
✅ この記事では、中国の大型連休(ナショナルデー・ゴールデンウィーク)期間中にXiaomiがAppleを抜いて販売台数トップに立ったというニュースをもとに、その背景とiPhoneの現地市場での今後をわかりやすく整理します。
どうも、となりです。
中国では9月末から10月初旬にかけて1週間の大型連休「ゴールデンウィーク」があります。この期間は、1年の中でもスマートフォンの販売が大きく動くタイミング。今年はその主役が変わりました。Xiaomi(シャオミ)がAppleを抜き、中国市場で首位を奪還したんです。
この記事では、「なぜこの時期に逆転が起きたのか」「それがiPhone 17シリーズにどう響くのか」を見ていきます。
中国の大型連休でXiaomiがトップに
現地の販売データによると、2025年9月29日〜10月5日のあいだ、Xiaomiが21.2%の市場シェアを獲得。Appleは16.3%で2位、以下Vivo(15.9%)、Oppo、Huaweiが続きました。
わずか1週間の出来事ですが、この期間の販売動向は年末商戦を占う“前哨戦”とも言われます。Appleが首位を譲ったという事実は、中国におけるiPhoneの勢いを測る上で重要な指標になりそうです。
勢いの源は「Xiaomi 17 Proシリーズ」
今回の快進撃を支えたのは、Xiaomi 17シリーズの上位モデル。販売開始から数日で累計100万台を突破し、前年同時期比で20%上回るペースとなりました。
とくに人気を集めたのが、背面にサブディスプレイ(背面スクリーン)を備えた「17 Pro」「17 Pro Max」。この背面画面は通知やカメラプレビューなどを表示できる独自仕様で、開発費だけで約10億元(約210億円)が投じられたとのことです。
同シリーズの販売動向については、iPhone 17との販売比較データでも詳しく整理されていますが、Proモデルが牽引している構図は明確です。Xiaomiの呂総裁は「真似したくても同額を投資できる企業は少ない」と自信をのぞかせています。
iPhoneの販売ペースと“ブランド維持力”
iPhoneも依然として2位をキープしており、販売が低迷しているわけではありません。むしろ、中国全体のスマートフォン販売が回復傾向にある中で、Appleは高価格帯を維持したまま存在感を保っています。
ただ、Xiaomiの「背面ディスプレイ+価格競争力」という新しい切り口は、中国市場特有の“機能での話題化”をうまく捉えています。Appleが採る“安定と洗練”の戦略とは対照的で、ここに勢いの差が生まれている印象です。
グローバル展開と日本への影響
Xiaomi 17シリーズのうち、Proモデルは当面中国限定で、グローバル展開は来年以降の予定です。つまり、日本や欧米のユーザーがこのデザインを目にするのは少し先。
一方で、Appleは年末に向けてiPhone 17シリーズの供給を安定化させつつ、中国国内での販促施策を強化しています。ここでどれだけシェアを取り戻せるかが、来年の「iPhone 18」世代への流れを決める鍵になりそうです。
まとめ:今回の動きをひとことで
「Xiaomiが“話題性の設計”で一歩先行、Appleは“ブランドの信頼”で守りに入る」という構図が見えてきました。
短期的にはXiaomiの勢いが目立ちますが、iPhoneの粘り強さも健在。Appleがどう巻き返すか、年末の販売データが注目です。
ではまた!
Source: GizmoChina