Apple各OS 26.1正式リリース：Liquid Glass新設定と快適化アップデート

Apple各OS 26.1の公式アイコン。青と緑のガラス調デザインを背景に、中央に白い数字で『26.1』と描かれている

✅この記事では、「iOS 26.1 / iPadOS 26.1 ほか各OSの正式リリース内容」を整理します。Liquid Glassの新トグルやロック画面のカメラスワイプ無効化、言語追加など、日常で体感しやすい変更点を中心にまとめました。

要点まとめ（iOS / iPadOS / macOS / watchOS / tvOS / HomePod / visionOS ＝ 26.1）
配信タイミングと実務ポイント
iOS 26.1：Liquid Glass調整とアラーム“スワイプ停止”が追加
iPadOS 26.1：Slide Over復活と日常操作の“磨き直し”
macOS Tahoe 26.1：Liquid Glassに“ティンテッド”モードが追加
「バックグラウンドセキュリティ改善」が追加（iOS / iPadOS / macOS ＝ 26.1から）
- 設定場所と確認ポイント
- 実務メモ
watchOS 26.1：静かな更新、動作の“確かさ”を整える
HomePod 26.1：音と応答の“安定感”を底上げ
tvOS 26.1：Apple TVの基礎を磨く小アップデート
visionOS 26.1：iPadから“空間”へつながるアップデート
Redditの反応（抜粋）
ひとこと：派手さより、日々の“整い”
まとめ：26.1は“微調整の効率化”アップデート

どうも、となりです。日本時間の2025年11月4日（火）に、iPhoneを含む各プラットフォーム向けの26.1系アップデートが配信されました。Liquid Glassの見た目調整や、待望の「ロック画面からのカメラスワイプをオフにできる」設定など、細部の使い勝手が一歩進みましたよね。

要点まとめ（iOS / iPadOS / macOS / watchOS / tvOS / HomePod / visionOS ＝ 26.1）

iOS 26.1：Liquid Glassをクリア／色合い調整で切替。アラーム／タイマーはスワイプで停止、ロック画面のカメラスワイプ無効化に対応。Apple Intelligenceと言語追加、AirPods Live Translationの対象言語拡大、Musicミニプレイヤーのスワイプ操作、AirPlayのAutoMix、USBマイクのゲイン調整・保存先指定など。
iPadOS 26.1：Slide Over復活（一枚重ねのフローティング、サイズ可変）。iOSと同様のLiquid Glassトグル・カメラスワイプ設定等を反映。iPadに「Apple Vision Pro」アプリが追加。
macOS Tahoe 26.1：Liquid Glassにティンテッド（色合い調整）を追加。Apple Music AutoMixのAirPlay対応、低帯域でのFaceTime音質改善、13〜17歳アカウントのコンテンツ制限既定オン。
watchOS 26.1：改善とバグ修正が中心のメンテナンスリリース（新機能の追加はなし）。
tvOS 26.1：安定性・品質の底上げ。Liquid Glassは第2世代以降のApple TV 4Kのみ対応（HDや第1世代4Kは非対応）。
HomePod 26.1：パフォーマンスと安定性の改善（HomePod／HomePod mini）。自動更新が既定、ホームAppから手動適用も可能。
visionOS 26.1：iPad向け「Apple Vision Pro」アプリを追加し、空間コンテンツの発見が容易に。Vision Proの体験をiPhone／iPadへAirPlay共有可能、Spatial Galleryで再生コントロール表示に対応。

配信タイミングと実務ポイント

配信は日本時間11月4日（火）。更新後の不具合回避のため、バックアップと空き容量チェックは基本です。配信波は端末ごとに時間差が出ることもあります。時刻の目安はiOSリリース時刻の日本向けガイドにまとめています。

iOS 26.1：Liquid Glass調整とアラーム“スワイプ停止”が追加

今回の焦点はUIと操作まわりの磨き込みです。透明素材「Liquid Glass」の濃度調整や、アラーム／タイマーのスワイプ停止など、毎日触れる要素に小さな改良が入っています。

Liquid Glassトグル：「クリア」と「色合い調整」を切り替え可能に。通知やロック画面の透け感を好みに合わせて調整。
アラーム／タイマー：スヌーズ時や停止時にスワイプ操作が必要に。誤タップ防止と確実な操作性を両立。
ロック画面カメラスワイプ：設定から無効化トグルが追加。誤起動を防げるようになりました。
Apple Intelligence：対応言語が拡大。繁体字中国語、デンマーク語、オランダ語、ノルウェー語、ポルトガル語（ポルトガル）、スウェーデン語、トルコ語、ベトナム語を新規サポート。
AirPods Live Translation：中国語（簡体字/繁体字）、日本語、韓国語、イタリア語を追加。
Apple Music：ミニプレイヤーで左右スワイプにより次／前の曲に移動可能。AirPlayではAutoMix（曲間クロスフェード）に対応。
フィットネスアプリ：手動ワークアウト記録が可能に。
ローカルキャプチャ：外部USBマイクのゲイン調整に対応し、保存先を指定できるように。
FaceTime：低帯域環境での音声品質が改善。
ファミリー設定：13〜17歳アカウントでは、成人向けサイトの自動フィルタリングとコミュニケーションセーフティを標準有効化。

