となりずむ

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M5世代Macは256GBを卒業へ?デスクトップ製品の価格改定予測

AppleのM5チップロゴを背景に、前面に並んだMac StudioとMac miniのシルバー筐体

✅この記事では、M5世代のMacで始まったストレージ増量と価格改定が、次のMac miniやiMac、Mac Studioにどう広がりそうかを見ます。

ノート型ではすでに変化が始まっていて、デスクトップも同じ流れに入るのかが気になるところです。

どうも、となりです。

今回の話、表面だけ見ると「また値上げか」で終わりやすいんですが、実際はもう少しややこしいです。AppleはM5搭載MacBook AirとMacBook Proで、単純に値札だけを上げたわけではなく、ベースストレージそのものを引き上げました。

なので、256GBで足りていた人には確かに入り口が重く見えます。一方で、最初から512GBや1TBを選んでいた人にとっては、前より筋の通った価格にも見えます。このズレが、そのまま次のMac miniやiMacの受け止められ方にもつながりそうです。

要点まとめ:値上げというより“最低ラインの引き上げ”です

いま見えているのは、今回すでに起きた変化と、まだ起きていない部分がはっきり分かれていることです。ノート型Macでは実際に価格改定が入りましたが、デスクトップMacはまだその段階に入っていません。

ただ、流れとしてはかなり見えやすいです。Appleが256GBをベースとして残すより、最初から512GBや1TBを前提にした構成へ寄せ始めた、と見るほうが自然です。

  • M5搭載13インチMacBook Airは、標準ストレージが512GBになり、米国価格は1,099ドル、日本価格は184,800円(税込)からになりました。
  • 14インチMacBook Pro(M5)は、標準ストレージが1TBになり、米国価格は1,699ドル、日本価格は279,800円(税込)からです。
  • M5 Pro搭載MacBook Proは標準1TBM5 Max搭載MacBook Proは標準2TBになっています。
  • 一方で、Mac mini、iMac、Mac Studioは、2026年3月7日時点で価格改定は確認されていません。
  • Appleは今のところ、ユニファイドメモリの価格については動かしていません。

ノート型Macはもう変わりました。Airは512GB、14インチMacBook Proは1TBが標準です。ここは事実としてもう動いています。
ただ、Mac miniやiMac、Mac Studioはまだ発表がありません。なので、この先どうなるかは現時点では予想の範囲です。
ぼくの見方だと、Appleは「256GBを標準にする時代は終わりかな」という方向へ舵を切り始めた、そんな空気はかなり感じます。

すでに起きた変化:ノート型Macは“下限”が変わりました

Appleは3月4日(水)23時15分(日本時間)にM5搭載MacBook AirとMacBook Proの予約を始め、3月11日(水)に発売します。ここで動いたのはチップだけではなく、最小ストレージの考え方でした。

M5搭載MacBook Airの発表内容を見ると、13インチモデルは164,800円(税込)から184,800円(税込)へ上がりましたが、標準ストレージは256GBから512GBへ増えています。15インチも同じ方向です。

MacBook Proの発表内容も同じで、14インチのM5モデルは248,800円(税込)から279,800円(税込)へ上がる一方、標準ストレージが512GBから1TBになりました。入り口だけ見れば重くなっていますが、カスタマイズ前提だった人ほど見方は変わります。

ここがひとつ目の分かれ目です。これまで256GBを選んで外付けSSDで逃がしていた人には負担増ですし、最初から容量を盛っていた人にはむしろ分かりやすい価格になりました。

ちなみに、ぼく自身のMacも気づけばストレージはかなり使っています。写真ライブラリと動画素材だけで数百GBはすぐ埋まるので、256GBのまま長く使うのは正直ちょっと厳しいんですよね。

この流れは、最近のMacラインアップ全体が「安い入口」と「仕事用の本命」をかなり強く切り分け始めた動きとも重なります。ノート側では、ここでいうMacBook Neoのような低価格枠が入口を担い、その上でAirとProは最低容量を引き上げる、という並びがかなり見えやすくなりました。

日本価格で見ると、AirよりProの上がり方が重いです

日本で見ると、M5搭載13インチMacBook Airは184,800円(税込)から、14インチMacBook Pro(M5)は279,800円(税込)からです。前世代の日本価格と比べると、Airは2万円増、14インチMacBook Proは3万1,000円増でした。

この差は、単に円安で全部同じように上がった、という見え方にはなりません。Airは512GB化、14インチMacBook Proは1TB化で、どちらも容量増の方向は同じでも、入り口の上がり幅はProのほうが重いです。

大事なのは、ここで「高くなったから損」と一気に決めないことです。13インチMacBook Airで512GBが欲しかった人、14インチMacBook Proで1TBを選んでいた人にとっては、以前より選び方が単純になっています。

逆に、容量より本体価格を優先していた人には、選べる一番安いMacの役割がさらにMacBook Neo側へ寄ったとも言えます。安さを取るのか、最低仕様の余裕を取るのかで、Appleが明確に棚を分け始めた感じですね。

次のMac miniやiMacはどうなるのか:いちばんありそうなのは512GB標準化です

9to5Macが出している見方は明快で、次のMac miniとiMacは512GBを標準にして、価格も100ドル前後上がる可能性があります。Mac Studioは1TB標準化とセットで、少なくとも200ドル規模の上昇が視野に入ります。

