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Apple純正vs Anker──iPhone Airで“本当に長持ちする”MagSafeバッテリーはどっち?

Apple純正vs Anker──iPhone Airで“本当に長持ちする”MagSafeバッテリーはどっち?

✅ この記事では、iPhone Air向けの「Apple純正 MagSafe Battery」と「Anker Nano Power Bank(5000mAh)」を、どれだけ実際に充電できるのかという観点で整理します。旅行やフライトで“あとちょい”を稼ぎたいとき、どっちを選べば満足度が高いのか、使い勝手まで含めて一緒にほぐします。

 

どうも、となりです。

ポータブル電源は“料理の追い塩”みたいなもので、入れすぎず、でも足りなさすぎずが大事ですよね。特にMagSafeはワイヤレスゆえのロスもあるので、スペック値=実力にはなりません。今回は9to5Macの検証をベースに、数値と使い心地を噛み砕いて解説していきます。

この記事を読むとわかること:「どれくらい電池が増えるのか」「持ち歩きやすさの違い」「日本ユーザーに刺さる選び方の勘所」

結論は“Ankerが一枚上手”。でも純正は“きれいに効く”

9to5Macによる同条件テスト(iPhone Airを20%から充電)の結果はシンプルです。

  • Apple MagSafe Battery:約75分で20% → 84%(+64pt)
  • Anker Nano:20% → 100%(+80pt)で停止

容量だけ見ればAnkerは5000mAh、純正は分解情報ベースで約3149mAh相当(iPhone Airと同等セル)と言われます。にもかかわらず、実力差は“+16pt”程度(約20%多い)にとどまりました。これは純正が充電制御で効率を稼いでいるため。とはいえ、最終的な満充電達成はAnkerの勝ち、というわけです。

デザインと操作感:薄さの純正、情報量のAnker

見た目と触り心地にも性格が出ます。

  • Apple:ソフトタッチ素材で前面クッションつき。厚さ6.5mmと薄く、iPhone Airの背面に吸い付くように装着。ボタン・表示類はほぼナシで、状態はiOSのバッテリーウィジェットやロック画面アニメで確認。
  • Anker:やや“ずんぐり”で厚さ8.6mm残量LED(4段階)+ボタンがあり、未装着でも残量チェックできるのが便利。色はブラック/ホワイト/グリーン。

どちらも重量感は近く、薄さの快適さ=純正情報の見やすさ=Ankerという棲み分けです。

「なぜ容量差ほど伸びない?」—ワイヤレスの損失と発熱

MagSafe系のワイヤレス充電は約30%のエネルギーロスが発生しがちです。さらにiPhone Airは充電時に筐体が温かくなりやすく、熱=効率低下の要因に。Apple純正はソフトウェア連携(最適化)でロスを抑え、効率の良い“入れ方”をしてきますが、物理的なセル容量差を完全には覆せません。

ちなみに、純正のセル容量の背景は以前、分解・検証レポートでも追っており、“iPhone Air同等セルを積む”という説と整合的です(補足情報)。

 

 

実用シナリオ別の選び方:旅行・常用・緊急用

旅行・フライトの“長時間バッファ”が目的なら、満充電まで伸びるAnkerが実利的。LEDで残量が見える安心感も旅向きです。

日常の“薄く持ち歩きたい”派は、薄さ6.5mmの純正が心地よい。ケース着脱の少ない人、ウィジェット表示やロック画面の連携を重視する人にはしっくり来ます。

“いざという時だけ”の緊急用でも、16ポイント分の差は心強い。価格差が大きいなら、Ankerを“カバンの非常食”にしておくのは理にかなっています。

日本ユーザー視点:価格とカラー、体感の差は小さくない

記事では「Ankerは価格が約半分」とされ、コスパの印象は強め。さらにブラックが選べるので、スペースブラック系のiPhone Airと色合わせできる満足感もポイントです。純正は基本ホワイトで、見た目の統一感よりも“Apple連携の体験”に価値を置く人向けといえます。

検証メモ:テスト条件は「クールな室温+机上放置」

今回の数値は冷房の効いた室内で、机上に置いたままという、比較的有利な条件での結果です。ポケットやバッグ内の高温環境では、どちらも効率が落ちる可能性があります。現実運用では“やや悪化”を見込むのがフェアです。

 

 

今回の要点をひとことで

「満タンまで伸ばしたいならAnker、薄くスマートに足すなら純正」です。容量差ほどの壁はなく、純正の“効かせ方”はたしかに上手。でも、最後のひと押しではAnkerの物量が勝ちました。用途と予算、色の好みで選んでOK。

ではまた!

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