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OnePlusが「OxygenOS 16」を発表──iOSそっくりの新デザインとApple Watch対応の衝撃

OxygenOS 16

✅この記事では、OnePlusが発表した「OxygenOS 16」の特徴を整理します。
ポイントは、まるでiOSのような新デザインと、Apple Watchとの直接連携を実現したこと。 Android陣営の動きとしても注目度が高い発表です。

どうも、となりです。

Androidスマホの中でも、OnePlusって“ちょっと変わった存在”なんですよね。 ハイエンドなのに遊び心があるというか。 そんなOnePlusが、ついにOxygenOS 16を正式発表しました。

最新動向:OxygenOS 16、見た目はまるでiOS

新バージョンのOxygenOS 16は、デザインを大幅に刷新。 メニューや通知センターは、まるでLiquid Glassに到達する前の、まだ完成しきっていないiOSのようです

コントロールセンターの丸いスライダーや、カテゴリーで整理できるアプリドロワーなど、どこかで見たことのあるUIがずらり。 天気アプリなんて、もう「どっちがどっち?」っていうレベルなんです。

ここで思い出すのが、iOS 26で導入されたアプリアイコンの刷新。 Apple自身がデザインを“やわらかく、透けるように”変えた流れがあります。 その背景については、こちらの記事で詳しく解説しています。

機能の目玉:まさかの「Apple Watch連携」

まず前提から。Apple Watchは公式にはiPhone専用で、初期設定(ペアリング)やOSアップデート、アプリの追加、Apple PayなどはiPhoneが必要です。Androidスマホに“完全対応”したわけではありません。

今回のOxygenOS 16で話題になっているのは、OnePlusの健康管理アプリ「OHealth」経由でApple Watchと“つながる”という部分。メーカーの説明では、通知の受け取り・メッセージの確認・ワークアウト記録の同期・通話のやり取りができるとされています。ただしこれは公式の完全ペアリングではなく、あくまで限定的なデータ連携のニュアンスです。

できること(公表ベース)

  • 通知のミラー表示:Watchで受けた通知をOHealth側で扱える可能性。
  • メッセージの確認:内容の閲覧レベル(返信まで可能か)は未詳。
  • ワークアウト/ヘルス記録の同期:運動データの取り込みに対応と案内。
  • 通話のやり取り:Bluetooth経由での通話ハンドオフに対応と説明。

できない/対象外と見られること

  • 初期セットアップやOS更新:引き続きiPhoneが必要です。
  • App StoreからのWatchアプリ追加・管理:Android単体では不可。
  • Apple Pay / Suicaなどのウォレット機能:Appleの公式枠外。
  • iMessage連携:AndroidではiMessage自体が使えません。
  • バックアップや詳細設定:Watchアプリ(iPhone)で行う領域は不可。

もうひとつ大事な点。これはAppleが認証した公式仕様ではありません。そのため、将来のwatchOS/iOS側のアップデートで動作が制限・停止される可能性があります。ここは期待値を上げすぎないほうが安心です。

イメージとしては、Apple WatchをAndroidで“全部使える”ようにするのではなく、いくつかの基本機能を橋渡しするイメージに近いです。買い替え判断の決め手にするより、「あれば便利」な補助的連携として捉えるのが現実的でしょう。

Apple Watch自体の機能や選び方は、こちらの完全ガイドに整理しています。OnePlusの新機能と見比べると、どこまでが“公式の世界”、どこからが“橋渡しの世界”かが見えてきます。

 

 

AI機能も強化、でもどこか浅い?

OxygenOS 16では、AI機能も満載です。 スクリーンショット整理アプリ「Mind Space」にはGoogleのGeminiが統合され、 文章要約や翻訳、スライドの自動スキャンなどができるようになりました。

ただ、内容を見ると「AIライティング」や「音声文字起こし」など、 既存のAndroid勢と大きくは変わらない印象。 どこか“AIのためのAI”っぽくて、実用性はもう一歩という声もあります。

このあたり、AppleがSiriやApple Intelligenceで見せている方向性とは対照的。 Appleが目指すのは「AIが静かに支える」設計ですが、 OnePlusはまだ「AIを見せる」段階にあるように感じます。

競争の最前線:OnePlus vs iPhoneの構図

OnePlusの動きは、iPhone 17シリーズとの比較でも語られることが多いです。 同社の次期フラッグシップ「OnePlus 15」は、Snapdragon 8 Elite Gen 5を搭載予定。 処理性能でAppleのA19 Proにどこまで迫れるか──そのあたりも注目です。

性能比較やチップ構成については、 こちらの記事で詳しく整理しています。

まとめ:Androidが“iOS化”していく時代

今回のOxygenOS 16は、一言でいえば「iOSそっくりなAndroid」です。 見た目も、連携も、AIも──Appleが切り開いた道をなぞりつつ、 独自の挑戦を加えている印象です。

もしかすると、この“似せる勇気”こそが今のAndroid市場での生き残り策なのかもしれません。 Appleが築いた「気持ちのいい体験」を、どこまで再現できるか。 その先には、意外とユーザーが求めていた“境界のないエコシステム”が待っているのかもしれませんね。

ではまた!

 

 

Source: 9to5Google