
✅この記事では、iPhone 18 Proの可変絞りで何が変わるのかと、発表直前にターナスCEOが投げた動画へ何が映っていたのかを読み解きます。
- 要点まとめ:可変絞りの話で、発表までに動いたこと
- 動いたのは、載るかどうかではありませんでした
- 光の量と、背景のボケ方
- 冷却板は、入れた翌年に作り直されます
- 日本で買う一台のモデムは、まだ決まっていません
- 発表まで、どこを見て待つか
- 海外の反応:大きいほうしか良くならないなら、という声
- ひとこと:小さいほうを選びたい人にとっての、この数日
- まとめ:中身は言葉になった。載る範囲はまだ動く
どうも、となりです。
iPhone 18 Proのカメラの話は、ここ数週間ずっと「大きいほうだけ」という前提で流れていました。レンズの穴の大きさを変えられる可変絞りが載るのはPro Maxで、6.3インチのProには来ない。そう書かれた記事を読んで、じゃあ今年は大きいほうか、と気持ちを切り替えかけた人もいると思います。
ところが9月4日に出てきた報道には、Pro Maxに加えて「小さいほうのiPhone 18 Proにも、もしかすると」という一言が付いていました。しかも、その可変絞りで実際に何ができるのかまで書かれています。そして発表の数時間前には、ジョン・ターナスCEO本人が言葉のない動画を1本だけ投げてきました。発表は日本時間10日の午前2時からです。
要点まとめ:可変絞りの話で、発表までに動いたこと
- Bloombergのマーク・ガーマン氏が、可変絞り(メカニカルアパーチャ)はiPhone 18 Pro Maxに、そしておそらく小型のiPhone 18 Proにも載ると予測しました。8月はPro Max限定という見方が優勢でした
- その可変絞りは「光の微調整と深度のコントロール」のためとされ、何のための仕組みなのかが初めて言葉になりました。載るのはメインカメラだけで、超広角と望遠には入らない見込みです
- 同じ予測には、電池持ちの向上と、過熱を防ぐベイパーチャンバーの改良も入っています。iPhoneにこの冷却板が入ったのは去年のiPhone 17 Proが最初で、今年のものは2代目にあたります
- モデムはApple自社設計のC2とされていますが、今年もQualcomm製が続くという報道も残っていて、2つの説が並んだままです
- 発表のおよそ4時間前、ターナスCEOが言葉のない14秒の動画をXへ投稿しました。光がだんだん絞られていくだけの映像で、光源は円ではなく角のある形をしています。ただしAppleは何も説明していません
核はBloombergのマーク・ガーマン氏で、Appleの発表前にラインアップを予測してきた側の人です。8月の「Pro Max限定」がWeiboのリーカー1人の投稿を各社が写したものだったのに対して、今回はそこから独立した2系統目が出た形になります。iPhone 18 Proまわりの噂は出どころ別に噂ヒートマップへまとめています。
動いたのは、載るかどうかではありませんでした
8月のうちに、この話は一度決着したように見えていました。カメラの新しい仕組みが載るのはPro Maxだけで、6.3インチのProには来ない。Pro Max独占とされた8月の噂がそう書いていて、イベント告知に使われたロゴの意匠からも同じ読みが出ていました。正直に言うと、ぼくもそこで一度あきらめました。
ただ、8月の出どころは中国のリーカーがWeiboへ書いた投稿1つです。そこを起点に各社が記事にしたので、本数は増えても、確かめられた範囲は最初の1人分から広がっていません。同じ話を何度も見かけると、それだけで確からしく思えてくる。毎回ここで足をすくわれます。
それに、Pro Max限定という読みが業界全体の前提になっていたわけでもありません。前日の9月3日にMacRumorsが出した現時点のまとめは、可変絞りについて「iPhone 18 Proの両モデルが手に入れる見込み」と書いています。8月の独占説を伝えた側が、9月に入っても両方に載る前提で書いていた。ここは意外と知られていません。
9月4日に出た予測は、そこへ別の言い方を持ち込みました。可変絞りが来るのはiPhone 18 Pro Max、そしておそらく小さいほうのiPhone 18 Proにも、と書いています。断定はしていません。それでも、「Proには載らない」と読まれていた場所へ、取材で記事を書く側から「かもしれない」が1つ入りました。たった一言ですが、待っていた側には大きい違いです。
つまりここで動いたのは、可変絞りが載るかどうかではありませんでした。動いたのはどの機種まで載るかの線引きです。カメラのために大きいほうを買うしかないのか。この数週間そう考えていた人は、その前提をいったん置き直していいと思います。
光の量と、背景のボケ方

載る、載らないの話が先に走っていて、肝心の「それで写真がどう変わるのか」は、実のところほとんど説明されてきませんでした。今回の記事を出した9to5Macも、この機能については分かっていることが最小限だった、と書いています。
そこへ出てきた言い方が、光の微調整と、深度のコントロールでした。前半は、取り込む光の量を細かく決められること。後半は、ピントが合って見える範囲、つまり背景のボケ具合を選べることです。レンズの穴を物理的に広げたり狭めたりする仕組みそのものは、サムスンが一度やめた技術をAppleが拾い直すという話で以前まとめました。
