
✅この記事では、macOS Tahoe 26.7のコードから見つかった未発表Apple製品の名前と、その時期の読み方を整理します。
- 要点まとめ:並んだ名前と、出る時期は別の話
- コードに並んだ、まだ売っていない製品の名前
- 時期で並べ替えると、4つのかたまりに割れる
- 同じ名前を、8か月前にも見ている
- 作っている証拠にはなるが、出す約束にはならない
- 海外の反応:想像図はもう十分、という声
- ひとこと:楽しみにする対象を、少しだけずらす
- まとめ:この秋、時期がはっきりしているのはiPhoneだけ
どうも、となりです。
macOS Tahoe 26.7のRC、つまり正式版の一歩手前の版が配られて、そのコードの中から未発表のApple製品の名前がぞろぞろ出てきました。ホームハブ、カメラの付いたAirPods、折りたたみのiPhone、OLEDのiPad mini、M6のMacBook Pro。並びだけ見ていると、この秋から来年にかけて一気に何かが起きそうな気分になります。
ただ、ホームハブの2つの名前を見た瞬間に、去年もこれを見たな、と思いました。確かめたら本当に同じでした。しかも同じ名前が並んでいるのは、ホームハブだけではありませんでした。
要点まとめ:並んだ名前と、出る時期は別の話
- macOS Tahoe 26.7のRCのコードに、まだ発売されていないApple製品の名前が20以上入っていた。ホームハブ、カメラ付きAirPods、折りたたみのiPhone、OLEDのiPad mini、M6のMacBook Proなど
- そのうち10個は、2025年12月に流出したiOS 26の初期ビルドにも同じ名前で載っていたもの。8か月前と位置が変わっていない
- 9月と言い切られているのはiPhone 18 Pro、iPhone 18 Pro Max、iPhone Ultraの3機種だけで、その根拠はコードではなく別の報道
- 2025年に開発中止が報じられた廉価版Vision Pro(N109)も、まだコードに残っている
出どころは、Appleが自分で配ったmacOS 26.7のRCそのものです。誰かの証言ではなくAppleが書いたコードなので、噂の材料としては重いほうですが、そのコードは何をいつ売るかまでは書きません。噂の重さがどう違うかは、出どころ別に噂ヒートマップへまとめています。
コードに並んだ、まだ売っていない製品の名前
Macへ配るためのソフトに、なぜiPhoneやAirPodsの名前が入っているのか。最初に引っかかるのはたぶんそこです。
Appleのソフトは、iPhoneもMacもAirPodsも土台をかなり共有しています。新しい機種に対応するための仕込みも製品ごとに切り分けず、まとめて入っていく。だからMacを更新するためのファイルの中に、家電もイヤホンも混ざります。今回の元になったのは、日本時間8月18日の未明に配信されたmacOS Tahoe 26.7のRCです。
ただし見つかるのは製品名ではなく、開発中に社内で使う記号のほうです。J490やV68のような、アルファベットと数字の組み合わせ。コードネームと呼ばれるもので、この記事でも名前と書いているのは全部これです。
今回いちばん厚かったのはホーム関係でした。ホームハブはJ490(台座に載せる型)とJ491(壁に掛ける型)の2つ。それを動かすのがhomeOSで、開発中のコード名はPebbleです。HomePod miniの次の世代はB525で、今売っているものはB520。そして用途のはっきりしないJ229——複数のセンサーを持ち、警報音を聞き分け、画像を取り込むと以前から言われている機械です。ホーム用アクセサリの色として、ローズピンク、シルバー、スペースグレイ、スターライトの4色も見つかりました。2つの形のホームハブとhomeOSが何を目指しているかは、先日まとめたとおりです。
ちなみに冒頭に置いた写真も、ホームハブはこんな形だろうという想像図です。実物の写真は、今のところ1枚も出ていません。
イヤホン側で目を引いたのはカメラの付いたAirPods(B790)でした。コードには「B790 start image stream failed for left bud」という、左耳側の映像の送り出しに失敗したことを知らせる文言まで入っています。2027年に出ると言われているカメラ付きAirPods(B798)とは別の計画で、B790のほうは7月にiOS 27のベータのコードでも見つかっていました。ほかにAirPods Pro 4らしいAirPodsPro1,4と、Beatsらしい2つ(B518/B522)も入っていました。
