
✅ この記事では、現地10月20日(日本時間21日未明)に配信されたiOS 26.1/iPadOS 26.1/macOS Tahoe 26.1などのβ4(開発者向け&パブリック)を整理します。注目はLiquid Glassの透明度トグル、Apple Intelligenceの対応言語拡大、そしてiPadでSlide Overが“新ルール”で戻ってきたこと。小さなUI改善も合わせて、一段深く見ていきます。
- 最新動向:β4は開発者&パブリック同日リリース、正式版は「10月末〜11月初旬」見込み
- iOS 26.1:Liquid Glassの“濃淡トグル”、Apple TVアイコン刷新、細かな使い勝手の手直し
- iPadOS 26.1:Slide Overが“制限つき復活”+Liquid Glassの濃淡調整
- macOS Tahoe 26.1:AI連携の“下ごしらえ”継続、UIリフレッシュの微調整も
- Apple Intelligenceと言語:AIの“話せる相手”がグッと広がる
- Redditの声:安心、疑問、改善要望――“体験の温度”を三枚おろし
- まとめ:読みやすさと手触りを整える“仕上げのβ”。正式版まで、あとひと息
どうも、となりです。
今回のβ4は、ドカンと新機能を足すというより、手触りの微調整と安定度の底上げに軸足がある印象です。Liquid Glassは「ちょっと透明すぎる」という声に応える形で、ユーザーが“濃さ(透明度)”を自分で調整できるようになりました。iPadはSlide Overが帰ってきたものの、同時に積めるアプリは1つというルールで再設計。MacはAI連携の受け皿づくり(外部生成AIやMCP対応の地ならし)を着々と進めています。
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最新動向:β4は開発者&パブリック同日リリース、正式版は「10月末〜11月初旬」見込み
配信は現地10月20日午前(PDT)。iOS/iPadOS/macOS/watchOS/tvOS/visionOSの26.1系すべてがβ4に更新され、パブリックベータ4も同日提供です。一般向けの26.1正式版は、10月末〜11月初旬あたりが本命という見立てが多いですね。いま入れるべきか迷うなら、メイン端末は安定版のまま、サブ端末でβを試すのが穏当です。
iOS 26.1:Liquid Glassの“濃淡トグル”、Apple TVアイコン刷新、細かな使い勝手の手直し

- Liquid Glassの詳細設定: 設定 > 画面表示と明るさ > Liquid Glass に新トグル。選べるのは 「Clear(透過強め)」 と 「Tinted(不透明寄りでコントラスト強め)」 のプリセット2択です。コントロールセンター/通知センター/DockなどOS全体に反映されます。
- Apple TV(旧Apple TV+)の新アイコンがシステム全体に展開。見た目の統一感が増しました。
- Apple Musicで楽曲の前後スワイプに対応(ミニプレーヤー操作が軽快に)。
- アラームの解除UIはスライド系の操作で誤操作が減る方向に。
- 設定>一般>Local Captureが追加され、保存先や「音声のみ」切替といった細かな管理が可能に。
- Phoneアプリのテンキーなど、Liquid Glassの適用範囲が拡大して視覚的一貫性が向上。
- カレンダー/Safari/写真などで視覚調整。写真のビデオスクラバーも新デザインで操作感を整えています。
- カメラの誤起動対策: ロック画面左スワイプでカメラが開く動作を 設定 > カメラ >「ロック画面のスワイプでカメラを開く」 で無効化できるように。右下ボタン、コントロールセンター、(対応機種の)アクションボタン経由は引き続き利用できます。
- 通話時の触覚フィードバック: 設定 > 電話 > Haptics(触覚) に新オプションが追加され、発信・切断時のバイブ通知をオフにできるようになりました。着信後に「ブルッ」と震えるのが気になる人にはうれしい改善です。
ひとこと要約:「26で見た目が変わって落ち着かない」人向けに、読みやすさと操作の“逃げ道”が増えた感じです。
iPadOS 26.1:Slide Overが“制限つき復活”+Liquid Glassの濃淡調整

- Slide Overが復活(1アプリのみ・サイズ調整可)。横に積み上げて切り替える従来の多段重ねは不可に。
- Apple Musicのスワイプジェスチャー、写真のスクラバー刷新など、iOSと歩調を合わせて改善。
- Liquid Glassの透明度調整で、iPadでも“読みやすい濃さ”を選べるように。
ひとこと要約:「自由度は上げすぎないけど、今の作業に集中しやすい」。そんな折り合いの付け方に見えます。
macOS Tahoe 26.1:AI連携の“下ごしらえ”継続、UIリフレッシュの微調整も
- 外部の生成AIプロバイダーに開く準備や、MCP(Model Context Protocol)対応の地ならしなど、AI基盤の整備が着実に進行。
- Image Playground周辺の対応拡張の動き。
- Apple TVアイコンの刷新、Macintosh HDアイコンの微調整など、細かなビジュアルの手入れ。
- Liquid Glassの透明度トグルも搭載され、読みやすさのカスタマイズ性がアップ。
ひとこと要約:日常の使い勝手はいつもどおり。でも裏側では“AI時代の窓口”が拡張されつつある、という段取りです。
Apple Intelligenceと言語:AIの“話せる相手”がグッと広がる
- Apple Intelligenceがデンマーク語/オランダ語/ノルウェー語/ポルトガル語(欧州)/スウェーデン語/トルコ語/中国語(繁体)/ベトナム語に対応拡大。
- AirPods Live Translationは日本語/韓国語/イタリア語/中国語(簡体・繁体)に対応。耳で“その場の理解”を助ける用途が一段実用に近づきます。
ひとこと要約:AIの便利さは「言語の壁をどれだけ薄くできるか」で跳ね方が変わります。今回はその土台が広がった回です。
Redditの声:安心、疑問、改善要望――“体験の温度”を三枚おろし
- 安心:「Liquid Glassの濃淡調整、待ってた」「.1で来ると思って様子見してた」など、読みやすさ改善を歓迎。
- 疑問:「パッチノートに出てない機能がある?」「具体的に何が変わったの?」と、告知と体感のギャップを指摘。
- 要望:「ホーム画面へ戻るジェスチャーのスタッターがまだ気になる」「CarPlayの切断は直った?」など、残課題の報告も引き続き。
技術背景のひとこと:ベータ後期は“見た目の変化を最小にして安定度を上げる”フェーズ。新要素はトグル(オン/オフ)で逃げ道を作るのが定石です。だからこそ、今回のLiquid Glassトグルは“らしい”解決策。UIの賛否は、人によって視力・環境が違う以上、ユーザー側で調整できること自体が価値なんですよね。
まとめ:読みやすさと手触りを整える“仕上げのβ”。正式版まで、あとひと息
今回の動きをひとことで言うと、「目に触れる部分は控えめに、けれど確実に読みやすく。裏ではAI時代の準備を着々と」です。次に注目すべきは、正式版前の最終調整(RC)で安定度とバッテリー持ちがどう伸びるか。スペック表だけでなく、“どう感じるか”までチューニングできるのが26.1の良さかもしれませんね。
ではまた!
Source: MacRumors/9to5Mac/Appleosophy/Reddit