
✅この記事では、iOS 27からvisionOS 27まで一斉に届いたBeta 3で何が変わったのか、とくにSiriの音声調整とApple Watch対応を中心に整理します。
- 要点まとめ:Beta 3で何が動いたか
- iOS 27からvisionOS 27まで、一斉に届いたBeta 3
- iOSの目玉:Siriの声を自分好みに調整できる
- Siriが手首に降りてきた。ただし、そばのiPhoneが条件
- watchOS 27のヘルス:更年期の兆候に気づく通知
- macOS 27 Golden Gate:新しい壁紙と、Macにも来たSiri
- visionOSとtvOSの、静かだけど生活に近い変化
- 海外の反応:賢くなった手応えと、ベータの引っかかり
- ひとこと:Siriが「設定して連携する」相手になってきた
- まとめ:正式版と日本語対応が、見きわめどころ
どうも、となりです。
また各OSのベータが更新されました。「3回目か」で流したくなるところですが、今回のBeta 3はちょっと中身が濃いです。動いたのはSiri周りで、iPhoneでは声そのものを自分好みにいじれるようになって、Apple Watchには専用のSiriアプリまで降りてきました。
開発者向けのベータなので、まだ普段のiPhoneに入れる話ではありません。ただ、Appleが「新しいSiri」をどこまで日々の操作に落とし込む気なのか、今回でだいぶ見えてきました。順に見ていきます。
要点まとめ:Beta 3で何が動いたか
- iOS 27/iPadOS 27/macOS 27(Golden Gate)/watchOS 27/tvOS 27/visionOS 27の各Beta 3が、2026年7月6日(米国時間)に開発者向けへ配信
- iOSの目玉は、Siriの声を調整するPace(速さ)とExpressivity(抑揚)のスライダー
- Apple Watchに専用の「Siri」アプリが登場。ただし賢いSiriを使うには、ペアのiPhoneがApple Intelligence対応(iPhone 15 Pro以降)であることが前提
- watchOS 27のヘルスに更年期の兆候を知らせる通知(40歳以上が対象)、macOS 27にはゴールデンゲートブリッジの新壁紙
- Ultra 3は今回のBeta 3では対象外。一般向けのパブリックベータは2026年7月中に始まる予定
iOS 27からvisionOS 27まで、一斉に届いたBeta 3
まず全体像から。Appleは2026年7月6日(米国時間)に、iOS 27、iPadOS 27、macOS 27(Golden Gate)、watchOS 27、tvOS 27、visionOS 27のBeta 3をまとめて出しました。MacRumorsや9to5Macが同じ日に一通り伝えています。前のBeta 2から2週間ほどで、ペースはいつもどおりですね。Appleも各OSの新機能を並べた公式のプレビューページを出しているので、まず全体をざっと眺めたいならそこが手っ取り早いです。
で、気になる人が多いのは「いつ自分も触れるか」だと思います。一般向けのパブリックベータは2026年7月中に始まる予定と報じられています。今はまだ開発者向けなので、メインのiPhoneに入れるのはもう少し待ち、くらいの距離感で見ておくといいです。iOS 27そのものの新機能をざっと押さえたい人は、iOS 27でiPhoneが変わる12の新機能まとめに対応機種やAIの線引きまで整理してあります。
あと、今回のベータは容量が大きめです。海外では「17 Pro Maxで15GB超えだった」なんて声も出ていて、ダウンロードには空きと時間をそれなりに見ておいたほうがよさそうです。この話は後半でもう一度出てきます。
iOSの目玉:Siriの声を自分好みに調整できる

いちばん分かりやすい追加が、Siriの声を細かく調整するスライダーです。設定にPace(速さ)とExpressivity(抑揚)の2本が増えていて、しゃべるスピードと、感情のこもり具合を自分で動かせます。声のタイプ(American など)も選べて、画面には「この声はSiri、マップ、Safariで聞こえます」と書かれています。9to5MacやAppleInsiderが実機の画面つきで伝えています。読み上げやマップの案内で毎日耳にする声なので、ちょっと速くしたい、もう少し落ち着かせたい、みたいな好みを反映できるのは、地味に生活へ近い変化です。
New on iOS 27 beta 3: Customize Your Siri Voice pic.twitter.com/e8y3LRHNcI
— Aaron (@aaronp613) July 6, 2026
投稿は「iOS 27 beta 3の新機能:Siriの声をカスタマイズ」という短いもので、実際の設定画面が映っています。声をいじれる、という一点だけ見ると小さな話です。ただ、その裏にあるのはSiri AI(AIで賢くなった新しいSiri)と呼ばれる刷新です。この名前は媒体が付けたものではなく、Apple公式が「Siri AI」と紹介していて、Apple Intelligenceで動く、より会話的なアシスタントだと位置づけています。back-and-forthの会話ができて、世界の一般知識に加えて自分の個人データも見て、画面に映っているものまで認識して答える。ここまで来たSiriだから、声色にまで手を入れられるようにした——そう考えると筋が通ります。Siriアプリ自体の作り直し(長押しでChatGPTへ切り替えられる話など)はiOS 27でSiriアプリが刷新された話でも扱っています。
ひとつ正直に言っておくと、日本語でいつ使えるのかは、今回のベータからははっきり読み取れません。Apple公式のOS新機能ページには「Siri AIは今年後半に英語で登場」と書かれていて、まずは英語から。日本語の時期は明示されていないので、そこは未確認、くらいの構えで待つのが正直なところです。
Siriが手首に降りてきた。ただし、そばのiPhoneが条件

