
✅この記事では、「Apple Watch(GPS + Cellular)」がKDDIの衛星直接通信サービス「au Starlink Direct」に対応したニュースを整理します。
iPhoneの電源が切れても、圏外でも──腕だけで“最低限の連絡”と“位置共有”ができる場面が広がります。
- 要点まとめ
- サービスの仕組み:腕だけで“つながる”を確保
- 利用シーン:圏外・電池切れ・単独行動
- 手続きと注意点
- 背景と文脈:腕の「セルラー」が衛星とつながる意味
- 関連トピック:モデル選び・世代の違い
- ひとこと:スマホの次は「腕の自立」
- まとめ:腕のセルラー × 衛星で“最低限”を守る
どうも、となりです。
KDDIは、衛星通信を使った直接接続サービス「au Starlink Direct」で、Apple Watch Series 11(GPS + Cellular)/Apple Watch SE 3(GPS + Cellular)/Apple Watch Ultra 3の対応を発表しました。すでに2025年9月から段階的に提供が始まっているサービスで、今回の発表によりApple Watchも正式に加わった形です。
対象の料金設定(ナンバーシェア/ウォッチナンバー)を利用中なら、腕だけでテキストメッセージの送受信や現在地の共有が可能になります。さらに、一部アプリのデータ通信にも対応が広がりつつあります。
要点まとめ
- 対応機種:Apple Watch Series 11(GPS + Cellular)/Apple Watch SE 3(GPS + Cellular)/Apple Watch Ultra 3。
- 発表日:2025年11月6日(日本時間)。
- 対応機能:テキストメッセージ送受信、現在地共有、一部アプリのデータ通信(段階的に拡大予定)。
- 利用条件:auのナンバーシェア(iPhoneと同じ番号)またはウォッチナンバー(Watch専用番号)。
- カバーエリア:地上圏外でも衛星経由で最低限の通信が可能(サービス仕様に準拠)。
- 専用プラン:au Starlink Direct専用プラン+(有料)を提供。UQ mobile/povo2.0/他社回線ユーザーも契約可能(ただし、Apple Watchでの衛星通信は現時点でau契約者限定)。
サービスの仕組み:腕だけで“つながる”を確保
「au Starlink Direct」は、スマホやウォッチから衛星へ直接つなぐ仕組みです。通常の地上基地局が届かない山間・海上・災害時などでも、衛星リンクでテキスト主体の連絡と位置共有をカバーします。
iPhone側の電源が切れていても、Apple Watch単体で発着できるのがポイントなんですよね。
利用シーン:圏外・電池切れ・単独行動
- 登山・釣り・キャンプ:連絡手段の保険として。迷いやすいエリアでの位置共有に。
- 災害・停電:通常の回線混雑時でも、テキスト主体で安否を届けやすい。
- ランニング・外出:iPhoneを持たない場面でも、最低限の連絡手段を腕に残せます。
手続きと注意点
- 登録:auの案内に沿って加入と設定(ナンバーシェア/ウォッチナンバー)。
- 対象アプリ:現時点でメッセージ系と一部アプリのデータ通信が対象。Apple Watchでのファイル添付機能は未対応で、スマートフォン向けのみ提供されています。
- コスト:専用プラン+は有料(料金はKDDIの最新案内を確認)。
- 速度・容量:衛星区間はテキスト重視の挙動で、大容量通信や動画再生などの即時性を求める用途は想定外です。
背景と文脈:腕の「セルラー」が衛星とつながる意味
iPhoneの衛星SOSに続き、腕の通信も“直接衛星”へ広がりました。Apple Watchのセルラーモデルは、これまで「街中でiPhoneを持たずに使う」程度の範囲が中心でした。そこに衛星通信が加わることで、都市の外=圏外前提の環境でも最低限の連絡が可能になります。つまり、“身軽さ”と“安心”の両立がより現実的なものになる、というわけです。
関連トピック:モデル選び・世代の違い
対応は最新世代(Series 11/SE 3/Ultra 3)に限定されています。腕での通信はアンテナ構造やバッテリー性能の影響が大きく、世代による差が出やすい部分です。Apple Watch Series 11の基本仕様と比較を押さえておくと、セルラー+衛星という新しい組み合わせの意味がより見えてきます。
ひとこと:スマホの次は「腕の自立」
衛星に届くのがスマホだけの時代から、腕にも一本の細い線が通る時代へ。常時の高速通信を置き換える話ではありませんが、本当に必要なときの一本を確保できる価値は大きいですよね。アウトドアや非常時の安心が少しずつ腕に寄っていく──そんな地味だけど頼れる拡張だと感じます。あなたは、どんな場面でこの“腕の一本”を生かしますか?
まとめ:腕のセルラー × 衛星で“最低限”を守る
Apple Watch(GPS + Cellular)がau Starlink Directに正式対応。Series 11/SE 3/Ultra 3で、テキスト・位置共有・一部データ通信が腕だけで可能になりました。
ナンバーシェア/ウォッチナンバーと専用プラン+を組み合わせることで、圏外でも「伝える手段」を腕に残す選択肢が広がります。
スマートウォッチが“自立した通信端末”として一歩進んだ、象徴的なアップデートといえそうです。
ではまた!
Source: KDDI, au
