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iOS 26.2新機能まとめ|音楽・リマインダー・睡眠の見直し

iOS 26.2のロゴを模したイメージ。淡いブルーとグリーンのグラデーション背景に“26.2”の文字が透過で浮かび上がっている

✅この記事では、iOS 26.2で追加される新機能を整理します。リマインダーの「緊急」設定、Apple Musicの歌詞オフライン、Apple PodcastsのAIチャプター、Liquid Glassの調整など、日常で体感しやすい更新にフォーカスします。

どうも、となりです。今回の26.2は“ド派手な一発”というより、毎日触るアプリの気になる所に手が届く内容です。たとえば、やることを絶対忘れたくない時、電波が弱い移動中でも歌詞を見たい時、聞いている番組から別番組へ自然に広がりたい時──その小さな不満を少しずつ減らす方向なんですよ。

要点まとめ

  • リマインダーに「緊急」オプション。期日にアラームで確実に気づける。
  • Apple Musicは歌詞のオフライン表示(翻訳・逐語同期も対象)。
  • Apple PodcastsAI自動チャプターと「Podcast Mentions」。再生画面や書き起こしから関連番組へ移動しやすく。
  • 睡眠スコアの評価帯を見直し(やや厳格化)。
  • Apple Newsは「Today」にショートカット追加、下部に「Following」タブ。
  • EU向け変更:AirPodsの同時通訳が提供開始。一方でDMA対応のため、iPhone↔Apple WatchのWi-Fi共有が停止。
  • Liquid Glass:ロック画面の時計透明度をスライダーで微調整。
  • そのほか:緊急アラートの新メニュー、Freeformの表、パスワードの除外サイトリスト、画面フラッシュ通知 など。

詳細解説(技術・背景・ねらい)

1) リマインダー「緊急」:絶対に落としたくない用件に

iPhoneの画面に“Write: iOS 26.2 Reminders article”というリマインダーのアラーム通知が表示されている様子。画面中央に時刻10:45とスヌーズボタンが見える

期日になったらアラームを鳴らすオプションが追加されます。これまでは通知中心でしたが、音での気づき方を強化した形です。私たちの行動は“目に入るものから”決まりがち。音と画面で二重に促すことで、やるべきことへの到達率が上がる、というわけです。機能のまとまりは以前まとめたリマインダー強化の項とも整合的です。

2) Apple Musicの歌詞オフライン:電波に左右されない体験へ

翻訳や逐語同期を含む歌詞機能がオフライン対応。地下鉄や旅行先でも曲の世界観が途切れません。細かい話ですが、歌詞スクロールのタイミング制御は小さな遅延でも没入感に影響します。ローカル化で安定性が上がり、体験のムラが減る狙いだと考えています(関連:Apple Musicの歌詞オフライン対応)。

3) Podcasts:AIチャプターとMentionsで“寄り道”がうまくなる

iPhoneのApple Podcastsアプリで“NEWS! Attraction Review”という番組を再生している画面。自動生成されたチャプター一覧が表示されている

番組側が章立てを出していなくても、AIが自動でチャプター生成。再生中に話題として触れた番組へリンクするPodcast Mentionsも加わります。長尺の音声は「あとで聴き直す」が難しいですが、チャプター化と関連番組の自動提示で、知識の回遊が滑らかになります。

4) 睡眠スコア見直し:点数の意味が少し引き締まる

評価帯が再設定され、同じ睡眠でもスコアが以前より控えめに出る場面があります。数値の“厳しさ”を上げることで、改善の余地が見えやすくなる設計です。スコアはゴールではなく指標。日々の傾向を見て、寝る時間や起きる時間のブレを整える道具として使うのが良さそうです。

5) EU向け:翻訳は広がり、Wi-Fi共有は個別設定に

EUでは、AirPodsのライブ通訳が解禁。一方でデジタル市場法(DMA)の相互運用要件により、iPhoneの保存Wi-FiがApple Watchへ自動同期されない仕様に切り替わります。仕組みの背景やEUとの関係は以前まとめたデジタル市場法の整理も参考になるはずです。

6) Liquid Glass:時計の“透け感”を手元で微調整

ロック画面の時計に透明度スライダー。壁紙の色調や写真の明暗に合わせ、読みやすさと雰囲気のバランスを取りやすくなりました。素材の見え方や切り替えの考え方は、以前の解説Liquid Glassの見え方と使い所と同じ文脈です。

7) そのほかの小さな改善

  • 緊急アラート(地震・差し迫る危険)の細かな設定が「設定>通知」に集約。位置情報を“おおよそ”で共有する設定も追加。
  • Freeform。一覧の整理やプロットに使いやすく。
  • パスワードアプリに除外サイトリスト。自動保存を避けたいサイトを管理可能。
  • アクセシビリティに「Flash to Alerts」。画面の点滅で通知に気づきやすく。

 

 

注目したいポイント

  • “気づける設計”の強化:リマインダーのアラームや緊急アラート再編など、見落としを減らす方向の調整が並びます。
  • 回遊性の設計:Musicのオフライン歌詞、Podcastsのチャプター・Mentionsは、途切れない体験を支える地味だけど大事な改善です。
  • 地域要件との共存:EUの規制対応は制約に見えますが、翻訳の提供拡大のように前進とセットで設計されています。

ひとこと:派手さより“毎日が整う”アップデート

26.2は、通知の気づきやすさ、長尺コンテンツの見渡しやすさ、ロック画面の読みやすさなど、日常の小さな引っかかりを外していく更新です。すぐに驚く変化ではないけれど、1週間使うと「こっちのほうが自然だ」と感じられる種類の改善が多いと見ています。あなたはどの場面で、その変化がいちばん伝わりそうですか?

まとめ:26.2は“動きの質”を整えるiPhone”への微調整

リマインダーのアラーム、歌詞のオフライン、PodcastsのAIチャプター、Liquid Glassの細かな調整──どれも生活のリズムに合わせてくる更新です。地域要件との付き合い方も見えてきました。年末の安定化ラウンドとしては納得度の高い内容だと思います。来週以降の追加ベータで小さな改善が積み上がれば、完成度はさらに上がりそうです。

ではまた!

 

 

Source: 9to5Mac