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M5 Ultra搭載Mac Studioの現在地。スペック・時期・M5世代の整理

Apple M5 Ultraチップのロゴを描いた公式風イメージ。紫と青のグラデーション背景に、Appleロゴと「M5 Ultra」の文字が浮かび上がっている。

✅この記事では、M5 Ultra搭載Mac Studioについて分かっていることを、スペック・時期・世代の整理という3点でまとめます。

どうも、となりです。

M5 Ultraを積んだMac Studioの話は、2025年秋に出てから今日まで、ずっと「もうすぐ来る」と言われ続けています。その間に周りの状況はずいぶん動きました。Mac Proは姿を消し、M4 Ultraは一度も出ないまま飛ばされ、登場時期は後ろへずれました。

この記事は、そうした変化を取り込みながら、いま分かっていることを一か所にまとめておくものです。個別の続報は関連記事へ譲り、ここでは全体像を置きます。

要点まとめ:強さの見通しは立ち、時期だけが動いています

まず、現時点で分かっていることです。

  • Mac Studioの次の世代はM5 MaxとM5 Ultraの二択になる見通しです。
  • M5 UltraはCPU 36コア、GPU 80コア前後とされ、最大768GBのユニファイドメモリ構成がテスト中と報じられています。
  • 2つのMaxを高速につなぐUltraFusionが実装の鍵で、これが無かったM4世代ではUltraが作られませんでした
  • 登場は当初2026年前半とみられていましたが、7月時点で未発表。いまは年内後半、10月ごろという見方です。
  • 理由はメモリの供給と価格の上昇とされます。768GB構成が製品として並ぶかは、まだ分かりません。
  • その次のUltraは2028年のM7 Ultraとされ、M6 Ultraは出ない見通しです。

性能の方向性は最初の報道からほとんど変わっていません。動いたのは時期と価格の前提です。いま判断を分けるのは「どれだけ速いか」ではなく、欲しいメモリ構成が買える値段で並ぶかどうかになっています。

 

M5 Ultraはどれくらいの規模になるのか

出発点は2025年11月、9to5Macが伝えたBloombergの報道でした。すべての世代でUltraが用意されるわけではない、という前置きつきで、M5 Ultraを翌年に投入する計画があるとされました。

そこから半年以上が経ち、数字はより具体的になっています。2026年6月の報道では、CPUが36コア、GPUが80コア前後という規模感が出ました。メモリは最大768GBの構成までテストされているとされます。

Ultraの作り方は単純で、Maxを2つ、UltraFusionと呼ばれる接続でつなぎます。1枚の大きなチップを作るのではなく、実績のあるMaxを貼り合わせるので、コアもメモリ帯域もおおむね倍になります。逆に言えば、Max側にこの接続機構が用意されていない世代では、Ultraは物理的に作れません。

M4 Ultraが存在しなかった理由と、その後

M4世代でUltraが出なかったのは、この接続機構がM4 Maxに用意されていなかったためと見られています。当時は「次のM5では戻ってくるはず」という期待と、「本当にそうなるのか」という懐疑が同居していました。

結果として、M4 Ultraは製品として一度も登場しないまま飛ばされました。さらに2026年6月の報道では、M6 Ultraも出ず、次のUltra更新は2028年のM7 Ultraとされています。Ultraは毎年並ぶ層ではなく、数年に一度まとめて動く層だと考えたほうが実態に近いです。

この飛び越しがどう起きたかは、M4 Ultraスキップを追った記事で詳しく扱っています。

時期は前半から後半へずれました

当初の見立ては2026年前半でした。3月には「年の中頃」という観測も出て、6月のWWDC前後という線が有力になります。

しかし7月20日を過ぎた現在も、Apple日本の購入ページに並んでいるのはM4 Max版とM3 Ultra版のままです。2025年3月の更新から止まったままで、M5世代はまだ来ていません。

いま出ている話は年内後半、10月ごろという見方です。遅れの理由として挙げられているのはメモリの供給と価格で、この2つは768GBと価格を整理した記事で詳しく追いました。強さの話が、いつのまにか調達と値段の話になっているのが、この世代の特徴です。

世代がそろうと、選び方はどう変わるのか

2025年のMac Studioは、上位がM3 Ultra、下位がM4 Maxという構成でした。世代と規模が交差していたので、「新しい世代のMaxか、前の世代のUltraか」という比べにくい選択が生まれていました。

M5 MaxとM5 Ultraでそろえば、演算まわりもメモリ帯域もメディアエンジンも同じ世代になります。使う側が見るのは規模だけになり、迷いはぐっと減るはずです。速さそのものではありませんが、選びやすさは体験の一部です。

デスクトップ全体では、Mac miniもM5とM5 Proの世代へ進む見通しです。小型で扱いやすいminiと、GPUとメモリの上限で戦うStudio。役割の分担は、世代がそろうことでむしろはっきりします。

M5 Ultraが要る人、M5 Maxで足りる人

Ultraが必要かどうかは、いつも議論になります。目安になるのは、GPUとメモリ帯域を食い尽くす作業が日常にあるかどうかです。

4Kや6Kのマルチカム編集、重い合成、ローカルでの大規模言語モデルの実行、巨大な写真カタログの一括現像。このあたりが毎日続くなら、上限の差はそのまま待ち時間の差になります。反対に、アプリ開発やWeb制作、事務作業が中心なら、M5やM5 Pro、あるいはM5 Maxで十分に足ります。

