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M5 Max MacBook Proレビュー解禁!AI性能4倍と爆速SSDの進化は200ドルの値上げを超えるか?

左側にM5 Max、右側にM4 Maxのテロップが表示された2台のMacBook Pro。両方のディスプレイでAIチャットツール「LM Studio」が起動しており、ダークモードのUI上でテキスト生成が進んでいる様子

✅この記事では、M5 Pro/M5 Max搭載MacBook Proに対して、各レビューがどこを高く評価し、どこで引っかかっているのかを見ていきます。

どうも、となりです。

今回のMacBook Pro、ぱっと見だと「また同じ見た目か」と思いやすいんですが、芯の部分はわりと別物です。M5 ProとM5 Maxでは、MacBook Proとして初めて2つのダイを1つのSoCとして束ねるFusionアーキテクチャが入ってきて、CPUの考え方まで変わりました。

しかも今回は、AI性能4倍超、SSDの実測14.5GB/s級、Thunderbolt 5全面対応、Wi-Fi 7対応まで重なっています。だから評価が割れる場所もはっきりしています。デザインが変わらないことをどう見るか、そして200〜400ドルの値上げを内部進化で飲み込めるかです。

要点まとめ:レビューを並べると温度差が見えてきます

今回のM5 Pro/M5 Max搭載MacBook Proは、外観刷新ではなく構造刷新の世代です。レビュー全体でも、見た目の新鮮さは薄い一方で、処理の伸び方そのものにはかなり強い評価が集まっています。

実際、Six Colorsはチップの伸びをかなり強く評価していて、MacRumorsはSSD速度の伸びと電池持ちの微増を整理しつつ紹介しています。AppleInsiderはその一方で、値上げと見た目据え置きにかなり厳しめでした。だから今回は、何が進化したかだけでなく、どこで評価が割れているかも一緒に見たほうが流れを掴みやすいです。

  • M5 Pro/M5 MaxはFusionアーキテクチャを採用し、従来の高性能コア+高効率コアではなく、スーパーコア+パフォーマンスコアの構成に移りました。
  • M5 Maxは最大18コアCPUで、マルチスレッド性能はM4 Max比で最大15%向上しています。
  • GPUは最大40コアの次世代設計で、グラフィックス性能は最大20%、レイトレーシングは最大30%向上とされています。
  • AI演算性能はM4 Max比で4倍超、AIトレーニング性能は最大3倍とされ、ローカルLLMや画像生成の伸びが今回の目玉です。
  • SSDは実測で読込最大14.5GB/s、書込約18GB/sまで伸び、前世代比で最大2倍級の数字が出ています。
  • M5 Maxのメモリ帯域幅は最大614GB/s、メモリはLPDDR5X-9600採用です。
  • 全ポートThunderbolt 5、Wi-Fi 7、Bluetooth 6.0対応で、周辺機器側の更新まで見据えた構成になりました。
  • 14インチM5 Maxの標準ストレージは2TB化。ただし米国価格は前世代から200〜400ドル上がっています。

見えてくるのは、外側はそのままでも中身はかなり別物で、性能の伸びにはしっかり反応が集まっていて、そこで価格とデザインの受け止め方が大きく分かれて、だから今回は買い方の答えより先に評価の割れ方を掴むと読みやすいということです。

Fusionアーキテクチャで、CPUの考え方が変わりました

まず前提として、今回のM5 Pro/M5 Maxは単なるクロック向上の話ではありません。MacBook Proで初めて採用されたFusionアーキテクチャによって、2つのダイを1つのSoCとして扱う方向へ進み、CPU構成も従来の延長線から外れています。

この仕組みの流れをもう少し追いたいなら、M5 MacBook ProのFusion構造もつながります。高効率コアを残して細かく振り分けるより、世界最速級のシングルスレッドを担うスーパーコアと、並列処理を押し切るパフォーマンスコアへ役割をはっきり分けた形です。

