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Appleを理解して翻訳する。それが「となりずむ」

禁断のiPhone改造:電池を盛った16 Pro Maxが17 Pro Maxを超えた

iPhoneを分解し、黒い手袋をした手が内部の大容量バッテリー(SEFU表記)を取り付けている様子

✅この記事では、iPhone 16 Pro Maxのバッテリー容量を“物理的に増やす改造”が話題になっている件について、何が起きたのか/数字の見方/やる前に知っておきたい注意点を整理します。
「電池を盛れば正義なの?」って気になりますよね。そこ、冷静に分解していきます。

どうも、となりです。
iPhoneのバッテリーって、毎日いちばん身近にストレスが出るパーツなんですよね。だから「容量が増えるならやりたい」と思う気持ちも分かります。

ただ今回の話は、Apple公式のアップグレードではなく、パーツを調達して中身を入れ替える改造です。面白い一方で、リスクもちゃんとある。そこを含めて、読みやすく整理します。

要点まとめ:いま分かっていること

  • Wccftechによると、YouTuberのDirectorFengがiPhone 16 Pro Maxのバッテリーを5,142mAhのセルに換装する改造を紹介
  • 元のiPhone 16 Pro Maxのバッテリー容量は4,685mAhで、差分は+457mAh(約+9.76%)
  • 比較対象として、eSIM版のiPhone 17 Pro Maxが5,088mAhで「5,000mAh超え」になった、という前提で語られている
  • 新しいバッテリーはSEFUというメーカーのモジュールとされ、動画内では充放電テスト(3回)で実容量の検証をしている
  • ただし、長期信頼性(膨張・劣化・保護回路の安定性など)は現時点で断定できない、というトーン


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何がすごいの?「9.76%増」をちゃんと噛み砕く

今回の面白さは、単に数字が増えたことだけじゃなくて、“サイズがほぼ同じ”とされるセルで容量を上げている点です。

バッテリー容量を増やすには、普通はどこかで無理が出ます。

  • 物理サイズ(厚み・面積)を増やす
  • 材料や構造を変えてエネルギー密度を上げる
  • 安全マージンや寿命設計を削って“数字だけ”増やす(これは危ない)

で、今回の動画の主張は「重さの増加は小さく、寸法差もほぼないのに容量が増えた」という話。ここが本当なら、純粋に興味深いです。

数字の見方:mAhが増えれば、そのまま電池持ちも増える?

ここ、誤解が出やすいポイントです。mAhは“バッテリー側の理論容量”で、体感の電池持ちは他にも左右されます。

  • チップの電力効率(負荷が高い時ほど差が出る)
  • ディスプレイの明るさ・リフレッシュレート
  • 通信(5G/Wi-Fi/基地局状況)
  • iOS側のバックグラウンド挙動

なので、単純計算で「+9.76%=そのまま+9.76%長持ち」とは限りません。ただ、条件が同じなら“方向性としては伸びる”可能性が高い、という理解がいちばん安全です。

iPhone 16 Pro Maxに装着する新しい大容量バッテリーを、専用テスターで充放電テストして実容量(mAh)を計測している様子

専用計測器で新しいバッテリーの実容量をチェック。公称値だけでなく、充放電テストによる“実測ベース”で容量が確認されているのがポイントです。

 

 

改造の“現実”:やる前に知っておきたい注意点

ここからは、動画の内容を踏まえつつ「現実的に何が起きうるか」を整理します。結論から言うと、成功しても“安心が買える”とは限らないんですよね。

1) もっとも大きい壁は「安全性」と「品質の個体差」

バッテリーは、iPhoneの中でもトップクラスにセンシティブな部品です。改造バッテリーが怖いのは、容量の大小よりも、

  • 保護回路(過充電・過放電・温度)の挙動
  • セルの品質(内部抵抗、発熱、膨張耐性)
  • ロット差・個体差

このへんが短期では分かりにくいこと。動画でも「長期テストはこれから」という流れなので、現段階では“面白い実験”の域を出ません。

2) バッテリー表示が100%でも「信用しきらない」

動画では組み上げ後にバッテリー最大容量が100%として表示された、という話が出ています。これは一見安心材料に見えますが、ここで言う100%は、あくまでiOSが読み取った“その時点の状態”です。

