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低価格iPhone 17eとA18 Pro MacBook、2026年初頭に登場か

A18 Proチップのイメージを背景に、薄型のAppleノートブックが閉じた状態で重なっている様子を描いたグラフィック

✅この記事では、2026年初頭に登場すると噂されている低価格iPhone・iPad・MacBookの計画を整理します。エントリーモデルがどう変わるのか、そしてApple Intelligence時代の「入口」としてどんな意味を持つのかを一緒に見ていきましょう。

どうも、となりです。

ここ数年のAppleは、ハイエンド寄りのモデルが増えていて、「もう少し手頃なApple製品がほしい…」という声も増えてきている印象がありますよね。そんな中で、アナリストのJeff Pu氏がiPhone 17e第12世代iPad低価格MacBookの3本柱についてレポートを出しており、エントリー帯のラインナップが大きく組み直されそうな気配です。

しかも今回は、単なる値下げ版ではなく、A18 / A19チップやApple Intelligence対応といったキーワードが並んでいます。価格を抑えつつも、AIの土台はしっかり押さえにいく構図なんですよね。

今回のポイントまとめ

まずはMacRumors経由で伝えられている内容を、ざっくり箇条書きで整理しておきます。

  • 2026年初頭に、低価格帯のiPhone・iPad・MacBookが一斉投入される計画があると報じられている(情報源はGF SecuritiesのJeff Pu氏)。
  • iPhone 17e:第2世代の「e」ライン。A19チップ1,800万画素Center Stage対応フロントカメラC1モデムを搭載しつつ、基本仕様はiPhone 16eから大きくは変えない見込み。
  • 第12世代iPad:デザインは据え置きだが、SoCがA18に刷新され、ついに低価格iPadでもApple Intelligenceが利用可能になると見られている。
  • 新しい低価格MacBookA18 Pro(2024年のiPhone 16 Proと同世代のチップ)を搭載した13インチモデル。シルバー/ブルー/ピンク/イエローなどiPad風カラー展開が噂されている。
  • MacBookの価格帯は$699〜$899(約¥110,000〜¥141,000)と予想されており、そのために筐体デザインやポート数、メモリ構成などでコストダウンが行われる可能性がある。
  • 今後のiPhoneは「年2回・分割サイクル」に近づき、2026年後半にiPhone 18 Pro&折りたたみiPhone2027年前半にiPhone 18/18e/iPhone Air 2という流れになるとレポートされている。
  • iPhone Air 2は当初iPhone 18 Proと同時期に出る予定だったが、初代Airの販売が伸び悩んだため、デザイン見直し(デュアルカメラ案など)を含めて2027年前半に延期されたとされている。
  • 2026年にかけて続くとされるDDRメモリ価格の上昇について、Appleは調達力の強さから影響をかなり吸収できるとPu氏は見ている。

 

 

低価格A18 Pro MacBookはどんなマシンになりそう?

今回の話の中で、いちばん目を引くのが「A18 Pro搭載の低価格MacBook」です。ここは少しだけ掘り下げてみます。

レポートによると、このMacBookは13インチディスプレイを搭載し、シルバー・ブルー・ピンク・イエローといったiPadライクなカラーバリエーションが用意されるようです。イメージとしては、現行の無印iPadやiMacのポップな方向に寄せたMacBook版、という感じですよね。

心臓部にはA18 Proが使われるとされています。A18 Proは、2024年のiPhone 16 Proに載っていた世代のチップで、CPU・GPU・ニューラルエンジンを含めた世代性能としてはM3クラスより少しライト、でも日常用途には十分以上というポジションになりそうです。

一方で、価格を$699〜$899(約¥110,000〜¥141,000)に抑えるため、いくつか割り切りも予想されています。

  • 筐体は既存MacBookの再設計ではなく、過去のデザインの流用や簡略版になる可能性。
  • メモリは8GBスタートで、上位構成の選択肢は限定的かもしれない。
  • ポート類はUSB-Cが1ポートのみといった、かなり割り切った構成もありうる。

