
✅この記事では、Apple Vision Proの最新モデル(M5チップ搭載版)について、メモリ仕様・付属充電器・発売時期を中心に整理します。M5チップの性能を活かした進化点と、「据え置き」された部分をあわせて見ていきましょう。
- 最新動向:M5チップ搭載Vision Pro、メモリは据え置きの16GB
- 性能・仕組み:M5チップによる描画と動作の安定化
- 仕様変更:新しい40W〜60W対応「Dynamic Power Adapter」
- デザイン・快適性:新しい「Dual Knit Band」を同梱
- 発売時期と価格:10月22日(水)に正式発売
- まとめ:据え置きの“16GB”は、完成度の証かもしれない
どうも、となりです。
ついに登場したVision Pro(M5チップ搭載モデル)。チップは新世代に変わりましたが、RAM容量は前モデルと同じ16GBのままなんです。なぜAppleはここを据え置いたのか。そして、今回新しく同梱された40W〜60W対応のDynamic Power AdapterやDual Knit Bandにはどんな意味があるのか。順番に見ていきましょう。
最新動向:M5チップ搭載Vision Pro、メモリは据え置きの16GB
MacRumorsの報道によると、Apple公式サイトではメモリ容量が明記されていないものの、M5版Vision Proは従来モデルと同じ16GBのユニファイドメモリを搭載しています。
M5チップ自体はMacBook Proで最大32GBまでサポートしていますが、Vision Proではその上限を活かしていないというわけです。この点は少し意外に感じる人も多いでしょうね。
とはいえ、Vision Proの主要な用途は「同時に多くのアプリを動かす」よりも、「映像・空間処理を安定して行う」ことにあります。メモリよりも、帯域幅や遅延の少なさのほうが快適さに直結する世界なんです。
性能・仕組み:M5チップによる描画と動作の安定化
今回のM5チップは、より高効率な3nmプロセスで製造され、GPU性能が向上しています。これにより、Vision Proでの120Hz表示や「Mac仮想ディスプレイ」時の動きのなめらかさが強化されました。
特に注目なのは「モーションブラー(動きの残像)」の低減。Appleはこの部分を体験の要として見直しており、映像コンテンツだけでなく、実際の作業空間でも“目の疲れにくさ”を狙っています。
ちなみに、M5搭載モデルの全体像は以前の記事でも整理しています。M5版Vision Proのアップグレード内容(120Hz対応・新バンド構成)もぜひチェックしてみてください。
仕様変更:新しい40W〜60W対応「Dynamic Power Adapter」
もうひとつの変化が、付属する充電器です。これまでのモデルには30WのUSB-Cアダプタが同梱されていましたが、M5版では40W〜最大60W出力に対応したDynamic Power Adapterが採用されました。
これは、2025年10月に登場した新型アダプタで、環境に応じて出力を自動調整するのが特徴です。Appleが「Dynamic Power Adapter」という名称を使うのは今回が初めてです。
なお、英国やオーストラリアなど一部の国では、依然としてAppleの30W USB-C電源アダプタが同梱されています。日本版は公式ページの同梱物リストで「40Wダイナミック電源アダプタ(最大60W対応)」が明記されており、新構成に属します。
デザイン・快適性:新しい「Dual Knit Band」を同梱

日本の公式ページの同梱物欄にも、Dual Knit Bandが明記されています。肌に触れる部分の通気性を高めつつ、重量バランスを分散する構造で、長時間装着時の負担をやわらげる狙いです。
筆者も以前のモデルを試した際、長時間装着で後頭部に圧を感じることがありました。バンドの見直しは、数字には出にくいけれど、毎日の体験を静かに底上げしてくれる変更だと思います。
あわせて、Vision Pro向けアクセサリも充実。PS VR2対応コントローラやMuseペン対応アクセサリなど、クリエイティブ用途の広がりも見えてきました。
発売時期と価格:10月22日(水)に正式発売
今回のM5版Vision Proは予約受付中で、発売日は10月22日(水)。日本でも同日、店頭販売と出荷が始まります。
価格は、米国で$3,499〜$3,899と前モデルから据え置き。日本でも¥599,800/¥634,800/¥669,800と同一価格が維持されています。仕様強化を行いながら価格を据え置く形となりました。
まとめ:据え置きの“16GB”は、完成度の証かもしれない
M5という新しい頭脳で、映像と操作の滑らかさは一段上へ。RAMをあえて増やさなかったのは、現行の体験設計に自信があるから──そんなメッセージにも見えます。
そして日本版は「Dual Knit Band」+「40Wダイナミック電源アダプタ」同梱。数字より体感、スペックより日常。今回の更新は、そんな方向に舵を切ったアップデートでした。
ではまた!
Source: MacRumors, Apple Newsroom
