
✅この記事では、海で失われたApple Watchが約1か月かけて持ち主の元に戻ってきたオーストラリアのエピソードを整理します。耐水性能の話だけでなく、「メディカルID」やコミュニティの力がどう役立ったのかも見ていきます。
- 海で失われたApple Watch、1か月後に帰還するまで
- 見つけたのは親子、手がかりは文字盤とメディカルID
- 1か月の“海の旅”を終えても普通に動いた理由
- 日本のユーザーが真似できる“備え”はどこか
- 注目したいポイント:Apple Watchは“物語”を連れて帰ってくる
- ひとこと:海の中でもつながっていた「持ち主との糸」
- まとめ:Apple Watchが教えてくれる“備えと偶然”のバランス
どうも、となりです。
Apple Watchって「落としたら終わり」というイメージがあるかもしれませんが、今回のニュースはちょっとした希望の話なんですよね。波にさらわれたはずのApple Watchが、別のビーチに打ち上げられ、SNSとメディカルID経由で持ち主の手元に戻ってくる。まるで“現代版ボトルメール”のような展開です。
とはいえ、海水や砂浜の環境は電子機器にとってかなり過酷です。どうして壊れずに動き続けていたのか、そして日本で同じことが起きたらどう備えておくと安心なのか、一緒に整理してみましょう。
海で失われたApple Watch、1か月後に帰還するまで
今回の出来事は、オーストラリア・ブリスベン在住のティム・アーミットステッドさんのApple Watchが主人公です。現地報道によると、10月19日、彼はゴールドコーストのバーレイ・ビーチでサーフィンや遊泳を楽しんでいました。
波に乗っていたときに、「いい感じの波が来た」と思って顔を上げた瞬間、腕からApple Watchが外れてしまったそうです。海の中でバンドが外れると、そのまま一気に視界から消えてしまいますよね。「ああ、やってしまった…」とその場では諦めるしかなかったと話しています。
ところがそのApple Watchは、そこで物語が終わりませんでした。デバイスは海流に乗っておよそ4キロ北へ移動し、約3週間後に隣のノビー・ビーチに打ち上げられます。ここから一気に“人と技術のドラマ”が動き出すことになります。
見つけたのは親子、手がかりは文字盤とメディカルID
ノビー・ビーチでApple Watchを見つけたのは、ゴールドコースト市議会議員のニック・マーシャル氏とその娘さんです。散歩中、足元に流れ着いたApple Watchがふと目に入り、「これは誰かの大事なものだ」と感じて拾い上げたといいます。
まずは充電してみると、Apple Watchは普通に起動。ロック画面には男性と子どもの写真が表示され、「これは家族の大切な時計だろう」と確信したそうです。
ここからApple Watchならではの機能が役に立ちます。報道によると、周囲の人から「側面ボタンを長押ししてメディカルIDを開けば、持ち主の情報が表示される」とのアドバイスが入り、実際にメディカルIDを確認したところ、名前など連絡に使える情報が出てきたとのことです。
ニック氏はその情報を手がかりに、LinkedIn経由でティムさんを発見。「あなたの時計を見つけました」というメッセージを送り、無事再会につながりました。
1か月の“海の旅”を終えても普通に動いた理由
気になるのは「そんな環境でも本当に無事だったの?」という点ですよね。ティムさんによると、戻ってきたApple Watchは電源を入れても問題なく動作し、「まったく不具合はない」とコメントしています。
Apple Watchはモデルによって耐水性能が異なりますが、多くのモデルは水泳対応の耐水性能を備えています。ただし、公式には海水・高水圧・砂などによるダメージは保証外であり、今回のケースはかなり運が良い例だと言えます。
同じ「海×Apple Watch」の話でいえば、以前取り上げたApple Watch Ultraがダイバーの命を救った事例では、緊急SOSやサイレン機能が活躍しました。今回のストーリーはそこまでドラマチックではないものの、Apple Watchのタフさを感じられる話になっています。
日本のユーザーが真似できる“備え”はどこか
メディカルIDはちゃんと設定しておく
今回の決め手はまちがいなくメディカルIDです。サイドボタン長押しで表示される情報に、名前や連絡先、緊急連絡先を登録しておけば、拾った人が持ち主を特定できます。
バンド選びと装着の見直しも大事
波を受けた瞬間にバンドが外れるケースは日本でも起こりえます。スポーツ用途ならスポーツバンドやバックル式バンドが安心です。
注目したいポイント:Apple Watchは“物語”を連れて帰ってくる
今回のニュースは「Apple Watchと人との距離感」を考えさせられるエピソードです。メディカルIDやSNSが絡み合い、持ち主の元に戻るルートを作り出しました。
ひとこと:海の中でもつながっていた「持ち主との糸」
ティムさんのApple Watchは、海流に運ばれ、親子に拾われ、メディカルIDで名前が読み取られ、LinkedInで連絡が届きました。偶然と仕組みが重なり、再会につながったのです。
まとめ:Apple Watchが教えてくれる“備えと偶然”のバランス
今回の「海に流されたApple Watchが1か月後に戻ってきた話」は、技術・人・運が交差したエピソードでした。メディカルIDの設定やバンド選びなど、ユーザー側の準備も重要です。
あなたなら、海や川でApple Watchを使うとき、どこまで備えておきたいと感じますか?
ではまた!
Source: 9News

