
✅ この記事では、Logitech MX Master 4とApple Magic Mouseを「使い心地・操作体系・長時間作業の快適性・カスタマイズ性」の4視点でじっくり比較し、乗り換えるべきか/共存がいいかを解説します。
- まず結論:快適性のMX、直感操作のMagic。あなたが譲れない軸で選べばOK
- 操作体系の違い:ジェスチャーとハプティクス、どっちが“脳に優しい”?
- 「横スクロールが弱い」問題の対処:MX Master 4を“Magic風”に寄せる
- 疲労と作業の持久力:手が先に悲鳴を上げるか、脳が先に疲れるか
- バッテリー・接続・細かい仕様:日々のストレスはどっちが少ない?
- 実戦レシピ:あなたの作業別おすすめ構成
- 乗り換えか、共存か:費用対効果の考え方
- 横スクロールを“Magic級”に近づける設定チェックリスト
- これから:ハプティクスは“次の当たり前”になるかも
- まとめ
どうも、となりです。
たとえば「縦スクロールは速いし、横スクロールは指でサッと。しかも8時間ぶっ通しでも手が痛くない」。マウスに求めるのって、結局このあたりですよね。
今週登場のMX Master 4は、新シェル(耐久性アップ)・静音クリック・USB-C急速充電(最長70日)・マルチペアリングといった順当進化に加えて、ハプティクスが目玉。対するMagic Mouseは、相変わらずのトップ面フル・タッチジェスチャーが武器です。
この記事を読むとわかること:長所・短所の整理/横スクロールの最適解/アプリ別のおすすめ設定/2台運用のコツ。
まず結論:快適性のMX、直感操作のMagic。あなたが譲れない軸で選べばOK
これ、地味にすごいのが「どっちが絶対上」じゃないところ。MX Master 4は、手を包む高いエルゴと超細かいカスタマイズが魅力。長時間作業や制作系アプリでは圧倒的に強いんです。
一方のMagic Mouseは、上面の全面タッチで「スワイプ=横移動」「フリック=操作」が頭を使わず染み込みます。iPhone的な感覚で、“考えずに触る”快感は唯一無二。
まとめ:肩こり&手首ケアならMX、直感ジェスチャーの一貫性ならMagic。
操作体系の違い:ジェスチャーとハプティクス、どっちが“脳に優しい”?
想像してみてください。スマホで戻るとき、私たちはボタンより「スワイプ」しがちですよね。Magic Mouseはこれをデスクトップに持ってきた存在。トップ面を指でなでるだけで、左右スクロール/ページ進む・戻る/ズームまで滑らか。
対してMX Master 4は、MagSpeedホイール+サイドホイール+専用ジェスチャーを柔軟に組み合わせる発想。新しいハプティクスは、操作に小さな「返事」を返してくれるので、手応えで間違いに気づけるのが良いところです。
- 縦スクロール:MXの無段階&高速解放はやっぱり快感。超長文やタイムラインで強い。
- 横スクロール:Magicは“指を横へ”で直感。MXはサイドホイール操作が基本。
- ジェスチャー:Magicは学習不要。MXは学習コストがある代わりにアプリごとに最適化できる。
まとめ:学習コスト<自在さならMX、ゼロ思考の直感性ならMagic。
「横スクロールが弱い」問題の対処:MX Master 4を“Magic風”に寄せる

これ、実は一番よく聞く悩み。「Magicは横移動が気持ちいいのに、MXのサイドホイールはピンと来ない」。
そこで、Logi Options+(MXの設定アプリ)でアプリ別プロファイルを作ると解決が近づきます。以下は一例:
- Finder/Safari/Chrome:サイドホイール=水平スクロール、親指ジェスチャー(押し+左右)=戻る/進む。
- Excel/Numbers:サイドホイール=水平、ホイールクリック(または押し長押し)=オートスクロール。
- Figma/Premiere/Logic:サイドホイール=水平、ホイール押し+回転=拡大縮小、親指ジェスチャー上=全体表示。
さらに、MX Master 4のハプティクスをオンにしておくと、段付きや切り替わりの「手応え」で操作の区切りが掴みやすくなります。Magicのヌルヌル感とは別物ですが、“慣れると精密”に寄せられます。
まとめ:アプリごとにサイドホイール=水平とジェスチャー=戻る/進むを割り振れば、体感差はだいぶ埋まる。
疲労と作業の持久力:手が先に悲鳴を上げるか、脳が先に疲れるか
これ、家事で例えると「軽いフライパン(Magic)」か「持ちやすいフライパン(MX)」かに近いです。
Magic Mouse:平たいシェルでつまむ持ち方になりがち。短時間は楽でも、手首〜前腕の負担が出る人も。
MX Master 4:高い背と親指レストで、手全体に荷重を分散。肩や首まで含めてラクに感じやすい。
長い原稿や編集作業では、MXの“持久力”が一歩リードするケースが多いです。逆に、断続的にサッと触る時間が多い人はMagicの“取り回しの軽さ”が効いてきます。
まとめ:長丁場の作業はMX、断続的な操作の気楽さはMagic。
バッテリー・接続・細かい仕様:日々のストレスはどっちが少ない?
