
✅この記事では、Apple WatchのトランシーバーアプリがwatchOS 27のベータ版から消えたこと、そしてこれが「静かな引退」なのかどうかを見ていきます。
- 要点まとめ:消えたのは事実、廃止と決まったわけではない
- アイコンもコントロールセンターも、まるごと消えた
- 8年ほぼ更新なし。静かな引退とみられる背景
- 海外の反応:消したことへの怒りと、作り直してほしい期待
- ひとこと:毎日使っていたなら、代わりを一つ試しておく
- まとめ:手首の上で、Appleが何を残すのか
どうも、となりです。
Apple Watchを使っていても、トランシーバーアプリを最後に開いたのがいつだったか、すぐには思い出せない人が多いかもしれません。手首をトントンして相手と短く声をやり取りする、あの黄色いアイコンです。一方で、家族や仕事の相方と毎日使っていた、という人もいます。そのアプリが、次期OSであるwatchOS 27の最初の開発者向けベータから、アイコン一覧にもコントロールセンターにも見当たらなくなりました。Appleからのアナウンスはなく、ただ静かに消えています。
要点まとめ:消えたのは事実、廃止と決まったわけではない
- watchOS 27の最初の開発者向けベータで、トランシーバー(Walkie-Talkie)アプリがアイコン一覧とコントロールセンターの両方から消えた
- 削除の理由はApple未発表。バグなのか、意図的な廃止なのかは現時点で不明
- 2018年のwatchOS 5で登場して以来、8回のメジャーアップデートを通じて大きな更新はほぼなかった
- FaceTimeの仕組みを使う機能で、いまはメッセージやFaceTimeオーディオで近いことができる
- パブリックベータは2026年7月、正式版は今秋の予定。正式版までに戻る可能性も、まだ完全には消えていない(未確定)
アイコンもコントロールセンターも、まるごと消えた
watchOS 27のベータ1を入れると、トランシーバーがアプリ一覧から消え、コントロールセンターのトグルもなくなります。再インストールする手段も、今のところ見当たらないという報告が出ています。ベータを入れた時点で、手首から完全にいなくなる、ということです。
ただ、Appleはこの削除について何も説明していません。watchOS 27はSiri刷新やAI健康予測といった新機能が話題の中心で、トランシーバーのような地味な機能の増減は、もともとリリースノートにも載りにくいところです。だからバグによる一時的な不在なのか、意図した撤去なのかは、まだ分かりません。
毎日使っていた人にとっては、ベータとはいえ落ち着かない消え方だと思います。手首だけで誰かとつながる、という体験はApple Watchならではのものだっただけに、その入口がふっと無くなると、ほかにどう代えればいいのかが気になります。
8年ほぼ更新なし。静かな引退とみられる背景
トランシーバーは2018年のwatchOS 5で加わりました。iPhoneを手に取らずに、手首から相手へ短い音声を送れる機能で、仕組みはFaceTimeのインフラを利用し、Wi-Fiかモバイル通信で声を届けます。便利そうに聞こえますが、その後の8回のメジャーアップデートで、機能そのものはほとんど変わっていません。
実際、つながらない、エラーが出る、という声は当時から少なくありませんでした。メッセージの音声入力やFaceTimeオーディオで近いことができるいま、専用アプリとしての出番は減っていた——そう並べてみると、今回の削除は唐突というより、長い放置の延長線に見えてきます。watchOS 27は心拍数や高血圧まわりの新機能が噂される一方で、古い通信アプリは静かに外れていく、という形です。
加えて、トランシーバーには過去があります。導入直後に、相手のマイクを通じて無断で盗み聞きできる脆弱性が見つかり、機能は一度止められました(watchOS 5.3で修正済み)。今回の削除がセキュリティ絡みかどうかは分かりませんが、使われていない機能を抱え続けるリスクを、Appleが手首の上で整理し始めたサイン、と見ることはできます。
海外の反応:消したことへの怒りと、作り直してほしい期待
反応は、機能そのものへの不満と、「買ったものを勝手に消すな」という怒りに割れています。中には、そもそもSeries 8やUltra 1がwatchOS 27のサポートから外れたことを逆手に取った、皮肉まじりの声も混じります。
Apple should be ashamed of themselves. Why remove features customers paid for? I smell a class action
恥を知るべきだ。なぜ顧客がお金を払った機能を削除するんだ。集団訴訟の匂いがする。
買った機能を消されることへの反発は、よく分かります。ただ、アプリやOSの機能が後から増減するのはソフトウェアでは珍しくなく、訴訟まで進むかは別の話です。それでも「自分が使っていた機能が、説明もなく消える」という感覚は、Apple Watchに限らず引っかかります。
Hopefully, they are just rebuilding the architecture of this app because it seemed to never work and I always had connectivity errors with it. It would be awesome if they rebuilt it and it worked really well.
このアプリのアーキテクチャを作り直しているだけならいいのですが。これまでまともに動いた試しがなく、いつも接続エラーが出ていたので。ちゃんと作り直されて、きちんと動くようになったら最高なんですけどね。
作り直してほしいという期待は、放置されてきた機能ならではの本音です。消えたこと自体より、つながらないまま長く放っておかれたことのほうが、使ってきた人には刺さっていたのかもしれません。
It's a good job my Apple Watch Ultra 1 isn't eligible for this update as we use it ALL the time.
うちのApple Watch Ultra 1がこのアップデートの対象外で良かったよ。この機能、四六時中使ってるからね。
アップデートできないことが、逆に救いになる——という皮肉です。毎日トランシーバーを使う人にとっては、watchOS 27へ上げないこと自体が、機能を守る手段になってしまう。消えるのを避けるためにOSを古いまま使う、というのは、本来あべこべな話です。
ひとこと:毎日使っていたなら、代わりを一つ試しておく
もし手首のトランシーバーを日常的に使っていたなら、いまのうちにメッセージの音声やFaceTimeオーディオで同じことができるか、一度試しておくと慌てずにすみます。正式版で戻るかどうかは、まだ分かりません。期待しすぎず、かといって完全になくなる前提でもなく、次のベータでアイコンが帰ってくるかを眺める——くらいの距離感がちょうどいいと思います。
まとめ:手首の上で、Appleが何を残すのか
トランシーバーの削除は、単独で見れば小さな出来事です。ただ、8年ほぼ放置された機能が静かに外れ、同じwatchOS 27でUltra 1のような端末がサポートから外れていく流れを並べると、Appleが手首の上の機能と端末を、思っていたより淡々と入れ替えていることが見えてきます。次に見ておきたいのは、正式版でトランシーバーが戻るのか、それともこのまま引退するのか。そして、自分のApple Watchが来年も同じ機能を使えるのか、です。
ではまた!
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手首から手軽に連絡を取りたい、という需要そのものは消えません。山やアウトドア、災害時など「電波がなくても確実に誰かへ届けたい」場面まで考えるなら、衛星経由で双方向メッセージとSOSを送れるこの手の専用機は、Apple側の都合で機能が消える心配がない選択肢です。
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