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Appleを理解して翻訳する。それが「となりずむ」

M5 Max、RTX 5070 Ti超え?M4比50%向上の予測に見る『現実味』

Appleの次世代チップ「M5 Max」をイメージしたレンダリング画像。基板上に配置された大型SoCにAppleロゴと「M5 MAX」の文字が描かれ、周囲が青紫の発光エフェクトで強調されている

✅この記事では、「M5 MaxがRTX 5070 Ti(ノート)を上回るかもしれない」という推定ベンチマークを、数字の見方と“信頼度の注意点”まで含めて噛み砕きます。

どうも、となりです。

年明け早々、「次のMacBook Pro、ゲーム性能が一気に化けるかも」という話が出てきました。こういう噂、ワクワクする一方で、数字だけが一人歩きしやすいんですよね。

今回のネタは、Wccftechが取り上げたReddit投稿(推定値)が出どころです。Notebookcheckの過去データなどをベースに「もしM5 Maxがこのくらい伸びたら…」を計算したもの。つまり、現時点では実機計測ではありません

要点まとめ:M5 Max“推定FPS”で何が言われている?

  • 情報源:Redditユーザーの推定値(Notebookcheckの過去データ等を基にした推計)
  • 対象チップ:未発表のM5 Max(実機ベンチではない)
  • 比較対象:M4 MaxLaptop RTX 5070 TiDesktop RTX 4070 など
  • テスト条件(とされるもの):1080p / Ultra プリセット(ただし細部は不明)
  • Cyberpunk 2077:M5 Max 125FPS(M4 Max 85FPS比で約47%増)
  • Assassin’s Creed Shadows:M5 Max 51FPS(M4 Max 33FPS比で約54.5%増)

推定テーブル:数字そのものはこういう主張

Cyberpunk 2077(1080p / Ultra)

  • M5 Max:125FPS
  • M4 Max:85FPS(M5 Maxは約47%上)
  • Laptop RTX 5070 Ti:120FPS(M5 Maxが約4%上)
  • Desktop RTX 5060:111FPS(M5 Maxが約12.6%上)
  • Desktop RTX 4070:126FPS(M5 Maxが約0.79%下)

Assassin’s Creed Shadows(1080p / Ultra)

  • M5 Max:51FPS
  • M4 Max:33FPS(M5 Maxは約54.5%上)
  • Laptop RTX 5070 Ti:53FPS(M5 Maxが約3.77%下)
  • Desktop RTX 5060:43FPS(M5 Maxが約18.6%上)
  • Desktop RTX 4070:55FPS(M5 Maxが約7.27%下)

この主張が面白いのは、Cyberpunk 2077では「ノート版5070 Tiにわずかに勝つ」一方で、Assassin’s Creed Shadowsでは「わずかに負ける」という、かなり“現実っぽい”差の付け方なんです。盛りすぎの作り話というより、過去データから丁寧に“それっぽく”積み上げた感じがします。

Cyberpunk 2077(1080p Ultra)とAssassin’s Creed Shadows(1080p Ultra)のFPSを、M4 Maxや「M5 Max(expected)」、各種RTX(ノート/デスクトップ)で比較したスプレッドシートの表

推定ベンチ表:1080p Ultra設定でのFPS比較。M5 Max(予想)はCyberpunk 2077で125FPS、Assassin’s Creed Shadowsで51FPSとして、Laptop RTX 5070 Ti(120/53)やDesktop RTX 4070(126/55)などと並べている

深掘り:47〜54%アップは現実的?ここが一番大事

まず、1世代で約50%前後の伸びは、一般的な世代更新の感覚からするとかなり野心的です。もちろん、製造プロセスや設計の当たり方で大きく伸びる年はありますが、毎回そうはならない。

だからここは、「M5 Maxが本当にそれだけ伸びるのか?」というより、推定の前提がどれだけ強い(=楽観的)かを見たほうがいいです。

 

 

最大の懸念:計測条件がブラックボックス

元記事でも指摘されている通り、今回の推定には“穴”があります。ここを無視すると数字だけ信じてしまうので要注意です。

1) GPUコア数が不明

M4 Maxは最大40コアGPU構成が知られていますが、推定側が「M5 Maxを何コア相当として置いたか」は明示されていません。コア数とクロック、メモリ帯域の置き方で、結果は普通に変わります。

2) MetalFX(アップスケーリング)とフレーム生成の有無

Cyberpunk 2077のような重いタイトルで、1080p Ultraで120FPS級という数字は、現代の“ゲームの常識”として何らかの補助(アップスケーリングやフレーム生成)が関与していても不思議ではありません。

もしMetalFXやフレーム生成がONなら、体感は良くなる一方で、純粋なGPUラスタ性能の比較としては読みづらくなります。逆にOFFなら、数字の意味は強くなりますが、達成難度は上がります。

