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Spotlight履歴に期限選択が追加(macOS 26.1)

macOS Tahoe 26.1の「システム設定>Spotlight」画面。『Spotlightでクリップボードの履歴を使用できます』の項目が表示され、保持期間は『8時間』に設定。右に『クリップボードの履歴を消去』ボタンが並ぶUI

✅この記事では、macOS 26.1(Tahoe)でSpotlightに追加された「クリップボード履歴の保持期間」設定を整理します。30分・8時間・7日の3段階と、ワンタップで履歴を消せる新ボタンがポイントです。

どうも、となりです。

コピーしては貼り付ける——毎日の小さな動作こそ、情報管理の安心感が問われますよね。macOS 26.1では、Spotlightがコピー履歴をどれくらいのあいだ覚えておくかを自分で選べるようになりました。公開ノートPCや共有席でも、扱う情報の“温度”に合わせて運用を整えられます。

要点まとめ(今回の変更)

  • 保持期間を選べる:30分/8時間/7日の3オプション。
  • 手動消去に対応:「システム設定 ➝ Spotlight」にクリップボードの履歴を消去ボタンが追加。
  • ねらい:機密度や作業スタイルに合わせ、履歴の残し方を細かくコントロール。
  • バランス:サードパーティ製のクリップボード管理アプリに寄り添う方向性。

詳細解説:何が便利になる?

たとえば、外出先のカフェで一時的にクレジットカード番号や社外秘の文字列をコピーすること、ありますよね。保持期間を30分にしておけば、その後は自動的に履歴から消えてくれます。逆に、コードスニペットや定型文を一日仕事で使い回すなら8時間、数日がかりのドキュメント作成なら7日——といった具合に運用を切り替えられるのが嬉しいところです。

本格的な多段履歴やラベル管理が必要なら、ランチャー系アプリで拡張するのも選択肢です。たとえば、Alfred 5.7は検索・スニペット・クリップボードをまとめて扱える代表格。今回の更新で、純正Spotlightも“最小限の安心”に寄せてきた、という見方ができます。

設定場所と操作手順

  1. システム設定を開く。
  2. Spotlightを選ぶ。
  3. クリップボード履歴の「保持期間」から30分/8時間/7日を選択。
  4. 今すぐ消したい場合は、同じ画面の「クリップボードの履歴を消去」をクリック。

設定は即時反映。セキュリティポリシーが厳しい環境では、まずは30分から様子を見るのが無難です。

 

 

活用シーンのヒント

  • 共有デスク/客先作業:短め(30分)。
  • 自宅・社内の固定席:仕事の区切りに合わせて(8時間)。
  • 長期ドキュメント作成:参照を続ける間だけ(7日)。

なお、今回の26.1はSpotlight以外にも“静かな微調整”が含まれています。全体像を把握したい人は、配信前の変化をまとめたmacOS Tahoe 26.1パブリックベータの整理記事も合わせてどうぞ。日常の使い勝手に直結する変更が見えてきます。

ひとこと:覚えてほしい時間は、人それぞれ

「コピーの記憶」を自分の作業リズムに合わせられると、余計な不安がひとつ減ります。大がかりな新機能ではありませんが、毎日の“ちょっとした後悔”を減らしてくれる調整なんですよね。あなたはどの期限にしますか?

まとめ:Spotlightに“ちょうどいい記憶力”

  • 保持期間は30分/8時間/7日から選択、手動消去にも対応。
  • 機密度や働き方に合わせて、コピー履歴の残し方を調整できる。
  • 高度な管理が必要ならサードパーティ併用。純正は“軽やかな安心”を担当。

小さな設定ですが、情報との距離感が少しだけ心地よく整います。

ではまた!

Source: MacRumors