
✅ この記事では、SpotifyのプレイリストやライブラリをApple Musicへ移行する方法を整理し、仕組みや日本向けの注意点まで詳しく解説します。
どうも、となりです。
音楽ストリーミングサービスの時代、数百枚のCDやMP3ファイルをコピーしていた頃とは違い、サービス間の「乗り換え」もだいぶ楽になりました。いま注目されているのが、SpotifyからApple Musicへプレイリストをそのまま移行できる機能です。Apple公式アプリに「他サービスから音楽を移行」というメニューが追加され、外部サービスSongShiftを通じて、Spotifyのデータを数クリックでコピーできるようになりました。
Spotifyからの移行方法
iPhoneやiPadで移行する場合、設定アプリから「アプリ > ミュージック > 他サービスから音楽を移行」を選択。Apple MusicアプリのAndroid版では、ホーム画面右上のメニューから同様のオプションにアクセスできます。ここで「Spotify」を選び、Spotifyのアカウントにログインして許可を与えると、プレイリスト一覧が表示され、移行したい楽曲やアルバムを指定して「ライブラリに追加」を押すだけです。
Apple MusicのWeb版にも同じ仕組みがあり、右上のアバターから「音楽を移行」を選べば、Spotify以外にもAmazon MusicやYouTubeなど主要サービスが並びます。どのサービスも基本的な流れは同じで、ログイン → 権限付与 → 移行対象選択 → ライブラリ追加、という手順です。詳しい提供範囲については、Apple Musicインポートツール世界展開の記事でも整理しています。
補足|移行の限界とレビュー機能
考察:便利になったとはいえ、移行が完全にシームレスとは限りません。Spotifyに存在するライブ盤や独自音源がApple Musicにない場合、近い楽曲に置き換えられたり、レビュー対象として30日間保留されます。ユーザーはその間に代替候補を承認または却下する必要があります。
考察:また、移行作業の速度や制限は楽曲数によって左右されます。数百曲規模のプレイリストでも数分〜数十分かかることがあり、大規模なライブラリ移行では時間に余裕を持つ必要があります。
他の音楽サービスからも移行可能
SongShiftはSpotifyとApple Musicだけでなく、Amazon Music、YouTube Music、Tidal、Pandoraなど複数のサービスに対応しています。iOSアプリとして独立提供もされており、月額7ドルのPro版では「無制限転送」「高速処理」「自動更新同期」などが利用可能です。
類似サービスとして、TuneMyMusic(Web対応、月額5.5ドル)やSoundiiz(Web+Android、月額5ドル)もあります。これらも同様にフリーミアムモデルを採用し、無料版では曲数や転送速度に制限があります。ユーザーは自分の利用スタイルに合わせて選ぶことができます。
日本向けの注意点
Apple Musicの「他サービスから移行」機能は、グローバル提供ですが、日本でも同様に利用できます。ただし、Spotifyのアカウントが日本リージョンか海外リージョンかによって、一部楽曲の権利処理に差が出ることがあります。
また、日本国内の格安SIM利用者やiTunesカード課金ユーザーにとっては、Apple Oneバンドル(月額制)との兼ね合いが注意点です。すでにApple Oneを利用している場合、移行後の音楽が統合されるため料金は変わりませんが、Apple Music単体契約のユーザーは移行を機にプラン見直しを検討する余地があります。
となりの結論
SpotifyからApple Musicへの移行は、かつての「手作業コピー」とは比較にならないほど簡単になりました。SongShiftをはじめとする仕組みにより、数クリックでライブラリを持ち越せる環境が整っています。日本のユーザーも、サービス選択の自由度が広がったいま、自分の音楽ライフに合ったプラットフォームを選ぶタイミングといえるでしょう。
ではまた!