となりずむ

Appleを理解して翻訳する。それが「t0nAr1sm(となりずむ)」

Gemini搭載の新生Siriで何が変わる?期待の新機能を予測

Gemini搭載の新しいSiriをイメージしたiPhone画面。iOS 27で噂されるApple Intelligenceの検索・音声入力・AI操作機能を示すコンセプト画像

✅この記事では、GoogleのGeminiを使う新しいSiriで、iOS 27の操作や音声入力、アプリ連携がどう変わりそうかを整理します。

どうも、となりです。

Siriの話って、ここ数年ずっと「今度こそ賢くなるの?」という空気がありましたよね。

今回おもしろいのは、Appleが自社モデルだけで押し切るのではなく、GoogleのGeminiを新しいSiriやApple Intelligenceの一部に使うと認めたことです。9to5Macのベン・ラブジョイ(Ben Lovejoy)氏は、GoogleがAndroid向けに見せたGemini機能から、Apple版Siriにも来そうな機能を整理しています。

ここで見たいのは、「SiriがChatGPTっぽくなるか」だけではありません。むしろ主役は、Siriがメール、カレンダー、写真、メモ、画面上の情報を読んで、操作の途中まで進められるかです。そこまで行くと、Siriはおまけの音声アシスタントではなく、iPhone全体を動かす入口に近づきます。

要点まとめ:Gemini搭載Siriで見えてきた変化

  • Appleは2026年1月、GoogleのGeminiモデルを新しいSiriやApple Intelligence機能に使う方針を認めました。
  • Apple版の新Siriは、Mail、Calendar、Photos、NotesなどのApple製アプリの情報を使って、より個人に合った回答を返すと見られます。
  • GoogleがAndroid向けに見せたタスク自動化、画面・画像コンテキスト、オートフィル、AI音声入力は、新Siriのヒントになります。
  • iOS 27では、システム全体で使える検索ジェスチャーを含む「完全に再構築された」Siriが報じられています。
  • 生成UIやカスタムウィジェットのような機能がiOS 27に入るかは未発表で、現時点では期待止まりです。
Gemini搭載Siriのポイントは、Siriが単に賢い返事をすることではなく、iPhoneの中にある情報を使って操作へ踏み込めるかどうかです。便利さの話であると同時に、どこまで任せるかをAppleがどう見せるかの話でもあります。

 

 

確定しているのは、GoogleのGeminiがSiriの基盤になること

まず分けておきたいのは、確定している部分と、まだ予想の部分です。

Appleは2026年1月、Googleの技術がApple Foundation Modelsにとって有力な基盤になると判断した、という趣旨の声明を出しています。Google側も、次世代のApple Foundation ModelsがGeminiモデルとGoogleのクラウド技術をベースにする複数年協業だと説明しています。

ただし、これを「iPhoneの中身がGoogle化する」と見るのは早いです。9to5Macが紹介したGoogleの説明では、Apple Intelligenceは引き続きAppleデバイスとPrivate Cloud Computeで動き、Appleのプライバシー基準を保つとされています。ここはかなり大事です。Geminiのモデルを使うことと、GoogleアプリとしてGeminiをiPhoneに載せることは別の話なんですよね。

Appleにとっては、自社モデルの完成を待ち続けるより、強い基盤モデルを取り込み、その上でSiriらしい体験に作り直すほうが現実的だったのだと思います。Apple Intelligenceの全体像は、Apple Intelligence完全ガイドでも整理していますが、Appleの強みはモデル名そのものより、OS、アプリ、端末内データの扱い方にあります。

新Siriの本命は、質問への回答よりアプリをまたいだ操作

GoogleのGemini Personal Intelligenceは、Gmail、Calendar、Drive、Google Photos、YouTube履歴、検索、Shopping、Mapsなどの情報を使って、回答を個人向けに調整します。

Apple版で考えると、対象はMail、Calendar、Photos、Notesあたりになると見られます。たとえば、メールにある予約情報、写真に写っているもの、メモに残した買い物リスト、カレンダーの空き時間をSiriがまとめて見られるようになる。ここまで来ると、Siriへの頼み方が変わります。

