となりずむ

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iPhone 18 Pro Maxの電池写真が流出。刻印の5,391mAhは日本モデルの数字ではない

iPhone 18 Pro Max用とされるバッテリーセルを3方向から写した画像。中央のパネルにRechargeable Li-ion Battery Model 126ESの刻印があり、右のパネルでは紫の保護フィルム越しに中国語の規制表示と5391mAhの文字が読める

✅この記事では、iPhone 18 Pro Max用とされるバッテリーの流出写真を、刻印の5,391mAhがどの国のモデルの数字なのかという一点から整理します。

どうも、となりです。

iPhone 18 Pro Max用とされるバッテリーの写真が出てきました。刻印には5,391mAhとあります。ただ、これをそのまま「iPhone 18 Pro Maxの電池は5,391mAh」と覚えると、日本で買う人はたぶん外します。写っていたのは中国向けのセルで、日本モデルはもう少し大きいほうに入るからです。

新しい数字が出るたびにニュースは追えるのに、それが自分のiPhoneの話なのかどうかは毎回わからないまま流れていく。今回はそこがはっきり分かれる回なので、写真に何が写っていたかから順に見ていきます。

要点まとめ:5,391mAhは、どこ向けの数字なのか

  • iPhone 18 Pro Max用とされるバッテリーの写真がNaverに上がり、刻印から5,391mAhと読み取れます
  • この5,391mAhは物理SIMトレイが残る中国向けモデルの数字です。トレイのないeSIM専用モデルは5,567mAh。同じiPhone 18 Pro Maxでも176mAhの差がつきます
  • 日本はiPhone 17 Proの世代から物理SIMに非対応なので、日本で買うiPhone 18 Pro Maxは大きいほうに入る見込みです
  • 増えるのはPro Maxだけで、iPhone 18 Proは前世代から36mAh(eSIM専用モデル)。1%も増えません
  • 写真の3.907V・5,391mAh・21.063Whは掛け算で合いますが、整合することは本物の証明にはなりません
多くの人は「日本モデルなら5,567mAhのほう」とだけ覚えておけば足ります。分かれ目はProかPro Maxかで、iPhone 18 Proを選ぶなら電池は前世代とほぼ同じままです。

出どころは韓国のNaverに上がった1枚の写真で、元は中国のWeiboにあったものとされています。刻印の3.907Vと21.063Whを掛け合わせると5,391mAhになるので、写真の中の数字どうしは矛盾していません。iPhone 18まわりの噂は、出どころごとに噂ヒートマップへまとめています。

 

写真に写っていたのは、数字と中国語の警告文

今回出てきたのは、バッテリーセルを3方向から撮った写真です。MacRumorsによると、韓国のNaverに投稿されたもので、元をたどると中国のWeiboに行き着くそうです。

背面には「Rechargeable Li-ion Battery Model 126ES」の刻印があります。そして紫の保護フィルムがかかった面に、規制表示がびっしり並んでいる。ここが今回いちばん見どころのある一枚です。

紫の保護フィルム越しに写ったバッテリーの規制表示。3.907V 5391mAh 21.063Wh、型号126ES、製造元としてSunwoda Electronic Co., Ltd. Second Branchの名前が中国語の警告文とともに並んでいる

紫のフィルム越しに「3.907V 5391mAh, 21.063Wh」と型番126ES、製造元のSunwoda Electronicが読み取れる

読み取れるのは「3.907V」「5391mAh」「21.063Wh」の3つ、型番の126ES、製造元のSunwoda Electronic(欣旺達電子)。そして、その周りを囲んでいる警告文がすべて中国語です。分解するな、加熱するな、火に投げ入れるな、といった注意書きが簡体字で書かれている。

数字だけ切り出すと消えてしまいますが、この写真は「どの国向けのセルか」を自分で名乗っています。中国語の規制表示が入っているのは、中国で売る製品だからです。

数字が2つあるのは、SIMトレイ1枚分の隙間

では、なぜ同じiPhone 18 Pro Maxで数字が2つあるのか。理由は物理SIMトレイ1枚です。

iPhoneは国によって、SIMカードを挿すトレイが残されたまま売られています。トレイは本体の中に場所を取るので、その部品がない国のモデルでは、空いた隙間の分だけバッテリーを大きくできる。だから同じ製品名でも、eSIM専用モデルのほうが容量が少し多くなります。

