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Appleを理解して翻訳する。それが「となりずむ」

M4に勝てない?最新Snapdragon X2 Plusのベンチで見えた現在地

Qualcomm(クアルコム)の「Snapdragon」ロゴが入ったチップを、布地の上に置いたクローズアップ画像。中央に青いダイ(チップコア)が見えている

✅この記事では、Qualcommの次世代ノートPC向けSoC「Snapdragon X2 Plus」が、Appleの「M4」と比べてどこまで戦えているのかを、PCMagのベンチマーク結果をもとに読み解きます。

どうも、となりです。

Windowsノートの世界で「Armでもいけるじゃん」と空気が変わり始めたのは、Snapdragon X Eliteあたりからですよね。静音・長時間駆動・十分な性能。この方向性はかなり魅力的で、Macに慣れた人ほど刺さりやすい。

ただ一方で、Apple Siliconが築いた「体感で速い」の壁は厚いです。実際、同じような価格帯を狙うチップ同士で比べるとどうなるのか。今回の比較は、そこがハッキリ見える内容でした。

要点まとめ:X2 Plusは“普及価格帯の主力”でもM4に届かず

  • Wccftechが、PCMagのテスト結果としてSnapdragon X2 PlusとM4の比較を紹介しています。
  • Snapdragon X2 Plusは「Snapdragon X Plus」の後継で、より手頃なWindowsノート向けを担うポジションとされています。
  • 掲載されたスコアでは、CPU/GPUの合計でほとんどの項目でM4が上回り、Snapdragon側が勝ったのはCinebench 2024のマルチコアのみでした。
  • 注意点として、Snapdragon X2 Plusは市販ノートではなく“リファレンスデザイン”でのテストで、市販品は少し遅くなる可能性がある、と説明されています。

ベンチ結果:勝っているのは「マルチの僅差」だけ

 

主なスコアは次の通りです(数値はPCMagのテストとして紹介されています)。

テスト Snapdragon X2 Plus M4 差の目安
Cinebench 2024(Single) 133 173 M4が約30%上
Cinebench 2024(Multi) 1,011 993 X2 Plusが約1.8%上
Geekbench 6(Single) 3,311 3,859 M4が約16%上
Geekbench 6(Multi) 14,940 15,093 M4が約1%上
3DMark Steel Nomad Light(GPU) 3,067 3,949 M4が約29%上
3DMark Solar Bay(GPU) 12,525 15,580 M4が約24%上

パッと見て印象的なのは、シングルコアとGPUで差が大きいこと。逆にマルチコアはかなり接戦で、「並列処理なら追いつける場面もある」という雰囲気です。

 

 

「リファレンスデザイン」って何?なぜ重要?

今回のSnapdragon側は、Qualcommが用意したリファレンスデザイン(開発用の標準機)で測られたとされています。ここ、地味に大事なんですよね。

というのも、市販ノートPCはメーカーごとに薄さ・静音・バッテリー重視の味付けが入ります。結果として、電力制限や冷却設計の都合で「ベンチが少し下がる」ことは珍しくありません。記事でも、市販品は少し遅くなる可能性に触れています。

なぜシングルコアで差が出るのか

ここはチップ設計の話になるので、断定は避けつつ「一般論」として書くと、シングルコアは体感の速さ(アプリ起動・UIレスポンス)に直結しやすい領域です。Apple Siliconは長年、シングルの伸び方が強い傾向があり、今回もその差が数字に出た形です。

また、GPU側で20%超の差がついている点も見逃せません。普段の作業が中心でも、OSの描画・動画処理・軽い3DなどでGPUは地味に効いてきます。ここが縮まらないと、「同じ快適さ」には届きにくいんですよね。

注目したいポイント:競争は「勝敗」より“市場の圧”が本質

ここ、ちょっと逆の見方もできます。

Snapdragon X2 Plusが「前年世代のM4」に勝ち切れないのは残念ですが、マルチコアが僅差まで来ているのは事実です。つまりQualcommは、Windowsノートの普及価格帯にArmの選択肢を増やし、市場側から「もっと良くしろ」という圧をかけ続ける段階に入った、とも言えます。

実際、QualcommはPCの姿そのものを揺さぶるような構想も語っていますし、方向性としては攻めています(たとえばAndroid PC構想とmacOS/Windowsの対比の話題は、その延長線上にあります)。勝てるかどうかだけじゃなく、競争が続くこと自体が面白い局面です。