こうしてみると、「最新のApple Silicon MacBook」ではなく、“iPadやiPhoneの延長線上にあるラップトップ”という位置付けに近づきそうです。ChromeOS機やWindowsのエントリーノートPCとバッティングするゾーンを、Apple流の体験で取りに行く構図とも読めます。

iPhone 17eと第12世代iPad:Apple Intelligenceの入口としての意味

次は、iPhone 17eと第12世代iPadについてです。ここはスペックよりも「Apple Intelligenceへの入り口をどこまで広げるか」という観点が大きいです。

iPhone 17e:A19+C1モデムで中身だけしっかりアップデート

iPhone 17eは、第2世代の「e」ラインにあたるモデルです。今回のレポートでは、次のような特徴が挙げられています。

  • A19チップを搭載(上位モデルと同世代のSoCを採用)。
  • 1,800万画素のCenter Stage対応フロントカメラで、自撮りやビデオ通話の質を底上げ。
  • C1モデムを採用し、通信周りを自社設計モデムへ移行していく流れを強める。
  • その他の仕様は概ねiPhone 16eと近い構成にとどまる見込み。

デザイン面では、別の噂でノッチからDynamic Islandへの移行も囁かれています。これが実現すると、見た目の世代感も一段上がってきますよね。

第12世代iPad:ついに低価格iPadでもApple Intelligence対応へ

第12世代iPadについては筐体デザインの変更はなしとされていますが、SoCがA18になることで意味合いが大きく変わります。

  • 現行の無印iPadラインでは非対応だったApple Intelligenceが利用可能になる(と見込まれている)。
  • エントリーモデルでも、要約・文章生成・画像生成など、基本的なAI機能をカバーできる方向へ。
  • 学校・教育現場、リモートワークのサブ端末など、「コスト重視だけどAI体験もほしい」層を狙いやすくなる。

つまり、「Apple Intelligenceを使える最安のiPad」として、かなり重要なポジションを担うかもしれません。ここをどういう価格帯に設定してくるかは、日本市場でも注目ポイントになりそうです。

分割サイクルになるiPhoneロードマップ

今回のレポートで地味に大きいのが、iPhoneの発売サイクルが二段構えになるという見方です。

  • 2026年後半:iPhone 18 Proシリーズに加え、初代折りたたみiPhoneが登場。
  • 2027年前半:iPhone 18、iPhone 18e、そして第2世代iPhone Airが登場。

もともとiPhone Air 2はiPhone 18 Proと同じタイミングで出る計画だったようですが、初代iPhone Airの販売が想定より伸びなかったことで、Appleがデザインやポジションを見直す時間を取っているとされています。背面カメラをデュアル構成にする案も噂されており、Airの立ち位置をどこに置き直すのかは、今後のリークも含めて要チェックです。

この「Pro+折りたたみ」→「無印+Air+e」という分割は、ハイエンドと普及帯を時間差で投入することで、売上とサプライチェーンを年間通して均していく狙いも感じられます。ユーザー側から見ると、毎年“秋に全部”ではなく、春にもまとまった新モデルが来るサイクルに近づいていくかもしれません。

 

 

注目したいポイント:エントリー帯も「AI前提」になっていく

ここからは、個人的に気になったポイントを3つに絞って整理してみます。

① 低価格MacBookは「iPadのラップトップ版」になりうる

まずA18 Pro MacBookですが、スペックや価格帯を見る限り、いわゆる「MacBook Airの廉価版」というより、“大きなiPad+キーボードを、Mac風のUXでまとめたもの”に近くなりそうです。

iPadはアプリやストアの資産が揃っている一方で、「クラムシェルで常にキーボードが使える形がほしい」というニーズも根強いんですよね。そこをAシリーズチップでコストを抑えつつ、フルキーボードとトラックパッドをセットで用意するなら、教育市場やライトなクリエイティブ用途ではかなり刺さる可能性があります。

② Apple Intelligenceの「最安チケット」をどう設計するか

次に、iPhone 17eと第12世代iPadです。Apple Intelligence対応の条件がA18世代以降に寄っていくとすると、「A18/A19を積んだエントリーモデル」がApple Intelligenceの最安チケットになります。

ここで価格をあまり下げすぎないと、「AIが使えるAppleデバイスの最低ライン」が高めに固定されてしまいますし、逆に攻めた価格にしてくると、既存の上位モデルとの棲み分けが難しくなります。このバランスをどう取るのかは、AppleのAI戦略全体を占ううえでもポイントになりそうです。

③ メモリ価格上昇の中で、どこまでコストを吸収できるのか

最後に、Pu氏が触れているDDRメモリ価格の上昇の話です。2026年にかけてメモリ価格が上がると言われる中で、Appleは調達力の強さで影響をかなり吸収できるという見立てが示されています。

