✅ この記事では、「Apple Watch Hermès Series 11にクラシックなMacのアイコン『Clarus the Dogcow』が登場した話題」を整理し、その背景や国内ユーザーへの影響を解説します。
どうも、となりです。
Apple Watchの中でも特別な存在といえば「Hermèsモデル」。高級感あふれるデザインと専用バンドで知られていますが、最新のSeries 11には思わずニヤリとする“遊び心”が加わりました。それが1980年代のMacintoshでおなじみのキャラクター、Clarus the Dogcow。Appleファンには懐かしく、初めて知る人には新鮮に映る小さな仕掛けです。
Hermèsモデルの歩みと役割
Apple Watch Hermèsは2015年に登場しました。当初は「高級路線は売れるのか?」と半信半疑で見られていましたが、いまも続いていること自体が一定の支持を得ている証拠です。背景には、初代の金無垢モデル「Edition」が期待ほど売れなかった反省があり、AppleはHermèsとのコラボでブランド力を強調する方向へ舵を切った経緯があります。
結果として、Hermèsモデルは「ラグジュアリー層に向けたApple Watch」という独自のポジションを確立。Series 11でもその立ち位置は変わらず、むしろファッションとテクノロジーを結ぶ架け橋のような存在になっています。
Dogcowが帰ってきた
Clarus the Dogcowは1984年、Macintosh用のアイコンを手がけたデザイナーSusan Kare氏によって生まれました。牛のようで犬のような、不思議な見た目で「Moof!」と鳴くキャラクターは、Macの印刷設定画面などに登場し、社内外で親しまれてきました。
今回のHermèsモデルには、1日の時間ごとに変わる24種類のアニメーションが搭載され、そのひとつにClarusが登場します。単なるイースターエッグに見えますが、Appleが大切にしてきた遊び心と歴史のリスペクトを感じられるポイントです。
Clarus the dogcow on the new Hermès Apple Watch. 🐶🐮
— Basic Apple Guy (@basicappleguy.com) 2025年9月17日 4:03
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価格とユーザーの反応
Hermèsモデルの価格は日本円で20万円を軽く超える水準です。高級時計としては珍しくない価格帯ですが、「Dogcowがいるから欲しい」と考えるかどうかは人それぞれ。Appleファンにとっては心をくすぐる要素ですが、純粋に機能やコスパを重視する人には難しい選択肢かもしれません。
つまり、このモデルは「Appleの文化や象徴に価値を見いだせる人」向けの一本だといえるでしょう。
日本向けの注意点
Clarus入りの文字盤アニメーションは日本でも同様に提供されます。ただしHermèsモデルは流通量が限られており、Apple Storeやオンライン限定販売が中心です。購入希望者は予約や在庫確認が必須になるでしょう。
さらに円安局面では価格が上振れする可能性もあり、日本での入手難易度は高めです。気軽に手が届く製品ではないため、事前の検討と情報収集は欠かせません。
Appleの遊び心が伝えるもの
Dogcowの復活は、Appleが単なるガジェットメーカーではなく「文化をつくる存在」であることを改めて示しています。高級感の中に小さなユーモアを仕込むことで、ユーザーとの距離をぐっと縮める。その積み重ねがブランドの厚みを増しているのです。
Apple Watch Hermès Series 11は、ただの高級モデルにとどまらず、Appleの歴史や精神を受け継ぐ象徴のひとつになっています。
まとめ
Apple Watch Hermès Series 11に追加されたClarus the Dogcowは、懐かしさとユーモアを兼ね備えた特別な存在です。価格は高額ですが、Appleのカルチャーを愛するユーザーにとっては「持っていること自体に意味がある」モデルでしょう。機能性と文化的価値をどう評価するかで、この時計の魅力が変わります。
ではまた!