GoogleがAndroid向けに示した例では、メモアプリの長い買い物リストを見ながらGeminiに頼むと、配達用のショッピングカートを作るところまで進められるとされています。Apple版で同じことがそのまま来るとは限りません。でも方向性は見えます。新しいSiriの価値は、「答える」より「アプリをまたいで作業を短くする」ところに出るはずです。

ここは便利です。買い物リスト、予定調整、写真検索、メールの確認を、毎回アプリごとに開かなくてよくなる可能性があります。ただ、購入や予約のようにお金や予定へ触れる作業では、最後の確認画面をどれだけ分かりやすく見せるかが大事になります。AIが先回りするほど、使う側は「いま何を見て、何を決めようとしているのか」を知りたくなります。

音声入力と検索入口は、毎日のSiriの触り方を変えそう

Geminiを使った音声入力も、地味に大きい変更候補です。GoogleはGboardのRamblerアップグレードとして、話し言葉に混ざるフィラー、一時停止、繰り返し、言い直しを取り除き、入力文を整える機能を示しています。

音声入力は、認識精度だけでは使い勝手が決まりません。人は普通に話すと、「えー」「あの」「やっぱり」みたいな言い直しを入れます。今の音声入力だと、そのまま文字になってしまうことがありますよね。Gemini型の音声入力がSiriに入るなら、話した内容をそのまま起こすのではなく、送れる文章へ整える方向に進みます。

もうひとつの注目は、iOS 27で報じられているシステム共通の検索ジェスチャーです。9to5Macは、画面上部中央からスワイプして「Search or Ask」のような入口を呼び出し、SiriやChatGPT、Geminiのような外部サービスを切り替えられる可能性を伝えています。

これが実現すると、Siriはホーム画面やサイドボタンの中だけにいる存在ではなくなります。Safariを見ているとき、写真を見ているとき、メモを書いているときに、その場で検索や質問、操作へ入れる。iOS 27のSiri刷新は、音声アシスタントの性能比較より、iPhoneの操作入口を作り替える話として見たほうが近いです。

生成UIやカメラ刷新は、期待と未発表を分けて見る

ラブジョイ氏が期待している機能として、生成UIがあります。Androidでは、WebやGoogleアプリの情報をもとに、ホーム画面ウィジェットやWear OSのTilesを作る方向が示されました。

Apple版で考えると、たとえば予定、天気、写真、メール、リマインダーの情報から、その日だけ役立つ小さな表示を作るようなイメージです。これはApple WatchのスマートスタックやiPhoneのウィジェットとも相性がよさそうです。

ただし、ここはまだ未発表です。iOS 27に生成UIが入るか、日本語環境でどこまで使えるか、日本向けアプリの情報まで自然に扱えるかは分かっていません。期待はできますが、記事の中心に置けるほどの確定情報ではありません。

iOS 27では、カメラアプリの完全カスタマイズや、Liquid Glassデザインの簡素化も報じられています。カメラの上部コントロールを自分で選ぶ、Safariや天気アプリの表示が変わる、といった話です。Siriとは別のUI改善に見えますが、同じ方向を向いています。AppleはAIだけでなく、触る場所そのものを整理し直そうとしているように見えます。

海外の反応:Geminiで賢くなる期待とGoogleへの警戒が同時に出ている

元記事のコメント欄は0件でしたが、AppleとGoogleのGemini協業そのものには、海外でも期待と警戒がはっきり出ています。

This looks to be similar to the strategy Apple used with chip design. First Intel then bring it in house, then Qualcomm, then bring it in house, then N1 etc. Use Gemini, refine, modify, integrate, then eventually bring in-house.

これはAppleがチップ設計で使った戦略に似ている。最初はIntel、やがて内製化。Qualcommも同じ。Geminiを使い、磨き、修正し、統合して、最終的には内製化するのだろう。

9to5Mac

現実的な期待:この見方は、Appleらしさをよく捉えています。Appleは外部技術を使わない会社ではありません。大事なのは、外部の力を借りたあと、体験の主導権をどこまでApple側に戻せるかです。

I’d much rather have a useless Siri than Google’s AI on my iPhone. Yes, they claim Google won’t have access to our data. Sure.