3) レイトレーシング設定が不明

同じ「Ultra」でも、レイトレーシングがOFFなのか、低設定なのか、さらに重いパストレーシング相当なのかで負荷が別物です。ここが不明な以上、数字を“そのまま”受け取るのは危険です。

この文脈は、以前の「MacでCyberpunkをどう回すか」という話ともつながります。Mac側の描画条件が結果を左右する、という意味ではここが近いです。
MacでのCyberpunk検証(条件の重要性)

ライバル比較:NVIDIAと同じ土俵に見えて、実は違う

推定では、Laptop RTX 5070 TiやDesktop RTX 4070が並びます。ここで気をつけたいのは、「同じゲームFPS」でも内訳が違うことです。

  • Windows側はドライバ最適化・歴史が長く、ゲームごとの詰めが効きやすい
  • Mac側はMetal最適化の度合い、移植品質、翻訳レイヤーの影響でブレが大きい
  • さらにMacは統合メモリ(VRAM枠の制約とは違う)なので、条件次第で有利不利が入れ替わる

同じ「速い」でも、速さの出方が違うんですよね。たとえるなら、同じタイムを出しても「直線で稼いだのか、コーナーで稼いだのか」が違う、みたいな話です。

 

 

ゲーミングMacとしての意味:もし“半分でも本当”なら世界が変わる

ここが一番おもしろいところで、もしこの推定が半分でも当たっているなら、MacBook Proは「仕事マシンのついでにゲーム」から、もう一段上に行きます。

  • AAAタイトルが“設定込みで現実的に遊べる”ラインが上がる
  • Mac向けの最適化や移植の投資判断が前向きになりやすい
  • 結果として、対応タイトルが増える循環が生まれる可能性がある

ただし現実には、性能だけでなく互換性最適化がセットです。ここが付いてこないと、「数字はすごいのに、遊べるゲームが増えない」という状態になりがちです。

Redditの反応まとめ:ハードより“ソフトの壁”が気になる声

  • そもそもMetal 4を“本気で使ったネイティブゲーム”が少なく、M4 Maxの真価すら測りづらい
  • CrossOverなど翻訳レイヤー経由は便利だが、翻訳のオーバーヘッドがある以上「ネイティブ性能の指標」にはなりにくい
  • Blenderなどの合成スコアと、実ゲームの伸びが一致しない問題はまだ大きい
  • 比較するならノートGPUよりデスクトップ相当のほうが妥当では、という意見(統合メモリや前提が違うため)

海外でも「Mシリーズのハードは伸びてる。でもゲームは結局ソフト側」という温度感で、賛否というより“慎重さ”が目立つ印象です。

注目したいポイント:本当に見るべきは「FPS」より“条件の開示”

ここ、意見をはっきり言うと、今回の話で一番価値があるのは「125FPS」そのものじゃなくて、Macのゲーム性能がNVIDIA比較で語られる空気が濃くなってきたことだと思います。

ただし、推定は推定。MetalFXやフレーム生成、レイトレーシング設定、GPUコア数が出てこない限り、数字を断定的に扱うのは危ないです。期待していいけど、信じ切るのは早い、この距離感がちょうどいいと思います。

関連して、M5世代の観測データ(CPU寄りの話も含む)も押さえておくと、過度に夢を乗せずに読めます。
M5世代の初期ベンチ観測(Geekbench周辺)

 

 

ひとこと:数字が出たときこそ、前提が欲しい

今回の推定は、夢があるのに同時に危うさもあります。
「M5 Maxが5070 Tiを超える」みたいな見出しは強いけど、ゲームって“設定と実装”で別物になりますからね。

だから僕は、続報で一番見たいのはFPSより先に、MetalFX/フレーム生成/レイトレーシング/解像度の扱いがどう説明されるかです。そこが見えた瞬間、初めてこの数字が“使える情報”になります。

そしてもう一つ。Metal 4や新しい設計の話も含めて、Appleのゲーム周りは「ハードが整ったあとに、ソフトが追いつくか」の勝負に入ってきた感じがします。
Metal 4世代の設計文脈(関連)

まとめ:M5 Max推定ベンチは“期待”と“注意”をセットで

  • M5 Maxの推定値として、Cyberpunk 2077で125FPS、AC Shadowsで51FPSという主張が出た
  • M4 Max比で約47〜54.5%増はかなり大きいが、現時点では推定で実測ではない
  • MetalFX・フレーム生成・レイトレーシング・GPUコア数など、前提が不明で数字が揺れる
  • 本当に重要なのは「FPS」より「そのFPSをどう出したか」の開示

この話、あなたはどう見ますか?「いよいよゲーミングMacが現実になる」と感じますか。それとも「結局ソフト次第だよね」のほうが強いですか。

ではまた!

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Source: Wccftech, Reddit, Notebookcheck