- 電池持ち:MX Master 4はUSB-C急速充電+最長約70日クラス。Magicも十分長持ちですが、充電は底面という宿命はそのまま。
- マルチデバイス:MXはボタン切替や自動切替が快適。Magicは基本1台運用(切り替えはペアリングやり直し寄り)。
- 静音・フィードバック:MXは静音クリック+ハプティクスで「静か・確か」。Magicは無音の滑走感。
まとめ:接続まわりや持久力はMX、充電“し忘れても困りにくい”感覚は両者とも優秀。
実戦レシピ:あなたの作業別おすすめ構成
一緒に見ていこう。用途ごとに「最もストレスが少ない」構成はこれです。
- ライター/研究(大量リーディング):MX Master 4。縦スクロールの微調整と一気スクロールが段違い。横スクロールはサイドホイール固定。
- 表計算・プレゼン:MX Master 4。水平移動と拡大縮小の割り当て自由度が効く。
- デザイン/DAW:MX Master 4。タイムライン水平/ズーム/スナップ切替を指元で完結。
- 一般ビジネス/ブラウジング:Magic Mouse。「戻る・進む・タブ移動」を“指の気分”でサクサク。
まとめ:制作・資料仕事はMX、日常操作はMagicが相性よし。両方持ちの使い分けはかなり合理的。
乗り換えか、共存か:費用対効果の考え方
これ、最後は“身体への投資”がモノを言います。
手首や肩の違和感が出る人は、MX Master 4に替える価値が高い。1日の疲労が軽くなると、生産性はしっかり回収できるはず。
一方、Magicのジェスチャーに強い愛着と無意識のスピードがある人は、Magic+MXの二刀流がおすすめ。
たとえば午前はMXで資料づくり、午後はMagicでメール・ブラウジング、みたいにタスク単位でスイッチすると、どちらの良さも引き出せます。
まとめ:「体がラク」を優先ならMX、操作の一貫性を優先ならMagic。迷ったら二刀流。
横スクロールを“Magic級”に近づける設定チェックリスト
- Logi Options+ → アプリごと:サイドホイール=水平スクロール、親指ジェスチャー左右=進む/戻る。
- 縦スクロール微調整:MagSpeed感度をアプリごとに分ける(ブラウザ=速め、エディタ=遅め)。
- ズーム操作:ホイール押し+回転=ズーム、サイド押し長押し=全体表示など“定位置”化。
- ハプティクス:オン。段付き量を控えめにして“触感のガイド”だけ残す。
まとめ:「水平=サイド」「戻・進=ジェスチャー」「ズーム=押し+回転」の三本柱で、Magic的な迷いのなさに近づく。
これから:ハプティクスは“次の当たり前”になるかも
ハプティクスは、スマホではすでに“空気”のテクノロジー。MX Master 4の方向性は、「触って分かるUI」をマウスにも持ち込む挑戦なんです。
Magicの一枚板ジェスチャーは、やっぱり美しい世界観。その気持ちよさを知っている人ほど、MXの“手応え”にうまく役割を分けると、作業全体のストレスは減ります。
まとめ:ジェスチャーの「自由さ」とハプティクスの「確かさ」を、作業で使い分ける時代に入ってきました。
まとめ
MX Master 4は、エルゴとカスタマイズで一歩先へ。Magic Mouseは、直感の純度でまだ盤石。
横スクロールの違和感はアプリ別設定+ハプティクスでかなり解消できます。
だから、結論はシンプル。“体か、直感か、両方か”。あなたの作業時間の配分で決めましょう。
ではまた!
Source: Logitech 製品ページ・開発者資料、Apple サポート/仕様ページ、各種レビュー(9to5Mac ほか)