ただし、これはAppleが発表した話ではありません。現時点で確定しているのは、ノート型Macでその流れが始まったことだけです。次のデスクトップMacの発売時期も、日本価格も、まだ公式には出ていません。

なので、ここは少し冷静に見る必要があります。ノート型の変更は事実ですが、デスクトップMacの価格や容量が同じように変わると決まったわけではありません。

それでも、この予想に無理がないのは、今のMac miniの256GBが2026年の基準としてかなり窮屈だからです。macOSは空き容量が減るとスワップの余裕も削られやすく、写真、動画、AI系のローカル処理まで考えると、256GBのまま長く使う前提はやや苦しいです。

今後のデスクトップMac全体の流れは、2026年後半の製品ロードマップや、2026年のMac投入計画を並べるとつかみやすいです。AppleがMacを細かく再配置している最中だと考えると、デスクトップだけ旧基準に留まるほうがむしろ不自然です。

Mac Studioだけは話が少し別です

Mac miniやiMacは「256GBをやめて512GBへ」が中心ですが、Mac Studioはそこまで単純ではありません。9to5Macは、次のMac Studioが1TB標準になるだけでなく、M5 Max系では2TBが入り口になる可能性にも触れています。

これがややこしいのは、Mac Studioを買う層ほどストレージを仕事道具として見ているからです。写真、動画、音源、仮想マシンのどれを触っていても、512GBと1TBでは気分の差では済まないんですよね。

ただ、そこに価格上昇が重なると話は変わります。1TB標準化そのものは歓迎されやすくても、上がり幅が大きくなると、外部ストレージ前提で現行モデルを確保する動きも出てきそうです。

ここは「容量が増えるなら納得」という単純な線ではなくなります。Mac Studioは本体だけで完結させたい人も多いので、入り口価格の上昇がそのまま購買判断に響きやすいカテゴリです。

注目したいポイント:AppleはRAMより先にSSDの入口を動かしています

今回もうひとつ面白いのは、メモリ価格の上昇が話題になっている時期でも、Appleがユニファイドメモリの価格までは動かしていないことです。先に手を入れたのはRAMではなく、あくまでSSDのベース容量でした。

ここで見ているのは、ベースモデルの入り口にあるメモリ構成と価格感です。CTOで足すときの追加料金まで、この話では広げていません。

これはかなりAppleらしい動きです。メモリを増やすとモデルの組み合わせ全体や価格差のつけ方まで動きやすいですが、ベースストレージの引き上げなら、使い勝手の改善を見せながらラインアップも組み替えやすいからです。

言い換えると、Appleは「まず最低ストレージの基準を2026年向けに合わせる」順番を選んだように見えます。メモリまで同じ方向で動くのかはまだ分かりませんが、少なくとも今回の一手だけで、次に何を触りたいのかはかなり伝わりました。

ここが二つ目の分かれ目です。容量不足が先にストレスになりやすい使い方なら今回の変更は歓迎しやすく、メモリ不足のほうが先に来る作業なら、まだ半歩足りないと感じても不思議ではありません。

海外の反応:Redditとフォーラムで評価が割れています

ひとつは「ようやくProやAirの最低容量が現実的になった」という歓迎です。もうひとつは「よく使われるアップグレードを標準化して、入り口価格も上げた」と身構える反応です。

ようやく実用ラインに来た
Proで256GBはさすがに厳しかった、という受け止めはかなり強めです。待たずに使える標準構成のほうが助かる、という声ですね。
学生向けには前より重い
容量増は歓迎でも、最初の支払いが上がると選びにくい、という反応も自然です。特にAirはこの見方が出やすいです。
Mac miniまで上がるなら空気が変わる
599ドルの気軽さがMac miniの魅力だったので、そこが崩れるなら印象はかなり変わる、という声も出ています。

となりの見方:評価が割れるのは当然です。今回の変更は、容量が足りない不満を先回りして埋める動きでもあり、同時に“いちばん安い入り口”を狭くする動きでもあるからです。普段の保存先が本体中心なら歓迎しやすく、価格を最優先するなら警戒が強くなるのが自然です。

ひとこと:256GBを卒業するなら、どこまで一気にやるかです

ぼくは、Mac miniとiMacまで512GB標準に寄せる方向自体はかなりありそうだと思っています。2026年のMacで256GBを守る意味が、前よりかなり薄くなってきたからです。ただ、歓迎されるかどうかは値上げ幅しだいです。100ドル前後ならまだ飲み込みやすいですが、Mac Studioまで大きく跳ねると、一気に「使いやすくなった」より「遠くなった」が前に出そうです。

まとめ:次の焦点はMac miniの599ドルが残るかどうかです

確定しているのは、M5搭載MacBook Airが512GB標準になり、14インチMacBook Pro(M5)が1TB標準になったことです。M5 Pro搭載MacBook Proは1TB標準、M5 Max搭載MacBook Proは2TB標準になり、Appleはノート型Macの最低ストレージをはっきり引き上げました。

一方で、Mac mini、iMac、Mac Studioはまだその段階に入っていません。もし次の世代で512GBや1TBが標準になるなら、今の話はノートだけの値上げではなく、Mac全体の“最低仕様の引き上げ”としてつながります。安さを最優先するなら現行デスクトップの位置づけはかなり大きくなりますし、本体完結の余裕を取りたいなら、次世代の標準構成を待つほうがしっくり来るはずです。

ではまた!

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Source: 9to5Mac