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AirPods Max 2、軽く賢く──2027年登場が示す“音の再発明”

AirPods Max 2、軽く賢く──2027年登場が示す“音の再発明”

✅ この記事では、AirPods Max 2(第2世代)に関する最新情報を整理します。登場から約5年が経過した初代モデルの後継として、軽量化・H2チップ対応・デザイン刷新が噂されています。

 

どうも、となりです。

Appleが2020年に発売した「AirPods Max」。その独特のデザインと音質で話題になりましたが、気がつけばもう5年が経ちました。次のモデルはいつ登場するのか、どんな進化があるのか──気になりますよね。

この記事では、BloombergやアナリストのMing-Chi Kuo氏の情報をもとに、現時点で見えている「AirPods Max 2」の全貌を追っていきます。

軽量化が最大のテーマ──約386gからどこまで減る?

まず注目されているのが、Kuo氏が指摘した軽量化です。初代AirPods Maxの重量は約386g(ケース除く)で、これはハイエンドヘッドホンの中でもかなり重め。長時間の使用では頭頂部への圧迫を感じるユーザーも少なくありませんでした。

新モデルでは、素材の見直しや内部構造の簡素化によって軽くなる可能性が高いとされています。具体的な数値はまだ不明ですが、300g台前半まで落ちれば装着感は大きく変わりそうです。

ヘッドバンド部分のメッシュキャノピー(通気性を高める構造)も耐久性の課題が指摘されており、この部分が再設計されるという見方も出ています。

H2チップ搭載で「Adaptive Audio」対応へ?

2024年にはUSB-C端子と新色追加のマイナーチェンジがありましたが、チップは初代のまま。H2チップを搭載したAirPods Pro 2との性能差が広がっていました。

AirPods Max 2ではこのH2チップの採用がほぼ確実視されています。これにより、Adaptive Audio(自動でノイズキャンセリングと外音取り込みを調整)や、音量に応じた「ラウドサウンド低減」など、近年のAirPods Proシリーズで好評の機能が利用できるようになる見込みです。

さらに、Apple Vision Pro向けのロスレスオーディオ(無損失音質)対応も実装される可能性があります。Vision Proでは2.4GHzと5GHzのデュアル接続を活用しており、この技術がMaxにも波及するかもしれません。

登場時期は「2027年量産」──長いブランクの理由

Kuo氏によると、AirPods Max 2の量産は2027年になる見通し。なんと初代から7年ぶりの後継機ということになります。

BloombergのMark Gurman氏は、この「空白」の理由を次のように説明しています。AirPods Maxは「販売終了するには人気がありすぎるが、新モデルを開発するほどの売上ではない」という“商業的な宙ぶらりん状態”にあるそうです。

Appleのオーディオ部門は現在、AirPodsやHomePod、そしてApple Intelligence対応デバイスの開発に注力しており、Maxの優先順位は下がっていると見られます。

 

 

次世代機で期待される新機能ラインナップ

では、次のMaxにはどんな機能が入る可能性があるのでしょうか。現在のAirPods Pro 3(第3世代)で採用されている機能を踏まえると、以下の進化が想定されています。

  • H2チップ搭載による高効率ANC(ノイズキャンセリング)
  • IP57等級の防塵・耐汗・防水性能
  • Adaptive Transparency(環境音を自然に調整)
  • Conversation Awareness(話しかけられたら音量を自動調整)
  • U2チップによる「探す」機能の精密化
  • Live Translation(会話のリアルタイム翻訳)対応の可能性

さらに、2027年にはH3チップやIRカメラがAirPodsシリーズに導入されるとの噂もあり、これらの一部がMax 2に反映されるかもしれません。

Smart Caseの再設計も?

もうひとつ期待されているのが、あの“話題の”Smart Caseの刷新です。初代のケースは「収納できないケース」と揶揄され、実質的にはスリープモード用のカバーに過ぎませんでした。

Appleがこの部分をどう改善するかは注目ポイント。ヘッドホン全体を保護できる新デザインになるのか、それともMagSafe的な充電機構を取り入れるのか──今後のリークに期待が集まります。

まとめ:Appleは「耳の体験」を再定義できるか

初代AirPods Maxは、“Appleらしい完成度”と“重量”が同居したヘッドホンでした。第2世代では、より軽く、より賢く、そしてApple製品らしい一体感を持つ方向に進むと考えられます。

次に注目すべきは、2026〜2027年にかけての試作・量産フェーズ。Appleが再び“音の世界”で何を再発明するのか、じっくり見ていきたいですね。

ではまた!

 

 

Source: MacRumors, Bloomberg, Ming-Chi Kuo