない」と感じる人もいると思います。今のM3 Ultraが最大32コアCPU・最大80コアGPUなので、CPUこそ少し増えますが、GPUのコア数は据え置きです。世代が二つ進む割に、数字の上での見栄えは控えめなんですね。実際の速さはコアの中身や省電力性で変わってくるので、コア数だけで強弱は決められませんが、「コアを盛って殴る」タイプの進化ではなさそうです。正直、数字の見た目だけだと少し拍子抜けしました。
むしろ目を引くのはメモリのほうで、Appleは最大768GBのユニファイドメモリ(CPUとGPUが同じメモリを共有する仕組み)をテスト済みだと、Bloombergは伝えています。今のM3 Ultraは最大512GBでしたが、その512GB構成は3月に姿を消し、今は96GBしか選べません。768GBという数字が出る一方で、足元では選べる構成が削られている。この温度差が、今回の話のいちばん落ち着かないところです。
いつ出るのか。10月説と、止まったままの現行モデル
発売時期は、はっきり「ここ」とは言いにくい状況です。もともとMac Studioの刷新は2026年の前半に来るはずでしたが、メモリチップの供給不足と値上げを理由に、Appleが投入を後ろへずらしたと、Bloombergは報じています。4月時点のBloombergは、登場は10月ごろという見立てでした。
ただ、その10月に本当に出るかも読み切れません。というのも、現行のM3 Ultra版Mac Studioの納期がすでに10月まで伸びていて、新旧の切り替えがどこで起きるのかが見えにくいからです。現行モデル自体、2025年3月から更新されないまま。しかもMac miniとMac Studioの高い構成がさらに削られている話のとおり、買える幅もじわじわ狭まっています。新しいのを待つあいだ、今のを薦めにくいのが正直なところです。
本題はお値段。1万ドル超えと、日本での目安
そして、いちばん気楽には読めないのが価格です。Appleは2026年6月25日にMac全体を値上げしていて、96GBのMac Studioは3,999ドルから5,299ドルになりました。1,300ドルの値上げです。MacRumorsは、ここからメモリを8倍に積む最上位なら、メモリ危機のさなかでは1万ドルを超えてもおかしくないと見ています。これはAppleの発表ではなく、現行の値上げ幅とメモリ事情からの予測なので、温度はそのつもりで受け取ってください。
では、日本だといくらの感覚になるのか。現行のM3 Ultra版Mac Studio(96GB)は、日本では899,800円で、米国の5,299ドルにちょうど対応しています。今のMac Studioのラインナップは、米国の各価格に対して1ドルあたりおよそ170円の実効レートで並んでいます。これを当てると、1万ドル超なら日本円ではざっと170万円を超える計算です。あくまでドル予測を円に置き換えた目安で、しかも円安が進めばAppleが米国の上げ幅以上に日本価格を引き上げてきた前例もあるので、上振れる余地はあります。
この値上げは海の向こうだけの話ではありません。同じ波でMac・iPad・Vision Proが国内でも値上げされています。新型を待つあいだに今の機種が安くなるどころか、すでに上がってしまったわけで、待つ側にとってもなかなかしんどい状況です。
M5 Ultraは「M5最後」。この先はM6を飛ばしてM7へ
もう一点、地味に大きいのが、このM5 UltraがM5世代の打ち止めだということです。Bloombergによると、Appleはこの先ハイエンド向けのM6 Pro/Maxを飛ばし、AIに振ったM7世代へ進む計画だといいます。M6、M7、M7 Pro、M7 Maxという並びが噂されていて、Mac Studioの最上位を担うチップの流れも、ここで一区切りつくことになります。
つまり今回のM5 Ultraは、次の大きな設計変更が来る前の、ひとつの締めくくり。長く使うプロ機として見ると、この世代で買うか、次の流れを待つかの分かれ目にもなりそうです。
海外の反応:値段へのツッコミと、「これはプロ向けだろう」の声
今回の反応も、やはり1万ドルという数字に集まりました。半分ジョークで嘆く声と、冷静に「対象を間違えるな」と返す声が並んでいます。
For the low price of both kidneys and the lungs, lovely!
両方の腎臓と肺を差し出せば買えるお値段、最高だね!
値段への悲鳴。臓器を売る、というのは英語圏で高すぎる買い物をネタにする定番の言い回しで、1万ドルという数字への素直なリアクションです。
Time to get that OF account I guess
そろそろOnlyFansのアカウントでも作るしかなさそうだ
こちらも資金繰りネタ。買うための軍資金をどう作るか、という方向の冗談で、価格のインパクトの大きさがうかがえます。
So many comedians here conveniently forgetting that this type of Mac isn't geared towards the average Joe Sixpack consumer. It's target market are professionals (not prosumers) that work in fields like animation, health care, other sciences.
ここには冗談を言う人が多いけど、この手のMacが一般の平均的な消費者向けじゃないことを都合よく忘れている。ターゲットは、アニメーションや医療、その他の科学分野で働くプロ(ハイアマチュアではなく)なんだ。
そもそも誰のための機械か。そう、最上位のMac Studioは個人が気軽に買うものというより、768GBのメモリが仕事に直結するような現場のための道具です。値段の桁に驚くのは自然ですが、対象を考えると「高すぎる」と「妥当」がきれいに割れるのも分かります。
ひとこと:数字の派手さより、削られていく「選べる幅」のほうが気になる
768GBという数字はたしかに目を引きます。でも、今回いちばん引っかかったのは、強さの伸びでも価格でもなく、現行モデルがいつの間にか96GBの一択まで絞られていたことのほうでした。テストしている上限は派手に伸びる一方で、実際に注文できる構成は痩せていく。メモリ不足の時代のMacらしさがいちばんよくにじんでいるのはここかな、と思います。768GBが本当に選べるのかどうかは、見出しの派手さよりずっと大事なところだと思います。
まとめ:強さは前提、見るべきは「768GBが選べるか」と最上位の値段
M5 Ultra版Mac Studioは、性能が上がること自体はほぼ前提でいい話です。そのうえで実際に見ておきたいのは、10月ごろとされる正式発表で、768GBという構成が本当にメニューに並ぶのか、そして最上位がいくらに着地するのか、の二点に尽きます。
厄介なのは、待っているあいだに現行モデルの値段がもう上がってしまったことです。様子見が「とりあえずタダの選択肢」ではなくなっているので、今すぐ仕事で要るなら現行の96GB構成を覚悟して買う、急がないなら正式発表で構成表と価格を確かめる、と分けて考えるのが現実的です。少なくとも、数字の大きさだけで一喜一憂する段階ではありません。
ではまた!
内蔵のメモリやストレージを増やすほど価格が跳ね上がる時代なので、外付けで容量を足しておくと、いま使っているMacのまま作業の置き場を広げられます。
AmazonSource:MacRumors、Bloomberg、IT之家、Apple、MacRumors Forums①、MacRumors Forums②、MacRumors Forums③