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Q3のMac出荷は+15%──PC市場を上回る伸び、次の主役は“AI PC”か

Q3のMac出荷は+15%

✅この記事では9to5Macが紹介したCounterpoint Researchの最新データをもとに、2025年Q3(7〜9月)の世界PC市場の動きMacの好調の背景、そして次に来る「AI PC時代」をやさしく整理します。

 

どうも、となりです。

この秋、Macがじわっと元気です。Counterpointのまとめでは、2025年7〜9月のMac出荷が前年同期比+14.9%。PC全体が+8.1%なので、ほぼ倍ペースの伸びですね。 大騒ぎではないけれど、手堅く積み上げている感じ。いまのMacの空気感に、しっくりきます。

ポイントをざっくりまとめると

2025年Q3(7〜9月)のメーカー別PC出荷状況

  • PC市場全体:Q3は前年比+8.1%Windows 10のサポート終了が近いことと、米国の関税対応での在庫調整が下支え。
  • Macの出荷:+14.9%で全体平均の約2倍。MacBookの人気企業導入の広がりが効きました。
  • ベンダー順位:Lenovo(+17%)が先頭、Apple(+14.9%)が続き、ASUS(+14%)も好調。Dell(−1%)Others(−3%)はやや弱め。
  • 次のトレンド:2026年以降はAI PCの普及が主役に。Q3の数字には本格反映前です。

世界のPC市場が回復基調に

この四半期のPC市場は前年比+8.1%。 大きな要因はやはりWindows 10のサポート終了(2025年10月)が近づいてきたこと。いまも約40%のPCがWin10で、企業や学校を中心に更新の波が動き始めています。 そこへ米国の輸入関税まわりの在庫調整も重なって、少し早めの買い替えが進んだ、という流れです。

Macが伸びた理由:人気モデルと“静かな企業需要”

Macの+14.9%は、人気のMacBookシリーズエンタープライズ採用の広がりが押し上げたとされています。 Mシリーズの安定したパフォーマンスに、バッテリー持ち、静かさ、発熱の少なさ。オフィスや在宅、行き来の多い働き方にも相性がいいんですよね。

ぼくの身近でも、会議室でもカフェでもMac率がじんわり上がった実感があります。 “派手さより止まらない強さ”。そんな道具っぽさに、選ばれる理由があるんだと思います。

 

 

アナリストの見立て:“次の波”はAI PC

CounterpointのMinsoo Kang氏は、いまの伸びは主にOS移行が牽引しているけれど、次はAI PCが大きく動かすと見ています。 AI PCは、AIをクラウドに頼らず端末の中で軽やかに動かすことがポイント。専用のAIチップやNeural Engineを活かして、音声や画像、アシスタント機能がオフラインでも素早く。 これからは「どれだけ速いか」だけでなく、「どれだけ賢く・すぐ使えるか」で選ばれる時代になっていきそうです。

Appleにとって“AI PC時代”はチャンス?

「AI PC=Windows中心かな」と思いがちですが、AppleもオンデバイスAIの積み上げは長いです。 Siriや写真の判定、音声入力、分類・検索など、すでに多くがデバイス内で動いています。 ハードとソフトを丸ごと設計できる強みは、AI時代にほどよく効いてくるはず。Macがどんな“気持ちいい賢さ”を見せるのか、ちょっとワクワクします。

日本のユーザー視点:今買い替えるなら?

  • Windows 10終了前に:組織は早めの移行が進行中。Macへ乗り換えるなら、業務アプリや周辺機器の互換チェックを忘れずに。
  • 仕事・学習用に:静音性や電池の持ちは、数字以上に毎日の心地よさに直結します。
  • AIを見据えるなら:これからはローカルAIの処理力が体験差に。Mシリーズの“余裕”に投資しておくと安心です。

まとめ:OS移行の追い風を受けて、AIの年へ

まとめ:Macは静かに伸びています。次は“AI PC時代”での体験づくりが見どころ。

Windows 10のサポート終了は、結果的にMacにも追い風になりました。 2025年は“OS移行の年”、そして2026年は“AIの年”。 そのちょうど間で、Macは足元を固めながら次のステップへ進もうとしています。 みなさんは、この流れをどう感じますか? 自分の“次の一台”、どんな基準で選びますか?

ではまた!

 

 

Source:

  • 9to5Mac
  • Counterpoint Research