この記事を出したあと、同じコードからAirPods 5の名前(B868M/B868E)も見つかったとMacRumorsが伝えました。Mが標準、Eがノイズキャンセリング付きという分かれ方で、今売っているAirPods 4がB768M/B768Eなので、番号の付き方はそのまま素直です。音質と遅延を改善したH3チップが載るのではという見方はありますが、時期は書かれていません。Beatsのほうも、未発表のSolo Budsへの参照が別にあったそうです。
iPhoneは5つ入っていました。V62がiPhone Air 2、V63とV64がiPhone 18 ProとiPhone 18 Pro Max、V67がiPhone 18、そしてV68が折りたたみのiPhone Ultraです。MacはM6を積む14インチMacBook Pro(J804)、iMacが2つ、OLEDを積む上位のMacBook Proかもしれないものが4つ。iPadはOLEDのiPad mini(J510/J511)で、ほかにヘッドセットのN109と、Apple TVの新しいリモコン(ATVRemote1,5)も並んでいます。番号の刻みから中身は読めないので、こちらは別記事でリモコン単体を追いました。記号の羅列でしかないのに、V68が折りたたみのiPhoneだと分かった途端、買うかどうかを考えはじめてしまうから不思議です。
毛色が違うのは中国向けのApple Intelligenceでした。文章を直すWriting Tools(作文ツール)を中国でも使えるようにする記述があって、そこに安全性の警告が何度も出たときは一時的に使えなくする文言や、「この文章は編集できません」と伝える文言が添えられていました。製品ではなく機能の話ですが、規制に合わせた作り込みがそれなりに進んでいるのは分かります。何年も待たされているホームハブより、中国の作文ツールのほうが具体的に見えるというのは、なかなか妙な並びです。
名前だけで20を超えます。ひとつのアップデートから出てくる量としては、かなり多いほうです。
時期で並べ替えると、4つのかたまりに割れる
で、このうちどれが今年のうちに買えるのか。並んだ名前を眺めていて、いちばん知りたくなるのはそこだと思います。
分かれ目は、その製品にコードの外側で時期の話が付いているかどうかです。付いていれば時期が読めて、付いていなければ何も読めません。その線で並べ替えると、4つのかたまりに割れました。
| いつごろ | 並んでいる名前 | 時期はどこから来ているか |
|---|---|---|
| 2026年9月 | iPhone 18 Pro(V63)、iPhone 18 Pro Max(V64)、iPhone Ultra(V68)、早ければカメラ付きAirPods(B790) | 9月に出ると伝える報道 |
| 秋のうち(2回目の発表があれば) | M6の14インチMacBook Pro(J804)、iMac(J833/J834)、OLEDのiPad mini(J510/J511)、ホームハブ(J490/J491)、HomePod miniの次(B525)、Apple TVのリモコン(ATVRemote1,5) | Appleが秋に2度発表をしてきた過去の例 |
| 2027年春 | iPhone Air 2(V62)、iPhone 18(V67) | 春へ回ると伝える報道 |
| まだ時期を言えない | 用途不明のJ229、ヘッドセットのN109、上位のMacBook Pro(K114c/K114s/K116c/K116s)、AirPods 5(B868M/B868E)、Beats(B518/B522)、AirPods Pro 4 | 時期を伝える材料がない状態 |
並べてみて自分でも意外だったのは、この表のどこにもコードから出てきた時期がひとつも無いことでした。9月も2027年春も、根拠は全部コードの外にあります。
2つ目の「秋のうち」は、いちばん頼りない枠です。Appleが10月や11月にもう一度発表をした年がある、というだけの話で、今年やるとは誰も言っていません。ここに入るiPad miniについては10月発売を目標にしているという話も出ていますが、それもコード側の裏づけがあるわけではありません。
1行目でひとつだけ温度が違うのがカメラ付きAirPods(B790)です。9月に出ると言い切られているのではなく、早ければ9月、という言い方でした。同じ行のiPhone3機種と同じ確かさで並んでいるわけではありません。
