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次世代iPhone Airは「薄いだけの標準モデル」に?A20 Pro採用見送りの噂

紫からオレンジへのグラデーション背景に浮かぶ、白い本体のiPhone背面上部のレンダリング。横並びの2眼カメラとフラッシュ、マイク穴が見える

✅この記事では、iPhone Air 2が「A20 Pro」ではなく標準版の「A20」チップを積むというリーク情報を、薄型Airの立ち位置がどう変わりそうかという視点で整理します。

どうも、となりです。

薄さは文句なし、でもどこかで割り切りも必要。iPhone Airは、ずっとそういう機種でした。そこへ今回は「次のAir 2は、中身のチップがひとつ下のグレードになるかもしれない」という噂が出てきました。出どころはリーカーの「yeux1122」のブログで、これをWccftechとIT之家が伝えています。

カメラは2つになって良くなりそう、でもチップは格下げ。良い話と気になる話がセットで来ているので、まず何が言われているのかから順番に見ていきます。

要点まとめ:A20採用で問われるAirの存在意義

先に、いま噂として出ている話を並べておきます。

  • iPhone Air 2は「A20 Pro」ではなく、標準版の「A20」チップを積むとリーカーが主張している
  • 「A20 Pro」はiPhone 18 ProシリーズとiPhone Fold(折りたたみ)向けで、初代Airで使われた選別版すら今回は載らない見込み
  • 背面カメラは48MP(4800万画素)×2眼になるとされ、単眼だった初代の弱点は埋まりそう
  • 値上げはほぼ確実なのに、チップとメモリがiPhone 18と同じなら、薄いAirを選ぶ理由は何かという話になる
  • 登場は2027年初頭の噂で、Appleは売れ残りを警戒して少なめの生産にとどめる可能性もある、というのがWccftechの見方
今回の噂で引っかかるのは、カメラが良くなることより、中身のチップがベースのiPhone 18と同じになりそうという点です。そうなると、高いお金を出して薄いAirを選ぶ意味がどこに残るのかが、いちばんの論点になります。

 

何が「格下げ」と言われているのか

話の中心は、Air 2に載るチップのグレードです。yeux1122のブログによると、Air 2が積むのは「A20 Pro」ではなく、ひとつ下の標準版「A20」になります。そして「A20 Pro」のほうは、今年後半に出るiPhone 18 ProシリーズとiPhone Fold(折りたたみ)に回される見込みだ、と書かれています。

ここで思い出しておきたいのが、初代iPhone Airの中身です。初代は「A19 Pro」を積んでいましたが、これはGPUが1コア少ない選別版(ビン留め版)で、iPhone 17 Proの完全な「A19 Pro」とは少しだけ差を付けられていました。それでも名前は「Pro」で、上位の血筋ではあったわけです。

ところが今回の噂が本当なら、Air 2はその選別版すら使わず、ベースのiPhone 18とまったく同じチップになります。「Proの選別版」から「標準チップそのもの」へ、一段あいだを飛ばして降りる形です。Wccftechがこれを「格下げ(ダウングレード)」と呼んでいるのは、そういう意味合いです。

一方で、明るい話もあります。背面カメラは48MP(4800万画素)のレンズを2つ積むデュアル構成になるとされていて、カメラが1つしかなかった初代の弱点はここで埋まりそうです。Airのカメラについては、以前にも2027年春に2眼カメラを載せるというBloombergの報道を整理しましたが、今回のリークもその方向と矛盾しません。良くなる部分は良くなる、という前提で読んでいいと思います。

なぜ「Pro」チップを載せないのか

では、なぜわざわざチップのグレードを下げるのか。Wccftechが理由として挙げているのは、お金の話です。

ひとつは、ストレージやメモリ(RAM)の値段が上がっていること。もうひとつは、最新の「A20 Pro」を作るTSMCの2nm(N2)という製造プロセスが、とにかく高いことです。新しくて性能が高いチップほど作る費用もかさむので、全モデルに最上位を配るのは難しい、という事情があります。

メモリの高騰については、iPhone 18の標準モデルが12GBメモリを積むという噂を整理したときにも触れた話で、いまのAppleはどのモデルにいくらかけるかを、シビアに振り分けている時期に見えます。そのなかで、もともと数があまり出ない薄型のAirに、製造コストの高い最上位チップを載せるのは割に合わない。だから標準版で抑えた、という見立てには一応の筋が通っています。ただ、ここはあくまでWccftechの分析で、Apple自身が理由を語ったわけではない点は押さえておきたいところです。

iPhone 18の「薄い版」になってしまうのか

チップの格下げが本当に響いてくるのは、性能そのものよりも、Airという機種の立ち位置のほうです。

Wccftechが指摘しているのは、こういう矛盾です。Air 2は、薄さや作りのぶん、標準のiPhone 18よりひと回り高くなるのはほぼ確実。なのに、肝心のチップが同じ「A20」で、メモリの容量まで揃ってしまうと、中身はベースのiPhone 18とほとんど変わらないことになります。高いほうを買って、性能は同じ。それなら、薄いAirをわざわざ選ぶ理由はどこに残るのか、という話です。

