
✅この記事では、iPhone 18向けA20チップで新しいWMCMパッケージング採用が見送られる可能性について、DRAM不足、12GB RAM化、Proモデルとの差がどこに出るのかを読み解きます。
- 要点まとめ
- A20で何が見送られる可能性があるのか
- なぜDRAM不足がA20の設計に影を落とすのか
- WMCMの差はApple Intelligenceで見えやすくなる
- 買い替え判断では8GBか12GBかだけを見ない
- 海外の反応:RAM不足よりアプリ再読み込みへの不満が強い
- ひとこと:A20の差は名前より裏側に出る
- まとめ:iPhone 18はRAM容量だけで判断しにくくなる
どうも、となりです。
iPhone 18の標準モデルに載るとみられるA20チップについて、少し気になる報道が出ています。
Wccftechによると、Appleは当初、A20でTSMCの新しいWMCM(Wafer-level Multi-Chip Module)パッケージングを使う方向だったものの、DRAM不足と価格上昇の影響で、標準モデル向けA20では採用を見送る可能性があるとのことです。
一方で、iPhone 18 Pro/Pro Max向けとみられるA20 Proでは、WMCM採用が続く見込み。ただしRAM容量は12GB LPDDR5のまま据え置かれる可能性があるとされています。
ここ、単なる「標準モデルがまた削られるかも」という話だけではありません。Apple IntelligenceのようなオンデバイスAIが重くなるほど、チップそのものだけでなく、メモリをどこに置くか、どれだけ低遅延で扱えるかが体験差になってくるんです。
要点まとめ
- Wccftechは、標準モデル向けA20でWMCM採用が見送られる可能性を伝えています。
- 理由として、DRAM不足と価格上昇が挙げられています。
- A20 ProはWMCMを採用する見込みですが、RAM容量は12GBのまま据え置かれる可能性があります。
- 標準モデルのiPhone 18は、以前噂された12GB RAM化ではなく、8GBに留まる可能性があるとされています。
- WMCMは、CPU、GPU、Neural Engine、RAMの距離を縮め、AI処理や省電力に関わる技術として注目されています。
I’m skeptical that Qualcomm can stage a meaningful rebound within this year.
— Jukan (@jukan05) April 29, 2026
Why did Apple choose to adopt WMCM packaging for the iPhone 18? It was precisely to enable the use of more DRAM for on-device AI.
However, according to recent industry checks, even Apple appears to… https://t.co/O7Mdh7cxqG
A20で何が見送られる可能性があるのか
今回の中心は、TSMCのパッケージング技術です。
現行のAppleチップでは、TSMCのInFO(Integrated Fan-Out)と呼ばれるパッケージング技術が使われています。これに対して、iPhone 18世代のA20では、より新しいWMCMへ移る可能性が以前から噂されていました。
WMCMは、CPU、GPU、Neural Engineなど複数のダイを、1つのパッケージ内にまとめやすくする技術です。さらに、タスクに応じて各ダイが個別に電力を要求できるため、消費電力を抑えやすいとされています。
もう1つ大きいのが、RAMの置き場所です。Wccftechは、WMCMによってRAMをプロセッサと同じウェハー上に直接配置でき、低遅延につながると説明しています。つまり、CPUやNeural Engineがメモリへアクセスするときの待ち時間を減らしやすいわけです。
この話は、以前のiPhone 18の12GB RAM化の噂とも重なります。当時は「標準モデルも12GBへ増えるかも」という見方がありました。でも今回の報道では、その流れにブレーキがかかった形です。
なぜDRAM不足がA20の設計に影を落とすのか
DRAM不足と聞くと、単に「部品が高くなる話」に見えるかもしれません。でもiPhoneの場合、それだけでは済みません。
Wccftechは、2027年時点で12GB LPDDR5モジュールのコストが1ユニットあたり180ドルに達するとの予測を紹介しています。もちろんこれは予測値で、Apple公式の価格情報ではありません。ただ、標準モデルのiPhoneに12GB RAMを載せる判断が簡単ではない、という背景は見えてきます。
Proモデルなら、高い販売価格と上位機能で部品コストを吸収しやすい。標準モデルはそこが難しいんですよね。価格を上げるのか、利益率を削るのか、仕様を絞るのか。Appleはそのどれかを選ばなければいけません。
今回の噂では、Appleが標準モデルのA20でWMCMを見送り、RAMも8GBに留める可能性があるとされています。もしそうなら、標準モデルは「A20」という名前では次世代でも、中身の設計余力ではA20 Proとかなり差が出るかもしれません。
メモリコストの上昇については、以前のiPhone 18世代のメモリコスト記事でも見ました。AI需要でDRAM価格が上がると、Appleの製品分けにも直接跳ね返ります。今回のA20報道は、その具体例に近いです。
WMCMの差はApple Intelligenceで見えやすくなる
WMCMの話でややこしいのは、ベンチマークの数字だけでは差が見えにくいところです。
CPUのピーク性能が上がる、GPUコアが増える、という話なら分かりやすいですよね。でもWMCMは、部品の並べ方、配線密度、熱の逃がし方、メモリまでの距離に関わる技術です。表に出るスペックより、裏側の余裕に近い。
ただ、Apple IntelligenceのようなオンデバイスAIでは、この裏側の余裕がかなり大きくなります。画像を解析する、文章を要約する、Siriが画面や文脈を理解する、写真アプリで生成系の編集をする。こうした処理では、Neural Engineだけでなく、RAM容量とメモリ帯域、レイテンシも関わります。
