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Appleの「Home Hub」は約5万円?──2026年に登場する“家の中のSiri端末”とは

Appleが2026年に発売を予定している「Home Hub(ホームハブ)」

✅この記事では、Appleが2026年に発売を予定している「Home Hub(ホームハブ)」について、価格・仕様・背景をわかりやすく整理します。AI版Siriの登場や、家庭用ロボットへの展開もあわせて見ていきます。

 

どうも、となりです。

Bloombergの報道によると、Appleは2026年に「Home Hub」と呼ばれる新しいスマートディスプレイを発売する見込みです。見た目は小型のiPadのようで、家の中のデバイスをまとめて操作できる“家庭のコントロールセンター”になるそうです。

最新動向:7インチ画面のHome Hub、価格は約350ドル

このHome Hubには2つのタイプが用意されているとのこと。ひとつは壁掛けタイプ、もうひとつは卓上タイプです。後者は「スピーカー付きのHomePod mini」にディスプレイを付けたようなデザインとされています。

どちらのモデルにもFaceTimeカメラが搭載され、家族ごとに顔を認識して、アプリや設定を自動で切り替える仕組みを備えます。

価格はおよそ350ドル(約5万円)になる見通し。Amazon Echo Showなどに比べると高めですが、Appleらしくセキュリティやプライバシーの安心感を前面に出す方針のようです。

背景:Siriの進化が発売タイミングを左右

実はこのHome Hub、ハードウェア自体はすでに完成していたそうです。ただ、Appleが発売を延期した理由は、新しいAI版Siriの完成待ちだったとのこと。新しいSiriは2026年3月に登場予定で、それに合わせてHome Hubも発売される見込みです。

redditでは、次のような声が多く見られました。

  • 「まずSiriをちゃんと動かしてから出してほしい」
  • 「Siriが完成しないと、この製品は意味がない」
  • 「Apple社内ではChatGPT 4並みのSiriがすでに動いているらしい」

つまり、ユーザーの期待は「AI版Siriの完成=Home Hubの完成」。Appleが2026年を“再出発の年”に設定しているのも納得ですね。

今回のHome Hubは、まさに新しいSiriが中心に据えられる製品です。Appleは現在、ChatGPTのように会話できる次世代Siriの内部テストを進めており、これが完成することでようやく“Home Hubの頭脳”が動き出すと言われています。

 

 

製造体制:ベトナムでの生産に移行

もうひとつ注目すべきは、生産地の変化です。Appleは今回のHome Hubと、将来のロボット型デバイスをベトナムで製造する計画を進めています。パートナーは電気自動車でも有名なBYD。Appleとは以前からバッテリー開発で協力しており、今回は最終組立・テスト・出荷までを担当します。

Appleが新製品カテゴリーを最初から中国以外で製造するのは異例です。これは、リスク分散とグローバル生産体制の強化を意識した動きといえそうです。

未来展望:家庭用ロボットへ続く第一歩

さらにBloombergは、Appleが2027年に9インチディスプレイと可動アームを搭載した卓上ロボットを計画しているとも伝えています。画面が自動で動いてビデオ通話や作業支援を行う──そんな未来像です。

Home Hubはその前段階。つまり、家の中に“Appleの頭脳”を置く第一歩と言えます。Vision Proが「空間の中心」を目指すなら、Home Hubは「家庭の中心」を担う存在。将来的には、2つが連携する可能性もあるでしょう。

技術的背景:AIとSiriの融合で変わる家庭

Appleが開発を進める次世代Siriは、内部的には「Apple Intelligence」プロジェクトの一部とされています。Home Hubは、そのAIアシスタントを“見える形”で体験できる最初の製品になるかもしれません。

この流れはすでに、M5チップのAIアクセラレータや、AI対応カメラセンサーといった最新デバイスの動きにもつながっています。Apple全体が「AIで動くプロダクト」へシフトしているのがわかりますね。

 

 

まとめ:Home Hubは“家の中のSiri”になる

今回のHome Hubは、単なるスマートディスプレイというよりも、AIとSiriの融合を家庭に持ち込むデバイスです。価格は少し高めですが、もし新しいSiriが本当に賢くなるなら、納得できるかもしれません。

これからは、Vision Proが空間を、Home Hubが家庭を、iPhoneが日常をつなぐ。そんなAppleの世界観が少しずつ現実に近づいています。

ではまた!

 

 

Source: MacRumors, Bloomberg