むしろ大事なのは、数週間〜数か月のスパンで、

  • 急に減り始めないか
  • 発熱が増えていないか
  • 充電の挙動が不安定にならないか

このへんが出ないか、なんですよね。

iPhoneの設定画面でバッテリー情報(最大容量や状態)を確認している様子。黒い手袋をした指が画面を指している

改造後のiPhone 16 Pro Maxで、iOS上のバッテリー状態表示を確認している場面。数値上は「最大容量100%」と認識されているが、これはあくまでiOS側の判定であり、長期的な安定性を保証するものではない。

3) 修理性が上がっても「改造のハードル」は下がらない

最近のiPhoneは、世代によってはバッテリー周りの構造が変わってきています。たとえば、iPhone 17 Pro/Pro Max分解レポートでも、固定方法や内部設計の進化が話題になりました。

ただ、修理性が上がることと、“安全に改造できる”ことは別です。やるなら自己責任の範囲がかなり広いです。

注目したいポイント:Appleは「電池を盛る」のか、それとも「効率で勝つ」のか

今回の記事には、地味に大事な対比が入っています。ひとつは「iPhone 17 Pro Maxが5,000mAhを超えた」という話。もうひとつは、他社の“電池タンク機”が必ずしも圧倒的に勝つわけではない、という示唆です。

ここ、Appleらしさが出る部分だと思っています。Appleは“数字の増やし合い”より、効率で体感を揃えにいく傾向が強いですよね。だからこそ、改造でmAhを盛るアプローチはロマンがある一方で、「Appleの正攻法」とは別ルートなんです。

ちなみに、将来のiPhone Foldが5400〜5800mAh級をテストしているかもしれない、という話も出ています(噂)。この流れは別記事のiPhone Foldバッテリーは5800mAh級?で整理しているので、今回の“電池を盛る発想”とつなげて読むと面白いです。

そして、電池持ちは結局「実測でどうか」も重要です。バッテリー持続時間の比較が気になる人は、iPhone 17 / Pro / Pro Maxレビューまとめも合わせてどうぞ。

 

 

日本向け:日本でやるなら、ここが現実的なリスク

日本でも改造パーツ自体は流通しますが、困るのはトラブルが起きた時です。

  • Appleや正規サービスのサポート対象外になりやすい
  • 中古売却時の査定が厳しくなる(または不可)
  • 発熱や膨張などが起きた時に、切り分けが難しい

つまり、成功した瞬間は気持ちいいけど、あとから“保守コスト”が跳ねる可能性がある。ここは覚悟ポイントです。

ひとこと:電池改造は“伸びしろ”より“責任”が増える

今回の改造、技術としては面白いです。しかも、数字だけ見ると5,142mAhはかなり魅力的。

でも、バッテリーは“当たり前に安全に使える”ことが最優先の部品です。だからこそ、容量が増えた事実と、長期で安心して使えるかは切り分けたいんですよね。

もしあなたが「電池が不満で変えたい」なら、改造に走る前に、まずは使い方・劣化状況・買い替えタイミングまで含めて、いったん整理してみるのがいちばん損しないと思います。

まとめ:iPhone 16 Pro Maxの“5,142mAh化”は面白いが、判断は慎重に

Wccftechによると、YouTuberのDirectorFengがiPhone 16 Pro Maxを5,142mAhのバッテリーへ換装し、元の4,685mAhから約+9.76%増やす改造を紹介しました。

ただし、改造バッテリーは長期信頼性が読みづらく、トラブル時のサポート面も含めて自己責任の範囲が大きいです。ロマンはあるけど、安心まで買えるとは限らない。ここが結論ですね。

ではまた!

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電池を盛るなら「万一に備える」ところまでがワンセットだと思っています。 改造そのものはロマンですが、バッテリーは「燃えない前提」で扱うものではありません。

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Source: Wccftech

※この記事は改造を推奨するものではありません。安全性・法令・保証(サポート)への影響など不確定要素が大きいため、内容は「話題の整理」と「判断材料の提示」にとどめています。