今回の噂で言うと、トレイありの中国向けが5,391mAh、トレイなしのeSIM専用が5,567mAh。差は176mAhで、率にすると3%ちょっとです。同じ名前の端末を同じ値段で買っても、SIMのつくりで電池の量が変わる。今回出てきた写真は、その小さいほうです。

この構図自体は今回はじめて出てきた話ではなく、7月に規制当局の届出から浮上した容量でも同じ2本立てでした。写真はそこへ物証を1枚足した形です。

日本で買うiPhoneは、大きいほうに入る

ここが日本で買う人にとっての本題です。日本はもう、トレイのない側にいます。

Appleの技術仕様には「iPhone 17 ProとiPhone 17 Pro Maxは、より便利で安全に使える先進的なeSIMテクノロジーを採用しています(物理的なSIMカードには非対応)」とはっきり書かれています。米国はiPhone 14の世代からeSIM専用でしたが、日本はiPhone 17 Proの世代でそこへ合流しました。カナダ、メキシコ、サウジアラビア、UAEなども同じタイミングです。

そのままiPhone 18 Proの世代でもトレイが復活しないのであれば、日本で売られるiPhone 18 Pro Maxは5,567mAh側ということになります。今回流出した写真の数字より、176mAh多いほうです。

ちなみにeSIMは、乗り換えや再発行の手順が物理SIMとは別物です。18 Pro Maxで初めてeSIMだけの機種に移る人は、eSIMでつまずきやすい場面を先に眺めておくと、9月の当日に慌てずに済みます。

増えるのはPro Maxだけ。18 Proは据え置きに近い

ここまでは「地域による差」の話でした。もう一つ、まったく別の差が同じ表の中に隠れています。

モデル 物理SIMあり(中国など) eSIM専用(日本・米国など)
iPhone 17 Pro 3,988mAh 4,252mAh
iPhone 18 Pro 4,056mAh(+68) 4,288mAh(+36)
iPhone 17 Pro Max 4,823mAh 5,088mAh
iPhone 18 Pro Max 5,391mAh(+568) 5,567mAh(+479)

縦に見てください。Pro Maxは前世代から479〜568mAh、率にして10〜12%ほど増えます。ところがiPhone 18 Proは36〜68mAhしか増えません。eSIM専用モデルでは1%未満です。同じ世代の同じ「Pro」でここまで開くのは、なかなか見ない差だと思います。

SIMトレイの有無では、この差は説明できません。トレイは同じモデルの中の地域差を作るだけで、ProとPro Maxの間の差には関係しないからです。以前から出ているのは、Pro Maxのほうが18 Proより厚くなるという噂です。そちらの余裕が容量差につながっているのかもしれません。ただ、そこまでは今回の写真から読み取れません。

いずれにしても、電池を理由に18 Proを選ぶ動機は薄いです。値上げが噂されている分まで考えると、iPhone 18 Proは「17 Proとほぼ同じ電池で値段だけ上がる」という見え方になりかねません。もっとも値上げ幅はアナリストの予測段階で、Appleは何も言っていません。

この写真を、どこまで信じていいか

写真が出たからといって確定ではありません。ここは分けておきたいところです。

まず、確からしさを支える材料は2つあります。1つは、7月6日に規制データベースへ出ていた数字が同じ5,391mAhだったこと。写真とは別ルートで同じ値が出ています。もう1つは、刻印の数字どうしが合っていること。3.907Vと21.063Whを掛けると5.3912Ah、つまり5,391mAhになります。

ただ、この掛け算は本物の証明にはなりません。整合するように作ることもできるからです。使えるのは逆方向だけで、「合っていなければ偽物と分かる」という一方通行の材料です。同じ写真を伝えたAppleInsiderも、画像や動画だからといって本物の保証にはならない、と書き添えています。

ついでに言うと、英語圏でも読み方が割れています。AppleInsiderは5,391mAhを「7月6日のリークで米国版として挙がっていたのと同じ容量」と書き、MacRumorsは中国モデルの数字としています。写真の規制表示が中国語であること、7月の届出でも5,391mAhが中国側に並んでいたことからすると、中国向けと見るほうが筋が通ります。数字は同じでも、どこの国の話かは媒体によってずれることがある、という一例です。