全体として、派手な新機能というよりも「見やすく、誤操作を減らす」方向に調整されています。Liquid Glassの濃淡調整は、背景が明るい壁紙を使う人にとって視認性向上の助けになりますし、アラームのスワイプ操作も実生活のストレスを軽くしてくれます。細やかな“確かさ”が、毎朝のタップ一つに伝わるアップデートです。

iPadOS 26.1：Slide Over復活と日常操作の“磨き直し”

今回の注目はマルチタスク機能「Slide Over」の復活です。ウィンドウ化が進んだ26系で一度姿を消した機能ですが、ユーザーの声を受けて再び戻ってきました。

Slide Over再導入：他のアプリの上に小さなウィンドウを重ねて表示可能。非表示時は画面端にスワイプで隠せる。
リサイズ対応：ウィンドウのサイズや縦横比を自由に変更でき、作業内容に応じた調整が可能。
アクセス方法：ウィンドウ右上の緑のボタンから「Enter Slide Over」を選択。
外部マイク制御：ローカルキャプチャ時にUSBマイクのゲイン調整が可能に。保存先も指定できるように。
Liquid Glassトグル：「クリア」と「ティンテッド」から透明度を選べるように。
Apple Music：スワイプで次／前の曲に移動、AirPlayではAutoMix再生に対応。
カメラスワイプ設定：ロック画面からのカメラ起動をオン/オフ可能。
FaceTime：低帯域時の音声品質が改善。
ファミリーセーフティ：13〜17歳アカウントで成人向けサイトのフィルタが自動有効。
Vision Pro連携：iPad向け「Apple Vision Proアプリ」が追加。空間コンテンツの閲覧とAirPlay出力に対応。

今回のiPadOS 26.1は、“派手さ”よりも操作感の滑らかさと自由度に重点が置かれています。Slide Overは特にメモやメッセージアプリとの相性が良く、メインウィンドウを崩さずに「ちょっとした確認」ができるのが魅力。ウィンドウ時代のiPadにとって、“一枚重ねる感覚”が戻ってきた意義は大きいですね。

11インチiPad Pro(M4)用Magic Keyboard - 日本語 - ブラック

Apple(アップル)

Amazon

macOS Tahoe 26.1：Liquid Glassに“ティンテッド”モードが追加

今回の目玉はUI素材「Liquid Glass」に新しく加わった色合い調整（Tinted）モードです。透明感をやや抑え、背景とのコントラストを高めた落ち着いた表示が選べるようになりました。

Liquid Glassトグル：標準の“クリア”に加え、新しい“色合い調整”モードを選択可能。アプリや通知、ロック画面の素材の透け感を調整できます。
AirPlayの改善：Apple MusicのAutoMix再生に対応し、スムーズな曲間ミックスが可能に。
FaceTime：低帯域環境での音声品質が向上。
ファミリー設定：13〜17歳の子どもアカウントでコミュニケーションセーフティと成人向けサイトのフィルタが自動的に有効化（国・地域により異なる）。

外観では控えめな変更ですが、Liquid Glassのティンテッド化によって「明るすぎる」「透けすぎる」と感じていたユーザーには嬉しい調整です。UIの視認性と落ち着きが両立し、長時間作業時の“目の疲れ”も和らぐ印象です。機能面では、AirPlayの安定性とFaceTimeの音質改善が地味ながら実用的な進化。日々の使い勝手を静かに整えるアップデートと言えます。

「バックグラウンドセキュリティ改善」が追加（iOS / iPadOS / macOS ＝ 26.1から）

重大な脆弱性の修正を、大型OSアップデートを待たずにバックグラウンドで自動適用できる新しい配信方式です。従来の「Rapid Security Responses（迅速なセキュリティ対応）」を再編・名称整理した位置づけで、ユーザー操作を極力減らして、問題のある修正はいったん取り下げ（ロールバック）できる運用も想定されています。

サポート開始：iOS 26.1 / iPadOS 26.1 / macOS 26.1 以降
狙い：緊急パッチを素早く配信し、更新し忘れのリスクを軽減
運用：互換性の問題が判明した場合は一時的に取り下げ、次のアップデートで調整版を再配信することがあります

設定場所と確認ポイント

iPhone / iPad：「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「セキュリティ改善」→「自動的にインストール」をオン
Mac：「」→「システム設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「セキュリティ改善」→「自動的にインストール」をオン
（※デフォルトはオンになっています。）

配信内容の概要（CVEなど）は、各リリース後にAppleのサポート文書で順次公開されます。企業・学校などの管理デバイスでは、管理ポリシーにより表示や挙動が異なる場合があります。

