となりずむ

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iPhone 18 Proの保護フィルム、選び方でFace IDが変わる。分かれ目はマットか透明か

黒い背景に大きく浮かぶPROの文字と、その手前に横たわる赤紫色のiPhone 18 Proの背面

✅この記事では、iPhone 18 Pro/18 Pro Maxの保護フィルムでFace IDが通らなくなる件を、実機を試した一次の検証とApple公式の仕様で突き合わせ、どのフィルムなら大丈夫かまで絞り込みます。

どうも、となりです。

新しいiPhoneが届いたら、まずフィルムを貼る。そこまでを買い物の一部だと思っている人は多いはずです。

ところが9月18日(金)に発売されたiPhone 18 ProとiPhone 18 Pro Maxでは、その一枚の選び方でFace IDの通りが変わる、という報告が出てきました。しかも引っかかるのは、日本のAmazonでも上位に並んでいるタイプです。

要点まとめ:フィルム1枚でFace IDの通りが変わる

  • 18 Pro/Pro Maxでは、Face IDの赤外線を受け取るカメラが画面左上の下へ移り、光を当てる部品はDynamic Islandに残っています
  • 実機を試したレビュアーは、マットのフィルムを貼った時点で「これは使えない」とすぐ分かったと話しています。フィルムなしのFace IDは17 Proと同じくらいよく通るそうです
  • 中国のリーカーは、のぞき見防止フィルムでも同じように認識しにくくなると投稿しています
  • 17シリーズからは画面そのものに反射防止コーティングがあり、反射防止の無いフィルムを重ねるとその働きが薄れます
  • 外形も画面の大きさも17 Proと同じ数字で、17 Pro用の透明なフィルムはそのまま試せます
多くの人は、透明で、できれば反射防止の付いたフィルムを選べば済みます。避けたいのはマットとのぞき見防止の2つです。

 

貼った瞬間に分かる、というレビュー

フィルムを貼って、Face IDを登録しようとしたら、なかなか先へ進まない。今回の報告は、ほぼその場面そのものです。

最初に話したのは、動画でガジェットのレビューを続けているDave2Dのデイブ・リー(Dave Lee)氏です。発売前に公開した18 Pro Maxのレビュー動画の2分半ごろで、画面下のFace IDは試した限りどれも17 Proと変わらないと褒めたあと、唯一つまずいたのが保護フィルムだったと続けています。マットのものを貼ったら、これはダメだとすぐ分かった。光学的にクリアになるよう作られたものを選べば大丈夫、という言い方です。

確かめようとして何度も試したというより、貼った瞬間に気づいた類の話なんですよね。それだけに、迷う余地はあまり無さそうです。

もう少し踏み込んだのが、中国のリーカーの有没有搞措(@L0vetodream)です。日本時間9月17日の投稿で、マットのフィルムだとFace IDの登録がすんなり進まず、何度かやり直しても登録しきれないことがあると書いています。解除のほうも反応が大きく落ちて、体感で認識率は半分ほど、顔をもう少し近づけないと開きにくいそうです。

「半分」は測った数字ではなく、本人の手ざわりとしての見積もりです。ただ、リー氏とは別の人が別の端末で、同じ向きの結果を出しているのは大きい。英語圏ではNotebookcheckのように「Face IDが動かなくなった」と書いた報道もありますが、動画の本人が言っているのは「すぐダメだと分かった」までです。まったく反応しないのか、通りにくくなるのかは、まだ人によって書き方が割れています。

受け取る側のカメラだけが、画面の下へ移りました

画面の下にFace IDを入れたなら、そもそも精度は落ちていないのか。ここが最初に気になるところだと思います。

リー氏は、画面の左上を顕微鏡で拡大して見せています。そこだけ画素の並びに黒いジグザグの隙間があって、その部分には画素が無く、ガラスだけになっている。その下にFace IDのカメラがいる、という説明です。


www.youtube.com

大事なのは、移ったのが全部ではないことです。顔に赤外線の光と細かい点を当てる部品は、今もDynamic Islandの中に残っています。移ったのは、その細かい点を読み取るカメラだけです。そのぶんDynamic Islandが小さくなった、というのが今年の変化の中身でした。

そして精度は、リー氏が試した範囲では17 Proと同じくらい良かった。画面越しのカメラは画質が落ちるのが当たり前だと思っていたので、ここは正直おどろきました。

だとすると、フィルムで差が出るのは素のFace IDが弱いからではありません。カメラの手前に重なるものが増えたからです。今まではDynamic Islandの穴越しに見ていたのが、今年は画素の隙間越しに見ている。そこへ表面がざらついたマットのフィルムを重ねると、光がもう一段散らされる、と考えると筋が通ります。Notebookcheckも、マットの細かな凹凸が顔を読み取るための赤外線の模様を散らしてしまう、と説明しています。