今度はApple Watchです。watchOS 27 Beta 3で、手首に専用の「Siri」アプリが加わりました。Digital Crownを押して開くアプリ一覧(Dynamic app grid)の真ん中に置かれていて、手首から直接、賢くなったSiriへ話しかけられます。Siriのおすすめアプリを前に出すグリッドや、前より的確になったSmart Stackの提案も入っています。
ただ、ここに条件があります。MacRumorsによると、Apple Watch上のSiri AIは、ペアにしているiPhoneがApple Intelligence対応(iPhone 15 Pro以降)であることが前提です。つまり、手首のSiriが賢くなるかどうかは、Apple Watchの機種というより隣にあるiPhoneで決まります。ここ、勘違いしやすいので先に押さえておきたいところです。
実際、海外のフォーラムには「iPhoneが数部屋離れていても、時計だけでレシピを作ってリマインダーとメモに振り分けてくれた」という報告も出ています(これは後半で)。ペアのiPhoneと通信できていれば、手元になくても動く、というのが今の実力みたいです。逆に言えば、iPhoneと完全に切り離しては使えません。同じwatchOS 27でもWorkout Buddy(ワークアウトの相棒)のほうはiPhoneが近くになくても動くようになったので、機能ごとに独立の度合いが違うのは分けて覚えておくといいです。
で、対応機種の話も避けて通れません。watchOS 27は対応モデルを絞っていて、すでに5つのモデルが外れています。理由をAppleが説明した経緯はwatchOS 27が多数のモデルを対象外にした理由にまとめました。おまけに今回のBeta 3は、いちばん新しいはずのApple Watch Ultra 3が対象から外れています。実はBeta 2でもUltra 3だけ最初は見送られて、2日遅れで配信された経緯があるので、今回もあとから届くのかもしれません。新しいから真っ先に、とはいかないのがベータですね。
watchOS 27のヘルス:更年期の兆候に気づく通知

健康まわりも動いています。目を引くのは、ヘルスケアのCycle Tracking(周期記録)に、更年期(ペリメノーパズ)の兆候を知らせる通知が入ったこと。記録した周期のパターンから、更年期の始まりを示すような変化が見えたときに知らせて、関連する症状の記録や学びの情報につなげてくれます。
ここは言葉を丁寧に扱いたいところです。Appleの注記だと、この通知は40歳以上が対象で、更年期の診断・経過観察・治療に代わるものではないとはっきり書いてあります。あくまで「気づくきっかけ」で、医療の判断そのものではない。9to5Macが具体的な文言まで伝えています。
もうひとつ、さっきのWorkout Buddyも進化しています。iPhoneが近くになくても動くようになって、距離やペース、時間の伸びといったインサイトも増えました。去年のwatchOS 26で出たAIコーチが、1年で手首側だけでけっこう完結する方向へ寄ってきた印象です。
macOS 27 Golden Gate:新しい壁紙と、Macにも来たSiri

Macも同じ流れの中にいます。macOS 27はコードネームが「Golden Gate」で、Beta 3では賢くなったSiriがMac上でも質問に文章と画像で答えている様子が見えます。iPhoneでもApple Watchでも、そしてMacでも同じSiriが同じ顔で動く。この統一感が、今回の全OS更新の背骨だと感じます。
見た目の楽しみもあります。コードネームにちなんで、ゴールデンゲートブリッジをテーマにした新しい壁紙とスクリーンセーバーが追加されました。夕景の「Sunset」と、夜の「Night」の2種類です。


機能として大きな変化ではありません。ただ、コードネームを壁紙で遊ぶこういう細部は素直に好きで、ぼくは見ていて楽しかったです。9to5Macが全体像を伝えています。
visionOSとtvOSの、静かだけど生活に近い変化

