
✅この記事では、watchOS 27で消えたアプリスイッチャーがwatchOS 27.2 Beta 2で戻ってきた中身と、新しい開き方、手元に届くまでの過ごし方を押さえます。
- 要点まとめ:戻るのは切り替え画面で、2回押しではない
- 戻ってきたのは、最近使ったアプリを並べるあの画面
- 入口はDigital Crownではなく、アプリの中の画面下
- 10月の正式版までは、グリッドと強制終了でしのぐ
- 海外の反応:消えた日から「別の入口でいいから」と言われていた
- ひとこと:場所が変わっても、戻ってくるならそれでいい
- まとめ:戻るのは中身、入口は画面下の長押し
どうも、となりです。
ワークアウトの画面から音楽へ行って、また戻る。watchOS 27に上げてから、この行き来のたびにアプリの一覧を開き直している人は多いと思います。Digital Crownを2回押すだけで済んでいた頃を、指のほうがまだ覚えているんですよね。
その切り替え画面が、開発者向けのwatchOS 27.2 Beta 2で戻ってきました。ただ、入口は元の場所ではありません。アプリを開いたまま、画面の下のほうを長押しするという新しい操作です。
2回押しで戻ると思って更新を待っていると、たぶん肩透かしを食います。何が戻って、何が戻らないのか。そこからいきましょう。
要点まとめ:戻るのは切り替え画面で、2回押しではない
- watchOS 27.2 Beta 2で、最近使ったアプリを並べて切り替える画面(アプリスイッチャー)が復活しました
- 開き方はアプリの中で画面下部を長押しする新しいジェスチャーで、Digital Crownの2回押しは戻っていません
- 開いたあとの使い方は以前とほぼ同じで、Digital Crownを回して選び、左へスワイプして「×」で一覧から外せます
- 正式版は来月、10月の見込みと9to5Macはみています。ベータなので、この操作のまま正式版へ入る保証はありません
- それまでのwatchOS 27では、アプリグリッドから開き直すのが基本です。止まったアプリは、サイドボタンとDigital Crownの長押しで終了できます
戻ってきたのは、最近使ったアプリを並べるあの画面
まず、何が戻ったのか。最近使ったアプリを並べて、その中から選んで飛べるあの画面です。watchOS 26まではDigital Crownを2回押すとこれが開き、直前のアプリへ戻るのもここからでした。地味ですが、毎日いちばん触っていた画面という人もいるはずです。
watchOS 27では、この画面そのものが見当たらなくなっていました。2回押しても1回押しと同じアプリグリッドが開くだけで、代わりの入口はどこにも用意されていませんでした。変わった操作はトランシーバーを含むwatchOS 27の廃止・変更点でも追いかけていますが、いちばん惜しいと思っていたのもここでした。
見つけたのは、Appleのベータを追いかけているDiscordコミュニティ「Apple Den」でした。Xでは、ユーザーのBonesさんが画面つきで共有しています。
Apple has brought back the App Switcher!
— 𝓑𝓸𝓷𝓮𝓼 (@limpless_skelly) September 22, 2026
On watchOS 26 and earlier, you could access the App Switcher by double-clicking the Digital Crown, then turning the Digital Crown to navigate through your recently used apps. You could also swipe left on an app and tap the "X" button to… pic.twitter.com/G5fa0TeTR9
9to5Macによると、開いたあとの動きは以前とほぼ同じです。Digital Crownを回して最近使ったアプリを送り、アプリを左へスワイプして「×」をタップすれば一覧から外せます。見た目を作り直した別物ではなく、あの画面がそのまま帰ってきた感じ。これは素直にうれしい。
入口はDigital Crownではなく、アプリの中の画面下
ぼくがいちばん慣れが要りそうだと感じたのは、入口のほうです。アプリを開いている状態で、画面の下のほうを押し続けると切り替え画面が出てきます。文字盤の上ではなく、アプリの中で使う操作だと9to5Macは説明しています。探しても見つからないタイプの操作なので、知らないまま27.2に上げて気づかずに終わる人も出そうです。
がっかりする人がいちばん多そうなのは、ここかもしれません。2回押しのショートカットは、今回のBeta 2でも戻っていません。9to5Macもそこははっきり書いています。同じ画面への行き方がどう変わってきたか、並べるとこうです。
| watchOSのバージョン | 最近使ったアプリの切り替え画面 |
|---|---|
| watchOS 26まで | Digital Crownを2回押すと開く |
| watchOS 27(現在の正式版) | 開く方法がない。2回押しは機種によってアプリグリッドかライブ早戻しになる |
| watchOS 27.2 Beta 2 | アプリの中で画面下部を長押しすると開く。2回押しは戻っていない |
なぜ2回押しに戻さなかったのか、Appleは説明していません。ただ、Digital Crownの2回押しが新旧モデルで別の動きになった件で書いたとおり、Apple Watch Series 12とApple Watch Ultra 4では、2回押しがすでにライブ早戻しの起動操作になっています。直前15秒の話し言葉を文字で見せる機能です。ボタンの空きがない以上、画面のほうへ逃がすしかなかった、というのがいちばん自然な見方だと思います。落としどころとしては悪くない。欲を言えば、旧モデルくらいは2回押しのままにしておいてほしかったんですが…。
