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macOS 26.3配信。2つの設計上の問題を修正、ウィンドウ操作の不満解消

macOS 26 Tahoeのロゴ。背景には滑らかな青と紫のグラデーションが施された抽象的な波状のグラフィック

✅この記事では、Appleが一般公開したmacOS Tahoe 26.3で直った「窓のリサイズしづらさ」と「Finderのカラム幅を変えられない」問題を、何が起きていたのかから追います。

見た目の話に見えて、実は基本操作の当たり判定がズレていたのがポイントです。

どうも、となりです。

macOS Tahoeで導入された新デザインは一部報道で「Liquid Glass」とも呼ばれていますが、これは報道や文脈上の呼称であり、Apple公式の機能名として明示されているわけではありません。その刷新以降、見た目の統一感は増えた一方で、毎日触る操作ほど違和感が目立つ状態が続いていました。

今回の26.3は、その中でも「窓の角をつまんでサイズ変更する」「Finderのカラム幅を調整する」という、長年のMacの基本動作が引っかかる部分に手が入ったアップデートです。

要点まとめ:見た目の角丸と“当たり”を一致させて基本操作を取り戻す

今回の焦点は、いわゆる「Liquid Glass」と呼ばれるデザイン刷新で強調された角丸の表現と、実際にクリックが反応する領域(ヒットテスト)が噛み合っていなかった点です。ここが直ると、派手さはないのにストレスが一気に減ります。

  • 配信開始:2026年2月11日(現地時間)/日本 2026年2月12日(日本時間)
  • 対象:macOS Tahoe搭載Mac
  • 修正1:Appleのリリースノートに基づき、ウィンドウのリサイズ領域が角丸(corner radius)の半径に従うよう変更
  • 修正2:Finderのカラム表示で、横スクロールバーがカラム幅調整ウィジェットを覆う問題を修正
  • 未発表/不明:アプリや解像度など条件別に、完全に同じ体験になるかは一律には言えない

詳細解説:なぜ「窓が掴みにくい」が起きていたのか

結論から言うと、見た目は大きく角が丸いのに、クリックが反応する“当たり”が四角いままだったのが根っこです。

9to5Macでは、この問題が「普段から最も頻繁に使う操作のひとつ」であるにもかかわらず壊れていた点が強調されていました。

ウィンドウの角丸が大きくなったのに、当たりは四角いままだった

Norbert Heger氏は、Tahoeでウィンドウの角丸が大きくなった結果、角付近のクリック領域の多くが“見えている窓の外側”に押し出され、角を狙っているのに反応しない状況になっていたと説明しています。

角を掴んでも反応しない様子(Norbert Heger氏の検証)

実際、角のリサイズは「視線で狙う場所」と「OSが待っている場所」がズレると、体感としては“たまに成功する”操作になります。ここ、地味に気持ちが削られますよね。

26.3で何が変わったのか:角丸に沿ってリサイズ領域を追従

Appleのリリースノートでは、ウィンドウのリサイズ領域が「四角い領域」ではなく、角丸(corner radius)の半径に従うようになったと記されています。

つまり、見た目の輪郭と当たり判定を一致させる方向に調整された、というのが事実です。ただし、角を掴む成功率がどの程度改善するかという体感の差については、利用環境やアプリごとに差が出る可能性があり、そこは推測の域を出ません。

詳細解説:Finderのカラム幅が変えられない問題は何が邪魔していた?

macOSのFinderで「Users > ユーザー名 > Library > Containers > com.apple.Safari > Data > Library > Safari」フォルダを表示している画面。下部のパスバーに現在のディレクトリ階層が表示され、Safariフォルダが選択されている

スクロールバーが列のサイズ変更ハンドルをブロックしている

macOSのFinderで「Users > ユーザー名 > Library > Containers > com.apple.Safari > Data > Library > Safari」フォルダを開いている画面。右ペインにSafari関連のデータファイルが表示され、Safariフォルダが選択されている

スクロールバーが列の内容を隠している

こちらはさらに分かりやすくて、操作したいパーツの上に別のUI(スクロールバー)が重なっていたのが原因です。

横スクロールバーが“幅調整ウィジェット”を覆っていた

Finderのカラム表示には、各カラム下部に幅調整用のウィジェットがあります。Jeff Johnson氏は、Tahoeでは横スクロールバーがその上に被さり、クリックできない状態になっていたと書いていました。

