となりずむ

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watchOS 27が日本時間9月15日に配信。リリースノートで日本語のまま使えるのはどれか

オレンジと赤のうねる背景に置かれた、黒いスポーツバンドのApple Watch。画面には人物の写真の上に10時09分が縦に大きく重なっている

✅この記事では、watchOS 27のリリースノートに並んだ新機能を、日本時間9月15日から日本語のまま使えるかどうかで仕分けます。

どうも、となりです。

Appleが、watchOS 27のリリースノートを公開しました。配信は日本時間の9月15日(火)。既にApple Watchを持っている人にも、同じ日に届きます。

並んでいるのは、会話が続けられるようになったSiri、iPhoneを置いていっても励ましてくれるWorkout Buddy、40歳以上を対象にした周期記録の新しい通知、それに人差し指と親指を合わせるだけで使えるジェスチャー。手首の上の更新としては、久しぶりに厚めです。

ただ、この一覧はもともと英語圏へ向けて書かれたものです。日本語のまま動くものと、デバイスの言語を英語へ切り替えないと出てこないものが、同じ箱に並んでいます。15日の朝に自分の手首で実際に変わるのはどこまでなのか、そこを先に分けておきます。

要点まとめ:15日に届くものと、10月まで動かないもの

  • watchOS 27の配信は日本時間9月15日(火)。入るのはApple Watch SE 3、Series 9から12、Ultra 2から4で、iOS 27を入れたiPhone 11以降またはiPhone SE(第2世代)以降が要ります
  • リリースノートの先頭にあるSiri AIは、15日の時点ではデバイスを英語に設定した人だけ。Appleは日本語を10月と書いていて、しかも「ベータ版」として始まります
  • Workout Buddyは英語かスペイン語、通話のコンテクストとウォレットのカスタムパスは英語のみ。手首でしゃべる側は、まとめて英語からです
  • アプリグリッド、片手のシングルタップ、スマートスタックの提案、「探す」の統合、Shazamのオフライン識別、電池を延ばす提案、Liquid Glassは言語の条件なしで15日に届きます
  • 周期記録の閉経周辺期の通知は40歳以上が対象。日本で使えるかどうかは、Appleの機能提供状況のページが更新されてから分かります
15日に変わるのは、目玉のSiriではなく手の動きのほうです。日本語のSiri AIは10月。アプリの並びと片手のタップのほうは、15日から日本語のまま使えます。

 

配信は日本時間の9月15日。入れる前にそろえておくもの

watchOS 27が入るのは、Apple Watch SE 3、Series 9から12、Ultra 2から4の8モデルです。そしてもう1つ条件があって、iOS 27を入れたiPhone 11以降、またはiPhone SE(第2世代)以降が手元に要ります。時計だけでは上がりません。iPhone側の条件はiOS 27の配信日と対応機種のほうに書いてあります。

同じ日に6つのOSが一斉に配信されるので、iPhoneのほうを先に済ませる流れになります。RCから正式版までの並びは6つのOSのRCが届いた日の記事にまとめてあります。

準備のほうは、Appleが日本語のサポート文書で4つ挙げています。iPhoneを最新のiOSにしておくこと、Apple Watchを50%以上充電しておくこと、iPhoneをWi-Fiにつないでおくこと、そして終わるまでiPhoneをApple Watchの近くに置いておくこと。4つとも当たり前に見えますが、引っかかるとしたら50%のところだと思います。

ここで引っかかるのが所要時間です。Appleは「数分から1時間かかる場合がある」と書いていて、夜間か時間に余裕のあるときを勧めています。1時間というのが、なかなかくせ者で。朝の支度のついでに始めると、家を出る頃に手首が空になっています。

15日は火曜日です。前の晩に充電器へ載せて放っておけば、翌朝つけたときには終わっている。平日の朝に手首を1時間預けずに済むのは、この形だけだと思います。

日本語で使えるかどうかで、一覧を仕分けると

リリースノートは機能の大きさ順に並んでいます。でも日本から見たときの分かれ目は大きさではなくて、Appleがその機能をどの言語から出すかのほうです。英語の一覧をそのまま訳していると、この分け方は出てきません。リリースノートの全文は9to5Macが載せているので、そこへApple日本のページの但し書きを1つずつ当てて並べ直しました。自分でやってみると、日本から見える景色はだいぶ違います。

