
✅この記事では、「M5 MaxがRTX 5070 Ti(ノート)を上回るかもしれない」という推定ベンチマークを、数字の見方と“信頼度の注意点”まで含めて噛み砕きます。
- 要点まとめ:M5 Max“推定FPS”で何が言われている?
- 推定テーブル:数字そのものはこういう主張
- 深掘り:47〜54%アップは現実的?ここが一番大事
- 最大の懸念:計測条件がブラックボックス
- ライバル比較:NVIDIAと同じ土俵に見えて、実は違う
- ゲーミングMacとしての意味:もし“半分でも本当”なら世界が変わる
- Redditの反応まとめ:ハードより“ソフトの壁”が気になる声
- 注目したいポイント:本当に見るべきは「FPS」より“条件の開示”
- ひとこと:数字が出たときこそ、前提が欲しい
- まとめ:M5 Max推定ベンチは“期待”と“注意”をセットで
どうも、となりです。
年明け早々、「次のMacBook Pro、ゲーム性能が一気に化けるかも」という話が出てきました。こういう噂、ワクワクする一方で、数字だけが一人歩きしやすいんですよね。
今回のネタは、Wccftechが取り上げたReddit投稿(推定値)が出どころです。Notebookcheckの過去データなどをベースに「もしM5 Maxがこのくらい伸びたら…」を計算したもの。つまり、現時点では実機計測ではありません。
要点まとめ:M5 Max“推定FPS”で何が言われている?
- 情報源:Redditユーザーの推定値(Notebookcheckの過去データ等を基にした推計)
- 対象チップ:未発表のM5 Max(実機ベンチではない)
- 比較対象:M4 Max、Laptop RTX 5070 Ti、Desktop RTX 4070 など
- テスト条件(とされるもの):1080p / Ultra プリセット(ただし細部は不明)
- Cyberpunk 2077:M5 Max 125FPS(M4 Max 85FPS比で約47%増)
- Assassin’s Creed Shadows:M5 Max 51FPS(M4 Max 33FPS比で約54.5%増)
推定テーブル:数字そのものはこういう主張
Cyberpunk 2077(1080p / Ultra)
- M5 Max:125FPS
- M4 Max:85FPS(M5 Maxは約47%上)
- Laptop RTX 5070 Ti:120FPS(M5 Maxが約4%上)
- Desktop RTX 5060:111FPS(M5 Maxが約12.6%上)
- Desktop RTX 4070:126FPS(M5 Maxが約0.79%下)
Assassin’s Creed Shadows(1080p / Ultra)
- M5 Max:51FPS
- M4 Max:33FPS(M5 Maxは約54.5%上)
- Laptop RTX 5070 Ti:53FPS(M5 Maxが約3.77%下)
- Desktop RTX 5060:43FPS(M5 Maxが約18.6%上)
- Desktop RTX 4070:55FPS(M5 Maxが約7.27%下)
この主張が面白いのは、Cyberpunk 2077では「ノート版5070 Tiにわずかに勝つ」一方で、Assassin’s Creed Shadowsでは「わずかに負ける」という、かなり“現実っぽい”差の付け方なんです。盛りすぎの作り話というより、過去データから丁寧に“それっぽく”積み上げた感じがします。

深掘り:47〜54%アップは現実的?ここが一番大事
まず、1世代で約50%前後の伸びは、一般的な世代更新の感覚からするとかなり野心的です。もちろん、製造プロセスや設計の当たり方で大きく伸びる年はありますが、毎回そうはならない。
だからここは、「M5 Maxが本当にそれだけ伸びるのか?」というより、推定の前提がどれだけ強い(=楽観的)かを見たほうがいいです。
最大の懸念:計測条件がブラックボックス
元記事でも指摘されている通り、今回の推定には“穴”があります。ここを無視すると数字だけ信じてしまうので要注意です。
1) GPUコア数が不明
M4 Maxは最大40コアGPU構成が知られていますが、推定側が「M5 Maxを何コア相当として置いたか」は明示されていません。コア数とクロック、メモリ帯域の置き方で、結果は普通に変わります。
2) MetalFX(アップスケーリング)とフレーム生成の有無
Cyberpunk 2077のような重いタイトルで、1080p Ultraで120FPS級という数字は、現代の“ゲームの常識”として何らかの補助(アップスケーリングやフレーム生成)が関与していても不思議ではありません。
もしMetalFXやフレーム生成がONなら、体感は良くなる一方で、純粋なGPUラスタ性能の比較としては読みづらくなります。逆にOFFなら、数字の意味は強くなりますが、達成難度は上がります。