ひとこと:ベンチは「未来」じゃなく「今の地面」

ベンチマークって、つい“未来予測”みたいに扱われがちなんですが、本質は「今の地面がどうなっているか」を測る道具だと思っています。今回の数字は、Arm Windowsが勢いを増しても、Apple Siliconの壁がまだ残っていることを静かに示しました。
ただ、壁が見えると、登り方も見えてくるんですよね。マルチが僅差まで来たなら、次はシングルとGPU。ここをどう詰めてくるのかで、Windowsノートの“選び方”が変わっていくはずです。

 

 

Redditの反応まとめ:数字より「体感」と「GPUの現実」が刺さっている

  • シングルコア性能=体感の壁
    「マルチで僅差の勝ちがあっても、普段の“キビキビ感”はシングルコアが支配する」という見方が多めです。ブラウザ起動やアプリの反応など、日常タスクに直結する領域でM4が大きく上回っている点が、心理的にも効いています。
  • 「コア数で稼ぐ」vs「1コアを強くする」
    Qualcommは並列で伸ばし、Appleは1つ1つのコアを太くして押し切る——という設計思想の違いに触れる声もありました。結果として、日常利用ではAppleの方向性が強い、という評価につながっています。
  • GPUとドライバーの差は、数字以上に厳しい
    3DMarkで20%超の差がついたことを受けて、「GPU性能そのもの」だけでなく「Windows on Armのドライバー成熟度」を問題視する意見が目立ちます。ゲームだけでなく、クリエイティブ系アプリのハードウェア加速でも差が出やすい、という指摘です。
  • “GPUが足を引っ張る”という見立て
    CPUが追いついても、GPUで差が開いたままだと動画編集やAI処理を期待する層はMacに流れ続ける——という、かなり現実的な見方もありました。いまのPC体験はCPU単体では決まらない、という空気感ですね。
  • ワットパフォーマンスへの疑念(リファレンス機の罠)
    今回の結果が“リファレンス機”由来である点に触れ、「そのスコアを出すためにどれだけ電力を使っているのかが本丸」という反応もあります。市販の薄型筐体では電力・熱の制約でスコアが落ち、差が広がる可能性がある——という慎重論です。
  • バッテリー優位が揺らぐ不安
    競合(Intelなど)が効率を改善している中で、Qualcommの強みだった“電池持ち”が絶対優位でなくなると、存在意義が問われるのでは——という声もありました。性能で負け、効率でも負ける展開は避けてほしい、というニュアンスです。
  • それでも「Windows on Armの普及」は歓迎
    厳しい意見が多い一方で、「M4と比較される時点で土俵に上がってきた証拠」「x86より動作がスムーズな場面は確かにある」という前向きな受け止めもあります。普及価格帯に降りてくること自体が朗報、という見方ですね。
  • 結局は価格次第、という現実的な落としどころ
    性能が近いなら“同価格でMacを選ぶ”という声が出やすい一方、もし700〜800ドル級で魅力的なWindowsノートが出るなら選択肢になる、という意見もあります。性能競争だけでなく、値付けで勝負が決まる可能性も示唆されています。

総評:海外の反応をまとめると、「最新世代なのに1年前のM4に勝てないのはなぜ?」が中心テーマです。そこにGPUの差リファレンス機(理想値)の注意点が重なり、数字以上に“体感の差”を意識する流れになっている印象です。

まとめ:X2 Plusは健闘、でも「体感の核」はまだM4が強い

  • 掲載スコアでは、シングルコアとGPUでM4が大きく優位でした。
  • マルチコアは接戦で、用途次第では差が目立たない可能性もあります。
  • Snapdragon側はリファレンス機の結果なので、市販品では数字が変わる余地があります。

この勝負、短距離走(ベンチ)だけで決まる話ではありません。とはいえ「日常の気持ちよさ」を作る部分で差が残っている以上、次の一手が問われそうです。あなたなら、マルチの僅差を「十分」と見るか、「まだ遠い」と見るか、どっちでしょう?

ではまた!

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  • Apple(アップル)

ベンチの数字を見て「じゃあMacBook Proにしておくか…」となった人向けの現実解です。普段の作業はもちろん、あとから重めの用途(写真編集・動画・仮想環境)に寄っても余裕が出やすいので、買い替えで失敗しにくい1台なんですよね。

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Source: Wccftech, PCMag