実務メモ

通常の「ソフトウェア・アップデート」は従来どおり実施しつつ、セキュリティ改善の自動適用をオンにしておくと安心

watchOS 26.1：静かな更新、動作の“確かさ”を整える

今回は新機能よりも安定性と不具合修正に焦点を当てたメンテナンスリリースです。Appleのリリースノートでも「改善とバグ修正」とのみ案内されています。

インストール条件：Apple Watchのバッテリー残量が50％以上あり、充電器に接続している状態で更新可能。
更新方法：iPhoneのWatchアプリ → 一般 → ソフトウェア・アップデートから、またはWatch本体の設定アプリから実行できます。
対象機種：watchOS 26対応のApple Watch全モデル。

ベータ段階でも新しい文字盤や機能追加は確認されておらず、内部の安定化が中心です。通知の遅延や文字盤アニメーションのカクつきといった“小さな違和感”が軽減される見込み。動作の確かさが戻ると、毎日の使い心地はそれだけで整うものです。

HomePod 26.1：音と応答の“安定感”を底上げ

iOS / iPadOS / macOSの配信に合わせて、HomePodソフトウェア26.1も公開されました（HomePod / HomePod mini対象）。Appleのリリースノートでは、パフォーマンスと安定性の改善が案内されています。音楽再生中の小さなプチノイズやSiri応答の遅れなど、日常の気になりどころが整う更新と捉えるのがよさそうです。

自動アップデート：標準で有効。待っていれば順次適用されます。
手動で更新する場合：iPhone / iPad / Macの「ホーム」アプリ → 右上の「…（その他）」 → 「ホームの設定」 → 「ソフトウェア・アップデート」から「HomePod 26.1」を適用。
更新時のコツ：電源とWi-Fiの安定を確保し、進行中は本体を移動させない。ステレオペアや複数台運用は、完了まで少し時間差が出る場合があります。

派手な新機能はありませんが、“いつも通りに鳴る・応える”を支える基礎更新です。音楽やスマートホームのハブとして使っている方は早めに適用しておきましょう。

tvOS 26.1：Apple TVの基礎を磨く小アップデート

Apple TV 4K / Apple TV HDに向けて、tvOS 26.1が配信されました。ベータ段階でも目立った新機能は見つかっておらず、主眼は安定性と品質の底上げです。なお、Liquid Glassは第2世代以降のApple TV 4Kでのみ利用できます（HDや第1世代4Kは非対応）。

対象モデル：Apple TV 4K（第2世代以降でLiquid Glass対応）／ Apple TV HD（Liquid Glass非対応）
アップデート方法：Apple TVの設定 → システム → ソフトウェア・アップデート から「tvOS 26.1」を適用。自動更新ONなら順次適用。
更新時の注意：処理中は本体の電源を抜かない。テレビ側のHDMI-CEC設定によっては再起動時に入力切替が入ることがあるため、視聴中の番組がある場合はタイミングに配慮を。

見た目の変化は控えめでも、再生や操作の“引っかかり”が減ると体験は着実に整います。Apple TVを日常のハブとして使っているなら、早めに適用しておきたい更新です。

visionOS 26.1：iPadから“空間”へつながるアップデート

9月のvisionOS 26から続く初の大型更新で、iPad向け「Apple Vision Pro」アプリの追加が最大のトピックです。これにより、iPhoneやiPadからも空間コンテンツを直接探し、Vision ProにAirPlayで映し出すことができるようになりました。

主な新機能：iPad版Apple Vision Proアプリが追加され、空間コンテンツの閲覧や情報確認が可能に。
AirPlay対応：Vision Proでの体験をiPhone / iPadにAirPlayで共有可能。
Spatial Gallery改善：没入ビューで再生コントロールや動画時間表示が見られるように。
全体改善：安定性や操作レスポンスの調整、軽微なバグ修正を含む。

これまでVision Pro体験はヘッドセット単体で完結していましたが、今回からiPadが“発見とガイドのハブ”になります。家族や友人と一緒に空間映像を覗いたり、AirPlayでシェアすることで、「見る人」から「見せる人」へと体験の幅が広がる更新です。

Redditの反応（抜粋）

「ロック画面のカメラスワイプ無効化はうれしい。通知を捌く時の誤起動が減る」
「Liquid Glassのクリア/ティンテッドの違いが分かりにくい。通知を見ると把握しやすいかも」
「キーボード誤入力バグが直った/直っていない、で意見が割れている」
「CarPlay切断やホーム画面フレーム落ち、Control Centerの残像など、環境依存の報告が続く」
「Apple IntelligenceのUI言語とAI言語の独立設定が欲しい」

総評：実用トグル（スワイプ無効）と視認性（ティンテッド）が歓迎される一方、表示/入力まわりのバグ体験はばらつきがあり、引き続き様子見という声も多めです。

ひとこと：派手さより、日々の“整い”

26.1は大改造ではありませんが、「誤起動しない」「見やすい」「手触りが落ち着く」といった小さな積み重ねが、毎日の満足度を底上げします。機能の数より、迷わず扱えること。こういう地味な整いが、使い心地の印象をじわっと変えていくんですよね。あなたの環境では、どの小変更が一番“らしさ”を感じさせましたか？