特に、カメラとAIが近づく流れはiOS 27のSiriカメラモードの噂でも出ています。カメラで見たものをAIが理解するなら、処理は一瞬で返ってきてほしい。そこで待たされると、機能としては面白くても、日常の操作には入りにくくなります。
ぼくは今回の噂を、標準モデルが「遅いiPhone」になる話だとは見ていません。日常利用ではA20だけでも十分速いはずです。ただ、AI処理を本体内でどれだけ自然に回せるかという点では、A20 Pro側に余白を残す設計になる可能性があります。
買い替え判断では8GBか12GBかだけを見ない
iPhone 18標準モデルが8GB RAMに留まるか、12GBへ増えるかは、まだ未発表です。ここは決めつけられません。
ただ、もし今回の報道どおり標準モデルが8GBのままなら、AI機能を重視する人ほどProモデルを見る理由は増えます。単にアプリを多く開けるかどうかだけではなく、写真、Siri、Visual Intelligence、ローカル処理の快適さまで含めて差が出る可能性があるからです。
逆に、SNS、ブラウジング、メッセージ、写真撮影が中心なら、標準モデルでも不満が出ない人は多いと思います。A20が2nm世代へ進むなら、プロセス面の性能・省電力改善も見込まれます。WMCMがないから即ダメ、という話ではありません。
ただし、長く使う前提なら話は少し変わります。AI機能は今後も重くなりやすい領域です。買った直後は問題なくても、2年後、3年後に新しいApple Intelligence機能が出たとき、RAMとパッケージングの差が「使える機能」や「待ち時間」に出るかもしれません。
以前のiPhone 18標準モデルの格下げ噂でも触れましたが、標準モデルは価格と機能のバランスを取るため、見えにくい部分から差をつけられることがあります。A20のWMCM見送り説も、その延長で見るとかなり現実味があります。
海外の反応:RAM不足よりアプリ再読み込みへの不満が強い
今回のWccftech記事そのものへの実在コメントは多く確認できませんでしたが、直近のiPhone 18 RAM関連スレッドでは、12GB化への期待と、8GB継続への不満がかなりはっきり出ています。
Maybe it can hold more than 3 apps now
今度こそ、3つ以上のアプリを保持できるようになるかもね。
皮肉混じりの本音:RAMの話になると、海外ではアプリの再読み込みへの不満がすぐ出てきます。iPhoneは体感の滑らかさが強い一方で、アプリを行き来したときに状態が飛ぶ不満は根強いです。
On device AI needs RAM...
オンデバイスAIにはRAMが必要なんだよ……。
AI時代の見方:これはかなり素直な反応です。Apple Intelligenceが本体内処理を重視するなら、RAMは単なるマルチタスク用の数字ではなく、AI機能の余白になります。
Breaking news: iPhone 18 base model, $1500
速報:iPhone 18標準モデル、1,500ドル。
価格上昇への警戒:12GB RAMや新しいパッケージング技術は歓迎されますが、そのぶん価格が上がるのではないかという警戒もあります。今回の180ドルという予測値は、まさにこの不安を強める材料です。
12GB on the base model finally. The app reload situation on 8GB phones was getting embarrassing in 2026.
標準モデルにもようやく12GB。2026年に8GB端末でアプリ再読み込みが起きる状況は、かなり恥ずかしくなっていた。
8GBへの厳しい目:もしiPhone 18標準モデルが8GBに留まるなら、この手の反応は増えそうです。特にAI機能が前面に出る世代では、「標準モデルだから十分」と受け止めてもらうハードルが上がります。
Switching to 'side-by-side' would be moving toward what the M-series has always used.
「横並び」へ移るなら、Mシリーズがずっと使ってきた方向へ近づくことになる。
技術寄りの補足:WMCMを単純な小型化だけで見るのではなく、メモリとロジックの配置、熱、配線の自由度として見る反応です。AシリーズがMシリーズ的な設計思想へ近づくなら、iPhoneのチップはさらに「小さなスマホ用SoC」から「AI端末の中核部品」へ寄っていきます。
ひとこと:A20の差は名前より裏側に出る
今回の噂でいちばん見落としたくないのは、A20とA20 Proの差が、コア数やベンチマークだけでは語れなくなるかもしれない点です。
これまでのiPhoneでも、標準モデルとProモデルにはチップやカメラで差がありました。でもWMCMのようなパッケージング技術は、表から見えにくいぶん、説明されないと気づきにくい。なのに、AI処理や発熱、電池持ちにはじわっと関わります。
ぼくとしては、Appleが標準モデルを8GBに据え置くなら、その代わりにどこまでソフトウェア側で体験差を抑えられるかが焦点になると思います。アプリの再読み込み、写真編集、Siriの応答、カメラからAIへ渡す処理。こういう毎日の小さな待ち時間に、設計の余白は出ます。
まとめ:iPhone 18はRAM容量だけで判断しにくくなる
Wccftechによると、AppleはDRAM不足と価格上昇の影響で、標準モデル向けA20でWMCM採用を見送る可能性があります。一方、A20 ProではWMCM採用が続く見込みで、RAMは12GBのまま据え置かれる可能性があるとされています。
まだiPhone 18シリーズは未発表です。発売時期、RAM容量、A20の最終仕様は確定していません。なので、現時点で「標準モデルは失敗」と決めるのは早いです。
ただ、AI機能がiPhoneの中心に近づくほど、RAM容量とパッケージング技術は見えない差になっていきます。A20が何nmか、何GBかだけでなく、メモリをどこに置き、どれだけ低遅延で扱えるのか。iPhone 18世代では、その裏側まで含めて標準モデルとProモデルの分かれ目を見たほうがよさそうです。
ではまた!
A20やApple Intelligenceの話はまだ先の噂ですが、SiriやApple製品連携の今の距離感を見るなら、AirPods Proは分かりやすい現行製品です。AI処理がどこまで身近な操作へ入ってくるのか、その入口として見ても面白いです。
Amazon