Vision Proはどうでしょう。visionOS 27 Beta 3ではアプリのウィンドウの角の丸みを調整できるようになりました。空間に浮かぶウィンドウを少し湾曲させて、視界になじませる。空間ならではの調整です。ほかにも、アイスランドのThórsmörk(ソルスモルク)という新しい環境が加わったり、パノラマ写真を背景として空間に広げられるようになったり、コントロールセンターが整理し直されたり。MacRumorsがまとめています。
Apple TVのtvOS 27 Beta 3も、地味に生活寄りです。MacRumorsによると、Podcastアプリのデザイン刷新に加えて、文字を大きくするオプション、コントロールセンターの反応の速さ、設定でのAppleCare加入状況の表示なんかが入りました。テレビは家族みんなが見るものなので、文字を大きくできるのは意外と多くの家で助かるはずです。
海外の反応:賢くなった手応えと、ベータの引っかかり
配信直後の開発者やユーザーからは、賢くなったSiriを実際に動かした手応えと、ベータならではの引っかかりの両方が出ています。
The new Siri really is an ai assistant now, it can tell me what's on my screen, it can search for vaguely described emails given folders, remembers context across the conversation, can chain together actions across multiple apps, etc.
新しいSiriは本当にAIアシスタントになった。画面に何が映っているか教えてくれるし、フォルダを指定すればあいまいな説明のメールも探してくれる。会話の文脈も覚えているし、複数のアプリをまたいで操作をつなげられる。
これ、前のSiriを知っている人ほど響きます。「画面を読む」「あいまいなメールを探す」「文脈を覚える」「アプリをまたいで動く」。今回のSiri AIが目指しているものが、そのまま手元で動いたという報告です。ずっとSiriに物足りなさを感じてきた人ほど、この一言は重いはずです。
and then i asked it to both add ingredients to my reminders based groceries list as well as add the recipe to notes, and it did it. all from my watch. my phone is several rooms over. impressed.
そのあと、材料をリマインダーの買い物リストに追加して、レシピはメモに保存して、と頼んだら、ちゃんとやってくれた。全部この時計だけで。iPhoneは何部屋か離れたところにあるのに。驚いた。
手首だけで、ちゃんと片づいています。iPhoneが数部屋離れていても動いた、というのが、さっきの「ペアのiPhoneが条件」とちょうど噛み合っています。手元になくても、通信できていれば頼める。この距離感が普段づかいでどれだけ楽になるか、正式版が楽しみになる報告です。
Holy moly, on my 17 Pro Max it's over 15 gigs, 14.5 on my M5 iPad Pro. I don't think I've ever seen one this large before.
うわ、17 Pro Maxで15GB超、M5 iPad Proでも14.5GBある。こんなに大きいのは見たことがない気がする。
容量、やっぱり大きいです。冒頭でも触れたとおり、今回のベータはいつもより大きめ。試す予定の人は、空きとWi-Fiを先に整えておくと、ダウンロードで待たされてやきもきせずに済みます。
Anyone else have the issue on both Betas 1 and 2 where if you tap a text notification, it won’t allow you to access the keyboard unless you back out and reenter the conversation? It does it for me on all messaging apps.
ベータ1でも2でも、テキストの通知をタップすると、いったん戻ってから会話を開き直さないとキーボードが出せない症状がある人、他にいませんか。自分はすべてのメッセージ系アプリで起きます。
もちろん、ベータの引っかかりもあります。賢くなった話の裏で、通知からキーボードが出ない、みたいな細かい不具合は続いています。ベータはこういうのを見つけて直していく段階なので、メインのデバイスに入れるのはまだ早いな、という判断材料として読んでおきたい声です。
ひとこと:Siriが「設定して連携する」相手になってきた
今回いちばん感じたのは、Siriが「呼びかける相手」から「設定して連携する相手」に変わってきたことです。声の速さや抑揚を自分で決められて、手首からでもアプリをまたいで用事を片づけてくれる。数年前のSiriを思うと、ずいぶん遠くまで来たなと思います。
ただ、その賢さの多くがペアのiPhone側に乗っているのは、期待とセットで覚えておきたいところです。Apple Watchを新しくしても、隣のiPhoneがApple Intelligence対応じゃなければ手首のSiriは賢くならない。ここが今のAppleのAIの、いちばん現実的な線引きです。
まとめ:正式版と日本語対応が、見きわめどころ
Beta 3で見えたのは、AppleがSiriを本気で全デバイスに広げにきていることと、その体験がまだ「ペアのiPhone次第」で成り立っていること。iPhoneでは声の調整、Apple Watchでは専用アプリ、Macでも同じSiri、visionOSやtvOSでも細部の底上げ。バラバラに見えて、Siriを軸に一本つながっています。
今の段階で確認できるのは2つ。自分のiPhoneがApple Intelligence対応か、そしてApple Watchが対応モデルに入っているか。この2つが揃っていれば、秋の正式版で手首のSiriを一番おいしく使える側になります。あとは、日本語でいつ、どこまで使えるようになるか。ここが正式版に向けた最大の見きわめどころになりそうです。
ではまた!
手首のSiriを使うにはApple WatchとiPhoneがどちらも元気でいてほしいところ。iPhoneとApple Watch、イヤホンをまとめて置ける3-in-1なら、寝る前にひとまとめにして翌朝から気持ちよく使えます。
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