
✅この記事では、来年のiPhone 18 Pro / Pro Maxを「待つ理由」を8項目に分けて整理します。
毎年アップデートされるiPhoneですが、17 Proからすぐに乗り換えるべきか、それとも待つべきか…迷っている方も多いですよね。
今回の情報源はMacRumorsの特集で、ディスプレイ・SoC・通信・カメラ・衛星通信・ボタン設計・発売時期など、現時点で見えてきた“変わるかもしれないポイント”をやさしくまとめました。
どうも、となりです。
iPhoneは毎年進化していますが、「今年買うか、来年まで待つか」は永遠のテーマですよね。
この記事では、いま出ている噂をもとに、事実9割+意見1割で「待つ価値」と「今買う安心」を両面から見ていきます。
要点まとめ
- 発売時期:2026年は二段階リリースの可能性。18 Pro / Pro Max / 折りたたみが秋、18 / 18eが春に登場するかも。
- デザイン:基本は17 Proの延長線。背面カメラの構成やサイズはそのまま。
- Dynamic Island:完全廃止ではなく小型化にとどまる見通し。Face IDの完全埋め込みはもう少し先かも。
- A20 Pro:プロセスは据え置きでも、AI処理を底上げする新パッケージ技術を採用予定。
- モデム:自社製C2チップが登場。省電力で電波の安定性もアップ。
- メインカメラ:可変絞り対応で、明るさやボケ具合を自在に調整可能に。
- 新センサー:サムスン製の3層スタックを検討中。ノイズが減って反応も速くなる見込み。
- 衛星通信:5G衛星インターネットへの対応も検討。緊急通報だけでなく、データ通信にも踏み出す可能性。
※ここで紹介する内容は現時点の情報に基づいた見立てです。最終仕様は今後変わる場合があります。
詳細解説(技術・背景・戦略)
1)デザインと表示まわり:Dynamic Islandは“細く、控えめ”に
17 Proで確立したサイズ感(6.3 / 6.9インチ)はそのまま。
注目は、画面上部の「穴」をどう処理するか。完全なオールスクリーンはまだ難しいため、まずはDynamic Islandを小さくする方向のようです。通知やライブアクティビティの機能は残しつつ、見た目の“抜け感”を減らしていく段階的な進化になりそうです。
2)A20 Pro:伸びるのは“AI体験の速さ”
チップの基本構造はA19 Proに近く、CPUやGPUの生性能は控えめな伸びとみられます。
ただし注目はCoWoSパッケージという新しい構造。チップとメモリを密接に結びつけることで、AI処理を行うNeural Engineがよりスムーズに動作します。要約や翻訳、生成系の処理がワンテンポ速く感じられるようになるかもしれません。
3)C2モデム:自社製第2世代で通信も“育ってきた感”
Appleが手がけるモデムは、世代を重ねるごとに発熱・消費電力・受信の安定性が改善されています。
来年のC2モデムでは、米国でのmmWave(超高速5G)対応も復活する見通し。通信品質の底上げが期待できます。
詳しくは以前の記事(C2モデムの解説)でも触れています。
4)メインカメラの可変絞り:写真の“失敗率”を下げる新機構
これまでのiPhoneは固定F値(ƒ/1.78)が基本でしたが、可変絞りになると明るい場所と暗い場所でレンズの開きを自動調整できます。
人物撮影で背景をぼかしたり、風景で全体をくっきり撮ったりと、自由度がぐっと上がるはず。
単なる画素数アップではなく、“日常の使いやすさ”が進化するタイプの改良です。詳しくは可変絞りの背景と狙いを読むと、Appleがどう使いやすさを追求しているかが見えてきます。
5)3層スタックセンサー:反応が良く、ノイズの少ない画作りへ
センサーを3層構造にして役割を分担する発想は、読出しの速さを上げてノイズを減らすうえで効果的です。
オートフォーカスの追従やフリッカー(ちらつき)耐性の向上など、“撮っていて気持ちいい”カメラ体験につながる改良といえます。
6)5G衛星インターネット:空からつながる時代へ一歩
これまでの「緊急SOS」機能をさらに発展させ、衛星経由でデータ通信ができる5Gネットワークを目指す動きがあります。
実現には衛星側の回線整備やアンテナ設計など多くの課題がありますが、まずは一部地域限定での提供から始まりそうです。構想の背景は5G衛星インターネットの解説でも整理しています。
7)カメラコントロールボタン:操作感はそのまま、壊れにくく
iPhone 17シリーズで新登場した「カメラコントロールボタン」は、高価な容量式+圧力式+サファイアカバー構造でした。
18シリーズでは圧力センサーのみで同等の操作を実現する形に簡略化される見込み。
これによりコストを下げつつ耐久性もアップしそうです。詳細はカメラボタン再設計の記事でも触れています。
8)発売スケジュール:分けて出す戦略の意味
Proモデルを先に出し、無印モデルを春にずらす案も有力です。
このやり方なら、生産ラインの負荷を分散できるうえ、話題を長く保てるというメリットがあります。
開発中のAirやFoldシリーズとの兼ね合いもあり、Appleとしては“余裕を持ったスケジュール管理”を進めたいようです(全体像はiPhone 18 Air / Fold計画のまとめを見るとより分かりやすいです。)。
本当に“待つべき”なのか?
17 Proはすでに完成度が高く、今買っても満足できるモデルです。
それでも、AI処理の進化、可変絞り、C2モデムが同時に来るとなれば、「撮る・つながる・賢くなる」が揃う年になるかもしれません。
個人的には、この3つが重なるタイミングこそ“買い替えのベストシーズン”だと思っています。
もちろん、いまの不満がどこにあるかでも答えは変わります。もしその不満が18で解消されそうなら「待ち」。今すぐ満足できるなら「買い」。それが一番しあわせな選び方ですよね。
日本向けの注意点
- mmWave:米国中心のままになる見込み。国内ではサブ6の安定性向上が主な恩恵になりそう。
- 衛星5G:日本ではまだ制度整備が進行中。実用化の見通しは衛星5Gの記事で詳しく説明しています。
- 発売時期:二段展開が現実化すれば、無印モデルの日本発売が春にずれ込む可能性も。買い替え計画は少し余裕をもって立てておきたいところです。
関連の深掘り(さらに知る)
まとめ:18は“撮る・つながる・賢くなる”が同時に伸びる年
見た目は大きく変わらなくても、AI性能・通信・カメラの三拍子がそろって進化する見込みです。
写真の失敗が減り、通信がより安定し、AI機能が自然に動く——そんな日常が少しずつ近づいています。
地味に見えて、こういう積み上げこそAppleらしい進化ですよね。あなたなら、どのタイミングで乗り換えますか?
ではまた!
Source: MacRumors, The Information, Bloomberg