いちばん下の組は、名前があるだけで何も分かりません。J229は複数のセンサーを持つらしいという以外に、いつ、いくらで、そもそも単体で売るものなのかも見えていない状態です。上位のMacBook Proらしい4つにいたっては、それがOLEDを積む上位機なのかどうかすら決まっていません。
同じ名前を、8か月前にも見ている
ホームハブのJ490とJ491を見て、去年もこの並びを見たな、と思いました。
2025年12月にも、Appleの試作機に入っていたiOS 26の初期ビルドが外へ出て、未発表製品の名前がまとめて並んだことがありました。今回のリストと突き合わせてみたら、次の10製品が同じ名前のまま両方に載っていました。ホームハブ、J229、HomePod miniの次、M6の14インチMacBook Pro、上位のMacBook Pro、iPhone Air 2、iPhone 18 Pro、iPhone 18 Pro Max、iPhone Ultra、そしてN109です。
ホームハブにいたっては、もっと前から見えています。2025年6月のiOS 18.6のベータに、homeOS向けらしい画像ファイル(apple-logo-1088@2x~home.png)が入っているのが見つかりました。あれから1年2か月、まだ何も発表されていません。
とはいえ、名前が出てそのまま出たものもあります。同じ12月のリストにあったAirTag 2(B589)は2026年1月に発売され、A18 Proを積む安いMacBook(J700)は3月にMacBook Neoとして出て、3週間で110万台売れました。走り出したものと、名前だけ同じ場所に残っているものが、ひとつのリストに同居しています。
作っている証拠にはなるが、出す約束にはならない
では、出てこないものの名前が、どうしてコードに残り続けるのか。
新しい機種は、発売日の朝からきちんと動かないと困ります。だからOS側の仕込みは発表よりずっと手前で始まって、開発中の製品の名前が先にコードへ入ります。つまりコードへ入るほうが、出すと決めるより先なんです。
それがはっきり出ていたのが、去年12月のリストでした。MacRumorsはiPhone Air 2(V62)の項目にだけ、このソフトはAppleが発売を先送りすると決める前のものだ、という注記を付けています。あのコードは、Appleがまだ決めていなかった時点の計画を写していたわけです。
N109はもっと極端です。安いほうのVision Proは2025年に開発中止が報じられ、そのあとVision Proそのものの開発も事実上止まったと伝えられました。それでも名前はコードに残っています。残っているから復活するとも読めますし、単なる消し忘れとも読めます。どちらなのかは、今のコードからは決められません。
そしてこのリストには、後日談が付きました。RC1から1週間後の8月25日に配られた2本目のRC(25G224)で、ここに並べた未発表製品の参照が一斉に消えています。消えた、と聞くと一瞬うろたえるんですが、1つの計画が止まったのではなく、正式版として外へ出す前にまとめて片付けた、という動きに見えます。名前が消えたことも、名前が出たことと同じで、出す・出さないの合図にはなりません。
同じRC1からは、未発表のゲームコントローラー2機種(T6502・T1057)を実際に動かすコードも見つかりました。あちらは名前ではなく、入力の読み取りから振動の制御までが入っていた例です。それでもRC2では同じように消えました。ここまで作ってあっても消えるのか、というのが正直なところです。作り込みの深さと、出す決定は別々に動く——このリストの読み方が、そのままもう一度確かめられた形です。
コードにあるのは「作っている」であって、「出す」ではない。今回のリストを読む物差しは、これひとつで足ります。
海外の反応:想像図はもう十分、という声
今回のコード発見そのものへの声と、ホームハブやカメラ付きAirPodsへの受け止めから拾いました。
Please stop with the "the home hub is an apple track pad with a screen, that stands up on its end". 🤦🏻♂️
「ホームハブは画面の付いたトラックパッドを立てたようなもの」っていうの、もうやめてくれませんか。🤦🏻♂️
想像図はもう見飽きた実物が出ないまま、同じ形のイメージだけが更新されていく状態が1年以上続いています。冒頭に置いた写真も、まさにその1枚です。
Apple never said anything about this device, it was Gurman who guessed it would launch in March 2025...