もし本当にそうだとしたら、他社メーカーに比べて価格転嫁を抑えつつ、エントリーモデルでも一定のメモリ容量を維持しやすい、という優位性につながります。逆に言えば、Appleとしては「メモリをケチりすぎるとAI体験が損なわれる」ことも理解しているはずなので、8GBスタートでもどこまで快適さを確保できるかが技術的な腕の見せどころになりそうです。

Redditの反応まとめ

  • M4搭載の13インチMacBook Airが、今年ずっと小売店で$799前後のセール価格になっており、「ここからさらに安い“低価格MacBook”をどう価格設定するのか疑問」という声がある。
  • 次世代MacBook Airが2028年頃にOLEDディスプレイやタッチ操作を搭載すると噂されており、そのタイミングで数百ドルの値上げがあってもおかしくないという見方もある。
  • ただ、「低価格MacBookを安く見せるためにAirの価格を引き上げるなら、それはもはや“安い”とは言えないのでは」というツッコミも出ている。
  • 新しい低価格MacBookはMチップではなくAシリーズチップを使うとされており、「それなら$599まで下げられるのでは」という意見がある一方、「MチップとAチップで原価差はそこまで大きくないのでは?」という反論もある。
  • これに対して、「AシリーズはiPhone向けに圧倒的な生産数があるため、Mシリーズよりも量産効果でコストを抑えやすい」という指摘も出ている。
  • 「低価格なAppleデバイスはすでに存在していて、それは1世代前モデルやセール品だ」という意見もあり、公式の“低価格モデル新設”に懐疑的な声も目立つ。
  • とはいえ、「整備済製品や旧モデルはまだ高いと感じる人も多く、本当に手の届きやすい価格帯にはなっていない」という指摘もあり、価格そのものへの不満も根強い。
  • iPhone 17eが700ユーロ、新しいベースiPadが450ユーロ程度と予想されている点について、「それは“低価格”とは言いづらい」「景気が悪化している今、その価格帯は厳しい」という声と、「iPad無印はすでに十分安いのでは」という感覚のズレも見られる。

全体として、「本当に“低価格”と呼べる水準まで下げられるのか」「既存のMacBook Airや過去モデルとの価格関係をどう整理するのか」をめぐって、海外でも賛否や温度差がはっきり分かれている印象です。

ひとこと:エントリーモデルが“AIの民主化”を担うかも

今回の噂をまとめて眺めると、Appleはハイエンドだけでなく、エントリーモデル側からもApple Intelligence対応を広げていくように見えます。低価格MacBook、iPhone 17e、第12世代iPadは、それぞれターゲットは違いますが、共通しているのは「AI時代のAppleデバイスを、もう少し手の届きやすいゾーンに下げる」という方向性です。

もちろん、実際の価格設定や機能制限がどうなるかは、正式発表を待つ必要があります。それでも、「安いけれど、ちゃんとApple Intelligenceの世界に入っていける」ラインが増えるなら、ユーザー側の選択肢はかなり広がりますよね。こういう動きが、どこまで“AIの民主化”につながるのか、これからの続報が楽しみです。

まとめ:低価格ラインは「Apple Intelligence時代の入口」に

あらためて、今回のポイントを簡単に振り返ります。

  • Jeff Pu氏のレポートによると、2026年初頭にiPhone 17e・第12世代iPad・A18 Pro MacBookが登場する見込み。
  • 第12世代iPadiPhone 17eは、Apple Intelligence対応を意識したエントリーモデルとして位置づけられそう。
  • 低価格MacBookは、A18 Pro搭載のiPadライクなカラフル13インチ機として、エントリーPC市場への新しいアプローチになる可能性。
  • iPhoneの発売サイクルは、Pro+折りたたみ(後半)/無印+Air+e(前半)という二段構えにシフトしていくと見られている。
  • メモリ価格上昇の中でも、Appleは調達力でコスト上昇の影響を抑えつつ、AI体験を維持しようとしているように見える。

エントリーモデルは、これまで「とりあえず安いApple製品」というイメージもありましたが、これからは「AI時代の入場券」としての役割がより強くなっていきそうです。あなたは、もしこの3つの中から1つ選ぶとしたら、どれに一番惹かれますか?

ではまた!

 

 

Source: MacRumors

※換算は $1=¥157 前後を想定した概算です。