
✅この記事では、Appleが限定アクセサリー「iPhone Pocket」を発表したという話題を整理します。Issey Miyakeとの協業、3Dニットの“筒状一体成形”という作り、そして価格や地域展開までひと目でわかるようにまとめます。
- 要点まとめ
- 詳細解説:3Dニットの狙いと“のぞき見”という使い勝手
- 価格の読み解き:高い?それとも“ブランド小物”として妥当?
- 日本向けメモ:取り扱いと相性
- 注目したいポイント
- ひとこと:プロダクトではなく“所作”をデザインしている
- Redditの反応まとめ
- まとめ:ポケットを“外に出す”という発想
どうも、となりです。
昔の「iPod Socks」を思い出す人も多いはずですが、今回は単なる懐古ではなく“身につけるポケット”という提案になりました。肩掛け・手首・バッグに装着と使い方が広がるので、ファッション小物としての見え方も少し変わってきますよね。
要点まとめ
- 名称:iPhone Pocket(Apple × Issey Miyake)
- 素材:単一の3Dニット布(継ぎ目の少ないチューブ状成形)。伸びて画面を“のぞける”構造
- 装着:バッグに取り付け/肩掛け/手首に装着など
- 価格:短いストラップ $149.95(¥25,800)/長いストラップ $229.95(¥39,800)
- 展開:限定販売。オンラインは US・UK・フランス・中国・イタリア・日本・シンガポール・韓国 のみ。店頭展示は一部のApple Store
- カラバリ:短いストラップは Lemon/Mandarin/Purple/Pink/Peacock/Sapphire/Cinnamon/Black。長いストラップは Sapphire/Cinnamon/Black
- 位置づけ:2004年の「iPod Socks」の現代版。ただし高価格帯の“デザイン小物”に寄せた印象
詳細解説:3Dニットの狙いと“のぞき見”という使い勝手
ポイントは、3Dニットの一体成形です。袋状に編み上げることで縫い代や接合を極力なくし、薄さと伸縮を両立。端のテンションが均一になりやすいので、出し入れの滑らかさや形状の保ちやすさに寄与します。伸ばすと画面が少し透けて見える設計で、通知を確認してから取り出す、といった動作が想定されているわけです。
使い方は「肩掛けのクロスボディ」「手首に通す」「バッグ外付け」。近年のApple純正でもストラップ系アクセサリーが増えていますが、そこに“袋そのもの”を持ち歩く提案が加わった形です。
価格の読み解き:高い?それとも“ブランド小物”として妥当?
価格は短いほうで約1.5万円台からではなく約2.5万円、長いほうは約4万円。いわゆるスマホポシェットのレンジから見ても強気です。ただし、Issey Miyakeのファブリックと少量の限定生産を踏まえると、“デザイン小物”の相場感には収まります。Appleの純正アクセサリーはもともとマージンが厚い傾向があるので、その延長で理解すると筋が通ります。
たとえば、過去に整理した純正アクセサリーの利益率を見ると、素材コストが低い小物ほど価格に“ブランドの価値”がのりやすいという傾向がありました。今回のPocketもまさにその領域です。
日本向けメモ:取り扱いと相性
日本はオンライン販売の対象国に含まれます。ストラップ文化との相性は良好で、通勤・散歩・ライブ会場など“身軽に動きたいシーン”にハマります。ケースと併用するなら、表面が引っかかりにくい素材や角の出っ張りが少ないタイプを選ぶと出し入れが滑らかです。もしケースの選択で迷うなら、iPhone 17公式ケースのレビューが参考になります。
注目したいポイント
- “服に近いアクセサリー”の復活:デバイスを包む布小物は、ハード寄りのケースと違い、装いに溶け込みます。iPod Socksの記憶を呼び起こしつつ、いまの装いに合う形へとアップデートした提案です。
- 限定とコラボで“体験の希少性”を作る:在庫や販売地域を絞った展開は、体験自体に希少性を与えます。買う行為がイベント化し、“持っていること”がコミュニケーションになる設計なんです。
- 安全面・実用面のトレードオフ:取り出しやすさは魅力ですが、都市部では視認性が高いぶん盗難リスクも。人混みでは斜め掛け+上着の内側など、運用の工夫は必要です。
ひとこと:プロダクトではなく“所作”をデザインしている
今回おもしろいのは、製品単体ではなく持ち方や所作をデザインしている点です。ポケットから出す、肩からかける、手首に通す──その一連の動きに“楽しさ”を与える小物になっています。機能的な最短距離ではないけれど、日常のリズムに余白をつくるアイテム。AppleとIssey Miyakeの交差点として、らしい落とし所に感じます。
Redditの反応まとめ
- 最初はパロディだと思った、という反応が多数。価格へのツッコミも目立つ。
- 「iPod Socksの進化版」という受け止め方。懐かしさで評価する声も。
- 3Dニットの“継ぎ目の少ない筒編み”に言及し、作りの違いを説明するコメント。
- Issey Miyakeとジョブズのタートルネックを結び付ける文化的文脈の指摘。
- 盗難リスクや互換リストの違和感など、実用面の課題指摘も。
- 「アジア圏では人気が出る」「すぐ完売して転売化」という予想も。
総評:ネタ扱いと好意的評価が半々。“ファッション小物として買う人”と“実用性で判断する人”で評価が分かれている印象です。
まとめ:ポケットを“外に出す”という発想
スマホケースの延長ではなく、“ポケットそのものを身にまとう”提案が今回は本質です。デバイスをどう持ち歩くかは、じつは生活のリズムを左右します。高価でも、毎日の所作に楽しさを足したい人には刺さるはず。あなたは機能派、それとも所作派?選び方が個性になるアクセサリーだと思います。
ではまた!
Source: 9to5Mac, Reddit