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年内Mac追加なし示唆──M5以降は2026年へ移行か

Apple MacBook Proの本体を斜め上から撮影した写真。開きかけの状態で、シルバーの筐体とキーボード、側面のポートが見える。

✅この記事では、Appleの2025年内に新しいMac追加はなさそうだという決算発言の示唆を整理し、2026年のMac計画(M5 Pro/Maxや各種モデル更新)の見通しを解説します。直近の更新は14インチのM5搭載MacBook Proのみで、年末にかけては静かな推移になりそうです。

どうも、となりです。

決算説明会の言葉はいつも慎重ですが、読み解くと方向性が見えてきますよね。今回はCFOの発言から「四半期比較が厳しい=年内の新Macはもう出ない」可能性が高まった案件。では、何が来年に回るのか、そしてユーザーはどう備えるべきかを順序立てて整理していきます。

要点まとめ

  • 年内追加リリースなしを示唆:決算説明でCFOが「前年同四半期(=昨年末の複数Mac刷新)との比較が非常に厳しい」と発言。裏を返せば、今年はM5無印の14インチProのみで年越しの可能性が高い。
  • Pro/Maxは2026年観測:上位ダイ(M5 Pro/M5 Max)や、Mac mini/iMacのM5世代2026年投入の見立てが濃厚。
  • 廉価帯の新カテゴリ噂:A18 Pro/A19 Pro系のチップを採る低価格帯ノートは、A18 Pro系MacBook構想と重なる部分もあり、2026年初頭以降が現実的。
  • 現行ラインの意味:今季は「ベースM5の実用域」を見せる位置づけ。高負荷レンダや長時間のGPU負荷は、やはり上位ダイ待ちという住み分け。

詳細解説(背景・時期・構成)

なぜ「年内は静か」なのか

昨年末は複数のMacを短期間に刷新し、四半期売上に強い追い風がありました。今年は対照的に、ベースM5の14インチProだけで様子見。決算での「厳しい比較」という言葉は、製品点数の差を示す控えめなサインなんです。

2026年の軸:M5 Pro/Maxとデスクトップ勢

プロ向けの重いレンダリングや大規模モデルのローカル推論は、やはりM5 Pro/M5 Maxといった上位ダイが本番。ここは来年に照準が合っていると見るのが自然です。加えて、Mac mini/iMacのM5世代、さらにはMacBook Airの世代交代が26年ラインに並ぶ見込み。春商戦でAirが主役を担い、その後にPro/Maxが続く王道パターンも想定できます(参考:2026年春のAir見通し)。

また、上位ダイの進化方向は「M5以降のPro/Max時代」の記事でも触れたように、熱設計とAI性能のバランスに重点が置かれています。ここが差別化の軸になりそうです。

将来のUXでは、たとえばFace IDのネイティブ化や表示系の進化(タッチ/OLED系の検討 M6世代のタッチOLED構想)など、インタラクション面の強化も中期テーマです。

廉価帯ノートの行方:A系チップ採用案

うわさのA18 Pro/A19 Pro搭載ノートは、超軽量・低発熱・長駆動という“iPad的メリット”をノートに持ち込む試み。価格も抑えやすく、教育・法人の大量導入に相性が良い。とはいえ、開発・最適化の規模を考えると、2026年初頭以降が現実的でしょう。

 

 

購入判断の指針(いま選ぶなら)

  • 学業・ビジネスの標準用途:今のベースM5で十分。オンデバイスAIや一般的な動画編集・写真現像は快適で、その“静かで速い”動作感が自然に伝わってきます。
  • 重い3D/長時間GPU負荷:本命はM5 Pro/M5 Max「待てるなら2026年」が合理的です。
  • 超軽さ・価格重視:噂のA系廉価ノートが来れば選択肢が広がります。モバイル中心なら続報待ちの価値あり。

ひとこと:スペック競争より「配列」の妙。

今年は数を打たず、ベースM5で土台の体験を整える年だと感じます。上位ダイやAir、デスクトップ勢を来年にきれいに配列するための助走期というわけです。派手さはなくても、買いの後悔を減らすラインナップ設計はユーザーにとって実はありがたい。2026年、必要な人に必要な形がそろうなら、それは十分な前進なんですよね。

日本向けの注意点

  • 学割・整備済み品:価格改定や円相場で実質負担が動きます。学割整備済み(リファービッシュ)を含めて検討を。
  • 業務アプリ互換:上位ダイ待ちの現場は、今冬はベースM5で検証→来年本導入の二段構えが現実的です。

Redditの反応まとめ

  • 「年内に新Macなし」は想定内という受け止めが多数。「驚く話ではない」「大騒ぎするほどではない」。
  • 記事の“煽り見出し”を指摘する声もあり、「クリックベイト気味」「Drama over nothing」と冷ややか。
  • CFO発言の要旨(前年同四半期比が厳しい=今年は製品点数が少ない)には納得感が広がる。
  • M5無印だけ先行し、M5 Pro/Maxは2026年という見立ては「以前から出ていた話」との反応。
  • 「M4 Pro/MaxとM5無印の併売期間はやや混乱を招くのでは」という製品ライン整合性への懸念も。
  • M1世代で十分というユーザーも多く、買い替えサイクルの長期化を示す声が目立つ。
  • 「春に動きがあるならその時点で判断」という様子見派が多数派。

総評: 既定路線として受け止める声が中心。ラインナップの整合と発売タイミングの明確化が、次の焦点になっています。

まとめ:2025年は“整える年”、2026年に“揃える年”。

年内の新Mac追加はなさそう──その代わり、2026年はベースM5の次に位置づく上位ダイやAir/mini/iMacの更新が主役になります。買い替えたい人には少し長い冬ですが、春の配列が揃えば選びやすさは一段と上がるはず。あなたは「今の静かな快適さ」を取りますか、それとも「来年の完成度」を待ちますか?

ではまた!

 

 

Source: MacRumors, AppleInsider