
✅この記事では、小売サイトに一時載ったBeats 360の中身と、日本だといくらになりそうかを読み解きます。
- 要点まとめ:解けた謎と、まだ埋まらない2つ
- 出てきたのは仕様表ではなく、売るための文章だった
- 5月から追ってきた謎のうち、解けたのは3つ
- チップの話だけ、最後まで出てこない
- 日本ではいくらか。Studio Proとの差は、ほとんど消える計算になる
- 買うか待つか、分かれ目はどこか
- 海外の反応:期待の中身が、みんな微妙に違う
- ひとこと:色より先に、気になっていたのはそこだった
- まとめ:買う判断に要る2つが、まだ手元に来ていない
どうも、となりです。
5月にFCCの書類で見かけて、6月にはワールドカップの選手が首から下げていて、それでも名前すら分からないヘッドホンがありました。あれが「Beats 360」で、米国では299ドルから、Beatsのオーバーイヤーとしては初めて水に強いらしい。そこまでが一晩で出てきました。
出どころは英国のAmazonなどに一時的に載っていた商品ページです。今はもう消えています。ただ今回出てきたのは仕様の断片ではなく、店で売るために書かれた文章そのものでした。数日前にmacOSのコードから名前だけが出てきたときとは、だいぶ性質が違います。
そのうえ翌日には、ブラジルの通信当局ANATELのデータベースにも同じ型番が出てきました。売る支度と、各国で売るための手続きが、同じ週に並んで動いています。
要点まとめ:解けた謎と、まだ埋まらない2つ
- 英国のAmazonなどにBeats 360の商品ページが一時的に載り、その後すべて削除されました
- イヤーカップとヘッドバンドのクッションは付け替えられ、標準のPerformance Knitのほかに別売りのUltraPlushも用意されるようです
- Beatsのオーバーイヤーとしては初めて防汗・防水(IPX4)に対応し、ノイズキャンセリングはBeats Studio Proの最大1.75倍とされています
- 米国の価格は小売リストに299.99ドルとありました。ただし報じた媒体自身が、その額の正確さは確認できないと断っています
- 載るチップについては商品説明のどこにも書かれておらず、iPhoneとMacを行き来する人にはここが判断の分かれ目になります
- 【追記】2026年9月22日(日本時間)の正式発表で、米国価格は349.99ドル、日本は59,800円、チップはBeats独自のものと決まりました
今回の中身は、英国の小売サイトに一時的に載っていた商品ページの本文から出てきたものです。同じ製品を指す記録は、5月の米国FCCへの届出、8月のmacOS 26.7のコード、そしてブラジルANATELへの届出と、別々の経路から4つ重なりました。Beatsまわりの噂は、出どころ別に噂ヒートマップへまとめています。
出てきたのは仕様表ではなく、売るための文章だった
未発表の製品の話って、どこから出てきたかで重さがまるで変わりますよね。今回は英国のAmazonをはじめとする小売サイトに、Beats 360の商品ページが一時的に載っていました。見つけたのはRedditの人たちで、気づかれたあとには消えていました。見つける人はほんとうに早いですね。
商品ページというのは、要するに買う人へ向けて書かれた文章です。ワークアウトのあとに新しいクッションを用意しておけます、気分で色を変えられます、といった売り文句が、そのままの調子で並んでいました。仕様の断片ではなく、店頭に出す一式がまるごと出てきた形でしょう。
ここが2日前の話とは違うところだと思います。macOS Tahoe 26.7のコードから未発表製品の名前がぞろぞろ出てきたとき、その中にBeatsらしい「B518」という記号がありました。今回のBeats 360は、どうやらそのB518のようです。ただ、あのとき書いたのは「名前が出た=もうすぐ出る、ではない」という話でした。コードに名前を仕込むのは作っている証拠にはなっても、売る約束にはならないからです。そこは今でも同じように見ています。
小売サイトのリストは、そこから一段進んでいるでしょう。商品説明の本文、色の名前、別売りクッションキットの品揃え、それに箱の中身まで並んでいました。箱には本体と交換用のPerformance Knitクッション、織りの生地のケース、それに保証書とクイックスタートガイドが入ります。逆に追加のクッションキットとUSB-Cの充電ケーブル、電源アダプタは別売りだと書かれています。ここまで細かく決まっているなら、売る側の支度はもう終盤に入っているでしょう。Appleは発売日について何も言っていないので日付までは分かりませんが、段階としてはかなり近いところにいるはずです。実際そのあと、Apple自身がファームウェアを配信するところまで進みました。
