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Apple、直営店のMagSafeスタンドを改修──iPhone 17に“リング跡”が付く問題を静かに修正

Apple、直営店のMagSafeスタンドを改修──iPhone 17に“リング跡”が付く問題を静かに修正

✅ この記事では、Appleが直営店のMagSafeスタンドを改修し、“スクラッチゲート”とも呼ばれたiPhone 17シリーズの展示機問題に対応した件について整理します。 AppleInsiderやConsomacによる報道をもとに、原因・対応内容・日本での確認状況まで解説します。

どうも、となりです。

発売直後のiPhone 17シリーズでは、店頭展示機の背面にMagSafeの円形跡が付くという報告が相次ぎました。 Appleは「傷ではなく、スタンド側からの素材移行」と説明していましたが、内部的に改修を進めていたようです。

今回、AppleInsiderによって、Appleが展示スタンドのMagSafe充電器にシリコンリングを追加していたことが改めて確認されました。

発端:iPhone 17 Pro・Air展示機に“リング跡”が出現

きっかけは、発売直後から一部のApple Store展示機で、背面にMagSafeの円形跡が付いていたこと。 SNSでは「展示品なのにもう傷がある」と話題になり、一部では「#ScratchGate」として拡散されました。

Appleはその後、「傷ではなく、MagSafeスタンドの金属やコーティングがiPhoneに転写された一時的な跡」と説明。 清掃すれば消えるもので、構造上の欠陥ではないとしました。

ただし、AppleInsiderによると、社内ではすでに対策が進んでおり、摩耗したMagSafeスタンドを交換または保護加工で改良していたようです。

要点:iPhone本体の不具合ではなく、店頭設備の摩耗が原因だったことが確定しました。

Appleが“静かに”改修──シリコンリングで素材移行を防止

フランスのConsomacによって、最初に変更が確認されたのは2025年9月下旬。 Apple StoreのMagSafeスタンドに、白いシリコン製の保護リングが追加されていたのです。

AppleInsiderもこの報道を追認し、「既存のスタンドに後付けされた暫定的な対策」と説明。 おそらくは新しいMagSafe展示スタンドの製造が完了するまでの暫定仕様と見られます。

実際、Appleが使用している「MagSafeディスプレイ台座」は2021年から導入されており、 店舗ごとに摩耗や汚れの程度が異なるため、順次交換が進んでいるようです。

また、iPhone 17 Proのアルミ筐体の摩耗問題を扱った記事でも指摘されているように、 アルミ素材は光の角度で微細な擦れが見えやすく、展示環境では特に目立ちやすい傾向にあります。

このため、Appleが「見た目上の品質保持」を最優先に、 金属部とデバイスの間に物理的な緩衝材(=シリコンリング)を挟む設計変更を行ったのは理にかなっています。

日本のApple Storeでも“改修済み”を確認

日本国内では、銀座店での確認レポートにより、 展示スタンドのMagSafe充電部が白いシリコンで覆われていることが判明しました。

実際に現地を訪れたユーザーからも、「展示機の背面に傷がなく、スタンドが改良されていた」との報告がSNS上で多数寄せられています。

Appleは店舗設備の仕様をグローバルで統一しており、フランスで確認された改修内容が ほぼ同時期に日本の店舗にも反映されたとみられます。

 

 

redditの反応まとめ

今回の「MagSafeスタンド改修」に関して、海外のAppleコミュニティでも話題になりました。 redditでは、「対応の静かさ」や「他モデルへの影響」など、実体験を交えたコメントが並んでいます。

「静かに追加」って表現にツッコミも

“quietly added(静かに追加)”って言うけど、Appleが大々的に『リングを付けました!』って宣伝するわけないでしょ?」という声も。 “スーパー・ボウル広告で告知でもするのか?”と皮肉を交えたコメントもあり、Appleの落ち着いた対応をむしろ肯定する意見が目立ちました。

「自分のiPhoneにも跡が出た」派 vs 「見たことない」派

「16 Proでサードパーティ製MagSafeマウントを使っていたら、最初だけグレーの跡が付いたけどすぐ消えた」といった体験談も。 一方で、「ドイツのApple Storeで展示機を見たけど、どれもきれいだった」という声もあり、状況は地域や製品によって異なるようです。

「傷問題」よりも気になる別の音トラブル?

「MagSafeよりも、充電中にスピーカーからノイズが出る件をなんとかしてほしい」というコメントも複数ありました。 これに対し、「ケーブルやワイヤレス充電器を変えてみて」「おそらく電気的な干渉だと思う」といったユーザー間の助言も飛び交っています。

“もう少し頑丈さがほしい”という本音も

「こういう細かい問題を見ると、14 Proであと1年粘るのが正解な気がする」という冷静な意見も。 「チタンやスチール筐体があるのに、なんで17シリーズはこうなったんだろう」と、素材選択への不満を口にするユーザーもいました。

全体としては、「Appleの対応スピードは早い」「地味だけど必要な修正」というポジティブな見方が多く、 “静かに問題を解決するApple”らしさを評価するコメントで締めくくられていました。

さいごに

今回の「スクラッチゲート」騒動は、Apple StoreのMagSafe展示スタンドが原因で発生したものであり、 Appleはシリコンリング追加というシンプルかつ効果的な方法で早期に対応しました。

すでに日本でも改修が確認されており、ユーザー端末への影響はほぼなし。 小さな修正の積み重ねが、Appleの“完成度”を支えている好例といえます。

ではまた!

 

 

Source: AppleInsider / Consomac / MacRumors / Apple Support Statements