Appleはこの機械について何も言っていません。2025年3月に出るだろうと推測したのはガーマンです。
言ったのは誰か2025年6月、ホームハブの参照がiOS 18.6のベータで見つかったときの投稿です。指しているのはブルームバーグのマーク・ガーマン(Mark Gurman)氏の予想で、コードに出たことと、Appleが時期を約束したことは別だという整理になっています。1年2か月経った今も、そのまま同じ形で使えます。
Several of my competitor based smart devices are in need of replacement this year. If Apple can actually deliver something this year, then I'm ready to buy, but if it's delayed any longer, I won't give them another chance for a few more years at least.
うちにある他社製のスマート機器のいくつかは、今年が買い替え時です。Appleが今年ほんとうに何か出せるなら買う気はありますが、これ以上延びるなら、あと数年はもうチャンスをあげません。
待てる期間には終わりがある家じゅうに機器を入れている人ほど、買い替えの周期が来たときにまとめて揃えます。ホームハブがその周期を1回逃すと、次の機会は数年先へ飛ぶ。時期が読めないことの代償は、こういう形で出ます。
Doesn't matter if these can actually record anything or save images. Once people catch wind of "cameras" in them, I'm certain it will result in an effective ban on all AirPods in places like locker rooms and such. Not particularly happy here.
実際に録画できるのか、画像を保存できるのかは関係ありません。「カメラが入っている」と知れ渡った時点で、更衣室のような場所ではAirPods全体が事実上の出入り禁止になるはずです。あまり嬉しくないですね。
カメラは仕様より先に広まるB790のコードにあったのは映像の送り出しに関する文言で、録画や保存ができるとは書かれていません。それでも、この機能が付いた瞬間に困るのは、カメラの無い旧型を持っている人のほうだという指摘です。
No ultrawide monitor…. come on Apple take too much of my money!
ウルトラワイドのモニターは無しか……。Apple、頼むからもっとぼくの金を持っていってくれ!
載っていなくても、無いとは限らない気楽な一言ですが、リストの読み方としては大事なところを突いています。名前が無いからといって作っていない証明にはならないし、あるからといって出る証明にもならない。今回のリストは、その両側とも緩いままです。
ひとこと:楽しみにする対象を、少しだけずらす
こういうリストは、読んでいて素直に楽しいです。名前しかない製品を想像しながら、どれが自分の家に来るのかを考える時間は、実際の発表とはまた別の楽しさがあります。
ただ、楽しみ方をひとつだけ変えたほうがよさそうだと思っています。名前が出た製品を「もうすぐ来るもの」として数えていると、来ない年がしんどくなる。ホームハブがまさにそれで、ぼくは2025年の夏から何度か期待しては、そのたびに何も出ませんでした。
名前が出たというのは、Appleがまだ作っているという便りくらいのものです。そのくらいで受け取っておくと、次の秋も気楽に待てます。とはいえホームハブ、そろそろ実物が見たい!
まとめ:この秋、時期がはっきりしているのはiPhoneだけ
今回のリストで9月という具体的な時期が乗っているのは、iPhone 18 Pro、iPhone 18 Pro Max、iPhone Ultraの3機種だけです。しかもその3つの時期も、コードから出てきたものではありません。
残りは、秋に2回目のイベントがあればそこ、なければ来年。ホーム系とVision Pro関連にいたっては、時期を示す材料がまだ何もない組です。名前が並んだことと、店頭に並ぶことは、こんなに離れています。
そうなると、この秋いちばん先に手元へ来そうなiPhone 18 Proが、今の17 Proから何をどう変えてくるのかが気になってきます。そちらは「iPhone 18 Proは9月発表へ。12機能と値上げ、17 Proを今買うか待つか」にまとめてあります。
ではまた!
画面を立てて置いておく台があると、ホームアプリを開きっぱなしにする使い方が手持ちのiPhoneでも試せます。ホームハブの実物が出るまでの置き場所としては、いちばん近いところです。
AmazonSource:MacRumors①、MacRumors②、MacRumors③、MacRumors④、MacRumors Forums①、MacRumors Forums②、MacRumors Forums③、MacRumors Forums④、Reddit
更新履歴
- 2026年9月5日:RC2で未発表製品の参照が一斉に削除されたことを追記
- 2026年8月18日:公開