この変更が意味するのは、軽い処理だけ速いとか、重い処理だけ強いという話ではないことです。Xcodeのビルド、RAW現像、動画書き出し、ローカルAI処理のように負荷の種類が入れ替わる作業で、待ち時間が詰まりにくくなります。ここは数字以上に体感へ出やすいところです。

GPU、AI、SSDが同時に伸びたのが今回の強さです

今回いちばん目を引くのはAI性能4倍超ですが、そこだけ切り出すと少しもったいないです。GPUは最大40コアになり、グラフィックス性能は最大20%、レイトレーシングは最大30%向上とされていて、さらに各GPUコアにNeural Acceleratorを持たせる構成になっています。

レビューでも、ここはかなり共通しています。Six ColorsはCPU側の伸びをかなり大きく見ていて、The Verge系の計測を拾った記事ではSSDの読書き速度が前世代から大きく跳ねた点が強く出ていました。見た目より中身、という評価が集まりやすいのはこの部分です。

SSDの伸びもかなり大きいです。読込最大14.5GB/s、書込約18GB/sという実測値は、アプリ起動の気持ちよさよりも、大きなライブラリや素材を頻繁に触る人ほど差が出ます。比較の前提として、M5 MacBook AirのSSD速度検証を見ると、今回のAppleがストレージ周りをかなり本気で引き上げている流れも見えます。

このSSD高速化と最大614GB/sの帯域が合わさると、仮想メモリを含む重い作業でも引っかかりが出にくくなります。写真や動画だけでなく、複数アプリを跨いで作業する人にも出やすい変化です。

ディスプレイと接続は、派手ではないけど着実です

画面はLiquid Retina XDRを継続しつつ、SDR輝度は屋外で最大1000ニトに上がりました。反射を抑えるNano-textureディスプレイを選べる点も含めて、派手な刷新ではないものの、屋外や明るい室内での使いやすさは確実に前に進んでいます。

接続はかなり分かりやすいです。AppleのN1チップによってWi-Fi 7、Bluetooth 6.0に対応し、Thunderbolt 5を全ポートに載せてきました。比較の意味で言うと、周辺機器の前提が一段上がったので、数年単位で使うMacとしてはこの部分も無視しにくいです。

キーボードはバックライトMagic Keyboardの修飾キー表記がアイコン中心へ変わりました。細かい変化ですが、毎日触る道具としては見た目のノイズが減っています。違和感が減る方向の改善として受け取るのが自然です。

価格は上がりましたが、レビューでもここがいちばん割れています

今回もっとも迷いが出るのはここです。米国価格は前世代から200〜400ドル上がっていて、見た目が変わらないぶん、最初の印象はどうしても厳しくなります。

ただ、14インチM5 Maxの標準ストレージが1TBから2TBに引き上げられたこと、AI性能やSSD速度が大きく伸びたこと、Thunderbolt 5が全面展開になったことまで含めると、値上げの中身は見えやすいです。発表は2026年3月3日、発売は3月11日で、予約や同時発表製品の流れを見たい方は新製品の予約開始一覧をどうぞ。

レビューを見ても、ここはかなり割れています。AppleInsiderは「中身はいいが高い」というまとめ方で、MacRumors側の反応でも電池持ち24分増を大きく扱うことへの冷ややかな声が出ていました。性能の伸びを考えれば納得できるという声もありますが、同じ見た目でこの価格差は重いという受け止め方もかなり残っています。

MacBook Airとの境界は、前よりはっきりしました

M5 MacBook Airのシングルコア性能が一部比較でかなり強く見えるので、今回のProは立場があいまいになるようにも見えます。でも、ここは少し前提があります。Airは軽さと静音を優先する設計で、長時間の高負荷や帯域を使う処理では、どうしても別の答えになります。

比較の軸として見ておきたいのは、冷却、メモリ帯域、SSD、Thunderbolt 5、そしてAI処理の持続性です。単発の速さならAirでもかなり近づきますが、負荷を切らさず回す時間が伸びるほど、Proの意味はむしろ分かりやすくなります。

