t0nAr1sm

Appleをもっと身近に、もっと深く。

iPadOS 26.1、Slide Over復活で作業性が大幅に上がる

iPadOS 26.1のSlide Overで右側に「ファイル」を重ね表示し、左にSafariを表示するiPadの画面

✅この記事では、「iPadOS 26.1でSlide Over(スライドオーバー)が復活」というニュースをやさしく整理します。新しいウィンドウ管理との違いや使い方、ちょっとしたコツまで見ていきましょう。

どうも、となりです。

日本時間の2025年11月4日(火)に配信されたiPadOS 26.1で、長年の定番だったSlide Overが戻ってきました。iPadOS 26でウィンドウ化が進んだのはうれしい変化でしたが、「ちょっとだけ別アプリを開きたい」というときに不便を感じていた人も多かったですよね。今回の復活は、そんな声に応えるアップデートといえます。

要点まとめ(iPadOS 26.1のSlide Over)

  • 復活の目的:メインの作業画面を隠さず、上に1枚だけアプリを重ねてサッと出し入れできる。
  • 使い方:アプリ右上の緑のウィンドウボタンを長押し→「Slide Overを開始」を選択。
  • ショートカット操作:キーボードではGlobe + \(バックスラッシュ)で呼び出し可能(元記事の実例)。
  • 制限:現時点では同時に1アプリのみ対応。iPadOS 18のような複数アプリのスタックは非対応。
  • 狙い:ウィンドウが増えて見づらくなるのを防ぎ、「必要なときだけ呼び出せる」軽快さを取り戻す。
  • 使い勝手:SlackなどをSlide Overに常駐させておけば、文章を書きながらメッセージ返信もスムーズ。

詳細解説:ウィンドウ化とSlide Overの役割分担

iPadOS 26で導入されたウィンドウ化は、従来のSplit ViewやSlide Overを統合した新しい仕組みでした。自由な配置ができる反面、「ちょっとした確認」には時間がかかるようになっていたんです。そこで26.1では、Slide Overを“1枚限定”で復活させ、使い分けのバランスを取った形になっています。

  • ウィンドウ化:腰を据えて作業したいときに便利。画面を並べて管理したいときに向く。
  • Slide Over:通知の確認やチャット返信など、一瞬だけ開く作業にぴったり。終わったら端にスッと引っ込められる。
  • 動作の統一:緑ボタン長押しでどちらも切り替え。キーボード派はGlobe + \で一瞬で開けるのも快適です。

まだ物足りない点も

  • スタック非対応:iPadOS 18のように複数アプリを重ねるスタック機能は未対応。当面は「1軍アプリの固定席」として使うのが現実的です。
  • ドラッグ起動なし:DockからドラッグしてSlide Overを呼ぶ従来の動線は未復活。将来のアップデートで追加される可能性もありそうです。

おすすめの使い方

  • Slide Overに置くと便利:Slack / メッセージ / ミュージック / リマインダーなど。通知→対応→すぐ退避の流れがスムーズ。
  • ウィンドウ化に向くアプリ:Safari / Ulysses / PDFリーダー / 表計算ツールなど。メイン作業に集中しやすい。
  • キーボードショートカット:Globe + \でSlide Overを呼べると、作業の流れを止めずに済みます。

 

 

なぜ“1枚限定”で戻したのか

Appleは今回、まずは「混乱を増やさずに便利さを戻す」ことを優先したように見えます。ウィンドウ化とスタックを同時に復活させると複雑さが増してしまうため、ひとまず“1枚限定”で明確な役割を与えたのだと思います。

実際、使ってみると「短時間でアプリを切り替えたい」シーンでは十分便利です。今後、利用データやユーザーの反応を見ながら、スタックやドラッグ起動の再導入を検討する余地もありそうです。

長時間作業に向くウィンドウ化と、短時間操作に向くSlide Over。両者をうまく組み合わせることで、iPadらしい快適さがまたひとつ戻ってきた印象です。

ひとこと:iPadに“瞬発力”が戻ってきた

今回のアップデートで、iPadがまた少し「気軽に触れるデバイス」に戻りました。アプリを一時的に開いて、終わったらすぐ閉じる──このテンポの良さがSlide Overの魅力ですよね。まだ改善の余地はありますが、“まずは一歩前進”として素直にうれしい復活です。あなたなら、どのアプリをSlide Overに登録しますか?

Redditの反応

  • 歓迎の声:「やっと戻った」「作業がスムーズになった」と好意的な意見が多い。
  • 惜しい点:スタックがないのは残念」「ドラッグ操作で出したい」との声も。
  • 利用スタイルの違い:キーボード+マウス派はウィンドウ化を評価、タブレット単体派はSlide Over復活を支持。
  • 全体の印象:“半歩でも前進”というポジティブな反応が目立ちました。

まとめ:iPadに“引き出し”が戻ったアップデート

  • iPadOS 26.1でSlide Overが正式に復活
  • 緑ボタン長押しまたはGlobe + \で簡単に呼び出せる。
  • スタック機能は未対応ながら、短時間の切り替えには最適。

iPadは「並べる自由」に加えて、「一時的に重ねる速さ」も取り戻しました。26.1は、そんな“使い勝手の引き出し”を再び開けてくれたアップデートといえそうです。

ではまた!

Source: 9to5Mac, Reddit, Apple Support