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iPhone、2027年に画面下カメラ+3D顔認証計画か

ノッチやパンチホールのない全面ディスプレイのiPhoneを描いたイメージ

✅この記事では、「iPhoneの画面下カメラ(UDC)+3D顔認証が2027年に計画されている」という中国の報道を整理します。技術の置き換えは派手に見えますが、実際は認証方式・画質・設計上の折り合いが要になるんです。

どうも、となりです。

2025年11月8日(日本時間)。IT之家が、著名リーカーの投稿をもとに“非折りたたみ(=通常形状)iPhone”が2027年にUDC(Under Display Camera)と3D顔認証へ移行する計画を伝えました。折りたたみ系の噂と絡めて語られがちなテーマなので、折りたたみiPhoneにおけるUDCと認証の整理も踏まえつつ、いま見えている範囲を落ち着いて並べます。

要点まとめ

  • 2027年に非折りたたみiPhoneへUDC+3D顔認証を計画(IT之家経由のリーク)。
  • 同文脈で、折りたたみiPhoneはUDC採用だがFace IDは非搭載の可能性が引き続き指摘(Wccftech引用の過去報道)。
  • 折りたたみ側は側面Touch IDを使う案が取り沙汰され、画面に開口を設けない“真の全面”志向が見えるとの見立て。
  • 今回の話はあくまで計画・方針レベル。量産の歩留まりや画質要件しだいで前後する余地があります。

UDC+3D顔認証の技術背景

UDCはディスプレイの画素配列を一時的に“透過寄り”に切り替えて撮像します。課題は解像感・色かぶり・フレア。これを補うために、撮像側の新アルゴリズムやパネル側の特殊配列、露光制御を組み合わせるのが定石です。3D顔認証を画面下で成立させるには、ドットプロジェクタや近赤外カメラの“透過と放射”を同時に最適化する必要がある、というわけです。

折りたたみiPhoneとの関係

折りたたみ側は「内側カメラ=UDC」「生体認証=Touch ID(側面)」の割り切りが有力視されています。Face IDを避けるのは、厚み・部品点数・開口処理を嫌った判断と考えるのが自然です。発売時期については、2027年説も根強く、ヒンジと表示耐久の最終仕様が決まるかどうかがカギになりそうです。

通常形状(非折りたたみ)」iPhoneの2027年移行は現実的か

結論から言うと“条件付きで現実的”です。UDCの見た目品質が現行ノッチ/ダイナミックアイランドと同等以上に達すること、3D顔認証の失敗率と解除速度が維持できること、そして量産歩留まりが商用ラインに耐えること——この3点がそろえば移行の合理性が出ます。逆にどれか一つでも不十分なら、段階移行(まずはカメラのみUDC→のちに3D顔認証を画面下へ)になる可能性があります。

 

 

注目したいポイント

  • 画質と“自然さ”の両立:UDCは光学的に不利な条件が残りやすいので、計算写真側の改善度合いが注目です。
  • 3D顔認証の信頼性:赤外線パターン投射の透過損失や外乱光への耐性がどこまで詰められるか。
  • ライン全体の整理:折りたたみはTouch ID中心、直板は3D顔認証を守る——そんな棲み分けも見えてきます。中期のライン計画は18世代やFoldの時期観と整合的です。

日本向けで気になる点

  • マスク下での解除:Face IDはすでに改良されていますが、3D顔認証が画面下になると屋外・寒冷地などの環境差が増えるかもしれません。実機のテスト待ちです。
  • キャリア・本人確認:eKYC(オンライン本人確認)での顔認証要件に影響が出る可能性。金融・行政アプリの動作検証が必要になりそうです。

ひとこと:見た目の“全面化”より、毎日の安心

ベゼルもノッチも消えた“全面”は確かに魅力的です。でも、日常で頼れるかどうかは解除の確実性とカメラの自然な写りで決まります。Appleが移行を急がないのは、見た目よりも“信頼の体験”を優先しているから。2027年という目安は、その慎重さの裏返しにも感じられるんです。

まとめ:UDCと3D顔認証は“段階移行”で成熟へ

報道が示すのは、直板iPhone=UDC+3D顔認証(2027年)という大きな方針です。折りたたみはTouch ID中心で穴のない画面を狙い、直板はFace IDの体験を守りつつ“見えない化”を図る。派手さよりも、毎日の安心が積み上がる方向に動いているのだと思います。あなたは、見た目の完全な全面と、今の信頼感のどちらを重視しますか?

ではまた!

Source: IT之家, Wccftech