画面の下端を使うのは、iPhoneでアプリを切り替えるときの感覚にも近いですね。手探りで押せたクラウンに比べると、画面を見ながらの操作になる分、ワークアウト中の気軽さは少し落ちそうです。それでも、入口がゼロだった27.0よりはずっといい。
気になるのは、この長押しがどの機種で使えるかです。9to5MacもBonesさんの投稿も対応機種には触れておらず、今のところは分かりません。設定で入口を選べるようになるのかも、書かれていません。ここは正式版で確かめたいところです。
10月の正式版までは、グリッドと強制終了でしのぐ
では、手元のApple Watchにはいつ来るのか。27.2の2本目のベータは日本時間9月22日の午前2時ごろ、1本目から1週間たたずに届きました。9to5Macは正式版を来月、つまり10月の見込みとしていますが、Appleから日付は出ていません。あと1か月ほどと思えば、待てない長さではないですね。ほかのOSを含めた27.2 Beta 2で直ったところと、コードに見えた変更もあわせてどうぞ。
しかもベータの段階なので、この長押しがそのまま正式版に入る保証はありません。9to5Macも、Appleがフィードバックを聞いて戻し方を探っている合図だろう、という書き方にとどめています。期待しすぎず、でも楽しみに待つくらいがちょうどいい。開発者向けのベータを入れれば今すぐ試せますが、毎日つけているメインのApple Watchに入れるのは、ぼくならやめておきます。1つの操作のために、ほかの不具合まで手首に抱えるのは割に合わないので。9to5Macは以前の記事で、27.1や27.2で選択肢が増えることを期待していました。その27.2で本当に動いたのだから、ちょっと胸のすく展開です。
それまでのwatchOS 27では、Digital Crownを押して出てくるダイナミックなアプリグリッドから開き直すのが基本です。Siriが最近使ったアプリなどから5つを選んで並べる画面なので、直前のアプリが入っていることも多いはず。ただ、並び順が毎回変わるので、見ないで押せる操作ではありません。27.0でいちばんもどかしいのは、正直ここです。
もう1つ困るのが、アプリが固まったとき。切り替え画面から外して終了させていた人は、別の手順を覚えておくと慌てずに済みます。MacRumorsがwatchOS 27向けにまとめた手順は、こうです。
- 終了したいアプリを開いたまま、サイドボタンをスライダーが出るまで長押しする
- スライダーが出たら、Digital Crownを文字盤に戻るまで長押しする
MacRumorsは、終了してもバッテリーの節約にはならず、動きがおかしいアプリを立て直すための手順だと添えています。閉じれば電池が持つと思ってこまめにスワイプしていた人には、ちょっと意外かもしれません。毎回使うものではないけれど、ポッドキャストや地図が固まった朝に知っているかどうかで、数分変わります。これだけは先に覚えておいて損はないです。
海外の反応:消えた日から「別の入口でいいから」と言われていた
復活の報告にはまだ反応が集まっていないので、watchOS 27でアプリスイッチャーが消えたときの声を見ていきます。読み返すと、今回の形を先取りしたような意見も混ざっていました。
Not even everyone! Just the people with the newest watches will have access to it, I expect most of those won’t know it exists, and only a subset of the people who even know about it will ever use it. And for that, the app switcher is just gone. Not even less convenient to access, it seems to be entirely missing. Thanks Apple.
全員ですらないよ!使えるのは最新のウォッチを持っている人だけで、その多くは機能があることすら知らないだろうし、知っている人のうち実際に使うのはさらに一部だと思う。それと引き換えに、アプリスイッチャーはただ消えた。呼び出しにくくなったのでもなく、丸ごと無くなったみたいだ。ありがとう、Apple。
不満の芯は「入口ゼロ」。「呼び出しにくくなった」のではなく「無くなった」ことに怒っています。今回のBeta 2は、ちょうど「呼び出しにくいけれど、ある」の側へ戻した形です。
This is a ridiculous change. Now when I'm running and listening to music or podcasts and want to switch between the Workout app and the music app, I have to tap super precisely on the watch screen instead of just double-clicking the crown. On top of that, the new recent apps screen keeps changing, so the icons jump around to different spots, which is super freaking irritating.