watchOS 27の新機能 9月15日の日本で
Siri AI(会話が続くSiri/専用のSiriアプリ) デバイスを英語にすれば動く。日本語は10月
声の表現と話す速さを変えられる新しい音声 リリースノートの但し書きは「iPhone AirとiPhone 17 Proのモデル」
Workout Buddy(iPhoneが近くになくても動く) デバイスとSiriを英語かスペイン語にする必要がある
通話のコンテクスト(予約番号などを先回りして出す) 英語で利用できる
ウォレットのカスタムパス 英語で利用できる
ダイナミックなアプリグリッド/Siriを呼べる新しい文字盤 日本語のまま使える
片手のシングルタップ/スマートスタックの新しい提案 日本語のまま使える
「探す」の統合/Shazamのオフライン識別/電池を延ばす提案/メディア再生/トレッドミルの距離/Liquid Glass 日本語のまま使える
周期記録の閉経周辺期の通知 40歳以上が対象。日本での提供は確認待ち

1つだけ補足があります。ウォレットのカスタムパスは、なぜかリリースノートに出てきません。Apple日本のwatchOSのページ側にだけ載っていて、そちらには「英語で利用できます」と添えられています。図書館のカードのように、QRコードやバーコードを使う会員証をウォレットへ入れられる機能で、これはかなり欲しかったんですが、やっぱり英語からでした。

こうして並べ直すと、表の上半分と下半分で性格がはっきり割れます。手首でしゃべるものは英語から、手首で触るものは最初から日本語。今年のwatchOSは、この一行でだいたい説明がついてしまいます。きれいに割れすぎていて、正直ちょっと拍子抜けしました。

目玉のSiri AIは、10月まで英語のまま

リリースノートの先頭はSiri AIです。個人の文脈を読んで答え、アプリの中で操作まで済ませ、ネット上の知識も引いてくる。会話も途中で切れません。Apple Watchで「そういえばあの予約、何時だっけ」と聞いて、そのまま返ってくる絵を出されると、これは正直うれしい。

ところが日本で9月15日に同じことが起きるかというと、そうはならないんです。Apple日本が9月9日に出した資料には、こう書いてあります。「Siri AIは、9月15日(火)より、iOS 27でベータ版として提供されます。対応するデバイスを英語に設定している必要があります。10月には、日本語、フランス語、韓国語、ポルトガル語、スペイン語にも対応する予定です」

読みどころは2つあって、まず日本語は10月。そして、Apple自身がこれを「ベータ版」と呼んでいます。サーバ側で処理する機能には1日の使用回数の制限もかかると書かれていて、正式版のOSに乗って出てくるわりに、Siriだけは一段手前の扱いで始まります。

 

ちなみにApple日本のwatchOSのページのほうは、同じことを「Siri AIは英語から対応を開始し、年内に日本語でも利用できるようになります」と書いています。製品ページのほうが幅が広いんですよね。どちらが間違いというわけでもないので、日付を取るなら月まで書いてある9月9日の資料のほうだと思っています。

英語に切り替えてまでSiri AIを先に触りにいくと何が起きるかは、日本語のSiriを手放すことになる、というiPhone側の話でひととおり書きました。デバイスの言語ごと英語へ移す必要があるのは、手首でも同じです。

そのApple Watch側には、もう1つ条件があります。手首で動いているように見えても、処理を引き受けるのは近くにあるiPhoneで、そのiPhoneがApple Intelligenceを有効にしている必要があります。時計だけを持って出た先でSiriと長話、とはいきません。

いっぽう、専用のSiriアプリのほうは素直に便利そうです。iPhoneで聞いたことの続きを手首で再開できて、会話はiCloud経由でApple製品の間を行き来します。10月に日本語が来たら、いちばん出番が増えるのはこの画面だと思っています。

言語に関係なく、15日から手首で変わるもの

黒いApple Watchの画面に、中央の白い丸いアイコンを囲んで設定・アクティビティ・アラーム・ワークアウト・ヘルスケア・App Storeの6つのアプリアイコンが円状に並んでいる

まず、アプリの並び方が変わります。ダイナミックなアプリグリッドは、よく使うアプリと最近使ったアプリを自動で目立たせる仕組みで、その中心にSiriアプリが座ります。蜂の巣のようにアイコンが敷き詰まったあの画面が少し苦手だったので、ここは楽しみです。

次に、片手で使えるジェスチャー。人差し指と親指を一度合わせるだけで、スマートスタックのウィジェットを選べます。もう片方の手がふさがっていても操作できるというのが要点で、傘を持っている、子どもと手をつないでいる、荷物を抱えている、そういう場面のための機能です。