なお、中国のリーカーは「移ったのは光を当てる側の部品」と書いていて、ここはリー氏の説明と逆です。顕微鏡で実物を見せながら話しているリー氏のほうを、この記事では採っています。画面下のFace IDが来るのかを2026年1月に整理した記事ではまだ「来るかどうか」の段階でしたが、ふたを開けたら、来たうえで素の精度も保っていました。

 

避けたいのはマットとのぞき見防止の2つ

Amazonで18 Pro用の保護フィルムを「反射防止」で探すと、上位にはアンチグレア(さらさら)のものがいくつも並び、のぞき見防止も混ざってきます。どちらも昔からある定番で、さらさらの手ざわりが好きな人には、正直つらい知らせになります。

ここまでの報告を、フィルムの種類ごとに並べるとこうなります。軸は、Face IDのカメラの手前で光を散らすかどうかです。

フィルムの種類 報告されていること 向き不向き
マット(アンチグレア・さらさら) 貼った時点で使えないと分かった(リー氏)/認識率が体感で半分ほど(リーカー) 避けたい側
のぞき見防止 マットと同じように認識しにくく、マットより少しましな程度(リーカー) 避けたい側
透明(クリア)で反射防止付き 光学的にクリアなら大丈夫(リー氏)。画面の反射防止も残る 第一候補
透明(クリア)で反射防止なし Face IDは大丈夫な側。ただし画面の反射防止は薄れる 使える側

のぞき見防止について、リー氏は動画で触れていません。こちらを書いているのはリーカーだけなので、確度はマットより一段低く見ておきたいところです。18 Proに実際に貼った人の報告が出てくれば、ここははっきりするはずです。それでも、見る角度で光を絞るという作りを考えると、同じ側に入っていても不思議はありません。

では「光学的にクリア」はどう見分けるのか。商品名や説明に「高透過」「クリア」「透明」とあるものが該当する側で、「アンチグレア」「さらさら」「マット」「非光沢」「覗き見防止」「プライバシー」とあるものが避ける側です。ブルーライトカットのように色の付いたタイプは、今回の2人がどちらも触れていないので、まだ判断する材料がありません。

もう1つ、リーカーが付け足していたのが反射防止の話です。17シリーズからは画面そのものに反射防止コーティングが入っていて、18 ProのAppleの技術仕様にもそのまま書かれています。反射防止の無いフィルムを上に貼ると、その働きはフィルムの表面で打ち消されてしまう。17のときに保護フィルムで反射低減が帳消しになるかを整理した記事と同じ構図で、透明、しかも反射防止付きを選べば、Face IDと画面の見やすさを両方とも残せます。

17 Pro用の透明なフィルムは、そのまま使える寸法です

17 Proから乗り換える人の引き出しには、前の機種用に買ったフィルムの残りが入っていることがあります。それがそのまま使えるなら、乗り換え組にはフィルム代が浮くうれしい話です。

Appleの技術仕様で並べると、外形も画面も17 Proと同じ数字でした。17 Proの数字は、今はAppleのサイトから消えているAppleの仕様ページ(2026年8月の保存版)から取っています。

項目 Pro(17→18) Pro Max(17→18)
幅×高さ×厚さ 71.9×150.0×8.75mm(同じ) 78.0×163.4×8.75mm(同じ)
画面 6.3インチ・2,622×1,206ピクセル(同じ) 6.9インチ・2,868×1,320ピクセル(同じ)
重さ 206g→211g 233g→249g

変わったのは重さだけです。実際、フィルムの売り場でもNIMASO ガラスフィルム iPhone 18Pro/17Pro用のように、1枚を18 Proと17 Proの兼用として売っているものがあります。同じ商品ページは「iPhone 17には対応しておりません」とも書いていて、合うのはあくまでPro同士です。リー氏も動画の後半で、17 Pro/17 Pro Max用のケースがそのまま付いたと話しています。

ただし、兼用できるのは寸法の話までです。17 Pro用でもマットなら、18 Proでは避ける側に入ります。17 Proでさらさらのフィルムを気に入って使っていた人ほど、ここは引っかかりやすいと思います。

海外の反応:マットを買う直前で止まった人たち

発売の前後に出た声なので、実際に貼って試した報告というより、これから貼るつもりだった人の反応が中心です。

Just wanted to put this out there in case anyone (like me) planned on getting a matte screen protector. The Motcha brand is what I always use, they have been amazing for me. Fingerprint resistant, scratch resistant.

自分みたいにマットのフィルムを買うつもりだった人がいたら、と思って共有しておきます。いつも使っているのはMotchaというブランドで、ずっとすごく気に入っていました。指紋も付きにくいし、傷にも強い。

ZoteTheMitey / Reddit(2026年9月18日)

気に入っていた1枚を手放す側の声。文中の「Motcha」は、日本のAmazonでもさらさら系のフィルムを出しているMothcaのことだと思います。長く使って満足している人ほど、今年は同じものを選べないというのが、この件のいちばん地味につらいところです。

I genuinely wonder how many third party cases right now are for sale for 18 P/PM and are completely incompatible. So many case with built in screen protectors.