ばかげた変更だ。走りながら音楽やポッドキャストを聴いていて、ワークアウトアプリと音楽アプリを行き来したいとき、クラウンを2回押すだけだったのが、今は画面をものすごく正確にタップしないといけない。そのうえ、新しい最近使ったアプリの画面は並びが変わり続けて、アイコンがあちこちへ動く。本当にイライラする。
走りながらだと、正確に押せない。グリッドの並びが動くことへの不満は、本文で触れた「見ないで押せない」とそのまま重なります。画面下の長押しは、細かい的を狙わなくていい分、走りながらでも少しはましかもしれません。
I’ve bought the new Apple Watch Ultra 4, but Live Rewind isn’t available in my language or region. And judging by Apple’s usual rollout of language-dependent features, I’m not exactly holding my breath. So Apple has removed the double-click App Switcher because the button is apparently needed for this shiny new feature. Except I don’t get the shiny new feature. I just get the removed feature. Brilliant.
新しいApple Watch Ultra 4を買ったけれど、ライブ早戻しは自分の言語や地域では使えない。言語に左右される機能のいつもの広がり方からすると、あまり期待せずに待つしかない。つまりAppleは、この目新しい機能にボタンが要るからと2回押しのアプリスイッチャーを消した。なのに、その新機能はこちらには来ない。来たのは消えた機能だけ。お見事。
日本語で使う人も同じ立場。ライブ早戻しはまず英語で始まるので、新モデルを買っても2回押しの新しい使い道はしばらく来ません。画面下の長押しが入れば、少なくとも消えたほうは取り戻せます。
It would be so easy to replace, too. Single press the crown, the app launcher appears, swipe right to see previous apps. (I never found the feeling of double pressing the crown pleasurable, so I would consider it an upgrade.) In fact, I would go further and even replace the watch-face-switching swipe with app switching. Or maybe swiping at the bottom edge, like on an iPhone. It just seems such an unforced error to simply drop it completely.
代わりを用意するのも簡単なはずだ。クラウンを1回押してアプリ一覧が出たら、右へスワイプで前のアプリが見られる、とか。(クラウンを2回押す感触は好きじゃなかったので、むしろ改善だと思う。)もっと言えば、文字盤を切り替えるスワイプをアプリの切り替えに置き換えてもいい。あるいはiPhoneみたいに下端をスワイプするとか。完全に外してしまうのは、あまりにももったいない失策に見える。
「画面の下端で」は、半分当たり。スワイプではなく長押しでしたが、iPhoneのように画面の下を入口にするという発想は、今回のBeta 2とかなり近いところにあります。
While app switcher is gone, someone found out you can force close apps still by going to the power off screen with the app open then holding the crown until it jumps back to the Home Screen
アプリスイッチャーは無くなったけど、アプリを開いたまま電源オフの画面を出して、ホーム画面へ戻るまでクラウンを長押しすれば、まだ強制終了できると誰かが見つけてた。
終了の手順は、昔からある形。本文で紹介した強制終了と同じ手順です。切り替え画面が戻るまでの間は、この長押しの組み合わせだけ覚えておけば困りません。
ひとこと:場所が変わっても、戻ってくるならそれでいい
正直に言うと、2回押しで戻ってきてほしかったです。指が覚えている操作を、画面の長押しに覚え直すのは少し面倒ですから。
でも、消えたまま正式版まで来てしまったものが、その配信から1週間ほどでベータに戻ってきた。この速さは、それだけ声が届いたということなんだと思います。場所が変わってもいいから、この形のまま10月に来てほしい。
まとめ:戻るのは中身、入口は画面下の長押し
watchOS 27で消えたアプリスイッチャーは、watchOS 27.2 Beta 2で戻ってきました。最近使ったアプリを回して選び、スワイプで外せる中身は以前とほぼ同じです。
ただ、入口はアプリの中で画面下を長押しする新しい操作で、Digital Crownの2回押しは戻っていません。正式版は10月の見込みですが、ベータなので形が変わる可能性は残ります。それまでは、グリッドから開き直すのと、固まったアプリの終了手順でしのぐ形になりそうです。
そもそも手元のApple WatchがwatchOS 27の対象かどうかは、Series 9以降・Ultra 2以降になった対応機種の境界で確かめられます。
ではまた!
10月の27.2を入れるときも、Apple Watchは充電しながらの更新になります。USB-C端子へ直接挿せる小型タイプで、2026年9月22日の確認価格は4,100円。机の上やカバンに1つ置いておくと、更新の夜に探し回らずに済みます。
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