とくにローカルAIでは、単純な帯域よりも計算の中身が重要になってきました。M5世代では行列演算の処理がチップへ組み込まれたとされ、この処理を多用する用途では、世代差が帯域の数字以上に出る可能性があります。

【追記】この記事を書いたあとに動いたこと

2025年11月の初出から、前提がいくつか変わりました。

論点 2025年11月時点 2026年7月時点
登場時期 2026年(前半想定) 未発表。年内後半・10月ごろの見方へ
M4 Ultra UltraFusion不在で見送りか 一度も出ないまま飛ばされたと報道
その先のUltra 言及なし M6 Ultraは無く、次は2028年のM7 Ultra
Mac Proの扱い M5 Ultra対応は未確定 2026年3月に販売終了。後継機の計画もなし
メモリ上限 最大768GBの見立て 768GBをテスト中。ただし供給次第で製品化は不透明

いちばん大きい変化は、Mac Proが選択肢から消えたことです。当時は「M5 UltraはまずMac Studioに載り、Mac Proはその後」という順番を考えていました。実際には後者そのものが無くなり、Mac Proは2026年3月で終わりました。いまM5 Ultraを積む先は、Mac Studio以外にありません。

海外の反応:期待は続き、懸念の中身が変わりました

最初の報道が出た2025年11月と、遅れが見えてきた2026年7月の声を並べています。

Has it been confirmed that the M5 has the UltraFusion connector?

M5にUltraFusionのコネクタがあることは確認されているんですか?

EugW / MacRumors Forums(2025年11月5日)

核心を突いた質問。Ultraが作れるかどうかは、この接続機構があるかで決まります。M4世代で躓いた場所を、報道が出た直後に確かめにいった声です。

There was no M4 Ultra but we're going to believe that they'll flip that and make one for the M5? We'll see.

M4 Ultraは無かったのに、それをひっくり返してM5では作ると信じろと? まあ見ていましょう。

Gadget Gadget Gadget / MacRumors Forums(2025年11月5日)

様子見の構え。前の世代で出なかったものが次で出る保証はない、という警戒です。実際、M5 Ultraはまだ発表されていません。

When are they going to stop goofing around and discontinue the Mac Pro? It is still on M2 and still $7k.

いつになったらふざけるのをやめてMac Proを終わらせるんでしょう。いまだにM2のままで、いまだに7,000ドルですよ。

tongxinshe / MacRumors Forums(2025年11月5日)

4か月後に現実になった声。この投稿の翌年3月、AppleはMac Proの販売終了を発表しました。当時から、あの製品が宙に浮いていることは外からも見えていたわけです。

I was saving for M5 Ultra Pro 512gb or 768gb and feel so screwed. Could have gotten an M3 512gb or a genoa DDR5 system with blackwell pro 6000 and the prices have climbed.

M5 Ultraの512GBか768GB構成のために貯金してきたのに、やられたという気分です。M3の512GB構成も買えたし、Genoa世代のDDR5システムにBlackwell Pro 6000という手もあったのに、その間に価格が上がってしまいました。

segmondy / Hacker News(2026年7月14日)

待ったことのコスト。遅れている間に、代わりに買えたはずの選択肢の値段まで上がっていく。時期のずれが金額として跳ね返る例です。

Funnily the current high end Mac Studio are not suited for current LLMs. M3 Ultra is "quite an old" chip for AI, despite its bandwidth.

おかしな話ですが、いまのハイエンドMac Studioは現在のLLMには向いていません。M3 Ultraは帯域こそあるものの、AI用途では「かなり古い」チップです。

3abiton / Hacker News(2026年7月11日)

帯域だけでは足りないという指摘。ローカルAIでは計算の中身が物を言うという話で、M5世代で行列演算が組み込まれたことを重く見る立場です。数字の大きさと実際の速さが一致しない領域があります。

ひとこと:強さの話が、調達の話に変わりました

この記事を最初に書いたとき、話題の中心はコア数と帯域でした。どれだけ速くなるのか、去年のUltraをどれだけ超えるのか。そういう話です。

それが今は、メモリが確保できるのか、価格がいくらになるのか、そもそも欲しい構成が並ぶのか、という話になっています。性能の見通しはほとんど変わっていないのに、判断を左右する要素だけがすっかり入れ替わりました。

貯金しながら待っていた人が値上がりに直面している声を読むと、待つこと自体にコストがある時期なのだとあらためて思います。ぼくは、この世代でいちばん難しいのは性能の見極めではなく、待ち時間の見積もりのほうだと感じています。

まとめ:見るべきは速さより、買える構成です

整理すると、こうなります。

  • Mac Studioの次はM5 MaxとM5 Ultraで世代がそろう見通しです
  • M5 UltraはCPU 36コア・GPU 80コア前後、最大768GBの構成がテスト中とされます
  • 登場は年内後半、10月ごろという見方で、7月時点では未発表です
  • Mac Proは2026年3月に販売終了し、M5 Ultraの行き先はMac Studioだけになりました
  • その次のUltraは2028年のM7 Ultraで、間の世代は飛びます

次に確かめたいのは、テスト中とされる768GBが実際に注文できる選択肢として並ぶのか、そして価格がどこに着地するのかです。Ultraは数年に一度しか動かない層なので、今回の構成と値段は、そのまましばらくの上限になります。

ではまた!

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Ultraを待つ間のつなぎや、二台目の常時稼働機として置くならこのあたりです。ページの標準構成はM4チップの16GBメモリ版で、上位構成は選択肢を切り替えると出てきます。

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