3) レイトレーシング設定が不明
同じ「Ultra」でも、レイトレーシングがOFFなのか、低設定なのか、さらに重いパストレーシング相当なのかで負荷が別物です。ここが不明な以上、数字を“そのまま”受け取るのは危険です。
この文脈は、以前の「MacでCyberpunkをどう回すか」という話ともつながります。Mac側の描画条件が結果を左右する、という意味ではここが近いです。
MacでのCyberpunk検証(条件の重要性)
ライバル比較:NVIDIAと同じ土俵に見えて、実は違う
推定では、Laptop RTX 5070 TiやDesktop RTX 4070が並びます。ここで気をつけたいのは、「同じゲームFPS」でも内訳が違うことです。
- Windows側はドライバ最適化・歴史が長く、ゲームごとの詰めが効きやすい
- Mac側はMetal最適化の度合い、移植品質、翻訳レイヤーの影響でブレが大きい
- さらにMacは統合メモリ(VRAM枠の制約とは違う)なので、条件次第で有利不利が入れ替わる
同じ「速い」でも、速さの出方が違うんですよね。たとえるなら、同じタイムを出しても「直線で稼いだのか、コーナーで稼いだのか」が違う、みたいな話です。
ゲーミングMacとしての意味:もし“半分でも本当”なら世界が変わる
ここが一番おもしろいところで、もしこの推定が半分でも当たっているなら、MacBook Proは「仕事マシンのついでにゲーム」から、もう一段上に行きます。
- AAAタイトルが“設定込みで現実的に遊べる”ラインが上がる
- Mac向けの最適化や移植の投資判断が前向きになりやすい
- 結果として、対応タイトルが増える循環が生まれる可能性がある
ただし現実には、性能だけでなく互換性と最適化がセットです。ここが付いてこないと、「数字はすごいのに、遊べるゲームが増えない」という状態になりがちです。
Redditの反応まとめ:ハードより“ソフトの壁”が気になる声
- そもそもMetal 4を“本気で使ったネイティブゲーム”が少なく、M4 Maxの真価すら測りづらい
- CrossOverなど翻訳レイヤー経由は便利だが、翻訳のオーバーヘッドがある以上「ネイティブ性能の指標」にはなりにくい
- Blenderなどの合成スコアと、実ゲームの伸びが一致しない問題はまだ大きい
- 比較するならノートGPUよりデスクトップ相当のほうが妥当では、という意見(統合メモリや前提が違うため)
海外でも「Mシリーズのハードは伸びてる。でもゲームは結局ソフト側」という温度感で、賛否というより“慎重さ”が目立つ印象です。
注目したいポイント:本当に見るべきは「FPS」より“条件の開示”
ここ、意見をはっきり言うと、今回の話で一番価値があるのは「125FPS」そのものじゃなくて、Macのゲーム性能がNVIDIA比較で語られる空気が濃くなってきたことだと思います。
ただし、推定は推定。MetalFXやフレーム生成、レイトレーシング設定、GPUコア数が出てこない限り、数字を断定的に扱うのは危ないです。期待していいけど、信じ切るのは早い、この距離感がちょうどいいと思います。
関連して、M5世代の観測データ(CPU寄りの話も含む)も押さえておくと、過度に夢を乗せずに読めます。
M5世代の初期ベンチ観測(Geekbench周辺)
ひとこと:数字が出たときこそ、前提が欲しい
今回の推定は、夢があるのに同時に危うさもあります。
「M5 Maxが5070 Tiを超える」みたいな見出しは強いけど、ゲームって“設定と実装”で別物になりますからね。
だから僕は、続報で一番見たいのはFPSより先に、MetalFX/フレーム生成/レイトレーシング/解像度の扱いがどう説明されるかです。そこが見えた瞬間、初めてこの数字が“使える情報”になります。
そしてもう一つ。Metal 4や新しい設計の話も含めて、Appleのゲーム周りは「ハードが整ったあとに、ソフトが追いつくか」の勝負に入ってきた感じがします。
Metal 4世代の設計文脈(関連)
まとめ:M5 Max推定ベンチは“期待”と“注意”をセットで
- M5 Maxの推定値として、Cyberpunk 2077で125FPS、AC Shadowsで51FPSという主張が出た
- M4 Max比で約47〜54.5%増はかなり大きいが、現時点では推定で実測ではない
- MetalFX・フレーム生成・レイトレーシング・GPUコア数など、前提が不明で数字が揺れる
- 本当に重要なのは「FPS」より「そのFPSをどう出したか」の開示
この話、あなたはどう見ますか?「いよいよゲーミングMacが現実になる」と感じますか。それとも「結局ソフト次第だよね」のほうが強いですか。
ではまた!
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AmazonSource: Wccftech, Reddit, Notebookcheck