✅ この記事では、iOS 26.1〜26.4のサイクルで追加が見込まれている5つの新機能（Digital Passport／RCS強化／パーソナライズされたSiri／Weather via Satellite／新絵文字）を、元記事の情報に沿って詳しく整理します。
- 1. Digital Passport（Walletのパスポート追加）
- 2. RCS強化（Universal Profile 3.0相当）
- 3. パーソナライズされたSiri
- 4. Weather via Satellite（衛星経由の天気）
- 5. 新絵文字（Unicode 17.0）
- 日本向けの注意点
- まとめ
どうも、となりです。
iOS 26は正式配信されましたが、アップデートはまだまだ続きます。例年どおり、この先のマイナーアップデートで新機能が小出しに追加されていく予定です。今回取り上げるのは、今後のiOS 26.1〜26.4で登場すると期待されている5つの機能です。いずれもAppleが公式ページや開発者向け資料で言及しているもので、“噂”ではなく一定の根拠がある項目です。ここでは、どんな場面で役立つか、日本での注意点もあわせて整理します。
1. Digital Passport（Walletのパスポート追加）
「Digital ID」機能の拡張として、米国パスポートをWalletに登録できるようになる見込みです。AppleのiOS 26紹介ページには「ソフトウェアアップデートで提供」とだけ書かれており、具体的なバージョンは明言されていませんが、26.1または26.2で実装される可能性が高いと見られています。
利用シーンとしては、米国内の一部TSAチェックポイントで本人確認に使える点が最大の特徴です。ただし国際線や国境越えでは無効で、物理パスポートの代替にはなりません。AppleはREAL IDに準拠したセキュリティをアピールしており、個人情報保護やプライバシーにも配慮。さらに今後はアプリやオンラインサービス、実店舗での年齢確認や本人確認にも応用できるとしています。
詳説・現状整理はこちら：iOS 26、米国パスポートのDigital IDは未対応 ― 日本導入はまだ先
2. RCS強化（Universal Profile 3.0相当）
Appleは2025年3月、RCSにおけるエンドツーエンド暗号化対応を発表しました。これはRCS Universal Profile 3.0の一部であり、既存の2.4や2.7よりも機能が充実しています。iOS 26ではこの3.0への対応が計画されており、以下の5つの強化が見込まれています。
- エンドツーエンド暗号化：送受信間でAppleや第三者が内容を読めない仕組み
- インライン返信：特定メッセージを引用しながらのやりとりが可能
- メッセージ編集：送信後の修正に対応
- 送信取り消し：誤送信時にメッセージを消去可能
- Tapbackの完全サポート：iMessage同様のリアクション機能をシームレスに利用
これによりRCSはiMessageに一歩近づくことになります。ただし、実装はApple側だけでは完結せず、キャリア各社の対応が必須です。そのため展開は段階的になると予想されます。iMessageではすでに暗号化や返信、編集、送信取り消しに対応しており、RCSは“キャッチアップ”の段階にあるとも言えます。
3. パーソナライズされたSiri
次世代Siriは単なる音声アシスタントではなく、「パーソナルAI」に進化すると期待されています。具体的にはユーザーの過去の行動や画面に表示されている内容を理解し、アプリをまたいだ複雑なタスクも実行可能になると説明されています。
例えば、カレンダーから会議予定を拾い、メールの添付ファイルを参照しながら資料を開く、あるいは地図アプリで経路を表示しつつメッセージで共有する、といった流れを音声だけでこなせるようになる可能性があります。展開時期は来年春のiOS 26.4とされ、まずは米国での先行展開が見込まれています。
4. Weather via Satellite（衛星経由の天気）
Wi-Fiやセルラーの圏外でも、対応エリアであれば衛星経由で天気情報を取得できるとされる新機能です。iOS 26ベータのコードに「Weather via Satellite」に関する記述が見つかっていますが、正式にはまだ提供されていません。
仕組みとしては、緊急SOSや衛星経由メッセージと同様に、端末と衛星を直接つなぎ、最低限のデータパケットをやりとりして天気予報を取得する形が想定されます。登山やキャンプ、離島での利用シーンを考えると実用性は高く、日本での提供時期や対応範囲が注目されます。
背景や見通しはこちら：iOS 26ベータ版の衛星天気予報機能はまだ提供されていない
5. 新絵文字（Unicode 17.0）
春のiOS 26.4でUnicode 17.0に準拠した新絵文字が追加される予定です。毎年恒例となっている絵文字アップデートですが、今回は文化的多様性や日常生活の細かい場面を反映したアイコンが増えるとされています。チャットやSNSでの表現力を広げるアップデートで、若い世代を中心に注目度は高いでしょう。
日本向けの注意点
- Digital Passport：日本のパスポートは現時点で対象外です。米国ではTSAチェックポイントでの本人確認が進んでいますが、日本では出入国管理や国内線搭乗時にデジタルパスポートを提示する制度が存在しません。導入には法制度の整備や政府機関との連携が不可欠で、短期的に利用できる見込みは低いです。つまり日本のユーザーにとっては「米国出張や旅行時に恩恵を受けられる可能性がある」程度にとどまります。
- RCS強化：日本の3大キャリアはすでに独自のメッセージサービスやLINEが普及しているため、RCSの普及速度は米国より遅れると考えられます。RCSがエンドツーエンド暗号化や編集機能に対応することで国際的なやりとりは便利になりますが、国内利用では「LINE文化」が根強く残っているため、利用者がすぐに増えるわけではありません。ただし、企業からの通知や行政サービスで採用されれば、ビジネスシーンでは影響が大きい可能性があります。
- Weather via Satellite：日本は山岳地帯や離島が多く、災害時に通信が途絶するケースも少なくありません。この機能が実用化されれば、圏外でも気象情報を取得でき、防災や登山・釣り・キャンプなどのレジャーにおいて重要な役割を果たします。ただし衛星サービスは国ごとに提供条件が異なり、日本で利用可能になるまでには総務省の認可や通信事業者の調整が必要です。提供が遅れれば「米国では便利に使えるのに日本ではまだ」という状況が続くでしょう。
- パーソナライズSiri：英語圏から先行して展開されるため、日本語対応にはタイムラグが発生する可能性が高いです。日本語は文脈や敬語表現が複雑であり、オンスクリーン認識やアプリ横断操作を精度高くこなすには追加の学習が必要になります。したがって日本のユーザーは「数か月遅れで利用開始」または「機能限定版からのスタート」となることが予想されます。Apple Intelligenceと組み合わさった本格的な日本語サポートは、2026年以降にずれ込むかもしれません。
- 新絵文字：Unicode準拠のため、日本でも同時に利用可能になります。日常的なやりとりではLINEやSNSでの表現力が高まり、特に若い世代の間で浸透が早いと考えられます。日本特有の文化や食べ物を反映した絵文字が含まれる場合は話題になりやすく、ニュースやSNSでも拡散される可能性が高いでしょう。
まとめ
iOS 26.1〜26.4は、ハード面というよりも「日常体験を底上げする機能」が中心となりそうです。通信（RCS）、本人確認（Digital Passport）、AI活用（Siri）、オフグリッド体験（衛星天気）、表現力の拡張（新絵文字）と、多方面にわたって生活に直結する進化が見込まれます。ユーザーとしては、自分の利用環境でどの機能が有効になるのかを確認しながら、ベータ版や公式発表をチェックしておくことが重要です。
ではまた！