言葉だけだと分かりにくいので、一眼カメラで撮った写真を2枚。絞りを開けると、ピントの合う範囲が薄くなって背景がとけます。反対に絞り込むと、手前から奥まで同じようにピントが合います。この幅を撮る側で選べるのが、可変絞りという仕組みです。


深度のコントロール、と聞いてまず思い浮かべるのは背景のボケだと思います。ぼくもそこを期待しました。ただ、iPhoneのセンサーは一眼カメラのものと比べるとかなり小さくて、絞りを1段変えたくらいでボケ方が劇的に変わるわけではありません。海外のフォーラムでも、静止画についてはそこを疑う声のほうが強いくらいです。
もう1つ、範囲の話も出ています。可変絞りが載るのはメインカメラだけで、超広角と望遠には入りません。MacRumorsはそのメインを4,800万画素のFusionカメラだと書いています。3つのレンズが全部変わるわけではない。ここは先に知っておくほうがいいです。
そうなると、ひとつ疑問が残ります。小さなレンズへ物理的に動く絞りを入れるのは、作るのが難しくて値段も上がる。それだけの手間をかけて、得られるのが「わずかな差」だとしたら、Appleはなぜやるのか。同じ媒体の書き手は、可変絞りは表向きで、本命はポートレートモードの作り直しではないかと見ています。チップのAI性能が上がって、背景をぼかす処理そのものが自然になっていて、その発表の受け皿としてレンズ側の変化を前に出す、という読み方です。あくまで一人の書き手の推測です。ただ、筋は通っていると思います。
差が出やすいのは、むしろ光が多すぎる場面のほうだと思います。夏の屋外のように明るすぎるとき、シャッターを速くして光を減らすのではなく、穴のほうを絞って調整できる。写真より動画を撮る人にとっては、こちらの意味が大きいはずです。
冷却板は、入れた翌年に作り直されます
同じ予測には、カメラ以外の話も並んでいます。iPhone 18 ProとPro Maxは電池持ちが良くなり、過熱を防ぐためのベイパーチャンバーが改良される、というものです。
ベイパーチャンバーは、中に入れた液体が熱で気体になって熱を運び、冷えてまた液体へ戻る、という循環で本体の熱を散らす板のことです。仕組みそのものはベイパーチャンバーとは何かをまとめた記事で詳しく書きました。iPhoneに入ったのは去年のiPhone 17 Proが最初なので、今年のものは2代目にあたります。
入れた翌年にもう作り直す、というのが個人的には気になるところで。ふつう新しく入れた部品は何年かそのままです。1年で次の世代へ進むのは、17 Proで手応えがあったからか、それとも新しいチップがそれだけ熱を出すからか。Appleは理由を説明していません。だから今のところは、こちらの想像です。
ちなみに冷却と電池持ちの改良は、ProとPro Maxの両方にかかる話として書かれています。ここで機種が分かれることはありません。
日本で買う一台のモデムは、まだ決まっていません
もう1つ並んでいたのがモデムです。iPhone 18 ProとPro Maxには、Apple自社設計の「C2モデム」が載るとされています。
ややこしいのは、今年もQualcomm製を使い続けるという報道が別に残っていることです。元記事もその食い違いをはっきり書いています。通信の心臓部について2つの説が並んだまま、発表日を迎えます。
日本で買う人には、そこにもう一段の分かれ道があります。7月に出た流出情報では、米国版だけQualcomm製で、それ以外の地域はC2という地域差が言われていました。C2がミリ波に対応していないためです。日本のiPhoneはもともとミリ波を使っていないので、ミリ波が無くて困る場面はありません。Apple製のほうが消費電力で有利とされているので、日本版のほうが得をする側に回る可能性もあります。日本にいるだけで有利になる話はめったに無いので、これは素直に楽しみです。
この地域差の見方は、前日の9月3日のまとめにも残っていました。C2はミリ波に対応していない可能性があり、その場合は米国だけQualcomm製で他の地域はC2になるかもしれない、と書いています。
ただし9月4日の予測のほうは、地域で分けるという言い方をしていません。地域差の話が消えたのか、単に触れていないだけなのか。そこはこの報道だけでは決められません。日本に入ってくる一台に何が載るのかは、発表のあとで仕様ページを開くまで確定しません。
発表まで、どこを見て待つか
発表は日本時間10日の午前2時からです。それまでの間、どこを見ておけばいいのか。ここは人によってきれいに割れます。分かれ目はカメラを理由に機種を選ぼうとしているかどうかで、そこから先は、今回の話で選ぶ機種が変わりうる人と、読んでも何も変わらない人に分かれます。
| 今の状況 | 何が動いたか | 中身 |
|---|---|---|
| 小さいiPhone 18 Proにしたいが、カメラで諦めかけていた | 可能性が1つ戻った | 「Proにも載るかもしれない」と書いたのは取材で記事を書く側。ただし断定ではなく、確定するのは仕様ページ |