5月から追ってきた謎のうち、解けたのは3つ
5月にFCCの書類へ出てきた「A3577」は、Bluetoothのオーバーイヤーヘッドホン、という説明だけでした。AirPods系なのかBeats系なのかも分かりません。そのあと5月末にヤマル選手がピンクの試作機を首から下げ、6月にはイ・ガンイン選手のネオンイエローが出てきて、Beatsらしいというところまでは見えました。それでも名前だけは、最後まで分からないままだったんですよね。
今回のリストで、この3か月分の空白がほぼ埋まった感じがします。
まず正体から。名前はBeats 360で、5月にFCCへ出ていた型番A3577がこの製品のものだと分かりました。ブラジルの届出に載っているのも同じA3577です。現行のBeats Studio Proとは形から違い、丸いイヤーカップとヘッドバンドにメッシュの生地が張られていて、ここだけ見るとAirPods Maxの雰囲気です。ヘッドバンドのアームは伸縮式で、伸ばした位置がそのまま保たれるつくりだとされています。Studio Proの次の世代というより、その隣に新しく置く1台に見えます。この置き方はけっこう好みです。

次が、6月にいちばん割れていた論点です。選手ごとに色が違うのはパーツを差し替えているからなのか、それとも色違いを配っているだけなのか。答えは前者で、こちらとしてはうれしいほうの答えでした。イヤーカップとヘッドバンドのクッションは付け替えられます。標準は編み地の「Performance Knit」で、別売りでもっと厚みのある「UltraPlush」も用意されるようです。売られる本体の色として並んでいたのは、ピンク、ブラック、スカイ、クラウドの4色。ここでおもしろいのが、その4色に入っていないボルトとネイビーが、クッションのリストにだけ顔を出しているところです。書き漏れなのか、あとから本体色として出てくるのか、今はどちらとも取れます。本体の色が増えるのか、クッション専用の色なのかは、まだどちらとも言えません。ここは発表まで取っておく楽しみということにしておきます。
そして防水です。防汗・防水でIPX4、つまりどの向きから水しぶきがかかっても平気、という等級で、Beatsのオーバーイヤーとしては初めてだと商品説明に書かれていました。イヤホンなら当たり前になった性能ですが、オーバーイヤーだと話が違ってきます。汗をかく前提で作られたものは、これまでほとんどありませんでした。汗をかく場所で使っていいかどうかは、あとになってはっきり差が出るところだと思います。
チップの話だけ、最後まで出てこない
音まわりについては、商品説明がかなり書き込まれていました。ノイズキャンセリングは周りの環境と耳の形に合わせて調整され、Beats Studio Proと比べて最大1.75倍。音はこの機種のために組んだ仕組みで鳴らし、低音を出しても歪みにくいと書いてあります。頭の動きに合わせて音の位置が変わる空間オーディオも入るし、通話ではAIに学習させた処理と複数のマイクで周りの音を削る。ノイズキャンセリングを入れたままでも一日もつそうで、ペアリングはAppleでもAndroidでもワンタッチです。
これだけ並んでいて、どのチップが載るのかだけ一言も出てきません。
毎日使う人にとって、使い勝手をいちばん左右しているのは実はここなんですよね。AirPods Max 2がH2チップでノイズキャンセリング1.5倍と新機能をまとめて手に入れたように、Apple製のH系が載るかどうかで、iPhoneとMacとiPadを行き来するときの自動切り替えや、探すアプリでの扱いまで変わります。現行のBeats Studio ProはBeats独自のシリコンで、Androidとの付き合いやすさを取る代わりに、その辺りは持っていません。どちらを取るかは、ヘッドホン選びで毎回ぶつかる分かれ道だと思います。
「AppleとAndroidの両方でワンタッチ」という書き方は、そのStudio Proに近い構えにも読めます。ただ、書かれていないことから中身を決めるのは早すぎます。小売のページは売り文句であって仕様書ではないので、載っていない項目が無いとは限りません。ここで決めつけてしまうのが、いちばん危ないところでしょう。ここはApple自身が言うまで待つしかなさそうです。
同じ理由で、バッテリーも曖昧なままなのが気になります。一日もつ、としか書かれておらず、何時間なのかは出てきません。有線でのロスレス再生に触れた記述もない。Studio ProもAirPods Max 2もUSB-Cでつなげばロスレスを鳴らせるので、そこを引き継ぐのかどうかは、音を気にする人ほど知りたいところでしょう。