手首に着けた薄いピンクのApple Watchを横から見たところ。画面に重なったウィジェットにWish Charles Happy Birthdayという誕生日のリマインダーが表示されている

スマートスタックには、親しい人の誕生日のリマインダーのような提案ウィジェットが並びます

そのスマートスタックへ出てくる提案も増えます。駐車した場所、親しい人の誕生日、騒音の通知が出たあとのノイズアプリ。そして交通系ICカードの残高が変わったとき。最後のひとつは日本で毎日使う人が多いはずで、改札の手前で手首を見れば済むようになります。小さい話ですが、これはうれしい。

「探す」も1つにまとまります。これまで人・デバイス・持ち物で別々だったものが、マップを中心にした1つのアプリへ入る。AirTagを鞄に入れている人ほど、アプリを切り替える手間が消えて楽になります。

細かいところでは、流れている曲の名前を当ててくれるShazamが、圏外でも聞き取れるようになります。地下や機内で聞こえてきた曲を覚えておいて、電波が戻ったときに結果を届けてくれる。これ、地味ですがずっと欲しかった動きです。ほかにも音楽の再生が始まるまでの間が短くなり、トレッドミルの距離が最初の一歩から正確に測れるようになり、ワークアウト後のルートマップの精度も上がります。

電池まわりでは、ジェスチャーや手首を上げて話すをオフにして電池を延ばす提案が先回りで出るようになります。そしてLiquid Glassは、光の屈折が均一になってコントラストが上がり、読みやすさのほうへ振られました。

ここまでがすべて、言語の条件なしで15日に届く側です。派手さで言えばSiriに負けますが、手首を上げる回数で数えたら、こちらのほうが圧倒的に多い。

周期記録の新しい通知は、日本でどうなるか

ヘルスケアアプリの周期記録に、閉経周辺期を示唆する通知が入ります。記録された周期のパターンがそちらへ傾いたときに知らせてくれて、関連する症状を記録したり、説明を読んだりできる。対象は40歳以上だとリリースノートにも日本語のページにも書かれています。

Appleは但し書きをかなり厚めに付けています。判定のもとになるのは記録された周期の履歴だけで、センサーが何かを測っているわけではありません。妊娠調節や健康状態の診断に使うものでもなく、閉経周辺期の診断・観察・治療の代わりでもない。ページの末尾には「Apple Watchは医療機器ではありません」と、いつもの一行も並びます。ここまで念入りに囲ってくるのは、それだけ踏み込んだ機能だからなんだろうなと思います。

で、日本ではどうなるのか。残念ながら、今日の時点では確定できません。

Apple Watchの健康機能は、日本が世界と同時とは限りません。いちばん近い前例が高血圧パターンの通知で、海外で使えるようになったのが2025年9月、日本は同じ年の12月4日。約3か月の差がありました。医療機器のプログラムとして国ごとに手続きが要るので、日本の日付は別に動きます。

今回の通知はセンサーの判定ではないので、そこまで重い層ではなさそうにも見えます。ただ、Appleが国ごとに提供先を分けている機能の一覧には、同じ周期記録から「過去の排卵の推定」が入っています。周期記録だから自動的に世界同時、とは言い切れません。

確かめる場所は決まっていて、Appleの機能提供状況のページの「ヘルスケア」の欄です。ここに国のリストが出ます。今はまだwatchOS 26の内容が載っている状態なので、15日以降にもう一度開くのがいちばん早い。歯切れが悪くて申し訳ないんですが、今言えるのはここまでです。

海外の反応:先に触っている人たちが引っかかっているところ

配信前の今、実際にwatchOS 27を動かしているのは開発者向けのベータやRCを入れている人たちです。期待している側と、つまずいている側の両方から拾いました。

But this is a game changer for me! I use the new Siri AI (and well, all AI) for random requests/questions, right now I have use the physical button and Home Screen shortcuts to use ChatGPT/Siri AI... but to be able to use my watch now? I can do this all day. I love this so much.