いま18 Pro/Pro Max用として売られているサードパーティのケースのうち、まったく合わないものがどれくらいあるのか本気で気になる。画面保護が付いたケースはすごく多いから。

North_Moment5811 / Reddit(2026年9月18日)

フィルム単体では済まないという指摘。画面側までカバーする一体型のケースも、その部分がマット仕上げなら、理屈の上では同じ引っかかり方をするはずです。ケースを選ぶときも、画面側の仕上げまで見ておいたほうがよさそうです。

Pretty common and customers find out the hard way unless the sellers indicate there could be Face ID issues. Reminds me of how many third party glass screen protectors for some Samsung phones aren't compatible with the under display fingerprint sensor.

よくある話で、Face IDに問題が出るかもしれないと売る側が書いていなければ、買った人が痛い目を見て気づくことになる。Samsungの一部の機種で、サードパーティのガラスフィルムの多くが画面内の指紋センサーに対応していないのを思い出す。

dramafan1 / Reddit(2026年9月18日)

Android側では前から見てきた話、という受け止め。画面の下にセンサーを置く作りでは、フィルムとの相性が先に問題になってきた前例があるわけです。売り場の説明がそこへ追いつくまでは、買う側が種類で見分けるしかありません。

So privacy screen protector is not gonna work?

じゃあ、のぞき見防止フィルムもダメってこと?

@Jungkith / YouTube(2026年9月17日)

動画を見た人がまず抱いた疑問。リー氏は動画でマットにしか触れていないので、この問いに答えているのは中国のリーカーの投稿のほうです。動画の中では埋まらなかった、いちばん気になる空白でした。

I bought the pro already, so this is confirmation bias, but it is nonetheless awesome to know more of my new phone before it arrives. I think I'll get a new protector and should be golden.

もうProを買ってしまったから確証バイアスなんだけど、届く前に新しいスマホのことを知れるのはやっぱりうれしい。フィルムを新しいのにすれば問題なさそう。

@umanray-l1z / YouTube(2026年9月18日)

届く前に知れた、という安堵。注文を済ませた人ほど、貼る前に知れたかどうかで差がつきます。気づくのが開封のあとだと、フィルム代が1枚分余計にかかるので。

となりずむのnote

NOTE

ここでお知らせ

ブログでは記事にしなかったネタや、記事の裏側、Appleやガジェットまわりの雑記を書いています。

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ひとこと:手ざわりより、毎日通る場所で選びます

ぼくはグレイシャーの18 Proを注文していて、貼るフィルムはもう決まっています。17 Pro用に買って余っていたクリアタイプです。新しく買わずに済んだのは、たまたま透明のほうを持っていたからで、マットを買い置きしていたら今ごろ選び直していたと思います。

さらさらした手ざわりのフィルムは、指の滑りも映り込みの少なさも本当に気持ちがいいんです。ゲームをする人ほど手放しにくいはずです。ただ、Face IDは一日に何十回も通る場所で、そこで顔を向け直す回数が増えるのは、手ざわりの気持ちよさでは埋まりません。毎日いちばん多く通る機能を基準に選ぶなら、ぼくは透明を取ります。

画面の下に部品を隠す流れが続くなら、フィルムの制約も一緒に付いてきそうです。見た目がすっきりするほど、貼れるものは減っていく。ちょっと皮肉な話だなあ。

まとめ:選ぶ基準が、手ざわりから透明度へ移りました

iPhone 18 ProとPro Maxでは、Face IDの赤外線を受け取るカメラが画面左上の下へ移りました。フィルムなしならFace IDは17 Proと変わらず、引っかかるのはその上に貼るもののほうです。

マットとのぞき見防止は避けて、透明なものを選ぶ。できれば反射防止の付いたものにする。この2つを押さえておけば、フィルム選びで大きく外すことはなさそうです。外形も画面の大きさも17 Proと同じ数字なので、17 Pro用の透明なフィルムが余っているなら、まずはそれで試せます。

フィルムが17 Pro用で足りるなら、ケースはどうなのか。そこは17 Pro用のケースが18 Proで使えるかを確かめた記事に、カメラまわりの違いも含めてまとめています。

ではまた!

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透明で、反射防止をうたうタイプです。同じメーカーから反射防止とのぞき見防止を組み合わせた品も出ているので、選ぶときは商品名の「高透過」のほうを確かめてください。商品ページでは18 Pro専用とされていて、ほかのiPhoneとは互換性が無いと書かれています。

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Source:Dave2D@L0vetodreamNotebookcheckApple①Apple②Reddit①Reddit②Reddit③YouTube①YouTube②