
✅ この記事では、macOS Tahoe 26で小さくなった音量表示を復活させる無料ツール「volumeHUD」について、導入方法や注意点、そして「二重表示問題」への対処までわかりやすく解説します。
- volumeHUDで「ど真ん中表示」を取り戻す
- インストール方法と初回の許可設定
- それでも気になる「二重表示」問題──割り切る?それとも別解?
- アンインストール方法と“残る挙動”の正体
- 日本ユーザーへの使いどころ
- まとめ
どうも、となりです。
macOS 26から、音量変更の表示が「画面右上のコントロールセンター寄り」に移動しました。 もちろんAppleの意図は理解できるのですが、「小さくて見づらい」「通知と紛らわしい」という声も少なくありません。そんな中、オープンソースの小さなユーティリティ 「volumeHUD」 が登場し、懐かしの“画面中央にドン!”を取り戻せるようになりました。 この記事を読むと、volumeHUDの導入方法・実際の挙動・ちょっと気になる二重表示問題・アンインストール時の注意まで分かります。
volumeHUDで「ど真ん中表示」を取り戻す
volumeHUDは無料&オープンソースのmacOS向けユーティリティ。インストールすると、音量を変えるたびに昔ながらの「大きな音量HUD」が画面中央に出ます。
ただし現時点では「macOS標準の右上インジケータ」も同時に表示されるため、2つの音量表示が同時に出るという状態になります。 つまり「便利さとトレードオフ」で、ユーザー自身が気になるかどうかを判断する必要があります。
まとめ: volumeHUDは“昔の大きな音量表示”を復活させるが、標準の表示も残る。
インストール方法と初回の許可設定
導入はシンプルです。Homebrewを使って以下のコマンドを入力します。
brew install dannystewart/apps/volumehud
インストール後、アプリ一覧から「volumeHUD」を初回起動してください。すると「通知の許可」や「アクセシビリティ設定」の確認が入る場合があります。 この許可を与えてはじめて、音量変更時にど真ん中の表示が機能するようになります。
まとめ: brewで導入後、アプリを一度起動して必要な許可を与えるのが必須。
それでも気になる「二重表示」問題──割り切る?それとも別解?
前述のとおり、volumeHUDは「中央のHUD」と「右上の標準表示」が両方出るのが弱点です。 これを嫌う人もいるでしょう。
現状、開発者は「標準表示を消す方法」を提供していないため、割り切って使うしかありません。 ただ「やっぱり気になるから消したい!」という場合はアンインストールで戻すのが現実的です。
まとめ: 二重表示は仕様。どうしても嫌ならアンインストールが解決策。
アンインストール方法と“残る挙動”の正体
アンインストールはHomebrewから以下のコマンドでOKです。
brew uninstall volumehud
ただしここで注意点。volumeHUDは一度起動するとバックグラウンドに常駐します。 そのため、アプリ本体を削除しても「動いているプロセス」は残り続け、音量HUDが出続ける場合があります。
- 今すぐ止めたい場合:
- 方法①:画面右上の虫眼鏡アイコン(Spotlight検索)をクリックし、「アクティビティモニタ」と入力 → 起動
- 方法②:Dockの「Launchpad」 → 「その他」フォルダの中にある「アクティビティモニタ」をクリック
- 方法③:Finderで「アプリケーション」フォルダ → 「ユーティリティ」フォルダ → 「アクティビティモニタ」を開く
- アクティビティモニタを開いたら、一覧から「volumeHUD」を選び、「×」ボタンで終了
- 再起動すれば: 常駐プロセスは消えるので、音量HUDも出なくなります。
- 念のため確認: 自動起動設定が
~/Library/LaunchAgents/に残っていないかチェックすると安心です。
つまり「アンインストール後にまだ出る!」という現象は、削除漏れではなくプロセスが動き続けているだけなんです。 安心して、再起動またはアクティビティモニタで終了すれば解決します。
まとめ: uninstall後に残るのは“消し忘れ”ではなく常駐プロセス。再起動か手動終了で解決。
日本ユーザーへの使いどころ
日本語環境でも問題なく動きます。インターフェースはほぼ不要なシンプル設計なので、英語UIでも困ることはありません。 「通知と間違えるのがイヤ」「パッと見で分かる大きな表示が欲しい」という人に向いているユーティリティです。
macOS Tahoe 26の新UIにすぐ慣れる人もいれば、どうしても違和感が残る人もいます。volumeHUDはそんな人向けの“救済策”と言えそうです。
まとめ: 日本語環境でもそのまま使える。慣れない人にとってはありがたい選択肢。
まとめ
macOS Tahoe 26で右上に追いやられた音量表示を、再び中央に大きく出してくれる「volumeHUD」。 導入はbrewで一行、ただし「二重表示」と「常駐プロセスの扱い」には注意が必要です。
自分に合うかどうかを試してみて、気に入れば継続、違和感が強ければすぐにアンインストール──そんな気軽さが魅力の小さなツールです。
ではまた!
Source: MacGeneration, GitHub (dannystewart/apps/volumehud)