26.3での修正:スクロールバーが下に回り込む

MacGenerationにより、26.3では横スクロールバーがカラム幅調整ウィジェットの下に配置されるよう直った、と伝えられています。

Appleが配置を修正したこと自体はリリースノートおよび各報道で確認できる事実です。一方で、Jeff Johnson氏は修正後も挙動が完全ではない可能性を指摘しており、すべての操作上の不自然さが解消されたかどうかは現時点で断定できません。

未確定点:本当に“完治”したかは、条件次第で揺れる可能性

ここからは、確定情報ではなく「どこがまだ揺れそうか」を切り分けます。

Appleはリリースノートで修正を明記していますが、サードパーティ製アプリでの挙動や、特定のディスプレイ解像度/拡大率で一貫して同じ操作感になるかは、入力情報の範囲では未発表/不明です。

また、クリック判定の変化によって、背後の要素を誤操作するような副作用が出るかどうかも、現時点では言及が確認できません。

注目したいポイント:デザイン優先が“基本操作”に触れたときの代償

今回の2件は、どちらも「派手な新機能」ではなく、基本操作の手触りの話です。

いわゆる「Liquid Glass」と呼ばれる刷新の美しさ自体を否定したいわけではありませんが、40年近く積み上がった“手癖”に触れる場所ほど、ズレたときのストレスが大きくなりやすいです。

なお、「40年で初の失敗」といった評価は一部の個人開発者やブロガーによる主観的な見解であり、macOS全体の歴史的事実として確定した評価ではありません。評価の受け止め方は立場によって分かれます。

逆に言うと、Appleがリリースノートでかなり具体的に触れているのは、問題の輪郭がはっきりしていたサインにも見えます。ここは評価が分かれそうです。

Redditの反応:窓の角とFinder、どっちも「やっと戻った」

r/macOSのスレッドでは、苛立ちが溜まっていたぶん、26.3での変化を歓迎する声が目立ちます。一方で「まだ完全じゃないのでは」という指摘も残っています。

Finderのカラム幅、毎回スクロールバーを掴んでしまう
カラム幅を変えたいだけなのに、横スクロールを触ってしまうストレスが続いていて、ようやく直ったことに安堵する声。

角の問題で、自分のクリック精度が落ちたのか悩んだ
長年Macを使っている人ほど「手が悪いのか?」と感じてしまうタイプの不具合で、直ったことで安心したという反応。

リリースノートで具体的に認めたのが珍しい
角丸と当たり判定のズレを、Apple自身が比較的はっきり言語化した点に驚く声。

まだ完璧じゃない気がする
Jeff Johnson氏の指摘にならって、特定アプリでは角の判定がまだ不安定に感じる、という疑いを残す反応。

となりの見方:今回の修正は「直って当然」ではあるんですが、だからこそ、UIの美しさが基本操作に触れるときは当たり判定まで一体で設計するのが最低ラインだと思っています。あなたは、見た目の一体感と操作の確実さ、どっちを優先したい派ですか?

ひとこと:この手の不具合は、体験の“信用”に直撃します

窓のリサイズやFinderの幅調整って、毎日何十回も触る人がいます。そこで「狙ったのに外れた」が続くと、Mac全体の信用がじわじわ落ちます。

26.3で直ったのは素直に良いニュースです。ただ、条件によって揺れが残るなら、次は「どのアプリでも同じ当たり方」に寄せるところまで詰めてほしいです。

まとめ:26.3は“派手じゃないけど戻ってきた”アップデート

  • macOS Tahoe 26.3で、窓の角のリサイズとFinderカラム幅調整の2つが改善
  • どちらもいわゆる「Liquid Glass」と呼ばれる刷新後のUI設計に起因すると報じられているが、Apple公式がその名称で機能を定義しているわけではない
  • ただし条件別の一貫性や副作用は未発表/不明で、体験は環境次第で揺れる可能性がある

「見た目は好きだけど、操作が引っかかる」が減っていくなら、Tahoeはここからようやく落ち着いて評価できそうです。

ではまた!

このアップデート全体(iOS / iPadOS / macOSなどの26.3)については、iOS / macOS / iPadOS などの26.3が正式にリリースで触れています。

 

Source: Apple Support(Release Notes), 9to5Mac, Norbert Heger, Jeff Johnson, MacGeneration, Reddit r/macOS