【追記・2026年9月22日】正式発表で、ここは埋まりました。Beatsの日本サイトの仕様表には「Beatsが独自に設計したカスタムチップ(左右のイヤーカップ)」とあり、MacRumorsはこれを第4世代のBeats独自プラットフォームと伝えています。H系ではありませんでした。ただ、上ではH系かどうかで自動切り替えまで変わると書きましたが、Beats 360は独自チップのまま、iCloudを使ったApple機器どうしの自動切り替え、「探す」、「Hey Siri」に対応しています(MacRumorsと9to5Macによる)。チップの出どころより、何ができるかを見たほうが早い製品になったわけで、ここはうれしい誤算でした。一方で有線の件は残念なほうに転びました。AppleInsiderのレビューによると、USB-Cは充電専用で、ケーブルで音を聴くことはできません。ロスレスを気にしていた人には、ここがいちばん大きな分かれ目になりそうです。
日本ではいくらか。Studio Proとの差は、ほとんど消える計算になる
値段について出ているのは、小売リストにあった米国299.99ドルという1行だけで、しかもその額が正しいかは報じた媒体も確認できていません。日本の価格も、そもそも日本で売るのかどうかも、今のところ何も出ていません。ただBeatsは日本でもひと通り売っている会社なので、目安くらいなら立てられると思います。
やり方は単純です。今売られているBeats製品の日本と米国の値段を並べて、1ドルを何円として値付けしているかを見るだけでいい。どれもApple公式サイトに出ている値段で、2026年8月20日時点のものです。
| 製品 | 米国 | 日本 | 1ドルあたり |
|---|---|---|---|
| Beats Studio Pro | 349.99ドル | 54,800円 | 約157円 |
| Powerbeats Pro 2 | 249.99ドル | 43,800円 | 約175円 |
| Beats Solo 4 | 199.99ドル | 35,800円 | 約179円 |
| Powerbeats Fit | 199.99ドル | 35,800円 | 約179円 |
| Beats Pill | 149.99ドル | 26,800円 | 約179円 |
思ったよりはっきり割れて、これは少し意外でした。Studio Proだけが1ドル157円ほどで、あとは175〜179円に固まっています。Studio Proは2023年に出た製品なので、当時のレートで決めた値段を今も引きずっている、と考えると筋が通りますよね。実際こちらも一度上がっていて、発売当時の日本価格は49,800円でした。
これから値付けされる製品は、後ろのかたまりのほうで考えるのが自然でしょう。299.99ドルに175〜179円を当てると、だいたい5万2千円から5万3千円。Appleの刻み方だと52,800円か53,800円あたりでしょうか。
そうすると、少し妙なことが起きます。Beats Studio Proの日本価格は54,800円。米国では50ドル離れている2台が、日本では1,000円か2,000円しか違わないことになります。299ドルという数字だけ見て「Studio Proよりだいぶ安い新型が来る」と思っていると、日本の値札の前で首をかしげることになりそうです。
もちろんこれは手元の計算で、Appleが為替だけで日本の値段を決めているわけでもありません。日本だけ大きく上げた前例もあれば、そもそも299.99ドルという数字自体が小売のリストから拾われたもので、Appleが言った額ではありません。ただ、5万円前後を用意しておく話になりそうだ、というくらいは今から言えます。
【追記・2026年9月22日】結果は59,800円でした。5万2千〜5万3千円という上の試算からは6千円以上離れていて、ここは正直に外れたと書いておきます。ただ、外れ方を分けてみると少し見え方が変わります。ずれたのはレートではなく、ドル建ての値段そのものでした。米国の正式価格は349.99ドルで、小売リストの299.99ドルより50ドル高い。59,800円を349.99ドルで割ると1ドル約171円で、ほかのBeatsのかたまり(175〜179円)より少し控えめです。日本だけ上乗せされた形ではなかったので、ぼくはそこに少しほっとしました。漏れた数字の上に計算を積むと、土台ごと動く。次に同じ計算をするときは、まず土台のドル価格を疑うつもりです。
