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iPhone 17 / Airの「5G+」アンテナ表示って何?5Gとの違いを徹底解説

iPhone 17 / Airの「5G+」アンテナ表示って何?5Gとの違いを徹底解説

✅ この記事では、iPhone 17シリーズとiPhone Airに新登場した「5G+」アンテナ表示の意味を整理し、従来の「5G」との違い、日本の通信事情での見え方、日常での活かし方までをわかりやすく解説します。

 

どうも、となりです。

ついに手元に来た新iPhone。データ移行やeSIM設定を終えてホーム画面に戻ると、右上のアンテナピクトに「5G+」の文字。これ、ちょっと気になりますよね。結論からいうと「本来の高速5G(Sub6中心)で通信しているサイン」です。いままで“同じ5Gでも体感が違う”理由が、この表示でようやく見える化されたわけです。

「5G+」って何?──5Gの中の“速いほう”を教えてくれる合図

たとえば、駅前でスピードテストをすると、同じ「5G」表示なのに100Mbpsだったり600Mbpsだったりブレた経験、ありませんか?これ、5Gには大きく2種類あるからなんです。

  • 転用5G(いわゆる“なんちゃって5G”):4Gの周波数を流用。つながりやすい反面、速度は4Gと大差ない場面がある。
  • 専用5G(“本物の5G”):5G専用の広帯域(Sub6/一部地域のミリ波)。ピーク速度や余裕が出やすい。

iPhone 17 / Airはこの違いをピクトで判別できるようになりました。通信中に専用5Gを使えている時は「5G+」、そうでない時は従来どおり「5G」と表示されます。つまり、「速いほうの5Gを今つかめているか」を画面から読めるようになったってわけです。

いつ表示される?──「5G+」は“通信している時だけ”に出る仕様

これ、地味に大事なポイントです。「5G+」は待受(アイドル)時には出ません。ブラウズや動画再生などで実際にデータ通信をしている瞬間だけ、条件がそろえば「5G+」に切り替わります。

なので、普段のホーム画面では「5G」のままでも、YouTubeを開いた瞬間に「5G+」へ切り替わることがあります。“表示が変わる場所=高速スポット”の目印として覚えておくと便利です。

日本版iPhoneの前提──ミリ波は非対応、主役は広帯域Sub6

想像してみてください。高速道路(ミリ波)がまだ整備中の国で、片側3車線(Sub6)の国道が頼り、みたいな状況です。日本版のiPhone 17 / Airはミリ波に非対応。そのぶん、各キャリアが整備を進めるSub6(3.5〜4.0GHz帯クラスの広帯域)を掴んだタイミングで「5G+」が表示されます。

この構図をもう少し深掘りしたい人は、実機レビューやバンド挙動の手がかりになるこちらもどうぞ:iPhone 17・17 Proレビューまとめ|実機で見えた進化ポイント。ハードの進化と通信体感の関係がつかみやすくなります。

なんで今さら表示を変えたの?──“5Gなのに速くない”ガッカリを減らすため

5G初期、“2時間映画が数秒でダウンロード”という夢のコピーが踊りました。でも現実には「5Gって出てるのに速くない…」という声も多かった。原因は、転用5Gも“5G”と表示される仕様でした。

そこで新iPhoneは“本来の高速5Gを掴めたら可視化する”アプローチに。「5G+」=広帯域Sub6で通信中と読めるので、ユーザーは「今は期待できるタイミングだな」と判断しやすくなります。

日常でどう役立つ?──“5G+スポット”の地図を自分で作る

これ、使い方次第でおもしろいです。たとえば、

  • 通勤ルートで「5G+」が出る区間メモ:テザリング作業や大容量DLはそこに寄せる。
  • よく行くカフェの「5G+」判定:動画編集や重いクラウド同期の拠点に。
  • 大規模イベントや駅での“つながり”観測:人が多い場所でも快適度を見極めやすい。

ハード面の裏付けが気になる人は分解記事も楽しいですよ。iPhone 17 Pro Max Teardown Reveals Qualcomm's Snapdragon X80 Modem for 5G では、モデム世代の進化が語られています。通信感度やキャリアアグリゲーションの妙が「表示の安定感」にも効いてくるはず。

“5G”と“5G+”の違いをひとことで

まとめると、

  • 5G:転用5G(4G周波数流用)の可能性も含む。広くつながるが速度は場面次第。
  • 5G+:専用5G(広帯域Sub6など)で通信中。ピーク・平均ともに速度の期待値が上がる。

もちろん、「5G+」=常に爆速ではありません。電波環境・混雑・基地局構成で上下します。それでも、“速いほうを掴めているか”の体感ズレを減らしてくれるのは確かです。

注意点と小ワザ

  • 待受時は「5G」固定:実通信で条件が揃ったときだけ「5G+」に切り替わる仕様。
  • キャリア差・エリア差はある:都市部の幹線や駅前、商業施設の屋内外で挙動が変わりやすい。
  • 速度計測は同一条件で:端末温度・時間帯・同一地点で複数回測ると傾向が見えやすい。

内部構成に興味が湧いた人は、バッテリーやロジックボード周りを追った iPhone 17 Pro Maxの分解記事(バッテリー・ロジックボード) もどうぞ。無線回路の配置や放熱の工夫は、実効性能の安定に直結します。

これからの見通し──“表示の意味”が通信体験を育てる

表示が変われば、ユーザーの行動も変わります。「ここは5G+が出るから作業しよう」「今日は混んでるから厳しいな」といった選択が、結果的に快適なモバイル体験を増やしていく。キャリア側も“5G+がよく出る場所”が口コミやSNSで共有されれば、投資ポイントの可視化にもつながります。

まとめ

iPhone 17 / Airの「5G+」表示は、“本来の高速5Gで通信中”の目印です。待受では「5G」のままでも、通信が走った瞬間に「5G+」へ切り替わることがあります。日常の移動や作業の中で「5G+スポット」を見つけておくと、動画、クラウド、テザリングがびっくりするほど捗るはず。ピクトの小さな“+”が、体感の大きな“+”になってくれます。

ではまた!