この比較で迷っているなら、仕様の差を確認する材料としてM5 Pro/M5 Max発表時点の仕様差も見ておくと選びやすいです。特に仕事で使うなら、速い瞬間より、速さが落ちにくいことのほうが大事になりやすいです。

注目したいポイント:M4 Maxユーザーほど、判断が難しいです

M1世代やM2世代からなら、今回はかなり分かりやすい更新です。チップの伸び、SSD、AI、接続、ストレージ標準化まで含めると、日々の待ち時間が丸ごと短くなります。

でもM4 Maxからだと話が変わります。マルチ性能15%、GPU20%、レイトレーシング30%、AI4倍超という数字は魅力ですが、外観は変わらず、電池持ちもレビューでは劇的と言い切るほどではないという見方が混ざっています。Apple公称では16インチで最大24時間ですが、一部メディアのWebブラウジング系テストでは21時間10分という結果もあり、使い方でかなり振れます。

まだ公式発表されていない次の大型刷新を待つ考え方もあります。OLEDやタッチ、新デザインを含む次の世代に気持ちが向いているなら、次期MacBook Proの再設計予想も判断材料になります。逆に、今の作業でAIやストレージ待ちがはっきり出ているなら、今回を飛ばす理由は弱くなります。

海外の反応:歓迎と冷静さが同じ場所に並んでいます

ひとつは、M1世代から見れば十分すぎる進化だという歓迎です。もうひとつは、価格上昇と見た目据え置きの組み合わせに対する冷静な反応で、特にM4 Max組は様子見が多めです。

進化の速さは素直にすごい
M1 Pro時代から見ると、M5は必要十分を超えてきたという声がありました。買い替え周期が長い人ほど、今回の伸びは大きく映っています。
24分増を大騒ぎするのは違う
バッテリーの見出しだけを強く打つのは少し滑稽だ、という反応もありました。電池より価格とデザインを先に見る人はやはり多いです。
RAM高騰の影響は結局価格に出た
メモリ不足がどこまで値段へ乗るのか注目していた人からは、Appleの吸収には限界があったという受け止め方も出ています。

となりの見方:評価が割れるのは当然です。M1やIntelから見ると、今回のMacBook Proはかなり気持ちよく乗り換えられます。一方で、M4 Maxからだと価格上昇ぶんの新鮮さが外側に見えにくいので、今の作業にAIやSSDの詰まりがあるかどうかで答えが変わる、そういう世代だと思います。

ひとこと:買い方より、まず評価の割れ方が見えてきます

正直、見た目が変わらないMacBook Proに新鮮さを求めると肩すかしです。でも、レビューを並べるほど、今回のAppleが狙っている場所はかなりはっきりしています。見栄えではなく、毎日積み上がる待ち時間を減らすことです。

今回のレビューは、速いこと自体を疑っているわけではありません。速さはかなり認めつつ、その速さにこの価格差を乗せても納得できるかで意見が割れています。読んでいていちばん見えやすいのはそこです。

まとめ:レビューを並べると、評価が割れているポイントが見えてきます

M5 Pro/M5 Max搭載MacBook Proは、Fusionアーキテクチャ、AI性能4倍超、爆速SSD、Thunderbolt 5全面対応まで入った、中身重視のアップデートでした。見た目が変わらないので地味には見えますが、性能まわりの変化はかなり大きいです。

レビューをまとめて読むと、結論はひとつに揃いません。Six Colorsのように、2021年から続く完成度の高い筐体に強いチップ進化が重なったと見る声がある一方で、AppleInsiderのように、結局は値上げを伴うスペック更新だと受け取る見方もあります。MacRumorsで拾われていたのも、SSD速度の伸びや電池持ちの微増をどう受け止めるか、という温度差でした。

ではまた!

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  • Apple(アップル)

価格はかなり高いですが、M5 Max・36GBメモリ・2TB SSDまで最初から揃っているので、あとから構成で悩みたくない人には分かりやすい選び方です。

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Source: 9to5Mac, MacRumors, AppleInsider, Six Colors