Studio Proとの関係は、書いたのとは逆向きに動きました。米国ではStudio Proが349.99ドルから299.99ドルへ値下げされ、Beats 360の下に残っています。日本でもAppleの商品ページが54,800円から49,800円へ値下げされ、Beatsの日本サイトと同じ値段になりました。9月22日の23時52分に見たときはまだ54,800円で、日付が変わった9月23日の0時12分には49,800円に変わっていました(どちらも日本時間)。これでBeats 360との差は1万円。「1,000円か2,000円しか違わない」という妙な並びにはならず、上と下がはっきりした2台になりました。値札の前で首をかしげずに済んだのは、選ぶ側としてはありがたい話です。AirPods Max 2まで含めた値段の並びは、正式発表を受けて日本価格とクッションキットをまとめた記事に置いています。
買うか待つか、分かれ目はどこか
まだ買えないので、今の時点で決められるのは待つかどうかではなく、次に何が出たら動くかのほうでしょう。そして、その「何」は人によって違います。分かれ目になるのは、今どこで困っているかだと思います。
| 今いちばん困っていること | 次に見る数字 | 理由 |
|---|---|---|
| 特に困っていない | 発表そのもの | 発売日もチップも出ていないので、今すぐ動く材料がありません |
| 運動中にオーバーイヤーを使いたい | 発売日 | 防水付きのオーバーイヤーはBeatsから初めて出ます |
| iPhoneとMacを行き来する | 載るチップ | H系かBeats独自かで、切り替えのしやすさが変わります |
| 耳あての劣化で買い替えてきた | クッションの単品価格 | 交換式でも部品が高いと、結局は本体を買い直すことになります |
| 予算を先に決めておきたい | 日本での価格 | 米国299.99ドルでも、日本では5万円台になりそうです |
いちばん上の行の「発表そのもの」は、そのあと9月に入って近づきました。ファームウェアが配信されたことと、イベントで名前が呼ばれる6機種にBeats 360が入っていないことは別の記事で並べています。
4行目は、あまり話題になっていない割に大事なところだと思っています。交換できます、と書いてあっても、クッション一式が1万円近いなら、3年目に「買い直したほうが早い」となる。ここはAppleの値付け次第で、そこそこ意味が変わります。
【追記・2026年9月22日】表の5行は、正式発表ですべて埋まりました。発表は9月22日、発売は9月24日(木)、チップはBeats独自(ただしApple機器どうしの自動切り替えには対応)、日本価格は59,800円です。気にしていた4行目のクッションは、日本のApple Storeで1組8,900円。まさに「1万円近い」側でした。4行目を書いたときに心配していたほうへ、そのまま着地した形で、ここは素直に残念です。米国などでは10月31日まで1組9.99ドルの発売記念価格がありますが、対象は米国・カナダ・英国・フランス・オーストラリア・韓国・中国の7つで、日本は入っていません。Beatsの日本サイトでも色は選べますが、購入ボタンを押すとApple Storeへ移ります。交換できるのはうれしい一方で、日本では色を替えて遊ぶより「傷んだら替える」くらいの付き合い方が現実的かもしれません。
海外の反応:期待の中身が、みんな微妙に違う
歓迎されているのは共通しているのですが、何に期待しているかが人によってきれいに割れていました。元記事への反応と、リストを見つけた人たちのやりとりの両方から拾っています。
This is what the AirPods Max Sport Edition was supposed to be
AirPods Max Sport Editionって、本来これになるはずだったやつでしょ
置き場所への納得Studio Proの後継というより、AirPods Maxが埋めていない場所へ入る1台だ、という受け取り方です。運動向けのオーバーイヤーという棚は、たしかにこれまで空いていました。
It's risk of failure over the moisture issue on AirPods Max that put me off. I had a pair of the gen 1 AirPods Max headphones. They were perfect. They also died in like a year. Apple did repair them then they died again in like 3 months.
