
✅ この記事では、AppleがiOS 18.6.2の署名を停止し、最新のiOS 26から旧バージョンへのダウングレードが不可能になった状況を整理します。署名停止の仕組みとユーザーへの影響をわかりやすく解説します。
どうも、となりです。
「新しいiOSに上げたけど、やっぱり前の方がよかったなぁ…」という経験、誰しも一度はあると思います。そんなときに浮かぶのが「ダウングレード」という選択肢ですが、Appleはそこにストッパーをかけています。新しいバージョンが出ると旧バージョンの「署名」が止まり、インストールできなくなるんです。今回その対象となったのがiOS 18.6.2。最新のiOS 26を入れてしまった人は、もう18系に戻る道は閉ざされました。
今回は、この仕組みがなぜ存在するのか、そして日本のiPhoneユーザーにとってどんな意味を持つのかを一緒に見ていきましょう。
署名停止ってどういうこと?
AppleのOSをインストールするとき、裏側では「署名チェック」というサーバー認証が走っています。これは「そのバージョンがAppleにとって有効かどうか」を確認する仕組みで、通らなければインストールは拒否されます。つまり署名が停止されると、そのバージョンをインストールする道は完全に閉ざされるわけです。
Appleはこの方法で「古い、危険なOSに戻される」ことを防ぎ、セキュリティを強制的に引き上げています。少し強引に見える仕組みですが、世界中の数億台のiPhoneを守るためには必要と考えているのです。
対象はiOS 18.6.2、でも18.7は生き残り
iOS 26が公開されたのは2025年9月。その直後に、旧世代を選びたいユーザー向けに「iOS 18.7」も同時に配信されました。ですが9月22日付けで18.6.2の署名は打ち切られ、ダウングレードは不可能に。
まだiOS 18.7を使っている人はそのまま継続できますが、一度26に上げた端末は18系には戻せません。つまり、「現状維持はできても、後戻りはできない」という状況です。
ユーザーにとって何が困る?
影響を受けるのは、「iOS 26にしたけど不具合が多いから戻りたい」と考えていた人たちです。以前なら18.6.2を入れ直す手が残されていましたが、それがもう使えません。
一方、まだアップデートしていない人は18.7を維持する選択が残されています。要は、「新しいOSを試すなら慎重に」「様子見するならギリギリまで待つ」のどちらかを決めるタイミングが来ている、ということです。
なぜAppleは戻れなくするのか?
最大の理由はセキュリティです。古いOSは脆弱性が見つかっても更新されず、攻撃対象になりやすくなります。Appleとしてはユーザーを守るためにも、古いものにしがみつかせない方が安全だと考えています。
開発者の立場から見ても、最新バージョンにユーザーが集まってくれる方がサポートしやすくなります。アプリが「どのOSで動くか」を気にしなくてよくなるからです。
日本向けの注意点
署名の有効・無効は全世界共通。日本だけ特別に「戻れる」なんてことはありません。今回の18.6.2停止も、例外なく日本のiPhoneに適用されています。
日本の場合、おサイフケータイやキャリア独自サービスなど「安定動作」が特に重要視される事情があります。そのため「アップデートは少し待ってから」という選択はより現実的な戦略になるでしょう。
まとめ
iOS 18.6.2の署名が停止されたことで、iOS 26へアップデートした端末はもう18系に戻れなくなりました。18.7を使っている人はそのまま続投可能ですが、移行済みの人は後戻り不可。これはセキュリティ強化のためのAppleの方針で、今後も繰り返される流れです。
「新しいOSをすぐに試す派」か「安定を優先して様子を見る派」か、自分のスタイルに合わせて選ぶことが大切になりそうです。
ではまた!