GoogleのAIがiPhoneに入るくらいなら、役に立たないSiriのほうがまだいい。Googleはデータにアクセスしないと言っているけれど、本当にそうかな。

Reddit

プライバシーへの不信感:これはかなり素直な反応です。AppleがPrivate Cloud Computeを強調しても、「Google」という名前だけで身構える人はいます。Siriが個人情報を扱うほど、Appleは技術仕様だけでなく、設定画面や確認画面でも安心感を返す必要があります。

I actually don’t doubt that Google would not have access for anything other than support cases. Apple is getting a license to the model and if they run it from their private cloud they can absolutely control whether it sends data to google.

サポート対応以外でGoogleがアクセスしないという話は、疑っていない。Appleがモデルのライセンスを受け、自社のプライベートクラウドで動かすなら、Googleにデータを送るかどうかはAppleが制御できる。

Reddit

仕組みを見た評価:こちらは、モデル提供とデータ共有を分けて見ています。新Siriを理解するうえでは、この分け方がかなり大切です。Geminiの能力を借りることと、個人データをGoogleのサービスへそのまま渡すことは同じではありません。

Really hoping this can be disabled. I moved to apple to get away from google...

これを無効にできることを本当に願っている。Googleから離れたくてAppleに移ったのだから。

Reddit

設定で選びたい声:ここも現実的です。新Siriがどれだけ便利でも、Google由来のAIを使いたくない人はいます。Appleが外部AIモデルの選択やオフ設定をどこまで分かりやすく用意するかで、受け止め方は変わってきます。

ひとこと:Siriは、賢さより任せ方が問われる段階に入った

今回の話でいちばん大きいのは、Siriの比較軸が変わることです。

これまでは「Siriは質問にちゃんと答えられるか」「ChatGPTやGeminiより賢いか」という見方になりがちでした。でも、iPhoneの中で本当に価値が出るのは、単発の雑談ではありません。予定、メール、写真、メモ、Webページ、画面上の情報を見て、次の操作へ進めることです。

そのぶん、怖さもあります。買い物リストからカートを作る。フォームを埋める。予定を探す。音声入力を整える。ひとつひとつは便利ですが、全部つながると、Siriが触れる情報の範囲は一気に広がります。

ぼくは、Appleがここで勝てるかどうかは、AIモデルの名前よりも、最後の確認をどれだけ人間側に返せるかにかかっていると思います。Siriが作業を進めても、決める瞬間だけは分かりやすく止まる。Appleらしさが出るなら、そこです。

まとめ:iOS 27のSiriは、AIアプリではなく操作入口の刷新になりそう

AppleがGeminiを採用したことで、新しいSiriはかなり現実味を帯びてきました。自社モデルの完成を待つだけでなく、Googleの強い基盤モデルを使いながら、Appleのアプリ、端末、Private Cloud Computeの中で体験を作る方向です。

期待できるのは、個人情報を踏まえた回答、アプリ横断のタスク自動化、画面や画像コンテキスト、AI音声入力、システム全体の検索入口です。どれも、Siriを「呼び出して質問するもの」から、「今見ているものの上で作業を進めるもの」へ近づけます。

一方で、生成UI、具体的な提供時期、日本語対応、日本向けアプリとの連携範囲はまだ分かっていません。iOS 27でどこまで入るかは、WWDCや正式発表を待つ必要があります。

Siriがようやく本気を出す、というより、iPhoneの操作入口がAI前提で作り直される。今回のGemini搭載Siriは、次の発表を見るための前提になります。

ではまた!

Apple AirPods 4 ワイヤレスイヤホン、Bluetooth5.3、パーソナライズされた空間オーディオ、耐汗耐水性能、USB-C 充電ケース、H2 チップ、最大30時間のバッテリー駆動時間、iPhoneで簡単に設定

Apple AirPods 4 ワイヤレスイヤホン、Bluetooth5.3、パーソナライズされた空間オーディオ、耐汗耐水性能、USB-C 充電ケース、H2 チップ、最大30時間のバッテリー駆動時間、iPhoneで簡単に設定

  • Apple

新Siriの本命はまだこれからですが、音声入力やSiri呼び出しを日常的に使うなら、マイク付きイヤホンの使い勝手は意外と大事です。AirPods 4は、iPhoneとの接続や音声操作を自然に試しやすい定番です。

Amazon

Source: 9to5Mac① / 9to5Mac② / 9to5Mac③ / 9to5Google / 9to5Mac④ / 9to5Mac⑤ / 9to5Mac⑥ / Reddit① / Reddit②