AirPods Maxの湿気の問題で壊れるリスクがあって、それで手が出せなくなった。初代のAirPods Maxを持っていた。完璧だった。そして1年くらいで死んだ。Appleに修理してもらったら、また3か月くらいで死んだ。
防水がいちばん刺さる層IPX4という等級だけ見ると地味ですが、こういう経験をした人には話が違って聞こえます。汗をかく用途を想定して作られているかどうかは、壊れにくさの設計そのものでもあります。
the Beats brand really serving as a litmus test for Apple
i’m liking the interchangeable headband, though. it didn’t take long for me to find out how awful the AirPods Max headband is when it comes to wear and tearBeatsというブランドは、Appleにとって本当に試験紙みたいな役目をしている。
ただ、交換できるヘッドバンドはいいね。AirPods Maxのヘッドバンドが擦れにどれだけ弱いかは、大して使わないうちに分かった
交換式への期待6月の時点では「色を配っているだけかもしれない」と見ていた部分が、実際に使っている人からは劣化への答えとして受け取られています。新機能というより、長年の不満への回答という位置づけですね。
I just want the H2 chip for fast switching between apple devices without the AirPod Max premium.
AirPods Maxのお高い値段を払わずに、Appleの機器どうしを素早く切り替えられるH2チップだけが欲しいんだ。
空白のままの一点今回いちばん答えが欲しかったところが、そのまま残っています。値段が5万円台なら、なおさら気になる部分です。
Studio Pro’s and Airpod Max 2 play loss-less via USB-C connection to an iPhone/Mac/iPad device.
Seems like this headset just might be Bluetooth focused since it is water resistant which people want for working out. Cables wouldn’t make sense for that I suppose.Studio ProとAirPods Max 2は、iPhoneやMac、iPadにUSB-Cでつなげばロスレスで鳴る。
これは防水で、みんなが運動用に欲しがっているものだから、Bluetooth中心なのかもしれない。それならケーブルは筋が通らない気もする。
ケーブル別売りの読み方充電ケーブルも電源アダプタも別売りという点は不評でしたが、こう並べられると別の見方も出てきます。あくまで受け取り方の1つで、Appleが何か言ったわけではありません。
Would wait for these to go on sale during Black Friday, like most beats products
たいていのBeats製品と同じで、ブラックフライデーのセールに出るのを待つかな
買い時の身も蓋もない話発売前の製品に対して、もう値引きの時期を数えている人がいるあたりが正直で好きです。少なくとも、発表と同時に飛びつく理由はまだどこにもありません。
ひとこと:色より先に、気になっていたのはそこだった
6月にイ・ガンイン選手のネオンイエローを扱ったとき、色が増えるたびに一喜一憂せず発表を静かに待ちましょう、というようなことを書きました。その舌の根も乾かないうちに、今回はけっこう前のめりになっています。
理由ははっきりしていて、クッションとヘッドバンドを付け替えられるという部分が本当だったからです。オーバーイヤーを何年か使った人がだいたい最後に文句を言うのは、音でもノイズキャンセリングでもなく、耳あての表面がボロボロになってきた、というあたりです。そこを部品で買い直せる設計なら、3年後の顔つきが変わります。
色が何種類あるかという話より、ぼくはずっとそっちが気になっていました。ピンクは正直かなり良いと思いますけど…。
まとめ:買う判断に要る2つが、まだ手元に来ていない