| Pro Maxに決めている | 何も動いていない | 可変絞りが載る前提は8月から変わらない。大きさで選んでいるなら判断材料は増えていない |
| 去年iPhone 17 Proを買った | 冷やす板が2代目になる | 17 Proで初めて入った部品の改良版。買い替えの理由になるかは、絞りをどれだけ使うか次第 |
| 発熱と電池持ちが気になっている | どちらにも言及があった | 電池持ちの向上も冷却の改良もProとPro Maxの両方。機種の分かれ目にはならない |
| 日本で買う予定 | まだ決まっていない | モデムがC2かQualcomm製か、地域で分かれるのかも含めて未確定 |
並べてみると、動いたのは1行目だけでした。小さいほうを選びたかった人にとってだけ、8月から景色が変わったことになります。逆に言えば、それ以外の人は発表まで何もすることがありません。せっかくの新しい情報なのに肩透かしですね。ただ、発表直前の続報というのは、だいたいこういう形で届きます。
と思っていたら、最後にAppleの側から動きがありました。日本時間9月9日の22時2分、発表のおよそ4時間前に、ターナスCEOが自分のXへ動画を1本投げています。言葉は何も添えられていません。14秒だけの映像です。
— John Ternus (@johnternus) September 9, 2026
始まりは、画面いっぱいににじんだ光の玉です。それが少しずつ細くなって、最後は上から落ちる一本のビームと、その下で光を受けている曲面のふちだけが残ります。14秒かけて、光の量が絞られていくところだけを映している。それ以外は何も出てきません。
おもしろいのは光源のほうで、MacRumorsは大きさが変わる六角形から光が出ていると書いています。これが本当なら、絞り羽根の形そのものです。露出を落として見ると、たしかに輪郭は円ではなく、角のある形をしていました。にじみが強くて辺の数までは数え切れませんでしたが、丸くないことははっきり分かります。
最後にビームが当たっている曲面についても、AppleInsiderはカメラのガラスではないかと見ています。こちらは断定していません。ぼくにも、そう見えるという以上のことは言えませんでした。
ついでに言うと、この投稿はターナス氏がCEOになってから2本目です。イベント前に幹部がこういう動画を投げるのは、クック体制でもふつうにありました。新しい人が新しいことを始めたわけではありません。ただ、9月1日に就任して初めての発表で、選んだ題材がカメラだった。そこは覚えておいていいと思います。
言葉がないので、絞りの話だと決まったわけではありません。それでも、レンズの穴の大きさを変えて光の量とボケ方を動かすという話と、映っているものはきれいに重なります。ぼくは素直に、そういうことだろうと思って見ました。
海外の反応:大きいほうしか良くならないなら、という声
ここからは、同じ話題を追っている人たちの声です。Pro Max限定説が出た8月末のもの、絞りの効き方そのものを議論していた7月のもの、それに去年iPhone 17 Proを買った人の書き込みまで含みます。
If the new camera is exclusive for the 18 Pro Max, I'm skipping. Apple did the same mistake with 15 Pro launch. I don't want to carry big soap box phone.
新しいカメラが18 Pro Max限定なら、自分は見送ります。Appleは15 Proのときにも同じ間違いをしました。石けん箱みたいな大きい電話を持ち歩きたくないんです。
見送るという選択買い替えないという判断が先に出てくるのが、この争点の特徴です。iPhone 15 Proのときはテトラプリズム望遠がPro Maxだけで、翌年には小さいほうにも降りてきました。同じことが起きるなら1年待てばいい、という計算も裏にあります。
I'm leaning back to iphone's and the one with the best camera, so would likely spring for the PM for the screen size and camera with variable aperture being the two features that stand out from the regular Pro.
iPhoneに戻る方向で考えていて、しかもいちばんカメラが良いものが欲しい。だからPro Maxに出すことになりそうです。画面の大きさと可変絞りが、普通のProとの違いとして目立っているので。
同じ線引きが逆に働く人大きいほうへ背中を押す材料にもなっています。カメラで上位機に差をつけると売り上げがそちらへ寄る、というのはこういう形なんですね。
For what it's worth, for stills anyway, I don't think the aperture will have much practical effect as a choice (no real change in depth of field). It's basically a tiny aperture or a more tiny aperture.