海外の反応:増え方の偏りと、SIMトレイのある国の目線

反応は、写真そのものより「どの国の数字か」と「増え方の偏り」のほうへ集まっていました。

That’s a huge bump for the SIM model especially

とくにSIM(トレイ)ありのモデルにとっては、かなり大きな増え方だ

roccerfeller / Reddit(2026年8月11日)

増え幅の大きさは、実はトレイあり側。中国モデルは前世代から568mAh増える計算で、eSIM専用モデルの479mAhより伸びています。絶対値では小さいほうなのに、増え方では上回っている。同じ表を見ていても、どちらの数字で暮らしているかで感想が変わるところです。

Wish EU could get a sim-tray less model too. Haven’t used a physical SIM card for years.

EUでもSIMトレイなしのモデルが買えたらいいのに。物理SIMなんてもう何年も使っていない

lilleulv / Reddit(2026年8月11日)

羨ましがられている側に日本はいます。EUはまだトレイが残っているので、この人は小さいほうの電池を買うことになります。日本は去年その列から抜けた形で、eSIM専用への切り替えを面倒に感じた人も多かったはずですが、電池の量という意味では得をする側に回りました。

iPhone 18 Pro battery is basically the same as the iPhone 17 Pro minus the $300 price hike.

iPhone 18 Proのバッテリーは、300ドルの値上げ分を除けばiPhone 17 Proとほぼ同じだ

Lumenorbit69 / MacRumors(2026年8月11日)

Pro Maxの数字に隠れて、18 Proの据え置きは目立ちません。値上げ幅はまだ予測の段階ですが、電池が動かないまま価格だけ動くとすれば、その落差が刺さる人は出てきます。

mAh is a weak way to compare batteries. Same mAh at a different chemistry can be a few percent apart in watt hours.

mAhはバッテリーを比べるには弱い指標だ。同じmAhでも化学組成が違えば、ワットアワーでは数パーセントずれることがある

cocomanz / Reddit(2026年8月11日)

その物差しは、今回の写真に写っています。刻印の21.063Whがまさにワットアワーで、mAhと電圧から出るエネルギーの量です。今回は同じ3.907Vで並んでいるので単純比較できますが、電圧が変われば同じmAhでも持ちは変わる、という指摘はそのとおりです。

still a rumor till it releases. 5500 seems to high for lithium sounds too good to be true!

発売されるまでは噂のままだ。リチウムで5500は高すぎる気がするし、話がうますぎる

lord_mercernary / Reddit(2026年8月11日)

この温度も残しておきたいところ。写真と届出で2系統そろったとはいえ、Appleが認めた数字ではありません。発表まで動く余地は残っています。

ひとこと:数字だけ切り出すと、いちばん大事な情報が落ちる

今回の写真でおもしろかったのは、5,391mAhという数字そのものより、その周りに中国語の警告文が並んでいたことでした。

数字だけを表に起こすと、この情報は消えます。5,391mAhと5,567mAhが横に並んだ瞬間、どちらが自分の数字かは読む側が判断するしかなくなる。ところが写真には「これは中国で売る製品です」と書いてあった。刻印を拡大して読むだけで、帰属の取り違えを1回防げるわけです。

英語の媒体でも読み方が割れていたのを見ると、写真という素材はまだ全部は使われていないな、と思います。

まとめ:覚えておくのは、大きいほうという一点

流出したのは中国向けのセルで、刻印は5,391mAh。日本で買うiPhone 18 Pro Maxは物理SIMトレイを持たないので、5,567mAh側に入る見込みです。前世代から479mAh、率にして10%ほどの増加になります。

そして、その恩恵はPro Maxに寄っています。iPhone 18 Proのほうは36mAh。電池を理由に上のモデルへ寄せるかどうかが、今回の分かれ目です。

大きい電池を積むということは、その分だけ本体のどこかで払っている、ということでもあります。厚さ約9mm・重さ約240gという噂が同じ届出のタイミングで出ていたので、数字の増加を歓迎する前にそちらも並べて見ておくと、9月の実機を触ったときの感想が変わってくるはずです。

ではまた!

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