✅ この記事では、「iPhone AirがJerryRigEverythingによる破壊テストでどの程度の耐久性を示したのか」を整理し、実際の結果と日本ユーザーへの影響を解説します。
どうも、となりです。
新しいiPhoneが登場すると、スペックやカメラと同じくらい注目されるのが「耐久性」。特に2014年のiPhone 6で発生した“bendgate(曲がり問題)”は、ポケットに入れていただけで本体が歪むとSNSで拡散され、Appleの信頼を揺るがす一件となりました。その記憶から、超薄型のiPhone Airを見て「また曲がるのでは?」と心配する声も少なくありません。今回、YouTubeで公開された破壊テスト動画がひとつの答えを示しました。
ガラスとフレームの初期テスト
動画はお遊び的にアイスクリームを塗りつけるシーンから始まりますが、本命はMohs硬度テスト。Ceramic Shield 2を備えたフロントガラスは、レベル6では傷がつかず、レベル7でようやく「かすかに見える」程度。日常利用では十分な強度を持っているといえます。
さらにサイドのチタンフレームは、ナイフを当てると当然傷はつきますが、アルミモデルに比べて「音が鈍い」と表現され、材質特性が現れました。背面ガラスやカメラレンズは無傷で耐えましたが、フラッシュの拡散パーツは刃に弱く、傷が残る結果に。
炎と曲げテスト
ライターによる耐熱テストでは、短時間の炎でも画面に大きな損傷は見られず、拭き取り後もコーティングは残っていました。Appleの強調する耐熱性は確かに機能しているといえます。
続いての曲げテストでは、両端を持って力をかけると確かに中央がたわみます。しかし手を放すと元に戻るという結果に。チタンの「しなりと復元力」が効いており、かつてのiPhone 6のように簡単に曲がってしまうことはありませんでした。
機械による極限試験
さらに機械を使った応力試験では、中央に力を集中させて216ポンド(約97kg)の荷重でフロントガラスが割れるまで耐えました。驚くべきは、背面ガラスは割れずに残り、画面も点灯したまま動作を続けたこと。フレームは大きく歪みましたが、これはあくまで極限状態での結果です。
現実的には「ズボンのポケットに入れて座る程度」では破損しないことを裏付けるデータになりました。
日本向けの注意点
iPhone Airの国内モデルも海外と同じ仕様で、フレームはチタン、フロントはCeramic Shield 2を採用しています。つまり今回の結果はそのまま日本モデルにも当てはまります。
日常利用での心配は「落下時の衝撃」と「裸運用での細かな傷」。特にリセール市場では、ガラスの欠けやフレームの線傷が査定額に直結します。AppleCare+の補償対象外となる傷も多いため、長期利用や下取りを意識する人ほど備えが重要です。
ケースやフィルムでの保護は依然として有効です。特に査定やリセールを意識する人は早めに対策するのがおすすめです。具体的な選び方や人気モデルについては、別途まとめたiPhone 17ケースおすすめ記事も参考にしてください。
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まとめ
「また曲がるのでは」と心配されたiPhone Airですが、YouTubeの破壊テストでは216ポンドの荷重に耐えた上で動作を継続するなど、十分な耐久性を示しました。bendgateの再来は回避できたといえそうです。
とはいえ、薄さと美しさを長く保つにはケース装着が現実的な選択肢。国内ユーザーにとっても、安心感のある耐久性が実証されたのは朗報でしょう。
ではまた!