初代iPhone Airは、もともと2015年の12インチMacBookのような、見た目とデザインで勝負する一台として始まりました。性能で押すのではなく、薄さと佇まいに価値を置く機種です。その立ち位置を貫くなら、チップが標準版でも筋は通る。でも値段だけは上位、というアンバランスが残るのが、今回の噂のいちばん引っかかるところです。

Wccftechは、Appleが売れ残りのリスクを嫌って、Air 2をごく少ない数だけ作るのではないか、とも見ています。さらにその先、2028年あたりには薄型のAirに代わって「iPhone Plus」が復活するかも、という見立てまで添えていました。このあたりはだいぶ先の推測なので、いまは、Airという枠の続け方をApple自身もまだ決めきれていない、という話として読んでおくのがよさそうです。

海外の反応:それ、ベースのiPhone 18と何が違うの

今回の格下げ報道そのものへの反応というより、iPhone Air 2の噂を前から追ってきた人たちの声を拾っています。面白いのは、多くの人が「Air 2はA20 Proを積む」と思い込んでいたところに、今回の標準A20説が出てきた、という温度差です。

It'll have dual cameras, definitely the A20 Pro chip, bigger battery (maybe silicone carbon) and possibly two speakers.

デュアルカメラは載るだろうし、チップは間違いなくA20 Pro、バッテリーも大きく(たぶんシリコンカーボン)、スピーカーも2つになるかもね。

— James6s / MacRumors(2026年6月8日)

「当然Proが載る」が前提だったこのコメントのように、噂を追ってきた人ほどA20 Proを当たり前に見込んでいました。だからこそ、標準A20という今回のリークは、これまでの前提をひっくり返される感覚に近いのだと思います。

so then what difference between air 2 and base iphone 18????

じゃあAir 2とベースのiPhone 18で、何が違うんだ????

— ghostanime2001 / MacRumors(2026年6月11日)

存在意義への素朴な疑問本文で見たのと同じ引っかかりが、ここでも一言で出ています。中身が同じなら、薄さだけで値段差を納得できるかどうか。買う側の本音はここに集まっている気がします。

Personally, the iPhone Air is good enough for me and I don't need these upgrades. Sticking with my Air 1 for a while.

個人的には、iPhone Airは今のままで十分だし、こういうアップグレードは必要ない。しばらくは初代Airを使い続けるよ。

— awshucks / MacRumors(2026年6月8日)

薄さに満足なら買い替えないそもそもAirを選ぶ人は、性能の最先端より薄さと軽さを取っているわけで。チップが上でも下でも初代で十分、という声は、Airという機種の本質を言い当てているようにも聞こえます。

ひとこと:薄さの値段を、どう納得するか

チップが標準版になること自体は、ぼくはそこまで悪い話だと思っていません。Airを選ぶ人が本当に欲しいのは性能の頂点ではなく、薄さと軽さのほうだからです。引っかかるのはそこではなく、値段だけが上位に残ってしまうアンバランスのほうにあります。

カメラが2眼になり、初代の一番の弱点が消えるのは素直に良い変化です。それでも、ベースのiPhone 18と中身が並ぶなら、Appleは「薄さにいくら払えるか」を改めて買う人に問うことになります。その答えがどう出るかで、Airという枠が続くのか、それともPlusに譲るのかも決まってくる気がしています。

まとめ:チップより、Airの「役割」を見ておく

今回の噂を整理すると、Air 2はカメラが2眼に進化する一方で、チップはiPhone 18と同じ標準A20に据え置かれる見込み、という話でした。理由はコストで、性能で押す機種ではないAirに最上位チップは回さない、という割り切りに見えます。

なので、これからAir 2の続報を見るときに追いたいのは、チップの数字そのものより、Appleがこの薄型機にどんな値段と役割を与えるかのほうです。中身が標準のiPhone 18に近づくほど、Air 2の評価は「薄さにいくら払えるか」という一点に絞られていきます。チップの格付けよりもそこを物差しにして次の知らせを読むと、この一台の狙いが見えやすくなるはずです。

ではまた!

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Source:Wccftech、IT之家、MacRumors①、MacRumors②、MacRumors③