並べてみると、Beats 360は思っていたよりずっと具体的な製品でした。丸みのある形、メッシュのイヤーカップ、付け替えられるクッション、Beatsのオーバーイヤーでは初めての防水、Studio Proの最大1.75倍というノイズキャンセリング、そして米国299.99ドルという値札。3か月かけて少しずつ見えてきたものが、一晩でだいたい埋まったことになります。
それでも、買うかどうかを決めるのに要る2つは空いたままです。どのチップが載るのかと、日本でいくらになるのか。前者はあれだけ長い商品説明のどこにも出てこず、後者はそもそも日本の話がまだ一度も出ていません。どちらもApple自身が発表するまで埋まらない種類の空白で、小売のページまで用意されている以上、そう遠くはないはずです。正式に出たら、この記事に答えを足します。
【追記・2026年9月22日】その2つは、日本時間9月22日夜の発表で出そろいました。チップはBeats独自、日本は59,800円です。独自チップでもApple機器どうしの自動切り替えに対応したので、iPhoneとMacを行き来する人の迷いは1つ減りました。残る分かれ目は、有線で聴けなくてもいいかと、6万円近い値段に見合う使い方があるかです。AirPods Max 2との比べ方やクッションの日本価格は、Beats 360の日本価格とクッションキットの記事にまとめています。
【追記・2026年9月23日】発売を翌日に控えた9月23日未明(日本時間)、Beats 360にファームウェア4A262が配られました。ひとつ前は4A260で、何が変わったのかはまだ説明されていません。受け取る日に困りそうなのは番号よりケーブルのほうで、Appleの更新手順は充電するところから始まるのに、箱にUSB-Cの充電ケーブルと電源アダプタは入っていません。届いたその日に最新まで済ませたい人は、手元のUSB-Cケーブルを1本探しておくと慌てずに済みます。番号の見方と自分で当てる手順は、Beats 360のファームウェアを受け取った日に最新にする手順の記事に並べました。
ここまで読んで、BeatsではなくAirPods Max側はどうなるのかが気になった人もいると思います。あちらは軽くなった次のモデルの話が2027年で出ていて、今のMax 2を買うかどうかの分かれ目もそこにあります。
ではまた!
Anker USB-C & USB-C ケーブル (0.9m, 240W, 高耐久ナイロン) ホワイト
Beats 360は充電ケーブルも電源アダプタも別売りで、9月22日の正式発表でもそのままでした。ファームウェアの更新も充電しながら入るので、受け取る前に1本あると最初の日が楽です。USB-Cのケーブルは手元に何本あっても余ることがありません。240Wまで通せるので、MacBookの充電にもそのまま回せます。
AmazonSource:MacRumors①、MacRumors②、MacRumors③、AppleInsider①、r/apple①、r/apple②、r/apple③、r/apple④、r/apple⑤、r/apple⑥、Apple(日本)、Apple(米国)、MacRumors④、9to5Mac、AppleInsider②、Beats①、Beats②、Beats③、Apple①、Apple②、Apple③、MacRumors⑤、Apple④
更新履歴
- 2026年9月23日(日本時間):Beats 360にファームウェア4A262が配信された(前は4A260、変更内容は非公開)。まとめに追記し、受け取った日の更新手順と充電ケーブル別売りの記事へのリンクを差した
- 2026年9月22日(日本時間):Beats 360が正式発表。日本価格59,800円(米国349.99ドル)、チップはBeats独自、クッションキットは日本1組8,900円と判明し、チップ・価格・買うか待つか・まとめの各節へ追記。日本価格の試算(5万2千〜5万3千円)が外れた理由を価格の節に記した。Studio Proの日本価格が49,800円へ値下げされたことも反映
- 2026年9月9日(日本時間):未発表のBeats 360向けにファームウェア4A203が配信され、9月中の発表が濃厚に。発表の時期と場所は別記事へ分け、本文から兄弟リンクを差した
- 2026年8月21日:ブラジルANATELへの届出が判明し、5月のFCCと同じ型番A3577がBeats 360のものだと確認された。小売リストの米国価格を299.99ドルへ、伸縮式のヘッドバンドを追記
- 2026年8月20日:公開