でも、ぼくにとってこれは大きな変化です。新しいSiri AI(というかAI全般)を、ちょっとした頼みごとや質問に使っています。今は物理ボタンとホーム画面のショートカットからChatGPTやSiri AIを呼び出しているんですが、それがWatchでできるようになる? 一日中やりますよ。本当に気に入っています。

mattaaron / MacRumors Forums(2026年7月7日)

呼び出しの手間が消える。iPhoneを取り出してボタンを押してアプリを開く三手が、手首を上げる一手に縮まる。喜んでいるのは機能の中身ではなく、そこまでの距離のほうです。

Right now, you cant even set up a timer with Siri AI on the Apple Watch because the "clock" app is not installed. Thats kind of funny 😀

今のところ、Apple WatchのSiri AIではタイマーひとつ設定できません。「時計」アプリが入っていないからです。ちょっと笑えますね

Intelmaster / MacRumors Forums(2026年7月7日)

つまずくのは、意外と手前でした。7月のベータ段階での話なので、正式版で同じことが起きるとは限りません。

Upgrade... for what? A new face? An always listening device? More AI on my wrist? I wear this watch every single day for the past 6 years. Not a scratch, not a single issue other than Apple deciding "nope, it's retirement time".

買い替える……何のために? 新しい文字盤のため? ずっと聞き耳を立てている機械のため? 手首の上のAIが増えるため? この時計を6年間、毎日着けてきました。傷ひとつない。Appleが「はい、引退の時間です」と決めたこと以外、問題は何ひとつ起きていません

HQuest / MacRumors Forums(2026年9月10日)

対象から外れた側の温度です。この人のApple Watchは今回の8モデルに入っていません。壊れていない時計を、ソフトウェアの都合で買い替える理由になるかと言われると、確かに弱い。

Series 10 on the RC now. Astonishingly worse than before…

Series 10で、今はRCを入れています。前より驚くほど悪いです……

Kauuma / Reddit(2026年9月12日)

My battery life on my Apple Watch after 3 days is noticeably worse than before. Not terrible, but I lose a good 10% more over night (normally I had like 88% int the morning, now its more like 78%)

3日使ってみて、Apple Watchの電池持ちは前よりはっきり悪くなっています。ひどいというほどではありませんが、一晩で10%ほど多く減る。いつもは朝に88%くらい残っていたのが、今は78%くらいです

Bain_ch / Reddit(2026年6月12日)

電池の話は、まだ振れています。2件ともベータとRCの話なので、15日の正式版で同じになるとは限りません。同じスレッドには「前より良い」という報告も混ざっています。ただ、Appleがリリースノートへ電池を延ばす提案を載せたのは、こういう声と無関係ではなさそうです。

となりずむのnote

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ここでお知らせ

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ひとこと:15日に入れる理由が、目玉のほうではなかった

手元のSeries 11には、15日に届いたその日のうちに入れます。ただ、楽しみにしているのは会話が長くなるSiriのほうではなくて、人差し指と親指を一度合わせるだけでスマートスタックが動く、小さいほうのジェスチャーです。

Apple Watchって、結局どれだけ手数が減るかの道具だと思っていて。日本語のSiri AIが10月まで来ないのは残念ですが、待っている間に手数を減らしてくれるのは、たぶんこういう地味なほうです。片手がふさがっている場面って、1日のうちに何度もありますよね。

逆に、英語に切り替えてまでSiri AIを先に試すかというと、ぼくはたぶんしません。手首の上で英語を話しかけている自分を想像すると、どうも……。10月まで待ちます。

まとめ:15日に手首で変わるもの、10月まで動かないもの

15日に日本語のまま手首で変わるのは、操作と生活まわりの改良です。アプリの並び、片手のタップ、スマートスタックの提案、「探す」の統合、Shazamのオフライン識別、電池を延ばす提案、Liquid Glassの読みやすさ。この列には言語の条件が付いていません。

いっぽう、目玉として先頭に並んでいるSiri AIとWorkout Buddy、通話中に情報を出す機能、ウォレットのカスタムパスは、デバイスを英語にしないと動きません。Siriの日本語について、Appleは10月と書いています。ここは待つしかないところです。

周期記録の新しい通知だけは、まだ答えが出ていません。日本で15日から使えるのかを確かめられる場所は決まっていて、Appleの機能提供状況のページです。今はまだwatchOS 26の内容のままなので、更新されたらヘルスケアの欄を見ます。

そして、ここまでの話は全部「自分のApple Watchが対象なら」の話です。今年はSeries 8とUltra 1が対象から外れ、海外では不満の声も出ました。手元の1台が入るかどうか怪しい方は、Series 8とUltra 1がサポート終了になった経緯のほうを先に見てください。

ではまた!

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