参考までに、少なくとも静止画については、絞りを選べても実用上の差はあまり出ないと思います(被写界深度は実質変わらない)。要するに、小さい絞りか、もっと小さい絞りか、という話なので。
写真では変わらないという見方本文で書いたセンサーの大きさの話が、ここでは「小さい絞りか、もっと小さい絞りか」という言い方で出ています。背景のボケを期待して待っている人は、ここを一度見ておいたほうがよさそうです。
If they find an effective solution to super high shutter speed in bright daylight, it will be revolutionary! Smartphones are at a place where their video quality is really good enough, but what they still can't compete on with mirrorless cameras is the smoothness of the video and that 180 degree shutter rule makes all the difference in how pleasant a video looks.
明るい日中にシャッター速度が上がりすぎる問題に有効な答えが出るなら、それは革命的です。スマホの動画の画質はもう十分なところまで来ていますが、ミラーレスにまだ勝てないのは動きのなめらかさで、180度シャッターの決まりが見え方の心地よさを大きく左右します。
動画側からの期待明るい場所ではシャッターが速くなりすぎて、動きがカクついて見える。絞りで光を減らせるならそこが解けるはずだ、という話です。写真では小さい差でも、動画では見え方ごと変わる。ここは本文で書いた「光が多すぎる場面」と同じことを、撮る側の言葉で言っています。
17 pro 256gb here. I migrated using USB-C in both phones. Zero temp problems and I’m extremely impressed with how cool my phone is. My iPhone 15 pro since updating to OS26, my phone constantly couldn’t charge because of over heating.
17 Proの256GBを使っています。どちらの端末もUSB-Cでデータを移しました。温度の問題はゼロで、本体の冷たさに正直かなり驚いています。前のiPhone 15 ProはOS 26に上げてから、熱で充電できないことがしょっちゅうありました。
1代目を使っている人の実感去年のiPhone 17 Proでベイパーチャンバーが入ったときの書き込みです。熱で充電が止まる、という具体的な困りごとが消えている。ここが2代目になるという話なら、期待の置き場としては分かりやすいほうだと思います。
ひとこと:小さいほうを選びたい人にとっての、この数日
サイズの話でいうと、ぼくは6.3インチ側に寄っています。ポケットに入れたときの厚み、片手で持ったときの重さ。そのあたりを考えると、Pro Maxはいつも候補から外れていきます。だから「Pro Maxだけ」と書かれた記事が続いた8月は、あまり楽しくない期間でした。
今回付いた一言は、それをひっくり返すものではありません。可能性がある、というだけです。それでも、大きいほうを買う理由をカメラで作られるより、小さいほうにも同じレンズが来てくれるほうが、ぼくは単純にうれしいです。
日本時間10日の午前2時には分かります。最後にあの動画を見せられると、やっぱり気になってしまいますね。
まとめ:中身は言葉になった。載る範囲はまだ動く
可変絞りが載ること自体は、去年から言われてきた話です。9月4日にそこへ足されたのは2つで、ひとつはその絞りで何をするのかという中身、もうひとつはPro Maxだけとされていたところに付いた「かもしれない」。冷やす板が2代目になることと、モデムが自社製になるというのも同じ報道に並んでいますが、こちらは前から言われている話の念押しに近いです。そして発表の4時間前に、ターナスCEOが光の絞られていく動画を投げてきました。言葉はありません。
ProとPro Maxで迷っている人にとって、発表のあとに確かめる場所ははっきりしています。仕様ページのカメラ欄に、2機種で違う行があるかどうか。それだけです。ちなみにカメラ以外の差なら、電池のところが今年はいちばん開きます。そちらはiPhone 18 ProとPro Maxの電池差が1.5倍になる噂にまとめてあるので、大きさで迷っている人はあわせてどうぞ。
ではまた!
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発表までの間、今のiPhoneで撮る側の道具です。MagSafeで背面に貼り付くグリップで、手前のボタンがそのままシャッターになります。絞りが変わっても手ブレは減らないので、こちらは今の一台でも来年の一台でも同じように使えます。
AmazonSource:9to5Mac①、Bloomberg、9to5Mac②、9to5Mac③、John Ternus(X)、MacRumors①、MacRumors②、AppleInsider、MacRumors Forums①、MacRumors Forums②、MacRumors Forums③、MacRumors Forums④、MacRumors Forums⑤
更新履歴
- 2026年9月9日:発表直前にジョン・ターナスCEOが投稿した動画と、その光源の形について報じられたことを追記
- 2026年9月5日:公開













